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在日の結婚について

以前在日コリアンの女性とイギリス人の男性の結婚式がありました。

朝鮮の古典衣装で入場してきました。

背が高く体格のいいイギリス人男性が朝鮮の古典衣装を着て歩く姿はとても格好良かった!!

古典衣装の入場時を思い浮かべてください。

男性が前を歩き女性が後ろを歩きます。

その日のふたりも、古典衣装を着て男性が前をゆっくりと歩きました。

ひな壇に上がろうとした時、男性が後ろからついてくる女性に手を差し伸べ、女性を先にひな壇に上がらせようとしました。

そうレディーファーストですо(ж>▽<)y ☆

あまりにも自然なしぐさに驚きました。かっこ良かったヾ(@^▽^@)ノ



また別の結婚式では、新郎が最後のあいさつで母国語と朝鮮語,日本語の3ヶ国語であいさつしたこともありました。



最近では在日の国際結婚をたまに見かけます。

10年前までなら日本人との結婚はあっても、他の国の人と結婚することはめったにないことでした。



昔からこんな言葉をよく耳にしました。

「日本人とは結婚するな」

在日1世,2世は子供たちに口がすっぱくなるくらい言いました。

二人の若者が愛をはぐくみ結婚したいと両親に打ち明けた時、

「それだけは絶対にゆるさない!親子の縁を切る。家を出ていけ!」

こうして、別れざるを得なかった人たちがたくさんいます。

これは、在日側だけではありません。

日本人の親も「朝鮮人と結婚するなんて断じて許せない!」

というのが現状でした。

なぜそうなのか…

それを解こうとすると一つの論文が完成するくらいの内容になると思います。

ただ、悲しい歴史の産物であり、悲劇であることは間違いありません。



愛に国境はない…

人が人を好きになり生涯を共にする。

本当は…愛にも国境は存在しますよね

でも…「愛は国境を越えていける」と思います。



結婚に国籍や民族は関係ない?

当たり前ですが、大いに関係あります。

結婚して国籍はどうする?子供がうまれたら?

現実世界は、国家単位で動いており(アジアとヨーロッパではその意味合いもまた違いますが)、特に法律問題などは国籍別であるという事を両目でしっかり見る必要があると思います。

「恋は盲目」と言いますが、決して盲目であってはならない。

両親や兄弟、友人にも理解してもらい祝福してもらう。ことは幸せになるために避けて通れない部分だと思うんです。



民族同士の結婚にこだわる人達もたくさんいます。

それも根拠あってのことです。

それは「同化結婚」が多く存在するからです。

ありきたりな言葉ですが、お互い尊重し認め合い子供たちの事までもしっかり考えた結婚が「国際結婚」だと…

言葉では簡単ですがなかなか難しいのも現状です。

そういった意味では自然体である民族同士の結婚も素晴らしい事だと思っています。



在日1世の男性が日本の女性と結婚した話をよく聞きます。

植民地時代日本にいた独身の朝鮮人は、女性よりも男性の方が圧倒的に多かった。。。

労働者として働いていた若い朝鮮人男性…なにかのきっかけで知りあった日本人女性。

ふたりの結婚の障壁は、今のそれとは比べ物にならなかったはずです。

そこには…沢山のドラマがあったのではないでしょうか



在日コリアンが他の外国人と結婚するようになったのは、

日本から出ることのなかった在日が海外に出て…海外からも多くの外国人が日本に来て…

いろんなボーダーが取り払われてきた証拠だと思います。

今後、日本人と在日のダブルだけでなく、在日といろんな国の人たちのダブルが生まれてくるでしょう。

多様化する在日同胞社会。

それに対して、積極的アプローチを実践すべき時代が到来しているんだと思います。

朝鮮学校について

今日ある方とお話をしていて朝鮮学校の話になりました。



別に朝鮮学校がすべて良いっていうわけじゃないよ。

子供たちっていろんな子がいるでしょ?

そのいろんな子たちが、助け合ってると思ったら、もめてたり…

なんかみんなで、ごちゃごちゃするでしょ。。

そこが朝鮮学校の良さだったりするんだよね。。



そう語っていた方は、朝鮮学校だけでなく、日本の学校や他の外国人学校にもかなり詳しい方です。


僕もそんな話を聞きながら考える事がいろいろあります。

(※もちろん朝鮮学校は在日コリアンが民族の言葉や文化を習う学校としてその存在意義は何人たりとも否定できない学校だと思うんですが…その部分は前提としたうえで)


一番思うことは…「やさしさの概念」についてです。

このまえ日本学校の先生と食事をする機会があり話を聞くとこんな話をしてました。

「学生同士もなかなか踏み込めないし…ましてや先生達も踏み込まないですよ。いや正直踏み込めないですね。ま~学校によっても先生によっても差がありますけどね。」

朝鮮学校では、

「互いに支え合い助け合う事!!」
「皆が一人のため。一人が皆のため。」


この言葉は朝鮮学校全国共通の最大公約数とも言えます。

小1の頃から嫌というほど徹底して教えこまれます。

高学年くらいになったら

「相手の事を思うなら、踏み込んで言ってあげなさい!」

勉強を怠けている友達には「勉強しろ!」遅刻する友達には「遅刻するな!」と友達同士で言い合う。

そうなると当然…もめたり喧嘩もする。

そして一日の終わりには反省会を行う。

かといって全てがうまくいくわけではありません。

いじめがあったり…不登校だったり…

でも全体的に底上げされて社会に出ていくように思われます。

「学生時代に競争社会を経験しないから、ずば抜けた生徒がいない。」という事をもっともらしく言う人がいますが…

決してそうとは思いません。

事実、日本社会や世界で活躍する優秀な人材もたくさん排出しています。



在日1世は、これから日本に住んでいくんだから…と子供を日本学校に通わせた人たちがたくさんいます。

特に男尊女卑の考えが強かったので「日本で仕事をしていくため息子は日本学校」「娘は朝鮮学校」的な考えがあったこともいろんなところで聞きました。

彼ら1世は、日本学校に行ったからといって、我が息子がまさか朝鮮人でなくなるとは想像もしていなかった…

2世は、1世の思った通り帰化することはほとんどなかった…

しかしその1世のハラボジハルモニ達は、言葉も文化も知らない孫たちの事までは想像できなかったのかもしれない…



朝鮮学校は言葉や文化や歴史を学べる学校であると同時に

日本社会でしっかりと生きていける人材が育つ学校です。

在日コリアンにとって朝鮮学校が選択のすべてではないことも十分わかっています。

人数が少なくなっている問題…財政的な問題…設備の問題…

いろんな問題を抱えているのも事実です。

ただそれに変えられない良さがあるといつも思うんです。

「やさしさ」とは、見て見ぬふりをすることではなく「踏み込むこと」

朝鮮学校は、民族を感じる学校であると同時に「豊かさをはぐくむ学校」なのではなかろうかと思うんです。


民族的アイデンティティ?

今日は少し難しい事を考えてみます。

「民族的アイデンティティ」について。。。

…なんか頭痛くなりそうな予感(@Д@;

…やっぱりやめようかな…

いや少し書いてみよう。。。
※社会学者でもなんでもないただの一個人の考えなのであしからず。。。

まずは、よく使う言葉で「民族性」とか「民族心」とかについて考えてみます。

日本で「民族性」だとか「民族心」だとか聞くと…なんとなく、いわゆる「民族主義者」的な感覚でとらえられるような気もするわけなんですが…

僕たち在日のいう「民族心」とかってやはりそれとは少し違うと思うんです。

「故郷」への心とか思い…こういうのもひっくるめて「民族心」という言葉を使うんだろうな~と。。。

チェサ(法事)とか伝統芸能とかも…本国でも珍しいのに日本に住む在日が守っていたり…

韓国ではほとんどの人が教会で結婚式をするのに在日の多くが人前式だったり…

日本に生まれて育ち…今は3世4世の時代なのに…ここ日本で民族の文化を守っている。

とてもとても不思議な現象だと思いませんか?



アイデンティティという言葉があります。

辞書で調べると…自己同一性,共同体への帰属意識であると。。

俗に「自分とはなにか?」「どのように生きるか?」という問いに対して獲得するものがアイデンティティであるとされています。

アイデンティティは、人生の中で獲得できない人の方が多いとされています。

僕の経験を言えば…やはり中学,高校時代に「自分はなにものであるか?」「なんのために生きているのか?」こんな問いをよくしていました。

学生時代に、在日朝鮮人の歴史,祖国の分断、同胞社会の形成,朝鮮学校の現状…こういうった問題に触れればふれるほど、それは体に自然にしみついてきました。

「日本に暮らしながらも、在日コリアンとして堂々と生きよう。」
「同胞社会,祖国,民族の発展に寄与したい。」

ごく自然に身に付いた感覚でした。

それは当然の結果でした。
なぜなら…「自分はなにものか?」「なんのために生きるのか?」この答えが欲しくて欲しくてたまらない時期でしたから…

しかし…これは「民族心」や「愛国心」と同義語なのか?

重なり合っている部分もありますが、厳密には同じではありません。

そこにはもちろん、「家族愛(家族に日本人や他の国の人が存在したり)」「地域同胞愛」そして「生まれ育った土地である日本を愛する心」も含んでいるからです。



アイデンティティとはなんなのか?

この言葉を提唱したエリクソンは、アイデンティティという言葉を厳密に定義して分かりやすく説明したことはないとされています。

アイデンティティとは「一種の感覚の世界」というわかり辛い言い回しをつかった。。。

自己同一性とか共同体への帰属意識とか…すべて後からついたものです。

アイデンティティは民族意識と同義語ではないんですね。

しかし…なにかよくわからないけれども、民族的アイデンティティたるものが存在するのも事実。

エリクソンは、ユダヤ系デンマーク人であり、ナチス時代に迫害から逃れるため故国を離れアメリカに渡りました。

ナチス政権下で、迫害されたユダヤ人の体に強烈に染みついた感覚…それこそまぎれもない(宗教をも含む)民族的アイデンティティでありました。

在日の民族的アイデンティティは本国のそれとは全く別物であると考えられます。

在日だからこそ根付いた感覚である事は間違いないと思うのです。



ついでに最近僕の使う表現ですが、

在日の祖国への思いは「母を訪ねて三千里」のマルコの思いによく似ている。



とま~結局よくわかんない話になってしまいましたが、

アイデンティティというものは決して単純化されるべきものではないけれども、確実に存在するし必要なものであることだけはわかりました。

もう頭が痛くて…限界です(→o←)ゞ


被災地支援「ハナ コンサート」

土曜日には神奈川朝鮮中高級学校で

被災地支援「ハナ コンサート」が開催されました。

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神奈川中高の吹奏楽部の演奏

横浜初級の音楽クラブの重唱

神奈川ハッキョの芸術レベルは本当に高いです!!



別現場の撮影の後だったので最初から参加できませんでした。

そうあの「オンジェ オディソナ」をパクソヨンさんが生で歌うとの事だったんですが…

間に合いませんでした(ノ◇≦。)

自分が作った映像が流れる時それを観れないのは辛い。。。


でも…そのあと

茨城ハッキョ声楽部のトンム達の歌を聴くことができました。

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観客も涙を流していました・°・(ノД`)・°・

2曲終えた後、なりやまない拍手とアンコール(*゜▽゜ノノ゛☆

そして…歌った曲が「チョゴリ」♪

しびれました!!

リョンオ先生やるな( ̄▽+ ̄*)

茨城の皆さん本当にコマッスンミダ!!!

神奈川の同胞もたくさん勇気をもらったこと違いありません。



そして…最後には…

ん?ここは、まだ書いちゃだめなのかな?

かも知れないので、秘密という事で。。。



怒涛のブログ更新でした(→o←)ゞ

だれかGWの意味を教えてください(;´Д`)ノ

ウリ民族フォーラム2011in岐阜へ向けて!!!

水曜日岐阜に行ってきました!!!!

ウリ民族フォーラム2011in岐阜 7月3日長良川国際会議場

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今年のウリ民族フォーラムのチラシ!!いままでとは全く違うテイストですね~

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この日は実行委員会が行われ。

フォーラムの構成が決定しましたヾ(@^▽^@)ノ

「ウリ民族フォーラム」はただのイベントではありません。

在日同胞社会の未来を考え実践するフォーラムとして年々その影響力は増しているように思えます。

第1回北海道で開催されたウリ民族フォーラムは、毎年開催される地域が主体となり重要なテーマを真剣に考える場として行われてきました。

※余談ですが1996年一回目のフォーラムでは「第1回」の表記はありませんでした。まさか16回目を迎えることとなるとは予想もしていなかったはずです。

岡山フォーラムで、具体的なプロジェクトが提案されました。

千葉フォーラムで、検証,実践,提案という現在のウリ民族フォーラムの形が体系化されました。

茨城フォーラムで民族教育の問題を提起することで全国にその名をとどろかせました。

北海道フォーラムでは、在日100年の歴史を振り返り、今後の在日同胞の発展への活動を実践し具体的な提案を行いました。

さ~今年のウリ民族フォーラム2011in岐阜はどのようなものになるのでしょうか?

考えれば考えるほどわくわくしてきますねо(ж>▽<)y ☆

2か月後のフォーラムに向けて岐阜青商会のモチベーションも高いです。

なんといっても今年のフォーラムすごい人数が集まるという噂です!!

おお~!!!!

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7月3日に向けて、トップギアで走りだしましたヘ(゚∀゚*)ノ!!!!



全然関係ありませんが、

今回4回目の岐阜ですがいつも気になることがあります。

それは…これ

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コーヒーおむすびセットΣ(・ω・ノ)ノ!

失礼しましたm(u_u)m

東京朝鮮第二初級学校

すいませんm(_ _ )m

いきなり謝りましたが…

1週間ほど戻らせてください。

皆さんもご存じのとおり東京朝鮮第2初級学校の新校舎竣工式が24日行われました。

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ピカピカでかっこいいヾ(@°▽°@)ノ

昨年末旧校舎でのお別れイベント「アーティストアクション」が行われた学校です。
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枝川の地域は、在日朝鮮人が強制移住させられた土地であり受難の歴史を歩んできた土地であります。

また、土地の問題で長く裁判を行ってきた土地でもあります。

多くの日本の方や韓国の支援者がともに戦ってきた地でもあります。

財政状況の厳しさは、バブル崩壊以降変りはありません。

そんな状況の中で今回新校舎が竣工されたことの意義深さは測り知れません。

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2階建ての近代的でありながらどこか懐かしさの残る新校舎と人工芝を敷きつめた立派な運動場。

この日多くの人が駆けつけてくれました。

私も撮影班の一人として参加し感じることがたくさんありました。

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「マウメ コヒャン」(心の故郷)

卒業生をはじめ多くの同胞たちが寄付したそうです。

お年寄りのハラボジハルモニ達は、この学校建設のため少しずつ貯めていたお金を寄付したと聞きました。



今年入学した生徒たちは古い校舎で学んだことのない子供たちです。

しかし、ここが心の故郷であるということは、永遠と受け継がれていくことでしょう。


そう…ここはまぎれもなく、「僕らの学校」なんです。

KBSにてモンダンヨンピル放送

4월 30일 방송된 '생방송 오늘' 프로그램 1부에 권해효 공동대표님과 김명준 감독님이 나와서 몽당연필에 대해 자세하게 소개를 합니다. 지진피해 조선학교와 함께하는 몽당연필 그리고 콘서트에 참여한 여러 공연팀들의 모습을 볼 수 있어요. 공중파로 나아가고 있는 몽당연필, 앞으로도 화이팅입니다!!

オンジェ オディソナ 完成!!音質も映像も新たに!!

レコーディングを新たにおこない、音楽映像新たになりました!!


[언제 어디서나]
작사,작곡/김희선,박소영
보작/최옥희 대피리/김수일
영상/박영이
협력:조청가나가와,가나가와청상회,최옥희,박사려

ハンマウムプロジェクト http://hanmaeum.jp/



4월27일 몽당연필 제1교실에서 상영
http://www.mongdang.org/7


언제 어디서나
1.
아침의 해빛이 솟아올라
오늘도 시작되는 하루
소중한 모든 것 앗아가도
변함없이 시작되는 하루
무너진 이 가슴 부여잡고
그래도 우리는
오늘도 래일도 살아가는거야
앞을 보자 걸어가자
손을 잡자 언제 어디서나
어려움도 두려움도
우리들의 한마음 막지 못해
2.
캄캄한 하늘을 바라보니
조용히 빛나는 별 하나
모진 슬픔을 함께 나누자
속삭이며 빛나는 별 하나
마음은 별처럼 곁에 있어
혼자가 아니야
오늘도 래일도 우리가 있잖아
앞을 보자 걸어가자
손을 잡자 언제 어디서나
사랑으로 희망으로
웃음 가득한 미래 열어가리
언제 어디서나 우린 한마음

※和訳現在準備中!!

4月23日横浜ローズホテル

高さんと姜さんの結婚式の撮影に行ってきましたヾ(@^▽^@)ノ

場所は横浜ローズホテル
※写真はi-phone
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新郎新婦ふたりも若く同級生もたくさん参加して大変盛り上がりました。

結婚式に参加するとその二人の歩みがわかり

例えそれが若いふたりであってもとても学ぶことが沢山あります。

祝辞をなさった方がこんな事をおっしゃっていました。

「新郎が入社して彼の事をすぐ覚えました。なぜかというと彼は会うたびに、おはようございます。お疲れ様です。と元気な声であいさつしてくれるからです。」

この一言でも、新郎の礼儀正しさであったり仕事に対する熱意が伝わってきます。

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新婦の友人も本当にたくさん参加していました。

舞台に乗り切れないくらい沢山の友人…感動的なシーンでした。。

一番びっくりしたのはというと

在日の結婚式ではラストに新郎を騎馬に乗せ開場を練り歩のをよく見かけますが、今日はその新郎騎馬と対戦する騎馬がなんと4騎も登場したんです( ̄□ ̄;)!!

次から次へと…

いままで沢山の婚礼のお仕事をしてきましたが4騎も出てきたのは初めてみました!!

とてもとても盛り上がりました。

とても感動的でした。

本当におめでとうございました!!

おふたりとご家族ご友人方の幸せを心より願っていますヾ(@°▽°@)ノ

人との出会いそれが人生そのもの

ここ数年人との出会いの素晴らしさを感じるばかりなんですが、

素晴らしい人たちとの出会いの中からひとつ紹介したいと思います。

彼女と出会ったのは、韓国の春川で映画祭に参加するため韓国に行った時でした。

国際大学生平和映画祭

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通訳と案内という事で空港まで迎えにきてくれていたのが、大学生のキジョンさんでした。

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彼女は日本(千葉)に1年間留学した経験があり日本語がとても上手でした。

※僕は通訳はいらないな~と思ったんですが…春川まではバスで2時間ほどかかるので案内してくれたのはとても助かりました。

さて、話は戻りますが、彼女は日本に1年間いましたが、日本で在日コリアンの知り合いがほとんどいなかったので、在日についてもちろん朝鮮学校についてもなにも知りませんでした。

春川に向かうバスの中でも「なんで日本に住んでいるのに日本人にならないんですか?」と当たり前のように聞いていたことがいまでも鮮明に覚えています。

で…いつものように?1時間程度の僕の講義が始まるわけですが…( ̄Д ̄;;

朝鮮学校出身者とはじめてあって、下手ではあるけど会話ができ、文化も知っていて…そんな存在に刺激も多く受けたみたいでした。

それからというもの、在日についていろんな話をするようになり…「まとう」も観てもらって…

「大学生でありながら日本で民族の誇りを持って生きている人たちがいることすらわからなかった自分が恥ずかしい…」そんな話もしていました。

ボランティアで参加した映画祭の仕事も一生懸命で、日本から来ていた松永大司監督とも親しくなり食事にいったりもしました。

彼女は映画「ウリハッキョ」という有名な作品があることは知ってたので、「今度是非観てください。」と勧めました。

12月にもう一度韓国に行った時、金明俊監督とあう予定があったので、是非、明俊監督に合わせたいと思って彼女にも声をかけました。



あれから数カ月。。。

彼女は現在、在日の被災状況やウリハッキョ関連の情報を日本語から韓国語に翻訳して伝えてくれています。

現在モンタンヨンピル で重要な役割を担っています。

あの金明俊監督たちとともに。



人が動くと…

人と出会い…

そして何かが生まれ…

動き出す。



人との出会いそれが人生そのものであると実感するのです。