舞台裏 -101ページ目

仕込みの様子

みなさま、こんにちは。


日中、突然の夕立ちにビックリしたくまはちです。


暑さは夜も続きますので、佐沼夏祭りにお出かけの方は

熱中症にお気を付けください音譜




* * * * * * *




さてさて、時はさかのぼり、

仕込みの様子をお伝えしますね。





6月19日、

登米祝祭劇場小ホールにて始まった仕込み一日目の様子は、

6月20日のブログ にてご紹介しています。


今回は、6月20日、

仕込み二日目の様子をご紹介していきます。




  
小ホールに生木登場!




千秋楽まで生き生きと舞台に彩りを与えてもらうため、

栄養剤入りのお水を枝や葉っぱに吹きかけます。




  


  

  
「霧吹き娘」達が大活躍クローバー




  
各班に分かれて作業を進めて行きます。


  

  

  

舞台の手前におく色や素材を検討中…。

結果、緑のパンチカーペットのままで行くことになりました!




  


舞台正面を隠したり、照明を調整したり、パンチカーペットを貼ったり…

午前中の作業もあっという間に終了。




  

  
お昼ご飯は、劇場近くの「大番」さんへ。

仕込みの楽しみの一つですラーメン




  

戻って来てからM華ちゃんは霧吹き。

こまめにお世話をしてくれましたキラキラ




  

「単管娘」達が、パイプに暗幕を巻いていきます。

この後、枝を設置する際に活躍するのです。




  



  

固定した「木の幹」の上に、ジョイントを設置。

舞台側の幕も降ろします。




…とここで休憩。


K則さんからアイスの差し入れがありましたソフトクリーム

暑い中の作業なので、ありがたや~キラキラ

(ごちそうさまでした)




作業再開。






  



  

  

「木の幹」と2階ギャラリーの手すりをパイプで繋ぎ、

木の枝を設置して行きます。




  

演出に見てもらいながら、枝葉の角度を調整します。




  
N也さんの工具アレコレ。

重たそう…!




  
女性陣は、チラシの折り込みを行います。




  
差し入れでいただいたお菓子を休憩でいただきます。

グミやゼリーがうれしい…。


ご紹介しきれませんが、

いただいた差し入れからたくさんエネルギーを補給できました。

ありがとうございました!




「ミドリ先生」のお顔を照らす照明。

(怪談シーンですオバケ




  

星球をバトンに設置。

うっかり踏まないように要注意ですあせる




照明の調整が始まります。



  

  

  

  

  

  

  

  

劇場スタッフさんのお力を借りながら、

1シーン1シーン丁寧に作って行きます。

(H賀さん、いつもありがとうございます!)


照明のYさん、演出のK則さん、劇場スタッフのH賀さんが

試行錯誤を繰り返し、調整していく様子を

若手の人達もじっと見つめていました。




照らされるM華ちゃん。まぶしい~。



仕込み二日目終了!






続いて6月21日、

公演初日の朝も仕込みや音響照明の調整が続きます。




  
楽屋ではK子さんが、

役者の衣装のアイロンがけをしてくれていました。

ありがたや~。




H夢くんが2階ギャラリーから霧吹き中。




今回のスモークマシンの定位置は、舞台中央奥でした。




  

  
「木の幹」の根元を草で隠します。




  

「ミドリ先生」照明を木材と暗幕で隠したり、

星球を調整したり…




  
袖幕を下ろし、見切れないよう調整します。




  


  

音響の調整も行われます。


演出のK則さんから細かく指示が出され、

音響のAくんがレベルを調整し、記録して行きます。


各スタッフさん達はご飯を食べる間もなく

ゲネプロに向けて作業し続けます。


※ ゲネプロとは、本番同様の通し稽古の事です。




受付です。




  
舞台や客席をキレイにお掃除して、

パイプ椅子や座布団を並べて行きます。




  

  

  
ゲネプロ前に、衣装を着てのきっかけ確認を行いました。


M子ちゃんは最初のシーンで「7人目の中学生」として制服を着るため、

「ナナコ」のシーンも制服のままという貴重なショット!





ゲネプロ、そして19:00からの1公演目へと続くのでした。

(『舞台写真1~13』はゲネプロの様子を撮ったものです)



次回は「舞台装置」のご紹介をしたいと思います。



更新がゆっくりとなり、すみません汗

気長にお付き合いいただけるとうれしいです。




(くまはち)

公演アンケートのご紹介&DVD鑑賞会

みなさま、こんばんは。


いよいよ本格的に夏が始まりましたね。


来週は30℃越えの日々となりそうです。


水分&塩分をこまめに摂って、体調管理にご留意ください水




* * * * * * *


今回は「公演アンケート」について、ご紹介したいと思います。

公演後、お客様に書いていただいたA4アンケートの方で


「あなたの夏休みの思い出は?」


…というご質問をさせていただいたところ、

多くの方からご回答をいただきました。

こちらでご紹介させていただきますねえんぴつ

(順不同)



・最後の3日間で宿題をやっていた

・カブトムシを探して毎晩のように山歩きをした

・カブトムシ捕り

・飛行船を見ていた

・学校の水道の水を一杯飲んだ

・一日一日、全て

・近所の従弟とのイタズラ

・海水浴

・海での貝拾い

・きもだめし

・部活動

・17歳の時5人でバイクに乗り東北を一周

・花火大会

・大曲花火大会

・遊びすぎて九九が分からなくなった小学生の夏休み

・終わらない宿題

・最終日の宿題

・ラスト三日間の宿題

・夏休みの宿題をほとんど提出しなかったけど怒られなかった

・山を歩きとおして南三陸へ海水浴に行った

・プール

・プールに行って真っ黒になった

・一回も休まずにプールに行った

・釣り

・BBQ

・すいか

・相撲

・柔道部の練習

・七夕

・ラジオ体操(肝油をもらうのが楽しみだった)

・ドリームキッズの稽古

・遊園地

・遊び疲れて寝る

・虫取り

・川遊び

・水泳

・キャンプ

・ゴザの上で昼寝

・夏祭り

・山車を曳いて町内を回ったこと

・部落の旅行

・あなたの知らない世界

・こわいはなし

・登山

・祖父母の家

・林間学校

・夏の夕暮れの時に母と祖母が台所で食事の準備をしている時間

・子どもの元気な声

・本を何冊も積み上げて読んだ

・スイカを一人で食べた

・ザリガニ釣り

・駅伝練習

・絵日記

・水泳の練習が嫌でずる休み

・かき氷を友達3人で一気に17個食べたこと

・コカ・コーラとおにぎり

・沼の蓮を採り盆棚にあげる

・沖縄旅行

・北海道ツーリング

・盛岡のさんさ踊り

・ディズニーランドに家族で行った



みなさまの夏の思い出を教えて下さり、ありがとうございましたビックリマーク

「アゲハ」のように、「ナツヤスミ語辞典」を夢中になって

読んだような気持ちになれました。


そして…


お芝居の感想やご意見の一部も

ご紹介させていただきますね。


・1年振りの公演なので楽しみにしていた

・夏休み感が伝わってきた

・今年の夏が楽しみになった

・昔の夏休みを思い出した

・自分のナツヤスミ語辞典を探してみます

・照明のホタルが感動した
・このタイミングでまさかの演目だった
・生徒が元気で良かった

・照明・舞台装置など良かった

・私の真実も見つかりそうな気がした

・笑って泣けるストーリーだった

・こんなに面白いとは思わなかった

・段々ストーリーが分かって行き、おもしろかった

・若い人達の演技がパワフルで素晴らしかった

・中学生チームにたくさん笑わせられた

・カズコがずっと「ウラシマさん」呼びなのがさみしくて、胸がギュッとなった

・ヤンマは本当の中学生だと思った

・カニタニチームが出てくるだけで元気をもらえた

・風紀委員の子達にまた会いたい

・カニタニさん最高だったので友達になりたい

・「チーン」と鳴るところが楽しかった

・クサナギ先生の反応をみたいし、背後のメインストーリーも見たいしで、

 ずっとキョロキョロしていた

・クサナギ先生の演技が見逃せなかった

・「クサナギ先生だけを観る回」のチケットを買わなくちゃダメだった

・最後に破り捨てた合格通知が本物だったことが分かり、大笑いした

・人のよさそうな郵便屋さんに癒された

・N氏が登場するとホッとする

・ウラシマとアカネが良かった

・ウラシマを心の中で思い切り罵倒してしまった

・ムロマチの時折見せる寂しげな表情が良かった

・この劇でナナコが嫌いな人なんて、きっといない

・ミドリ先生は表情がコロコロと変わりキュートだった

・アオタ先生はいるだけで子ども達が爆笑だった

・アゲハの母、ヤンマの父のシーンは時間の流れが途切れることなく、

 見応えがあった

・私の玉手箱は開けずにいたい

・他人と共感する大切さや難しさ、共感してもらえることの幸せ…心に響いた

・音楽、大道具、小道具も最高だった

・スタッフのおもてなしが温かかった

・スタッフも生き生きとしていた

・最後はプレゼントの時計を渡せてよかった

・複雑なストーリーが絡み合い、おもしろかった

・2時間があっという間だった
・「人それぞれいろいろな見方があっていいんだよ」

 「自分がどう思うか、どうありたいかが大事」というメッセージを感じた



などなど…。



いただいたメッセージの1つ1つが

私たちの何よりのエネルギー源です金h肉


たくさんの「声」をお寄せいただき、本当にありがとうございました!




* * * * * * *




そして、7月15日(月)のDVD鑑賞会の様子もご紹介しますね。




市内某所に集合!




  

かつてない人数でのDVD鑑賞会でした。

久々の再会!という方もいて感激キラキラ





千秋楽の回を観ました。


照明や舞台装置が入って

真正面から通してみるのは初めてなので、

様々な発見がありました。


「カニタニ」チームの動きやシンクロ率の高さには大笑い。


「クサナギ先生、よく反応しているなー」


「アオタ先生ってあんなに包帯巻いていて、千本ノックできるのかな」


「駅長さん、衣装が背景と一体化していて白い手袋が歩いているようだ」


「H夢くん、早着替えお見事!」


「照明がキレイだった」


などなど、鑑賞会後も盛り上がりました。




  
びわなど、美味しいお土産をもらいました音譜





一年前に上演させていただいた、

「見果てぬ夢」のDVDを観たというNちゃん。


私の衣装と同じTシャツを持っていたとかで、

着て来てくれました。

本当だ!





こちらです。↑↑↑



看護師さんばかりスケッチする

変態画家の役でした。


同じTシャツなのに、Nちゃんが着るとキャワイイ…。

久々にスケッチブックを開きたくなりました。



それではみなさま、良い週末をお過ごしください。




(週末も更新したいと思っているくまはち)

公演総括④

みなさま、こんばんは。


公演から1ヶ月が経ちました。

世間は夏休みに突入しましたね。


学生の皆さんにとって、楽しい夏休みとなりますようにヒマワリ

受験生の皆さん、暑さに負けずがんばってくださいクローバー

すでに社会人ですという皆さん、それぞれの夏を満喫しましょう走る人




* * * * * * *


さてさて、7月13日(土)の稽古場の様子をご紹介しますね。




今回も盛りだくさんです。




  

  

  

  
音響効果を務めたAくん。


「見果てぬ夢」「おこんじょうるり」につづき、

今公演も舞台に音という彩りを与えてくれました。

役者の動きに合わせた繊細な作業が求められたとのこと。

(役者とシンクロしながら、音響操作をしていました!)

K野さんやITOさんの協力の元、音選びから関わりました。

自前のパソコンを使用することで、作業効率も上がり

公演ごとに進化していったそうです音譜


「稽古の様子をきちんと見てくれているので心強い」

「稽古の早い段階から音を出してくれていたので、良かった」

「今後は音探しからチャレンジしてみて欲しい」
「雑踏や鳥の鳴き声があると良かったというご意見をいただいた」

「役者にタイミングを合わせるのが大変そうだった」


熱心に稽古を見守り、大笑いしていたこともしばしばキラキラ

稽古が終わる度、H紀さんにエールを送っていたとか。




  

  

  


  

「サルサワ」役を務めたS貴ちゃん。


どんちょう初参加でしたが、「カニタニチーム」の一員として

お芝居を盛り上げてくれました。


「こんな子だっけ?」と自分でもビックリするほど、

お芝居を通して新しい一面を発見できたそうです。


チームみんなで役作りをしていくうちに

気が付くと「サルサワ」になっていたとのことかに座


「今回参加できてよかった」そうです。

(うれしいお言葉!)


「出会った頃の印象と違う。どっちが本当?!」

「3人の個性が豊かなのに、バランスが取れていて面白かった」

「練習で一生懸命やっていたから、それを舞台でも発揮できていた」

「動きを考えたり意欲がある」

「素晴らしい3人組だった」

「見ていて元気になれる」

「今後も経験を重ねてパワーアップして行くのが楽しみ」

「3人が出るたびに『今度は何をやらかすのか』と期待できた」



「カニタニ」役のA花ちゃんからもメッセージが届いていました。

「年下とは思えないほどしっかりしていた」

「動きが大きく、パワフルな中学生を演じる上で参考になった」
「表情がコロコロ変わりおもしろかった」

「アドリブでからむのもおもしろかった」


いつも笑顔で明るいS貴ちゃん。

またいつか共演できる日を楽しみにしています。




  


  

  
「アゲハ」役を務めた私。

(イメージ画像で失礼します)


まさか中学生役をやらせてもらえるとは…!でした。

歴代の「アゲハ」を務めた先輩方(K子さん&k代さん)の背中を追いかけつつ、

役作りに悩みながらも制服を着られて楽しかったです。


先輩方に見守っていただき、若手の方々にかわいがってもらいながら、

「アゲハ」になって行けたと思います。


「アゲハ」の制服を一から作って下さったJ子さん、

改めてありがとうございました!

背中を押してもらえました。


「くまはちちゃんだからこそのアゲハ」

「最初モヤモヤしていたけど、後半吹っ切れていた」

「アドリブのやり取りが楽しかった」

「お母さんとのシーンが好きだった」

「ちゃんとした女性役を初めてみた」

「幽霊に会いたいという気持ちがバシバシ伝わってきた」(←うれしい!)


今回客演して下さった「アゲハママ」役のA美さんからも

メッセージをいただきました!ママー!ありがとーキラキラ


「深夜のお寺巡り一緒に行く?」とメッセージを送ったら

「ん~…いけたらいく!」というスタンプが返って来ました。優しい…。




  


  

  


  

  

「カブト」役を務めたH恵さんカメラ


再演、再再演と2回目の「カブト」です!


前回は「カブト」を演じることに必死だったけど、

今回は周囲と関わりながら楽しむことができた。

新しい若い力と共に、今またこの役をやれて良かった。
公演が終わり、ロスが大きいとのこと。

「同級生役ができて楽しかった」
「動きを一緒に整理してくれた」
「制服が似合っていた」
「小道具の使い方などいろいろ提案してくれた」
「セリフや動きなどさすがだった」
「三者三様のカブトチームを引っ張ってくれた」
「クサナギとのやり取りが好きだった」
「相談に乗ってくれる、心強い存在」
「前回より『カブト』の想いがリアルに伝わった」
「いきおいだけでなく、年頃の女の子の深みが出ていた」
「仲間と元気に走り回る『カブト』が可愛く思えた」
「時を経て、役への思いが変わっていくのがみえた」
「『ウラシマ』とお互いの気持ちを伏せながら会話するところが、自然で好きだった」
「『ムロマチ』とのシーンが良かった」
「『ミドリ先生』から見て、愛おしい生徒だった」
「H恵さんだからこそできた『カブト』」

1場の後、「ミドリ先生」から「カブト」も居残りさせられ、
夏休みの計画表を書かされていそう…!

「カブト」のアルバムが完成したら、見てみたいです。



  

  

  

  

スーパー代役の異名を持つ「M華」ちゃん。


演劇は幼い頃観ただけとのことですが、

今回は代役や裏方でのサポートなど大活躍してくれましたニコニコ


「相手役が戸惑わないよう、なるべく本役に忠実に」と
代役にもかかわらず、セリフと動きを入れて来てくれたのには
演出を始め一同ビックリしました!

役者の特徴、声色、セリフの抑揚までもそっくりでした。

稽古への参加率も良く、一生懸命見守ってくれていた
M華ちゃんだからこそできることだと思います。

またぜひ一緒にお芝居作りをしましょう!



  

  

  

  
「ナナコ」役を務めたM子ちゃん。

「ウラシマ」への隠していた想いが爆発した事が

このストーリーの始まりであり、やりがいのある役だった、


基本的に明るいキャラクターなので、楽しいところは楽しく、

後半は感情が爆発しないよう気をつけて、

メリハリをきちんと出すことを意識したとのこと。


「カブト」と一緒に行動するうち、次第に好意を抱くようになった。

救いのなかったように思えた「ナナコ」でしたが、

現世に戻ってくることで「ウラシマ」に本当の気持ちを伝えられたこと、

また、「カブト」親子と触れ合えたことで救われた気がしたそうです。



「一見軽薄に見えながら、正面で向かい合いすぎず奥にある本音を表現できていた」

「複雑な二面性を持つ役を、立体的かつ的確に描いてくれた」

「『あんな時計2つも買えないよ』のシーンで笑いを取れたのは、

 『ナナコ』の積み重ねがあったから。

「稽古の早い段階から気持ちが入っていた」

「今までの役を活かしながら、深みを増して行くのを見るのが楽しかった」

「M子ちゃん、また一皮むけた」

「観客を引きつけ、思わず感情移入してしまう『ナナコ』だった」

「出してくるものがおもしろかった」

「『時計よ』の一言に存在感があり、『ナナコ』を作り上げてきた努力が出ていた」



1場ではM子ちゃんも「7人目の中学生」として登場していましたラブラブ

図書室のシーンで「アオタ」が登場した時、「先生?」と話しかけてくれたり、

「この世界で呼吸するのを楽しんでいる」のがとても伝わりました。




  

  

  

  

  

  
「ウラシマ」役を務めたN也さん。


20数年前の初演でも「ウラシマ」を演じました。

「『ウラシマ』があまりに軽薄な人物で、『ナナコ』との関係性など

 何を考えているのか私の理解を超える」とのこと。(確かに…)


あまり入り込みすぎないよう、ひょうひょう&淡々と演じ、

「おまえ、何を考えているんだよ」と思われるような「ウラシマ」を心がけたそうです。


下手(しもて)⇔上手(かみて)の動きだけでなく、

舞台の前後の動きを意識するのが自分の課題とのこと。


「ムロマチ」に向かって、2回目の「やあ、久しぶり!」を言った時

お客さんから笑いを取れたので「やった!」と思えたそうですキラキラ



「カブトに正体を明かさず終わるのが切なかった」

「今回の作品に登場する男性陣は、あえて平面的に描かれている気がする。」

「ここ一番のシーンできちんと人間くさく、微妙な距離感を保ちながら的確に描いてくれた」

「今回の役作りがとても好きだった」

「『なぜウラシマとムロマチは夫婦になったのか話し合う時間があり、役への理解につながった」

「ひょうひょうとしている土台があったからこそ、『ウラシマ』の想いが見えた」

「初演で演じた『ウラシマ』より、今回の方が好きだった」

「微妙な心情をうまいさじ加減で描いていた」

「3人の女性(ムロマチ・ナナコ・カブト)を引き立たせるには最高だった」



プールでのシーンでは「変質者」に思えた人が実は「幽霊」で、

さらに「カブト」の父親だと分かって行くところは

見所の一つだったと思います。


それにしても「2個も買えないよー」と「ナナコ」に言うところは、

稽古で聞くたび、本当にガックリしました。

「ナナコ」の耳に届いていないといいな。

 



  

  

  

  

  

「ムロマチ」役を務めたK子さん。


初演では「アゲハ」、再演、再再演では「ムロマチ」を演じました。


前回よりも「ムロマチ」のいろんな想いが見え、向き合うことができた。

自分というフィルターを通して表現するのが難しく、
演出の演技指導をもらいながら、取り組んだ。

腕時計が愛おしかった、とのことです。
(腕時計を撫でていたのは無意識だったそう)



「『ナナコ』との再現シーンはあるのに、『ウラシマ』との生前の関係が
 脚本に描かれておらず、難しい役だったと思う」
「楽しく共演できた」
「時計を渡すところや『ウラシマ』が去った後、セリフはないものの
  感情の流れや表情が一本でつながるかどうかがポイントだった」
「前回に比べて『ムロマチの心情』『ウラシマとの関係』がクリアだった」
「15年振りに再会した『夫婦』の愛を描くことができた」
「助演出として、若手とのパイプ役も務めてくれてありがたかった」
「K子さんのアドバイスのおかげで、吹っ切れた役者が多かった」
「今回『ムロマチ』の人間性や女性らしさが出ていた」
「カメラマンチームで見せる顔、『カブト』『ウラシマ』と話す時に見せる
 ふとした瞬間の表情や仕草など、とても細かく表現していた」

あの鈍い「ウラシマ」との馴れ初めなど気になりました。
(「ムロマチ」の方が強そう…」




  


  

  
H恵さんのお友だちから、熱い感想をいただき

みんなで共有させていただきました。


舞台上で語られていない部分まで読み取って下さっていて

一同感激しました。ありがとうございました!



公演総括は今回で終了となります。

長くなってしまいましたが、お付き合い下さりありがとうございました。



次回はアンケート&上映会の様子をご紹介したいと思います。



(くまはち)

舞台写真その13

みなさま、こんばんは。


今日は蒸し暑い一日でしたね。


食欲が落ちるかと思いきやそうでもなく…。


しっかり食べて、水分補給して

夏を乗り切るどー!




* * * * * * *  




さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。


【舞台写真その13】




  


  


  


  


  


  


  


  



  




  


  



  


  


  


  


  



  


  


  


  


  


  


  


  


  



 

…幕…


* * * * * * * 




【振り返り】




・「カブト」と「ウラシマ」は二人で「ナナコ」を探します。

 学校へ戻ってきたところで「般若のような顔をした」「口裂け女」が

 向かってきたと「カブト」。

 その正体は、行方不明の「カブト」や「アゲハ」を必死に探していた「ミドリ先生」でした。


・「ウラシマ」から「カブト」を守ろうと必死の「ミドリ先生」。

 「とりつくなら私にとりつきなさい、さあ!」は、お客様にもウケていましたキラキラ

 生徒思いな「ミドリ先生」の、おびえながらも身体を張った必死の攻防。
 真剣なシーンに別の真剣さが交差して、化学反応を起こしていました。


・「ウラシマ」から、事故直後に立ち上がり、辺りを見回していたことを確認する「カブト」。

 先ほど事故現場から離れる際、「ウラシマ」が立っていた場所に向かって

 シャッターを切っていたのでした。

 昔「ウラシマ」自身が愛用し、「ウラシマ」の死後も

 母「ムロマチ」がずっと大切にしていたそのカメラで。


・「クサナギ」への手紙に同封されていたのは、その時の写真。

 そこには「ウラシマ」の姿がおさめられていたのです。


・今夜、銀河鉄道に乗って天上に帰るという「ウラシマ」。

 「さようなら、カズコ」と呼びかけます。

 「カブト」はどんな気持ちだったのでしょう…。

 「カブト」も「ウラシマさん」以外の言葉で呼びかけたかったろうな…。

 互いに核心に触れることなく別れます。


・今夜の列車で天上に帰ることを知ってもなお、

 「ウラシマ」との対峙を避けようとする「ムロマチ」。

 「アヅチ」「モモヤマ」が背中を押します。


・浮気ではなく、自分へのクリスマスプレゼントを買うために

 「ナナコ」が協力してくれていたこと、

 その直後に2人で事故に遭ってしまったこと、

 「ナナコ」が腕時計を天国に持って来てしまい、

 どうしても渡したかったから無理に戻って来たこと、

 それなのに「ナナコ」が持ち逃げしてしまったこと、

 これまでのことを「ウラシマ」から聞く「ムロマチ」。

 15年経ってから真実を知ることになるとは、なんとも複雑ですよね。

 

・時計を持って「ナナコ」が登場。

 「ナナコ」がんばれー!と、思わず応援してしまいます。


・時計を受け取り、「ムロマチ」も自分の腕時計を外して「ウラシマ」に渡します。

 「ウラシマ」の腕時計を15年間付けていたのです。

 「乙姫様の気持ちが分かった」、と独白する「ムロマチ」。

 写真はなくとも、カメラや腕時計を寄り処に

 ずっと「ウラシマ」が帰って来るのを待ち続けていたのです。


・「クサナギ先生」、号泣。


・「ウラシマ」「ナナコ」(…と、多分他にも大勢)を天上に帰すための

 「銀河鉄道」がやって来ます。

 「ムロマチ」を始めとした大人達、

 「ヤンマ」「アゲハ」「カニタニチーム」の中学生達も駆けつけます。


・仲良しグループの中でもあまり前に出ることなく、

 夏休みの予定表を真っ白なまま提出したり、

 冬の桜の木を緑色に塗るなど、独特の感性を持つ「カブト」。
 (「クサナギ」は「カブトには僕らに見えないものが見えたんだ」と寄り添います)

 中学2年生の夏休み、「ウラシマ」や「ナナコ」との出会いを通して、

 「カブト」はどんな真実をつかまえることができたのかな?
 

・母からカメラを譲り受けた「カブト」は、アルバムを作ることを決意します。

 最初のページに貼るのは、「ウラシマ」の写真です。


・「クサナギ」もまた、教え子たちからの手紙を通して、

 自らの夢に対する熱い気持ちを取り戻します。

 「玉手箱を開けてはいけない」「夏休みを自分の手で終わらせちゃいけない」と

 採用通知を破り捨てます。


・ちなみにこの採用通知、M貴ちゃんが本物っぽく作成してくれたもの!

 終演後お客様が拾われ、大笑いされたとかキラキラ

 後日、ご紹介しますね。


・夏休みの数日間を描いた物語でした。

 「ヤンマ」のその後がとっても気になります。

 楽しい夏休みになっているといいな。


・M華ちゃんにも大きな拍手を送りたいです。




舞台写真、今回が最終回です。

ボリュームたっぷりになりましたが、お付き合いいただきありがとうございます。


今後は


公演総括の様子&上映会、

アンケートのご紹介、

仕込みの様子、

舞台装置、

小道具アレコレ、

公演前後アレコレ、

打ち上げの様子、


などご紹介していきたいと思います。


7月中に終わるかな?


気長に見守っていただけるとうれしいですニコニコ




(くまはち)

舞台写真その12

みなさま、こんばんは。


「いだてん」、ご覧になっていますか?


昨日もグッと涙をこらえながら観ていました。


大河ドラマをこれだけ一生懸命観ているのは久々かも。




* * * * * * *  




さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。



【舞台写真その12】




  


  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  


  

  

  

  

* * * * * * * 


【振り返り】



・「乙姫様はどうして玉手箱を浦島太郎に渡したのだろう」
 「玉手箱を開けずに戻ってきたら、竜宮城の門を開けるだろうか」

 「ムロマチ」の独白から始まります。
 「ムロマチ」にとっての「玉手箱」とは?…という分析も行われました。

 
 知らない女性と二人で事故死してしまった「夫」が、

 ある日突然別れた日の姿のまま戻ってきたという戸惑い。

 「乙姫様」になぞらえて、「ムロマチ」の悲しみが語られています。


・「アヅチ」「モモヤマ」登場。

 「カブト」と「ナナコ」が一緒にどこかへ行ってしまい、「アゲハ」も行方不明。

 探すのを手伝って欲しいと学校から言われたことを伝えます。

 (「ヤンマ」のその後も気になるところ)


・「カニタニ」チーム登場。

 図書館の片づけを「ミドリ先生」から頼まれたものの、

 帰ろうとしていました。(元々は「ヤンマ」達がやるはずでした。)


・そこへ「ナツヤスミ語辞典」を抱えて「アゲハ」登場。

 図書室で「ナナコ」から勧められたこの本が気になり、

 朝から図書室にこもって読んでいたとのこと。


・「ナツヤスミ語辞典」は、

 夏休みに関することを頭に思い浮かべながら開くと、

 その光景が立体的に映るすごい本でした。

 しかも、いくら読んでも読み終わらない、終わりのない本。

 まるで理想の「夏休み」そのものです。


・「アゲハ」が10時間もの間、夢中になったのも分かります。

 

・「カニタニ」チーム、「ナツヤスミ語辞典」を体験!
 「カニタニ」は「おばあちゃんの田舎で見たホタル」

 「サルサワ」は「隅田川の花火大会」…

 稽古場では音響効果に背中を押してもらいましたが、

 公演本番は照明効果も加わって、役者もノリノリでした。

 とどめは「ウスイケ」の「幽霊」。やはりこの子、ただものではない…。

・「ナナコ」登場。
 「カニタニ」から腕時計を奪還すべく、一芝居を打ちます。

 この時の「ナナコ」の悪い顔と、「カニタニ」の不安そうな顔が大好きです。


・そして騙されたと気が付いた時の「カニタニ」は反撃開始。

 本当に指をポキポキ鳴らしていました。

 北斗神拳が炸裂し、なぜか自身が炸裂。続いて「サルサワ」「ウスイケ」も。自爆?

 「ナナコ」を追いかけます。


・実はこの「ナツヤスミ語辞典」、天国の図書館で「ナナコ」が借りたものでした。
 「ちょうだい」という「アゲハ」に、

 「あなたはいらないでしょう?あなたはもう持っているんだから」

 「夏休みの真っ最中のくせに」とほほ笑んで立ち去ります。





舞台写真その13へ続きます。


「舞台写真」、いよいよ次回で最終回です!(たぶん!)




(くまはち)