工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順 -2ページ目

工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順

株式会社デジコムが普及している「工務店業務の仕組は新人がつくる」の理論をもとに、工務店の生産性向上や業務改善に活用できるマネージメントスキルをお伝えしていきます。

業務の仕組をつくるとは、

ひとえに、「情報が蓄積される環境をつくる」ことにつきます。

 

業務とは、実際に何をやっているかというと、

ほとんど情報を扱っています。

 

何かの文書を作成したり、

連絡事項を共有したり、

起きた出来事を記録したり、

 

とにかく情報を蓄積し、抽出検索し、共有するという事を

大量に処理しているわけです。

 

情報処理の中でも、とりわけ重要なのが、

「情報の蓄積」です。

 

蓄積がなければ、抽出も共有もできないからです。

 

貧素な情報から何かを抽出して共有したとことで、

大した意志決定はできないわけです。

 

よって、業務の仕組づくりとは、

ひとえに、「情報が蓄積される環境をつくる」ことにつきるのです。

 

顧客の家族情報、建物の情報、近隣住人の情報、などなど、

情報を蓄積する器を用意して、関係者が記録して蓄積してもらえる様に、

環境を整えていくことで情報は蓄積されていきます。

 

メモ書きのような情報だけではなく、

重要データを定量的な側面で蓄積できるように環境をつくり、

普通に仕事をして、その記録を取れるようにするのです。

 

仕事をしたらその内容を記録するのはあたりまえ。

という組織文化になれば、後は自然と毎日情報は増え続けます。

 

誰よりも顧客を知っているし、

建物や地域のことも知っている工務店が、

普通に仕事をしている延長線上で築けるわけです。

 

業務の仕組づくりとは、

ひとえに、「情報が蓄積される環境をつくる」ことにつきるのです。

工務店の皆様は、

「地域密着です!」

「お客様からの信頼を大切にします!」

といいます。

 

それでは、

「地域密着」とは何をもって地域密着と言っているのでしょうか。

 

その地域にいるから地域密着なのでしょうか。

ある一定のエリアを重点的なマーケットとして考えていれば地域密着ということなのでしょうか。

 

地域密着と言うからには、

その地域のことをどこの工務店よりもよく知っている。

といえれば地域密着と言えると思います。

 

ですが、

誰よりもよく知っているということをどのように証明するでしょうか。

 

また、何を誰よりも知っているということなのでしょうか。

 

これらの定義が曖昧なまま、

そこにいるだけで地域密着と言うのでは説得力に欠けます。

 

「顧客からの信頼を大切にします!」

というのも、具体的にどのような活動をつうじて大切にしているということなのでしょうか。

 

あなたにとって、誰かを大切にするというのは、

どのようなことなのでしょうか。

 

あなたにとって、信頼とはどのように築き上げていくものなのでしょうか。

 

私は、「あなたの家族や建物のことに、どの工務店よりも興味があるし、知っている。」

ということが言えるなら信頼は築かれていくと思います。

 

自分のことに興味もないし知りもしない人を信頼することなどできません。

 

では、知っているということをどのように証明していくことができるでしょうか。

 

それも、社長だけでなく、会社として組織的に。

 

それは、会社に蓄積されていく情報をしっかりと管理することに他なりません。

 

建物がどのような状況か。

ご家族がどのようなライフステージか。

今までの工事対応としてどのような事をやってきたか。

 

このようなことを記録として残し、

全社的に共有できる情報として蓄積されていれば、

組織的にお客様の暮しを知っている。という証拠になります。

 

しかし、やりっぱなしで情報を記録しない、

もしくは、記録していてもどこに行ったか解らないような状況で管理できていない、

このような状況で顧客から信頼を得る!と言っても難しいのは明白です。

 

信頼されるとは、

地域密着とは、

具体的にどのような活動の積み重ねで、

信頼される地域密着の工務店に組織的に成長していくのか。

 

それはひとえに、地域や顧客の情報を

組織的に蓄積できる仕組があることに尽きると思います。

 

信頼される地域密着工務店になるには、

ご家族、建物、地域、の情報を組織的に管理して共有し、

お客様にとって有益な商品やサービスをつくりだし、

より良い暮しをご提供し続ける仕組があることだと思います。

 

次回は仕組とは何かを書いていきます。

 

経営理念を持とう!

と思って考え始めても思考がフリーズしてしまい、

立派な社長の経営理念を検索してパクる。。。

 

このような発想だと経営理念アクセサリーという感じで、

関係者の行動にまったく関与しないものになってしまいます。

 

ただ経営理念を考える時に、

どうやって思考をまわせばよいのか解らないということはあると思います。

 

お薦めは、

自分が大切にしている価値観を探すことです。

 

自分が大切にしている価値観なんて考えたこともない。

また思考の迷路だよ。

と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが大丈夫です。

 

大切にしているものは意外に簡単に見つかります。

 

大切にしているものを見つけるコツは、

見ていて気分が悪くなる場面に遭遇した時にその感情をメモすることです。

 

「自分が大切にしているものは何だろう?」

という問いを自分に投げかけても難しい質問になりますが、

「自分が見ていて気に入らないことは何だろう?」

という問いかけであれば、毎日気に入らないことを感じているはずです。

 

例えば、「○○さんこれお願いします」という依頼を部下にしたら、

「はいはい」みたいな返事に腹が立った。

というようなことを思ったとすると、そこには自分の価値観が影響している可能性があります。

 

立場を変えれば、自分だったら気の進まないことを他人に依頼されたときに、

どのような態度を取るのかを考えて見ると、

「どうせやるなら気持ちよく返事する」とか、

「自分一人では荷が重いなら誰かに手伝ってもらいながら期待に応える」

というような考え方をするということに気付くかもしれません。

 

それを価値観に落としこむと、

「気持ちよく返事してみんなでやる」

という価値観になったとします。

 

それを経営理念にすると、組織みんながそれを大切にして、

行動してくれるように浸透させて行くことができます。

 

無理かも知れないと思っても、

みんなの力も借りれるんだから、

気持ちよく返事してやってみよう!

という理念が浸透した組織ができるかも知れないのです。

 

経営者が自分の価値観をよく考えずに、

「すべては、お客様の幸せのために」とか、

カッコいいこと言っても、どうやってそれを行動に落とし込めば良いのか、

関係者が解らなければ経営理念アクセサリーになってしまいます。

 

「だいたい幸せって何なのよ?」

という問いでぐるぐる迷走してしまいます。

 

経営理念の考え方のコツは、

自分が気に入らないと思うことに気付き、

なぜそう思うのか、

じゃあ自分には何ができるのか、

そのように自分事として考えて行くと、

自分が大切にしている価値観に明確に気付くことができます。

 

それを自分は大切にしていきたいし、

みんなにも同じように大切にして欲しい。

そう伝えて行動基準にすることが経営理念を持つ意味ですから、

そのように考えて機能させた方がいいのです。

 

経営理念がスローガンみたいにならないように、

経営理念の考え方(質の良い問い)を身に付けましょう!

日々、様々な問題を組織や人は経験するわけですが、

その問題が人であるという考え方をしてしまうと、

全体を捉えたり原因を追及することが難しくなる。

 

人はその瞬間に問題に対峙していたのであって、

問題そのものではない。

 

解りやすく言えば、問題を起こしたその人ではない人が、

そこに居合わせたとしても、同じような問題を経験した可能性があるということ。

 

なにかとそこにいた人を責めがちだが、

自分自身が同じような構造の環境にいた場合に、

異なる選択ができたと言い切れる人はどのくらいいるだろうか。

 

例えば、厚労省の飲み会なども、

マスコミは飲み会に参加した人のデリカシーや人格を取り上げて、

「社会人なら普通に判断できることですよね?」

などと言っているが、構造的な問題を抱える組織では、

人はその構造的環境によって判断が左右されるわけです。

 

ですから、構造という原因に変化を加えない限り、

その構造的環境にいる人をクビにしたところで、

同じ現象を繰返すだけなのです。

 

ビジネスでも同じ事が言えます。

 

例えば、忙しくて売上は増加するけどキャッシュが増えない。

というのは人の動きが問題だという認識の経営者が多いのです。

ですから、「○○さんの能力がもっと上がれば」とか、

「○○くんが積極的な提案ができるようになれば」とか、

人を変えることで結果を変えようとしてしまいます。

 

しかしながら、上記のような問題は人ではなく、

ビジネス構造の問題であるということに気付き、

人が起こした部分的な問題に執着するのではなく、

ビジネスという全体の構造的な問題を関係者全員で解決する。

という視点が重要なのです。

 

人に対して愚痴を言っている経営者や従業員は、

人ではなく、構造が問題なのだということが理解できれば、

全体最適や長期的な改善という視点を持つことができるようになります。

ブラウザーとはインターネットを閲覧するためのアプリケーションです。

 

代表的なブラウザーは下記の通りです

 

①GoogleChrome

②Edge

③Firefox

 

InternetExplorer11は、開発中止しており、衰退するブラウザーなので、

どうしても使わざるを得ないサイト以外は使わないようにしましょう。

 

①GoogleChromeは、Googleアカウントでログインして、同期設定しましょう。

そうすることでスマホなど他の端末と同期できます。

お気に入りや起動時タブの設定、パスワード保存など、

同期しておくことで、パソコンを買換えた際なども、

すぐに使い慣れたブラウザー環境を復元できます。

 

②Edgeはマイクロソフトアカウント(outlook.jpアカウント)を取得し、

同期設定しておきましょう。

OneNoteやOneDrive、office365などの設定を同期しておけば、

端末が変わっても使い慣れた環境をすぐに復元できます。

 

③Firefoxは自社ドメインのメールアカウントで同期しましょう。

Wordpressでホームページ管理をしている会社などは、

ホームページの管理画面URLやID・パスワードを同期したり、

GoogleAnalyticsやSearchConsoleなど、

WEBメンテナンスに欠かせないツールもFirefoxに記憶させて、

同期しておくと端末が変わってもすぐに復元できます。

 

このように、各社のブラウザーは各社のアカウントで同期設定しておくことで、

自分が仕事しやすい環境をすぐに復元できるわけです。

 

ほとんどの業務ツールがクラウド化して行く中、

ブラウザーを効率良く活用できることは、

非常に有効なビジネススキルです。

 

会社(法人)って何のためにあるのだろう。

社会の問題を解決するためにあるのでしょうし、

社会は人の営みです。

 

より良い社会をつくるために会社がありますし、

人の夢を叶える後押しをするのが会社の役割です。

 

会社のビジョンを叶えるためだけに人がいるのではありません。

個人のビジョンを叶えるために会社があるのです。

 

個人は会社のビジョンを理解しようと努めていますが、

会社は個人のビジョンを理解しているのか。

 

経営者だけでなく、社員の夢に興味を持ち、

お客様の夢にも興味を持ち、

会社があることで人が夢を追いかけられる、

そんな会社をつくっていきたい。

みなさんの会社は、新人社員やパートまで環境を変える権利が与えられているでしょうか。

 

環境を準備するのは経営者の役割で、従業員は与えられた環境で仕事をするだけ。

というような意識が蔓延していないでしょうか。

 

もの凄い遅いパソコンを使っているのに、

本当は老眼やかすみ目が進んでいるのに、

お金がかかるからという理由で小さなノートパソコンの画面を

我慢して使っている従業員は、

自分が仕事しやすい環境を自分で用意することすら、

許されていないのでしょうか。

 

そのような劣悪な環境を改善すれば、

仕事の効率が上がり、

納品速度が向上することによるキャッシュインの改善のほうが、

たかだかパソコンや画面を買換えるキャッシュアウトよりも、

よっぽど財務的なインパクトが大きいことに、

経営者はなぜ気付かないのかと思いますし、

そういった環境に甘んじて仕事をせざるを得ない従業員に、

環境を改善する権限をなぜ与えないのかと思います。

 

大企業が何千台のパソコンを買換える意志決定と、

中小企業が数台のパソコンを買換える意志決定は、

比べものにならないくらい中小企業の意志決定の方が簡単で、

しかも、その意志決定による効果は絶大です。

 

なのに、環境に投資しない経営者は、

経費節減をして何をしたいのかと不思議に思います。

 

何の根拠もなくキャッシュアウトがヤダと言っているだけに思えます。

 

有効な投資がキャッシュインを増やすことは明らかなのに、

単に人を増やして人件費と法定福利費を増大させ、

交際費を好き勝手に使って、環境に投資するのはもったいないって。。。

既存の社員を粗末にするにもほどがある。

と言ってやりたい経営者が本当に多い。

 

新人ばかり増やすくらいなら、

環境に投資して働きやすい職務環境をつくり、

既存社員の給与を少しでも上げてくれよ!

そんな声が、私には聞こえてきます。

 

※新人増やすなといっているわけではないですよ。

投資されない環境に人が増えても利益は増えないという意味です。

 

経営者だけでなく、従業員に環境を変える権利を与えてみてはどうでしょうか。

 

経営者が気付いていない、インパクトの大きな改善が、

まだまだ沢山あることに気付くと思います。

 

お客様からの売上を何に投資するかが、

経営者の腕の見せどころなわけですから。

①インフラ整備
②業務ツール整備
③情報流通三種の神器
④業務棚卸表・作業標準書 

⑤新人雇用・定型業務化

⑥チームワーク

⑦プロダクト開発・商品づくり

 

上記が整うと次に、

⑧ブランディング・マーケティング の環境が整います。

 

ブランドとはその組織のアイデンティティについて、

人が感じる信頼感であると私は思っています。

 

ロゴマークや商品名やプロモーションという、

視認できるものだけがブランドではなく、

その組織の精神性、

すなわち、「人知れずやってきたことがつくりあげる信頼」だと思います。

 

経営者の意志決定により投資し続けられるインフラ、

職務を共働できる業務ツールへの深い共通理解、

重要な情報について蓄積し続けたデータ、

業務全体の理解と作業標準書による業務基盤、

新人が活躍し、昨日難しかったことが、今日簡単になるための組織的な成長、

情報格差なく意志決定できるチームワーク環境、

チームから自発的に産み出される顧客の欲求を満たした商品、

 

これらを実践し環境構築してきたプロセス全てがインナーブランディングとなり、

チーム全体が組織に対する信頼感を感じている環境がつくられます。

 

そのチームがつくった組織や商品を見て、

顧客は信頼できるものであるというブランドを感じるのです。

 

そうして、チームがやってきたことをメディアに掲載し、

利用してくれた顧客の喜びの声をメディアに掲載することが、

無理のないマーケティングを可能にします。

 

ブランドが築かれている状態であれば、

広告を作成するのも容易になりますし、

顧客から良いレスポンスをいただくことも容易になります。

 

ブランディングとマーケティングとは、このようなプロセスを経るものであり、

雰囲気の良いデザインや意表を突くキャッチコピーを広告代理店に外注して、

手っ取り早く手に入れられるものではないのです。

 

これまで書いてきた①~⑧までのプロセスが、

一つのビジネスをつくり上げていくための手順です。

 

この手順を何年くらいで軌道に載せるかが経営計画と言えます。

 

そもそもインフラが最悪な状態で、

ブランディングとかマーケティングとか言ったところで、

そこに投じる時間とお金は無駄ということです。

 

遅いパソコン、バラバラの業務ツール、

自社にとって何が重要なデータなのかも解らない状態で、

新人がすぐに活躍して利益を増加させられるなどという考えが甘いのです。

 

経営者は、健全な自己否定を行ない、

環境に投資していなかったことを認め、

そして、環境に投資し続けることを覚悟して、

従業員が環境に変化を加えることに権利を与え、

コストを効果的にかけていくことが必要です。

 

経営者は、人のせいにするのを止めて、

自分自身が環境に投資を怠っていることを認め、

全社的に生産性が向上する環境要因に投資しましょう。

 

そうすれば、何倍にもなって投資リターンを得ることができます。

 

お金を増やしたいなら、

投資が先、回収が後なのです。

 

お金があったら投資します。

という考え方をしていては、

いつまでたっても安定した利益など出ないのです。

①インフラ整備
②業務ツール整備
③情報流通三種の神器
④業務棚卸表・作業標準書 

⑤新人雇用・定型業務化

⑥チームワーク

 

上記が整うと次に、

⑦プロダクト開発・商品づくり が可能になります。

 

ほとんどの中小企業は社長がアイデアを出して、

そのアイデアを商品化するための実戦部隊が社員。という構図です。

 

社員から何か新しい商品が生まれて、

ビジネスモデル化するところまで実践している中小企業は稀です。

 

さらに言えば、社長も商品化するというよりは、

顧客が依頼してくる要望に対して技術と経験で応えているだけで、

自社商品というものがあるわけではないというのが現実ではないでしょうか。

 

社長が顧客のわがままを聞いてきて、

その依頼について、なんとなく過去の経験で見積金額を決めて、

顧客の気ままな無理難題を社員が処理する。

というのが中小企業の売上のほとんどを占めます。

 

チームワークができるようになってくると、

顧客のオーダーに従順になるだけでなく、

自分たちが価値を産み出したものについて、

顧客が欲しいと言ってくれるような商品を売りたいと考えはじめます。

 

これがチームワークの相乗効果で、

社長一人で顧客のオーダーをやりくりしている限りは、行き着けない働き方なのです。

 

商品づくりとは、様々な人間が忌憚ない意見を言い合える環境がなければ、

成し遂げられないものなのです。

 

社長一人が考えて、なんとかしようと思っても、

その他、社員は全員お手伝いさんという感じで、

自分自身の仕事であるという認識で関わってくれません。

 

⑦プロダクト開発・商品づくり

上記についても、体系的にチームが行なうようにすることはできるのです。

 

次は、

⑧ブランディング・マーケティング

について書いていきます。