レストランドンブランコ 日本国民ラテン化計画 -59ページ目

The Premium テキーラ


70c70559.jpg 今『Premium』が脚光を浴びている。
清涼飲料水にせよ、ビールにせよ「ちょっぴり高級志向」が盛り上がる中、NEW YORK LOWER  EAST SIDEのエグゼクティブBARやハリウッドのセレブを中心に、普通のテキーラよりも更に原料アガベアスールのみを使用した、いわゆる高級なテキーラを楽しむ事がお洒落になりつつある。
Premiumとは「品質が良い、高価な」という意味。テキーラの世界にもPremiumと呼ばれる100%のアガベを使用したピュアなテキーラが存在する。
普通のテキーラと比べて圧倒的にまろやか、かつ濃厚な風味が特徴で、口当たりもやわらかく、テキーラ独特の強い草の香りも楽しめる。
不純物が少ないことから悪酔いをしにくいのもプレミアムならでは。
しかし非常に高価で手に入りにくい品物になっている。
理由はPremiumテキーラは非常に輸入数が少ないからだ。

通常テキーラは100%のアガベ(竜舌蘭)を使用せず、アガベのほかにサトウキビ等の糖分を使用して作られる物が多い。それは8年間かけて栽培するアガベを100%使うよりも他の糖分をMixするほうが時間とコストが掛からず、メキシコ政府の基準で最低51%以上のアガベが使用されているものであれば「テキーラ」という名称を使用することが出来るからだ。
その為コストが低い通常のテキーラは輸出用に作られ、100%Premiumテキーラは国内で消費される。
そんな背景から日本では20000~30000円で取引され日本で飲める店は少ないのだ。

モレネグロ

40e5fc23.jpg メキシコでは、お祝いの席で必ずといって良いほど出るモレ。日本料理には絶対無い不思議な味がします。万人好みの旨さとは言いませんが、コアなファンが根強く存在するモレ!何十種類ものスパイスと唐辛子を石臼で擂り、モレの主役になるチョコレートとトマトや玉ねぎ等の野菜を入れ一日かけて贅沢に煮込んだソースです。

変わった味!というのが初印象だとは思いますが、メキシコ上級者にとっては懐かしい味なのでは・・・

プレミアム蒸留酒の農園訪問

384fb681.jpg メキシコシティーから車で約11時間。ハリスコ州にある大都市、グァダラハラまで延々と走り続ける。そこからテキーラ村まで更に一時間走る。そう、名前の通り、この村で取られたアガベアスールを原材料とした蒸留酒が私の求めていた本場プレミアム品なのです!この土地以外で作られた蒸留酒はメスカルと呼ばれ、テキーラと名乗ることができません(厳密には政府に認可された土地が5箇所)。農園までの砂利道をトラックの荷台に乗って移動する私たち!

最高級テキーラの原料、ブルーアガベ(竜舌蘭)。よく肥えた畑で育てられているブルーアガベは名前の通り、緑というより青に近い色をしている。このブルーアガベは植えられて8年ほどで収穫される。

ブルーアガベの葉を落とした中心部分、ピニャを使ってテキーラを造る。このピニャ、重さにして数キロから数十キロもあるのでとにかく重い。小さいのをひとつ持ち上げるにも非力な私には一苦労である。 このピニャを石釜でじっくりと蒸しあげる。実はこのピニャ、お土産にと農園のセニョールに持たされたが、非常に重いし、飛行機に乗せて日本まで持ってくるのはどうかと思い、申し訳ないがホテルの部屋に置いてきました・・・ごめんなさい!

蒸しあがったピニャを試食させてもらった。甘い味がして、さとうきびをかじってるような感じだが、決して美味しくはなく、大量のハエが集っていたので衛生的にどうかと思いましたが体を張って食べさせて頂きました(笑)

蒸されたピニャは石臼ですり潰す。この石は馬が曳くのだが、この日はお休みだったらしく、馬達はアガベ畑をのんびりとお散歩中。馬の代わりに犬がポーズをとってくれました。

すったピニャを発酵させる。酸っぱいような腐ったような臭いがして、ハエも凄い。既に試食する勇気は全く無し。こんなものからお酒が出来るなんて信じられないぐらいの代物。

良く言ってアンティーク調、悪く言って古臭い蒸留機でアルコール度を高める。こんな装置で私を楽しくさせてくれる魔法の液体が出来るのか!

そして出来たお酒はアルコール度数が50度もある・・・これがまた、うんめぇ~んだ!!!

コチニータ ピピル レシピ

427d5e4b.jpg 豚肉のアショテソース

オレンジで煮込んだ豚肉の甘い料理

----------------- 材料 -----------------
豚腿肉・・・・・・・・・・・500g
玉ねぎ・・・・・・・・・・1個
オレンジジュース・・・・・・2カップ
穀物酢・・・・・・・・・・・・・・少々
アショテ・・・・・・・・・・・・・・・100g
トルティージャス・・・・・・・4~5枚
塩・・・・・・・・・・・・・・・少々
フリホレス・・・・・・・・・・・200g

----------------- 作り方 -----------------
① アショテとオレンジジュースをミキサーにかける
② ①、豚肉、塩を圧力釜に入れて火にかけて肉が柔らなくなるまで煮込む
③ ②を手で細かく裂く
④ トスターダス(トルティージャを揚げたもの)の上にフリホレスを薄く塗り、上に③をのせる
⑤ 玉ねぎを2ミリの輪切りに、酢に漬け込んだものをのせる

*バナナの葉に包んで蒸すのが本格的メキシコスタイルです!

ARFOR-REVOLUCION アルフォール・レヴォルシオン

8bbefa06.jpg100%ブルーアガベから蒸留されたアルコール度50%の食後酒。そのドライな味わいとクリアーさは専門家に絶賛される程。他のブランコテキーラとの差別化を図るため、アルフォールというネーミングにされました。
海外に輸出されていないため、メキシコ国内でのみ購入可能なテキーラと言われていましたが、現在メキシコ国内でもなかなかお見かけしません!!!

現在、空瓶だけを大切に取っておいて眺めている状態・・・

■サブマリーナ

aead3267.jpg サブマリーナとはビールとテキーラのカクテルの事。
しかしそれだけではない!ビールジョッキ内にテキーラを沈めて楽しむ・・・本場スタイルの楽しみ方なのだ!
ビールに沈んだショットグラスから、テキーラが溶け出し、一口ごとにどんどんビールの渋みがテキーラの甘みに変わっていく・・・まさにビールとテキーラの粋なコラボレーション!
ジョッキとカバジートがぶつかるカランカランと澄んだ音色がサブマリンの美味さを引き立ててくれる事間違いなし!
① CABALLITO(カバジート)とビールジョッキを用意する。
② カバジートにストレートテキーラを注ぎ、その上からビールジョッキを被せる。
③ それをそのまま逆さにして、ジョッキにビールを注ぐ。
通な呑み方でちょっぴり魅せてみてはいかが

チレってなぁに?

acdacc87.jpg 日本でも最近、アバネロ(ハバネロ)などを使った激辛スナック等が発売され、辛いものを抵抗無く食べる人が増えましたが、メキシコといえばチレの本場。本当に数え切れないぐらい色々なチレがあります。
チレと言っても、辛いだけではなく苦味を持ったものや甘みのあるもの、そして煮込むことによって良い香りが出るもの・・・などがあります。
チレ初心者の私にはエラそうに語れる程の知識は御座いませんが、辛いものブームって事で特集をしてみました。間違っていたらご指摘願いますね!

チレとは唐辛子の事。
原産国はアメリカで、メキシコでは何千年も前から食されてきたと言われています。 日本では鷹のツメなど赤くて小さい唐辛子が知られていますが、メキシコでは生のもの、乾燥させたもの、スモークされたものなど様々な種類があり、大きさも大きいものなら10センチを超えるものもあり、小さいものはわずか2センチ程のものまであります。
メキシコ料理では料理の種類によって、苦いチレ、甘いチレ、旨みの出るチレ、等を使い分けます。
又、チレの調理方法も炒るだけではなく、蒸したり、焦がしたり、焼いたりします。

アバネロは、メキシコのユカタン半島が原産とされ、世界一辛いと言われているトウガラシ(チレ)です。辛さの度合いには、スコヴィルという単位が使われますが、辛味は、300,000スコヴィル程度。これは、ハラペーニョの約80倍、タバスコの約10倍の辛さに当ります。“Red Savina Habanero”は、“The world’s hottest spice”としてギネスに公認されておりその記録は577,000スコヴィルです。
「世界一辛い」と言われることから、一部の激辛マニアには珍重されているハバネロですが、まだ一般的に日本人には馴染みがありません。品種によるトウガラシの味の違いには、スコヴィルの数値だけでは単純に比較できない要素もあり、アバネロの辛味は、日本の一般的な赤とうがらしやハラペーニョとも異なる独特のものとされています。ただ辛いだけではなくフルーティな香りをもつのも特徴で、攻撃的な辛味のあとに芳しい香りが残る魅力的な香辛料です。

サルサメヒカーナ レシピ

87ca8af4.jpg メキシコ料理の基本!何にでも使えるトマトのサルサ。

----------------- 材料 -----------------
トマト・・・・・・・・・・・2個
にんにく・・・・・・・・・1片
玉ねぎ・・・・・・・・・1/4個
コリアンダー・・・・・・適量
唐辛子(小)・・・・・・1/2本
塩・・・・・・・・・・・・・・少々

----------------- 作り方 -----------------
① トマトをみじん切りにする
② 玉ねぎ、にんにく、コリアンダーをみじん切りにする
③ 材料をすべて混ぜて冷蔵庫で寝かせる

カクテルとはメキシコで始まった言葉です

9271f95f.jpg ユカタン半島の北西部にカンペーチェという港町では、18世紀には周辺の熱帯雨林で伐採された高価な木をイギリスの帆船で欧州に向けて積み出す基地として賑わっていました。イギリス船の船員達が停泊中くつろぐ居酒屋(タベルナ)で、そこでは地酒、ロン(ron)が水や果汁割りで飲まれていました。ある日のこと、町の一軒の居酒屋でミックスするのに木の匙の代わりに細い、つるりとした草の根っこが用いられていました。目ざとくそれに気付いた船乗りがその棒は何かと質問したところ、バーテンダーから “COLA DE GALLO"( スペイン語で鶏の尾の意味)と呼ばれるこの地域に特有な植物の根との答えが返って来ました。 イギリス人船員は英語に直すと“COCKTAIL"と言うことかと憶え、以後彼等が注文する際には面白がってCOCKTAILと言って注文するようになりました。このミックス・ドリンクの新しい呼び方はイギリス人船員によって先ず英国諸島の港に伝わり、次いで北アメリカの植民地に逆輸出され、その後英国船が世界を巡るに連れてこの呼び方は全世界に広まりました。やがてコクテルという呼び方は酒を混ぜること自体を指して使われるように変化したと言う事です。  
【注】日本メキシコアミーゴ会記事から略用しました!

メキシコ旅行企画発表!

2e053140.jpg またまた、ドンブランコの店員は、店を休んでメキシコに食材などを買付けと、ドンブランコ直営農場(グアダラハラ)のアガベアスールを収穫し、オリジナル蒸留酒を蒸留し日本へ持ってくる仕事を計画していましたが・・・・・アガベの収穫ついでにお客さんと観光もしてしまうという企画をたててしまいました。

●みどころ:アガベの収穫と蒸留作業通して本物の味を知る!がメインですが・・・・

メキシコは西暦1521年まで先住民族「インディヘナ」によって支配され、その後スペイン人たちの支配下、長い植民地時代がはじまります。その後1810年の独立後、メキシコという国が生まれ、1910年の革命の後、近代、現代へと移り変わります。メキシコの独立、革命史を「インデペンデスロード」と呼ばれる道を進みながら、記録を辿ることができます。またスペイン植民地時代、栄華を支えてきた農場の大地主たちが残した荘園ーアシエンダー。広大な土地に忽然と現れる荘園を改造し、宿泊施設にしたホテルに宿泊します。他ではあまり見られない荘園のホテル、敷地内に見られる中庭や礼拝堂など、当時の栄華と繁栄を実際に宿泊し、当時を偲びます。
世界遺産に指定されている古都、グアナフアト、ケレタロ、グアダラハラ、テオティワカンと日程では三つ以上の世界遺産を見学します。

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