在日の結婚について | park42

在日の結婚について

以前在日コリアンの女性とイギリス人の男性の結婚式がありました。

朝鮮の古典衣装で入場してきました。

背が高く体格のいいイギリス人男性が朝鮮の古典衣装を着て歩く姿はとても格好良かった!!

古典衣装の入場時を思い浮かべてください。

男性が前を歩き女性が後ろを歩きます。

その日のふたりも、古典衣装を着て男性が前をゆっくりと歩きました。

ひな壇に上がろうとした時、男性が後ろからついてくる女性に手を差し伸べ、女性を先にひな壇に上がらせようとしました。

そうレディーファーストですо(ж>▽<)y ☆

あまりにも自然なしぐさに驚きました。かっこ良かったヾ(@^▽^@)ノ



また別の結婚式では、新郎が最後のあいさつで母国語と朝鮮語,日本語の3ヶ国語であいさつしたこともありました。



最近では在日の国際結婚をたまに見かけます。

10年前までなら日本人との結婚はあっても、他の国の人と結婚することはめったにないことでした。



昔からこんな言葉をよく耳にしました。

「日本人とは結婚するな」

在日1世,2世は子供たちに口がすっぱくなるくらい言いました。

二人の若者が愛をはぐくみ結婚したいと両親に打ち明けた時、

「それだけは絶対にゆるさない!親子の縁を切る。家を出ていけ!」

こうして、別れざるを得なかった人たちがたくさんいます。

これは、在日側だけではありません。

日本人の親も「朝鮮人と結婚するなんて断じて許せない!」

というのが現状でした。

なぜそうなのか…

それを解こうとすると一つの論文が完成するくらいの内容になると思います。

ただ、悲しい歴史の産物であり、悲劇であることは間違いありません。



愛に国境はない…

人が人を好きになり生涯を共にする。

本当は…愛にも国境は存在しますよね

でも…「愛は国境を越えていける」と思います。



結婚に国籍や民族は関係ない?

当たり前ですが、大いに関係あります。

結婚して国籍はどうする?子供がうまれたら?

現実世界は、国家単位で動いており(アジアとヨーロッパではその意味合いもまた違いますが)、特に法律問題などは国籍別であるという事を両目でしっかり見る必要があると思います。

「恋は盲目」と言いますが、決して盲目であってはならない。

両親や兄弟、友人にも理解してもらい祝福してもらう。ことは幸せになるために避けて通れない部分だと思うんです。



民族同士の結婚にこだわる人達もたくさんいます。

それも根拠あってのことです。

それは「同化結婚」が多く存在するからです。

ありきたりな言葉ですが、お互い尊重し認め合い子供たちの事までもしっかり考えた結婚が「国際結婚」だと…

言葉では簡単ですがなかなか難しいのも現状です。

そういった意味では自然体である民族同士の結婚も素晴らしい事だと思っています。



在日1世の男性が日本の女性と結婚した話をよく聞きます。

植民地時代日本にいた独身の朝鮮人は、女性よりも男性の方が圧倒的に多かった。。。

労働者として働いていた若い朝鮮人男性…なにかのきっかけで知りあった日本人女性。

ふたりの結婚の障壁は、今のそれとは比べ物にならなかったはずです。

そこには…沢山のドラマがあったのではないでしょうか



在日コリアンが他の外国人と結婚するようになったのは、

日本から出ることのなかった在日が海外に出て…海外からも多くの外国人が日本に来て…

いろんなボーダーが取り払われてきた証拠だと思います。

今後、日本人と在日のダブルだけでなく、在日といろんな国の人たちのダブルが生まれてくるでしょう。

多様化する在日同胞社会。

それに対して、積極的アプローチを実践すべき時代が到来しているんだと思います。