春の訪れを告げる菜花(なばな)。

ほろ苦い風味が特徴的です。

 

菜花は緑黄色野菜で

体に必要な栄養素を含んおり

食物繊維、カリウム、カルシウムが期待できます。

野菜の中では、鉄が多い方です。

 

菜花は通年通して手に入りますが

旬の時期以外はあまり馴染みがない印象。

 

同じ緑黄色野菜の葉物でも

小松菜やほうれん草の方が

通年通して親しみやすい野菜。

これらも菜花と近い栄養素

(食物繊維、カリウム、カルシウム)を含んでいます。

今の時期たくさん出回っているのでお勧めです。

※ほうれん草はカルシウムは少なめ

 

まだまだ寒い日が続きますが

春の訪れを一足早く

ほんのちょっとだけ感じてみてください。

 

 

菜花に期待できる栄養素

「食物繊維」の情報を最後に記載しました。

ご興味がある方覗いて見てください。
 

 

今回のお料理に合わせるお勧めのレシピはこちら

※油を使った料理を1品程度入れてOK!

 

●主菜

鱈のみぞれ煮(揚げ)

鶏肉の味噌マスタード焼き

豚肉とブロッコリーの炒め物

 

●副菜

ふろふき大根

きのこの柚子風味焼き浸し

豆苗とコーンの炒め物

 

 

 

菜花の辛子和え

 

菜花の辛子和え・菜の花・春の訪れ・練り辛子・ほろ苦い・緑黄色野菜・レシピ

 

【 材 料 】(3人分)

●菜花 1束(180~200g)

●調味料

 ★醤油 大さじ1/2

 ★練り辛子 小さじ1/2

 ★顆粒だし 小さじ1/2

 

 

【 作り方 】

①  菜花は、色よくゆで水気を絞る。

     食べやすい長さに切る。

②  調味料を合わせ①を和える。

 

 

【 栄養成分 】(1人分)

エネルギー 26kcal

たんぱく質 2.9g

脂質 0.3g

塩分 0.5g

カリウム 248mg

食物繊維 2.5g

カルシウム 97㎎

鉄 1.8㎎

 

 

食物繊維

 

食物繊維は、整腸作用など身体の中で

有用な働きをすることが注目され

”第6の栄養素”といわれることもあります。

 

脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して

身体の外に排出する働きがあるため

脂質異常症・糖尿病・高血圧症など

生活習慣病の予防・改善にも効果が期待できます。

※厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより

 

食物繊維の摂取不足が

生活習慣病の発症に

関連するという報告が多いことから

日本人の食事摂取基準(2020年版・厚生労働省)では

目標量が設定されています。

 

 

●食物繊維の目標量/日

 

  男性 18~64歳:21g以上

     65歳以上 :20g以上

 

 

  女性 18~64歳:18g以上

     65歳以上 :17g以上

 

 

※日本人の平均食物繊維摂取量は

減少傾向で通常の食生活では

食物繊維をとり過ぎることは

ほとんどないと言われています。

サプリメントなどで多量に

摂り過ぎるとミネラルなどの

吸収を妨げることもあり注意が必要です。

 

※食物繊維の摂取量に注意が必要な方は当てはまりません。

 

 

●カリウム・カルシウムについてはこちら

カリウムの食事摂取基準

カルシウムの食事摂取基準