アマラントスで打ち合せ @銀座
「色あせることのない花」を意味する店名のアマラントス
その華やかな空間と料理の美意識の高さに感動せずにいられない
バカラのお皿が煌びやかなカウンター席も素敵ですが、
今回は6名で本物のダイアモンドが鏤められた優美な個室で、宮崎慎太郎シェフの繊細な細工が施されたフランス料理を五感で楽しみました
今回のメンバーとは、私達が大好きなワイナリーに収穫に行く段取りを決める打ち合せ
これでバッチリ用意万端で出発できそうです
総合的に美しいアミューズは、左からフォアグラ、枝豆、ミル貝、クグロフ
一段高いお皿には香り高く味わい深い鮎
20年のシュール・リー熟成を経て2020年デゴルジェ、メイラード反応も加わりプリンのキャラメルや蜂蜜風味の芳醇さや旨味が凄い
ティエノ・キュヴェ・アラン・ティエノ・ヴィノテーク1999
赤雲丹
ワインリストから注文したバンジャマン・ルルー
サントーバン・プルミエ・クリュ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シアン2015
モンラッシェと地続きの丘の上にある「犬の牙の囲い」畑は、石灰岩が剥き出しなのでミネラル感が強く、太陽の年2015の完熟した果実味をミネラルが覆い隠すほど
最後のアミューズはトウモロコシ
オマールブルー、ズッキーニ、ポーランドのキャビア
麗しい外観と味わいのバランスの良さは、まさに芸術作品
オート・コートに住む偉大なダヴィッド・デュバン
クロ・ド・ラ・ロッシュ2016、全房発酵によるスパイスや花の香りに加え旨味たっぷりの果実味が味わい深い
伊良湖黒牛のフリットにジャガイモとオーストラリアの香り高い黒トリュフ
フリットにした香ばしい食感や妖艶なトリュフとむっちりとしたいもの組み合わせが凄い
ワインリストからドメーヌ・ベルナール・モロ
シャサーニュ・モンラッシェ2018は、クロ・ド・ラ・ロッシュと黒牛フリットの後なので、とてもシンプルに感じられた(55000円にしては)
尾長鯛のブイヤベース、リゾット
見目麗しい外観もお味も素晴らしい
ドメーヌ・アルマン・ルソー2008のプチ水平
シャンベルタン、ルソーの区画は表土が薄いので筋肉質で長寿
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズの区画は表土が厚いので果実味のボリュームはあるが早飲みタイプで繊細
また、シャンベルタン区画はラトリシエール・シャンベルタンの横にあり、グリザール谷からの冷風を受けて引き締まったブドウから造るから果皮が厚いので色濃く渋みも豊かだ
2008は10月に収穫したので、特に果実味を覆うほど渋みが強い
クロ・ド・ベーズはガーネット色でタンニンが溶け込み複雑味があった
銀の鴨、クレソン、藁
鴨も付け合わせの野菜も全てファンシーという言葉がピッタリ
プラム、澳オリーブオイル
メレンゲ、抹茶、ブルーベリー
個室の壁に鏤められたダイヤモンド
宮崎シェフ、ご馳走さまでした
ウェビナーのワイン
日本ワインブドウ栽培協会が主催するピノ・ノワール品種ウェビナー(試飲付き)
100mlの脱酸素ボトル入りのピノ・ノワールが6本自宅に届いた
気候変動下で造り手たちが語るピノ・ノワールの現在と未来がテーマのウェビナーでは、ブドウ畑で実際に栽培しワイン造りに奮闘している生産者のお話が自宅で聞けるのが嬉しい
長野県ファンキーシャトー、広島県三次ワイナリー、大分県安心院ワイン
ド・モンティーユ北海道は栽培長が登場し、試飲にはブルゴーニュのドメーヌ・ド・モンティーユやドイツとも比較できる
何か特別に面白い話があればブログに書きたいと思います
8月初旬には日本ソムリエ協会のロゼのウェビナーがあり、テーマは「ロゼがなぜ流行しているか」
白赤どっちつかずの中途半端でカジュアルなロゼワインではあるが、産地、品種、造り方の違いによって種類が多く様々な料理に合わせやすい
黒ブドウから造るので多少渋みもあるため、肉料理にも魚料理にも共通の風味があれば合うところは、オレンジワインのようだ
ブラインドで飲んでみると、色の濃さと香りで個性があり魅力的だが、ボルドー・ロゼは特徴が無くてシンプル
森覚ソムリエはバランスの良さと洗練したボディが料理にオールマイティに何とも合わせやすいと言っていた
マリサネ・ロゼ、タヴェル、コート・ド・プロヴァンス、ヴァンドール・ロゼ、ロゼ・ダンジュとフランスのロゼが勢揃いしてお勉強になりました
私の場合、先日の午後六本木ヒルズのバーで飲んだコート・ド・プロヴァンス・ロゼと、フレンチフライが美味しくて楽しかったです
Y d'or イドル @代官山
1年前の2024年8月30日にオープンしたイドル
代官山のフレンチ「サンプリシテ」跡に、青山の元「ランタンポレル」シェフを4年半務めた金川大輝氏が独立開業した
ランタンポレルでは気働きのある古賀支配人のサービスがあったので、ワインと共に料理をエレガントに楽しめましたが、ワインを飲むお客が非常に少ないというイドルでは、、、
お茶やジュースを飲みながらフランス料理は厳しいと思うが、アルコール嫌いでは仕方が無い
ワインをあまり飲めないYMさんと一緒なので、グラスでワインを頼みましたが、広域AOCブルゴーニュでもコラヴァンを利用するほどで
ワインがグラスに注がれるを待つ間に料理が冷めるのは辛い
マトンのコンソメ、鹿のタンのブルゴーニュ風煮込み、ランド産仔鳩のロティは個人的に苦手でしたが、他は美味しかったです