先日の6/28、大阪市北区のDAIKEN大阪ショールームで、日本DIY・ホームセンター協会主催の研修会『床材の DIY 施工方法』が開催されました。

 

会場のDAIKEN大阪ショールームは阪急百貨店も入居するピッカピカの超高層ビルの20階。

研修会はその中のミーティングルームでスタート。

自己紹介のあと、豊富な建築資材が展示された広いショールームをご案内いただきました。

資材タイプごと、部屋タイプごとに最新の商品が展示され、参加者はその機能やデザインにため息。

特に、バリアフリーに配慮された「ひきドア」や「和紙畳」、「サウンドルーム」などに歓声が上がっていました。

実際にリフォームを考えている参加者もいたので、大いに参考になったのではないでしょうか。

 

豊富な床材を前に、実際に足の感触なども確認。

 

 

かわいいネコ型やイヌ型のハンドルも。

 

ズラリと並んだドアサンプルは圧巻!

 

和紙でできた畳面。丈夫でカビやダニに強いというメリットも。

 

ショールーム見学の後は座学。

12mm厚のフローリング材をサンプルに、貼り方や継ぎ方、見切り材の使い方などをご紹介いただきました。


また、手軽で取り組みやすい吸着フローリング、吸音・調湿効果のあるクリアトーンという天井材のご紹介も。


参加者には、床をDIYでリフォームしたことがある人、これから検討しようとしている人も多く、たくさんの質問が飛び交って大いに盛り上がりました。

 

フローリング材にピタッと貼り付いた吸着フローリング。

 

吸着フローリングにも見切り材があるのですね。

 

防音・調湿機能がある天井材。

 

みな真剣ですが、楽しく盛り上がりました!

 

実はこの研修会、以前に関東エリアでは開催されていたのですが関西では開催されなかったコンテンツ。


「羨ましい、ぜひ関西でも!」ということで、DIYアドバイザー関西から協会へ依頼して実現しました。

やはり、実際に見て、触ってみると、その良さがよくわかりますね。

盛りだくさんの内容で、本当に楽しい時間でした。

お骨折りいただいた大建工業様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!

 

 

去る5月26日(日)、大阪市中央公会堂にて当会の総会が執り行われました。

 

 

第一部の総会では、事前に会員の皆さまに送付した1〜5号の議案が滞りなく承認されました。

皆さまご協力ありがとうございました。

本年度も、工夫しながら積極的な活動を展開していきたいと思います。

 

 

第二部。

【自己紹介とDIY事例発表】

新しく入会されたSさんはじめ、全員で自己紹介。

会員Tさんからは、DIY事例「1×4材だけで作る子ども用の木馬」を図面付きでご紹介があり、改善点などの意見交換も。

さらにブラッシュアップされた木馬がまた作られることでしょう。

 

 

1/4スケールのかわいい模型も見せていただきました。

 

【ワークショップ「防災タイムアタック」】

今年は年明けから大きな地震が発生するなど、防災意識の向上が喫緊の課題。

そこで会員が集まるこの機会に「防災学習プログラム OSAKA防災タイムアタック!  -生きぬくチカラ編-」を実施しました。

これは、大阪市立総合生涯学習センターと神戸学院大学の共同開発によるグループ学習プログラム。

DVDを見ながらゲーム感覚で、和気あいあいと取り組みました。

久々に集う会員同士ですが、コミュニケーションも深まったのではないでしょうか。

 

 

【フリーマーケット】

使わなくなった道工具・不要になった材料・DIY作品・自作治具などを持ち寄ってメンバーで譲り合うフリーマーケット。

今年も素材や作品、便利グッズなどが集合。

中には自作工具もあり、興味深い改造ストーリーなども伺うことができました。

売れたものの一部を寄付してくださった方も。

ありがとうございました!

 

 

 

【総会終了後は懇親会】

今年は、中之島フェスティバルプラザの中華レストラン「梅蘭」にて、飲み放題の飲茶コースを満喫。

個室の着席スタイルだったので、皆さんの近況や今後の展望など、さまざまな話に花が咲きました。

 

 

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コロナ禍を経て、会合のスタイルや情報発信方法も変化するなか、仲間が一同に集まって交流〜情報交換や現物を見ながら技術の話ができるのは貴重な機会。

今後も、総会に限らず、このような機会を作っていこうと思います!

 

連休にDIYされたKさんの作品、さっそくご連絡いただいたのでご紹介します。

 

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最近、昔の音楽に目覚めた子どもがCDを集め始めました。

しかも、しまいこまずにジャケット写真を眺めたいと言いましたので、DIY初心者の子どもですが、壁掛け棚づくりに挑戦してみました。

 

材料は、

  • プラスチックアングル 茶 100mm 1つ
  • プラスチックアングル 透明 100mm 1つ
  • T型横折 サイズ45 3つ
  • ステントラス小ねじ M3 6つ
  • ステン6角ナット M3 6つ
  • 石こうピン 3セット
 
 

すべてホームセンターで購入しました。

 

 

茶色のアングルを本体に、透明は脱落防止のストッパーにして、両面テープでコの字に接着。

 

これの両端と真ん中、合計3箇所の底に下穴を開け、T型横折を小ねじとナットで取り付け。

 

 

 

これで細長いレールタイプの吊り棚ができました。

 

これを、横折の一番上の穴を使って、石こうピンで壁に取り付けで設置完了です。

 

至ってカンタンですが、子どもにとっては下穴を開けるだけでも不慣れな作業でなかなか捗りません。

ずれると困るところはマスキングテープで固定したり、水平を確かめたいところはスマートフォンのアプリで確認したりして、コツを伝授しながら作業しました。

初めての電動ドリルドライバーや、材料探しのホームセンター探検も面白かったようです。

とにかく、自分で考えたイメージ通りの棚ができたので大満足のようでした。

 

 

こだわりは、ジャケット写真がよく見えるように、ストッパーを透明にしたことだそうです。


普段は忙しくてなかなか教えられないDIYですが、連休中の楽しい時間になりました。

 

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まとまった時間がとれる連休にご家族でDIYをするのもステキですね。

連休後半、みなさんもいかがでしょうか。

 

 

(編集M.K)

会員のFさんから、作品のご紹介がありました。

 

10〜30人のボランティアによる竹林整備活動に参加されているFさん。

ハードな整備活動の中、参加者の休憩場所がなかったためベンチを設計〜製作。


写真の初号機は、大人の4人がけ程度を想定し、およそ座面長さ1800mm、奥行き450mm、高さ450mmのサイズ。


座面の竹の径が100mm、脚の径は80mm。


ホールソーを使って穴を開けて組み、竹を加工した串(太さ10mm)で接合。

見るからに頑丈そうで、立派なベンチができました。

材は痩せてくるので、ボンドで穴の周囲などを補強して対応しているそうです。


 

 

苦労したのは材の確保と竹串作り。


竹林で伐採した中から十分なサイズが取れる材を選んだり、曲面のある材を串の形に整えるのは、かなりの労力が必要だったそう。

また、そもそも作業台などない中での製作で立ったりしゃがんだり。

3日間ほど太ももが痛かったとか。

 

この後も4台ほど作り、この場所を訪れるハイキング客にも使ってもらうそうです。

苦労した竹串は、治具と電動工具を使って短時間で量産する構想。

次回作が楽しみですね。

ひとまずはお疲れ様でした!

 

(編集M.K. )

昨年、東大阪にオープンしたアイアン&木のDIYができるスペース『great work space』。

家庭用溶接機メーカーのスター電気製造/SUZUKIDさんの公式ネットワークであるWeldrs Pointであり、溶接・鉄工を誰でも気軽に楽しめる場所、学べる場所です。

どんなことができるのだろう、ということでまずはワークショップ体験してきました。

 

伺った場所は、工場隣の大きな建物。
こちらにワークスペースと、ショールームや談話室などを兼ねた部屋があり、じっくりご案内いただきました。

 

かわいい看板がお出迎え

 

広いワークスペース

 

DIYで建てたという、かっこいいアイアン家具や雑貨が並ぶショールーム

 

機材や材料、過去のワークショップ作品なども

 

DIYで作ったロフトにも談話スペースが

 

アイアンだけでなく木との組み合わせで作品の可能性を広げようということで、工房の工場長さんや地域のクリエイターさんが制作されたさまざま作品がディスプレイされています。

このショールームやロフトの談話スペースも、すべて工場長さんが作られたとか。

す、すごいですよね!

 

この日は、キーホルダーなどをハンギングできるアイアンスタンドの製作体験。

工房きっての溶接女子に指導していただき、SUZUKID Arcury80 NOVAという溶接機でトライ!

 

まずは大切な装備

 

SUZUKID Arcury80 NOVA

 

まずは丸十字型のパンチングメタル2枚にフレームを溶接。
溶接ワイヤーを何度も「にゅう〜」と伸ばしてしまいながら、その都度カットしてもらってなんとか接合。

 

 

次はそのフレームを蝶番で繋ぐのですが、不器用がたたってちょっと蝶番が溶けてしまいました。

でも、「大丈夫!」と励ましてもらい、点づけを追加してしっかり溶接できました。

仕上げは、ワイヤーブラシで付着した金属粒を除去して完成!

 

真鍮フックもお手製

 

今回は体験ということで、材料から機材の設定から全て彼女におんぶに抱っこでしたが、トーチのトリガーを引くだけで、あっという間に金属を接合できてしまう溶接の魅力を満喫させていただきました。

スタッフの皆さま、ありがとうございました!

 

スタッフの皆さんは、全員とてもフレンドリー。
ワークスペースには私の前に別のお客様もいらしたのですが、ご家族でリラックスしながら楽しんでおられる姿がとても印象的でした。

今後は月1回のワークショップを予定しているほか、スタンダードな溶接メニューや技術レッスンなどの対応もなさっています。

レンタルスペース料金は、1時間 ¥1800(スペース代)。

また仲間と遊びにいきたいと思います。

 

great work space

株式会社 大前製作所 河内工場内

東大阪市本庄2-4-5

https://welderspoint.jp/shop/kinki/osaka/omaeseisakusho/

 

 

 

 

コロナ禍が沈静化の流れを受けて、当会でも勉強会などの企画が始動しています。

それに先駆け、DIYホームセンター協会主催の企業研修が開催されましたので、その様子をレポート。

 

11/14(火) 矢崎化工さま研修会


パイプとジョイントとの組み合わせで、さまざまなものが作れるイレクター。

DIYアドバイザー資格取得の実技研修でもよく登場するのでご存じの方も多いはず。

作品アイデアは無尽蔵で、毎年、コンテストなどでも目を見張る作品が紹介されています。

 

この日は、矢崎化工株式会社さまの大阪支店に伺い、デスクサイドにぴったりのカバンラックの制作を体験。

事前にパイプの適正な長さの計算方法やパイプのカットの練習をしたほか、なんと工場見学もさせていただきました!


工場では日頃、製作に携っている社員の方がパイプ曲げや組み立てを実演。


さすがの技やちょっとしたコツなども披露していただいたので、その後の実技の理解もスムーズで、学びがさらに深まった勉強会でした。

 

 

阪神タイガース優勝記念!

 

 

11/21(火) SANEIさま研修会

デザイン性に優れた水まわり用品、水栓メーカーであるSANEI株式会社さまに伺い、『混合水栓の種類と仕組み』をテーマに座学と混合水栓の取替え実技を学びました。

 

壁のモデルで実技を練習した後は、実際に水道が引いてあるシンクで壁付け混合水栓の取り付け体験。

 

 

取り付け後に元栓を開ける時は、水もれしないだろうかと大変に緊張しました!

取り付けがとても簡単になる、ベンリー偏心管には衝撃を受けた方も多かったのでは。


具体的な質問なども飛び交う研修現場は、お互いに大いに参考になったことでしょう。

キッチン、浴室、トイレ、洗濯機など、身近な水まわりのソリューションはこれからますます欠かせないスキルなだけに、具体的な実技をしっかり体験できたのは収穫でした。

 

みんな大好き、ベンリー偏心管!

 

11/24(金) 光さま研修会

 アクリル板・金属板・ゴム板等の素材をはじめ、DIYにまつわる幅広いアイテムを企画・製造する株式会社光さまに、簡易内窓の製作方法を教わりました。

 

会場に入ると、ズラリと小さなサッシのモデルがあり、こちらに内窓用のフレームとレールを取り付け、ポリカーボネートの窓を設置していきます。

 

 

DIYで内窓を取り付けるのに不安なのが、正確な内窓内寸の計測と切断長さの割り出しなのですが、取扱説明書に詳しく記載されていて解説も丁寧にしていただいたので迷いなく作業できました。

 

 

 

内窓は、冷暖房効率を上げ、冬場の結露も抑制するスグレモノ。

既存のサッシ窓に内窓を取り付けるための部材が揃った「フレーム&レールキット」も用意されているの(窓面材は別売り)で、我が家もぜひ取り組んでみようと思いました。

 

メンテナンスには、静電気を抑えるこちらの「プラスタット」が便利だそう!

 

研修会を開催してくださった矢崎化工株式会社さま、SANEI株式会社、株式会社光さま。

久しぶりの研修会、大変に勉強になりました。

ありがとうございました!

 

(編集M.K)

去る11月4日(土)、5日(日)の二日間、兵庫県三木市で「三木・金物まつり」が開催され、12万人もの集客で大賑わいとなりました。

今年はコロナ禍以前と同様の通常開催で、当会は「手作り体験コーナー」で、木工教室を開催。

 

入場口ちかくに2ブースを構え、5テーマを用意。


 

幼児向け「積み木工作」

 

小学生低学年向け「桐材ペン立て」

 

小学生高学年向け「寄木ペン立て」

 

小学生高学年向け「ちょいラック」

 

小学生高学年向け「こども用イス」

 

初日から、開場するとさっそくお客さまが来られ、開始時間フライングでスタート。
お昼ご飯もそこそこに、フル回転でものづくり体験をサポート。

小さなお子さんから大人の方まで、たくさんの方と対話しながら楽しい時間を過ごしました。

 

 

 

 

 

 

体験以外にも、会員の手作り作品の販売なども実施。


日ごろの手仕事を披露する良い機会になったのではないでしょうか。

 


 

 

あ、コレは三木工業協同組合青年部のキャラクター「金物戦隊かなもんジャー」の後ろ姿ですね!

 

 

2日間に渡って実施した木工体験コーナー。


時には、お客さまの技量に合わせて材料加工して対応したり、用意した治具でスムーズに取り組んでいただいたりしながら、たくさんの方々にものづくりの楽しさを体験していただけたのではないかと思います。

 

 

今後もこのような形で地域の活動に協力していこうと思いますので、会員の皆さんもどんどんご参加ください。

 

(編集M.K.)

今年の夏のJAPAN DIY HOMECENTER SHOWで仕上げ体験した切り出し小刀。

グリップにいわゆる柄がなく長時間使うと少々手が痛くなるため、パラコード(=パラシュートコード)を巻くことにしました。

編み方は、参考になるものをネット検索。

コードは、クローゼットに眠っていたキャンプ用品から発掘しました。

 

まずは、作業中に手をケガしないように刃を養生テープでカバー。


また、巻いたコードがずれないように握りに細い両面テープを貼りました。


 

 

パラコードは、中の芯を抜いて外装のみにしたもの。

端がほどけないようにライターで炙って溶かしてから、交差編みをしました。

 

 

 

最初は、ゆるまないように力を入れて巻く必要がありましたが、その後は両面テープの力を借りながらスムーズに進みました。

 

裸身では地味だった小刀、巻いてみると派手!

 

 

完成してみると、鋭い切先が気になったので、手元にあった革の端材で適当にキャップも作りました。

 

 

グリップ部分の銘は隠れてしまいましたが、これなら他の人の小刀と間違えることはなさそうです。

 

(編集M.K.)

創意工夫あふれる作品でいつも我々を驚かせてくれるTさん。

コロナ禍では、さまざまなタイプの手指消毒用のアルコール噴霧器をDIYされたとのことで、ご紹介いただきました。

これからインフルエンザなども気になる時期。

ぜひご参考になさってください。

 

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大人用・足踏みタイプ

足でペダルを踏んだら後ろのリンクが動き、上部のレバーを押さえて容器に入った消毒液が噴射されます。 

大人用正面  大人用側面

正面および側面

 

噴射部分アップ

 

 

ペダル部分アップ

 

こども用・足踏みタイプ

大人用の仕組みを子供サイズで。

ペダル構造が少し違うようですね。

 

 

正面および側面

 

卓上タイプ

手のひらを使わず、手首などでレバーを押して噴射するタイプ。

消毒用アルコールのボトル形状に合わせた2種。

 

[トリガーボトル対応](左)と[ポンプボトル対応](右)

 

 

[トリガーボトル対応の構造]

 

 

 

 

こちらは、[ひじ押しスタイル]。

力が弱くてレバーを押しにくい人はひじ全体で板を押して使えます。

丸い穴のところにお皿などをおくと、しずくを受けられるのも便利ですね。

 

正面

 

側面

 

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どうですか、この壮観なバラエティ!

子供用など、塗装するとよりいっそう愛らしく、わかりやすくなりますね。

 

どんな人がどんな時に使うのか。

どうやったら使いやすいか。


使う人の状況に合わせた仕組みと、それを実現するスキルに脱帽!です。

Tさん、ご紹介ありがとうございました!

 

(編集M.K)