コルトン・シャルルマーニュ&チーズクラスと放課後
夏限定のプロヴァンス地方のシェーヴル「ブカニエ」をはじめ、これぞチーズの究極の美味しさを実感できる素晴らしいラインナップ
ワインはブルゴーニュの中でミネラル感が筋骨たくましいコルトン・シャルルマーニュ2種と共にブラインドで楽しむのは
海のミネラルとシャープな酸が詰ったシャブリ・グラン・クリュのレ・クロとグルヌイユ
近年の温暖化の影響を受けて、どちらも果実味の肉付きがよくなったので芳醇なミルクのコクが豊かなチーズと相性が良くなった
コルトン・シャルルマーニュは3つの村にまたがり合せて約70haという広大さ
多数のドメーヌに加え、農家からブドウを買って1樽のみ造るネゴシアンもいるので生産者による味の違いがあって面白い
①ブロッソタン(ロワール地方、羊乳)、②ブカニエ、③サントモール・ド・トウーレーヌ④ロビオラ・ボシナ、⑤サン・フェリシアン、⑥フロマジェ・ダフィノワ・カンパーニュ、⑦サン・ネクテール、⑧ルブロション・ド・サヴォワ、⑨ペルシエ・ド・シェーヴル、⑩リヴァロ
ニュダンのコルトン・シャルルマーニュ2022は、凝縮した果実味と鉱物的ミネラル感のパワフルさに新樽のバニラ・焼き栗香が加わりゴージャス
ジャン・ガニュロのコルトン・シャルルマーニュ2011は、24金ゴールド色をした熟成の極地、トロリとしたアタックにヘーゼルナッツや蜂蜜キャラメルの馥郁たる香り、旨味が一段と豊かなのでチーズも旨味たっぷり系にマリアージュ
放課後は、13名で青山ラポルトにある野趣家へワイン持ち込みしました
素晴らしいワインが続々とでてくる楽しいクラス会でした!
和尊の創作和食 @代々木上原
今年の3月3日にオープンした「和尊」は、上原の商店街で73年続いたお蕎麦屋さん「丹波屋」の跡を受け継ぐお孫さん加藤裕さんが開いた創作和食店
40年以上になる上原生活でお世話になっていた美味しいお蕎麦屋さんが無くなったのは寂しいけれど、素敵な和食店に生まれ変わって嬉しい
古典的な「和尊」という店名は、聖徳太子の十七箇条憲法第一条「和をもって尊しとなす」(人々が仲良く助け合うことが大切である)から引用したとのこと
カウンター席の他に個室が2つあるが、土曜日は個室がいっぱいだったのでカウンター席に3人、コース料理9000円とワイン3本お願いしました
店主はワイン好きと言えども、シャンパーニュ1種類、ブルゴーニュ4種類なので選択肢が限られる
ワイン持ち込みができるようになれば嬉しいが、、次回はブルゴーニュ以外のものを試してみよう
28歳の若さで調理する趣向をこらした一皿一皿は予想以上に素晴らしく、明るい接客もとても感じ良かったです
また、手打ちの蕎麦が味わい深かった
強肴は、北海道の特別な合鴨のロースト
鮎ととうもろこし、土鍋御飯は滋味深い味わい
ヘルスコンシャスでバランスの良い食材の組み合わせ、味付けも上品で大満足
一品料理も沢山あるけれど、コース料理でちょうど良かったです
Taniの持ち寄りワイン会用コース
青山にある正統派フレンチ「タニ」がクラス会仕様の”ワイン持ち寄りコース料理”を始めたので7名で行ってきました
いつもと変わらないオーセンティックな料理は素晴らしく、ワイン愛好家に優しい谷シェフに感謝です
17000円会費、ワイングラスは1人3脚、ワインはセルフサービスが条件
私は自宅からヴァレリーナグラスを1脚持参しましたが
私のワインはマジ・シャンベルタン・キュヴェ・マドレーヌ・コリニョン2003
オスピス・ド・ボーヌの醸造所で発酵を終えたワインを新樽に詰め、11月第3日曜日開催に開催されるチャリティーオークションでアカデミー・デュ・ヴァンが落札したワイン
エルヴァージュ(樽熟成から瓶詰めまで)はドメーヌ・クロード・デュガのクロードさんにお願いしたので、理想的なワインに育った
クロードさんは、新樽から蒸発する天使の分け前によって目減りした分は他のワインで補酒せず、綺麗なビー玉を加えて樽の中身を満たしていた
私が2005年にドメーヌ訪問した時に、同じ銘柄の2005年のマジの樽を見せていただいたので確かだ
この2003年のマジは、クロードさんがアカデミー・デュ・ヴァンでセミナーを行った時に、ボトルにサインしてもらった貴重品
酷暑の2003年、当初は黒スグリのリキュールのようだっが、20年の瓶熟成を経て幻想的な奥深い味わいに変貌していた!
集まったワイン、最後のシャンパーニュはお店で注文
マダムが2003年をデカンタージュ
京都の丹波黒鳥のロースト、フランスのシストロン産仔羊のロースト、
どちらかを選びます
十分なワインを飲んだにもかかわらず、恵比寿「DIVIN」というシャンパーニュバーへ行き、ゴッセのマグナムを飲みながらとりとめのない会話を楽しみました