奥山久美子の美と健康のワインライフ
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秘蔵ワイン会は La Tâche再び @Tani

ドクターJeanの地下セラーで長年眠っていたラ・ターシュ1988年を昨年飲んだ時に、果実味がへたって風味が抜けきりザラつくタンニンが残骸のようで残念でした

古酒は本当にリスキーですね

そこで、同じヴィンテージのラ・ターシュを飲もうという会になり、こちらの状態もイマイチのようで多分ダメと予想したJeanは絶対大丈夫な1999年のロマネ・サン・ヴィヴァンも持ち込みました

参加メンバーは各1本持参、クスダ・リースリング(NZ)はJeanがお店で注文したもの

 

褐色を呈した今回のラ・ターシュは酸化のニュアンスが強く、苦味が尋常ではなかったので私は飲めませんでしたが、Jeanは数十年間セラーに置いた愛着なのか飲んでいました

 

料理愛溢れる谷シェフの一皿一皿はどれも丁寧に調理されて素晴らしかった

桜海老とモッツアレッラ入りのグジェールの芳ばしさは、シャンパーニュのクリスタル2015とも調和していた

 

ルイ・ロデレールが造るコトー・シャンプノワ「カミーユ」は、メニル・シュール・オジェ村にある0.55haの畑「ヴォリヴァール」のシャルドネを用いて、砂岩製アンフォラ、ステンレスタンク、新樽でシュールリー熟成したという

カミーユはF.ルゾー氏の曾祖母へのオマージュ

近年はシャンパーニュ地方で造る白ワインがコート・ドールのような複雑性やストラクチャーのあるものが現れてきているが、このカミーユが表現する繊細なミネラルが詰まった果実味や多層的な味わいは卓越していた

 

ツィアアイゼン・ヤスピス・グートエーデル10の4乗

ドイツ語読みには苦労する。バーデン州のコシュ・デュリと言われているようだが、確かに凄いワインだった

グートエーデルはスイスワインのシャスラとして飲むことはあるが、生産量が少ないせいで高額なわりには軽快なタイプばかり

ところが、10の4乗(1ha当たり1万本以上の密植)畑、ジュラ紀石灰岩のシレックス(ヤスピス)が多く含まれる区画とのことで、硬質なミネラル感と香ばしさ(ポップコーン的)とヘーゼルナッツのようなコクがある

凝縮度の高い緻密なストラクチャーと風味は、コシュ・デュリのムルソーを思い起こした

 

ホタテ貝、甘海老、雲丹、キャビアを、新玉葱とグリーンピースの甘味と清々しい味付けで

 

ボルドー産ホワイトアスパラガス、オランデーズ風

 

ヴジョ・プルミエ・クリュ、ル・クロ・ブラン・ド・ヴジョ2020

ドメーヌ・ド・ラ・ヴジュレ所有のモノポールで、ヴジョ村で僅かに造られる白ワイン

アランがブラインドで出し、アペラシオンを皆に聞いたのだけれど、コート・ド・ニュイとは誰も思わなかったほどのフィネスや芳醇な風味があった

 

京都丹波黒鶏の濃厚なフラン、モリーユ茸の濃密な旨味も見事だ

 

天然ヒラスズキのポワレ、空豆の風味とほっくり感と好相性

 

ラトリシエール・シャンベルタン2018、ドメーヌ・ロシニョール・トラペ

熱波や酷暑が2003年と似ている2018年は、熟しすぎて酸が足りなくなり多くのドメーヌは補酸した年としても有名だが、そのせいなのか尖った酸味が強かった

 

ラトリシエール・シャンベルタン2002、ドメーヌ・シモン・ビーズ

昨年サヴィニ・レ・ボーヌのドメーヌから航空便で来た蔵出しの2002は、2000年代で最高の理想的ヴィンテージでもあり、またドメーヌの地下セラーで微動だにせず保管されていたせいで迫力がある

造り手パトリックの情熱的な顔が浮かび感動的な深みが余韻に長くつづく

 

ロマネ・サン・ヴィヴァン1999,ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ

20世紀の傑出したヴィンテージのひとつ、DRCの中でも最もフローラルでエレガントなロマネ・サン・ヴィヴァン

華やかな印象のわりにタンニンがしっかりしていた

 

ブルターニュの仔牛のローストはこんがり絶妙な火入れ

海風を含む草を食んだ仔牛は旨味豊か、繊細でしっとりとしたテクスチャーがコート・ドールのグラン・クリュに寄り添う

 

チーズはモンドール、ミモレット24ヶ月

 

印象的なワインとの出会いが楽しい秘蔵ワイン会でした!

「汗が目に入っただけ」観劇後はフィリップ・ミル

2年前の舞台「逃奔政走」に続き、鈴木保奈美ちゃんが冨坂友さん(三谷幸喜氏を超えると言われている脚本家)とタッグを組むのは奇想天外な葬式コメディ「汗が目に入っただけ」

 

保奈美ちゃんの2時間しゃべりながら動き回る姿は、さらにエスカレートして熱気が凄かった

また、中田顕史郎さん演じるワインビストロ・カールのマスターのマニアックなワイン談義は抱腹絶倒ものでした

 

私は東京ドームシティのIMMシアターで観劇しましたが、これから全国で公演するとのこと

舞台ならではの才能を発揮する保奈美ちゃん、共演の皆様も頑張ってくださいね!

 

 

観劇後は六本木ミッドタウンにある「フィリップ・ミル」へ

ドン・ペリニョン2015 村上隆デザインラベルが、気分を一層華やげて通常のドンペリよりも美味しく感じられるのが嬉しい

 

葉桜を鑑賞後にムニュ・サクラをいただく

繊細でエレガントなアミューズ

 

真鯛のカルパッチョとキャビア

花弁に見立てたコポー、柚子香るサワークリーム

 

ホワイトアスパラガスのロワイヤル、蟹とキャビア、桜のトースト

 

ドメーヌ・シモン・ビーズ、サヴィニ・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・オー・ヴェルジュレス2022

生命力溢れる果実味にみずみずしく純粋な酸とミネラル感が調和して、見事なハーモニーを奏でる

 

鰆の炙り蒸し、フヌイユと林檎、桜香るシャンパンソース

 

仔牛、加賀蓮根、大根のエバンタイユとピクルス

 

赤ワインは、ドメーヌ・トロ・ボー、コルトン2021

デリケート・ヴィンテージ(病害多い年)の2021年は、トップ・ドメーヌに関しては少量造り素晴らしい品質になっている

コルトンは柔らかく繊細なタンニンが果実味に溶け込みマルチディメンションな味わい

 

ヴァランセ、シャウルス、ラングル

きれいに熟成が進んでいて素晴らしかった

 

キウイとライムのマルムラード、ミントのオイル、ハーブのソルベ

 

イチゴと華やかなジェノワーズ、ふきのとうの香り

 

ミニャルディーズ

 

観劇&観劇後のワインディナーは最高に楽しいですね!

シャンパーニュ・ロゼとチーズのマリアージュ @ADV

シャンパーニュ地方では白とロゼのシャンパーニュを造っているが、必ずロゼの方が貴重で高価

通常のロゼワインは白ワインよりカジュアルかつ早飲みタイプだけれど

シャンパーニュロゼはより複雑であり長期熟成タイプ、というようにワインの世界では別格な存在なのです

 

白ワインに赤ワインをブレンドしてロゼワインを造り、それを瓶内二次発酵するメゾン(ドン・ペリニョン、クリュッグ)

黒ブドウからロゼワインを造り、それを瓶内二次発酵するメゾン(ルイ・ロデレール・クリスタル)

 

どちらも手間がかかる製法となり、熟成期間も長く生産量は極少量

さらに、ロゼは白シャンパーニュよりも飲み応えがあるため、マリアージュ用のチーズは繊細さに加え濃厚な旨味やコクがあるものを揃えて贅沢なマッチングを楽しみました

 

シェーヴルは、HISADAシェーヴル・サクラ、モテ・シュール・フイユ、クーロンヌ・ロシュワーズ、サント・モール・ド・トウーレーヌ

ソフトタイプは、ロビオラ・ボシナ、サン・フェリシアン

ウォッシュタイプは、ラングル、フロマジェ・ダフィノワ・カンパーニュ

独特の旨味が強い、フロマジェ・ダフィノワ・アーユ・エ・エルブ、パルミジャーノ・レッジャーノ24ヶ月

 

1.ブノワ・デウ イニシアシオン・ロゼ

2.ガストン・コラール ロゼ・ド・マセラシオン グラン・クリュ

3.ジャン・マルク・セレック ソリスト ムニエ・ロゼ シャルミエ2019

4.アンリオ ロゼ・ミレジム・ブリュット2012

 

アンリオ以外はレコルタン・マニピュランの中でも、コート・ドールのようにテロワールを表現するワインのような個性的なシャンパーニュ(ドザージュも0~2g/ℓ)だったので、旨味豊かなチーズと絶妙にマリアージュしたものもあり

グラン・マルク(大手ブランド)のアンリオはエレガントさが際立ち、どのチーズともマッチしやすい

 

 

放課後クラス会は、アカデミー・デュ・ヴァン学食のアン・カフェへ

ロースト・ポークはしっとりきめ細かい肉質で、マスタードソースも美味しかった

 

持ち込みワインも全て素晴らしかったです!

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