女将タイムス -16ページ目

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29Jul
- ポケモンGO、イスタンブールでお勧めしない理由
  ポケモン、英語読みだと「ポキモン」GOえらいことになってますな。バカな行動を起こしている人もいるけど、遅かれ早かれそういう人にはなんらかの制裁が降りると思っている。ところでここ最近テロが本当に頻発していてフランスドイツアフガニスタンイラクシリアここ１週間だけでもこんなにある。特にドイツはとうとうここまで来たのかってショックで。（テロで命を落とされた全ての方に心から哀悼の意を表します。テロ、ダメ、絶対）それでテロ関係のニュースを拾おうとネットを開くとポケモン、ポケモンうざい。NGワードに設定して私のネットニュースでは拾わないように出来ないのかとすら思う。携帯片手に、しかも丸腰で、見知らぬ場所に出歩けるって、それだけ平和ってこと。その環境に感謝して存分に楽しんでください。嫌味じゃなく、心から。トルコでも流行っているのかな、ポキモンGO。トルコ人スマホ大好きだから、多分やってるな。私はトルコ、いやイスタンブールでは絶対にやらない。ゲームに夢中になって、気づいたらテロリストのアジトって最悪なパターンだし、現在、非常事態宣言が出ているから、逆に公安のアジトってこともあり得る。どっちも心からご勘弁願いたい場所である事には間違いない。これは冗談として（笑えないけど）、トルコの歩道ってあんまり歩行者に優しくないんだ。ガタガタ当たり前突然の段差当たり前。スーさんなんてこの３年間で普通に道歩いていて、足首に２回ヒビ入ったし。加えて車の運転も荒いからね。ドライバーは歩行者の事、人と思っていないフシがある。こっちが道路を横切ろうとしても減速するどころか逆に、「アクセル踏み込んでませんか？！」ってのしょっちゅう。ドライバーの目マジだし、笑えない。その副産物として、私の中でのイスタンブール名物に「走るおっさん」、正式名「道路を走って渡るおっさん」がある。ここじゃおじさん、いい走りするんだわ。日本でもイギリスでもめったに見ない、おじさんの全力疾走。アイロンが効いたワイシャツ着て走る走る。おじさん、車に当たってもそのまま横断続行だからね。だてに腹の肉、厚くしていません。一種のシールドの役目を果たしている。そんな中、素人の私が携帯片手にゲームとか怖い怖い。イスタンブールではぜったいにやらない。
27Jul
- たかがフライドポテト、されどフライドポテト
  ジャガイモが３個あったのでフライドポテトにした。chanky chips、くし切りで。トルコでもフライドポテトは人気なので結構頼みやすく、トマトケチャップとマヨネーズが添えられるのがトルコ流。最初ギョッとするけど、すぐ慣れる。この２つの組み合わせ、嫌いじゃないです。でもトルコのフライドポテトの主流は「フレンチ」フライドポテトなのよ。マクドナルドで出されるほっそーいヤツ。たまに冷凍じゃないhand cut chipsもあるけど、薄い。それがイギリスから来た人間には非常に残念で。「子供ポテト（＝フレンチフライ）」じゃなく、「大人ポテト（＝chanky chips）」出してくれ。イギリスのパブでフレンチフライが出たら「手抜きしやがって」と思う位、くし切りが好き。今のイギリスパブの流行り、いや既にスタンダードになりつつあるのがTriple-cooked chips。「イギリス料理＝イモ」を突き詰めた結果かもしれないが、なかなかどうして。一度食べて欲しい。Double-cookedなんて足りない、足りない。かけるのはビネガーと私はケチャップです。もう１つ外せないのはフィッシュ＆チップスのフライドポテト。塩とレモンとビネガーでややシオシオになったのを、やたら黄色いカレーソースにぶち込んで食べる。ジャンクの極み。フレンチ・フライのベシャベシャは許せないけど、フィッシュ＆チップスのベシャベシャは許せる。ちなみにTriple-cooked chipsだが、”Fat Duck" ヘストンのレシピによると、１度目は2－30分茹でて、最低でも1時間冷蔵庫に置く2度目、130度の低温で5分揚げたのち、今度は「冷凍庫」で1時間3度目、180度の高温で7分めちゃくちゃ手間かかってるんだわ。私も今見てびっくり。イモ道って奥が深いですね。あ～パブに行きたい。
25Jul
- スカーフおばさんの変化
  昨日行われたJoss Stoneのコンサート、チキンハートな私は結局行きませんでした。ジョス、ごめん。結構行くつもりだったんだけどねえ、、、コンサート数日前に出た総領事館からのお知らせに在イスタンブール米国総領事館は、米国市民に対し「市内において不要不急の移動、特に公共の場所や欧米人や外国人が多く訪れる場所への移動を控えるよう勧告する（略）」との発表を行った。てのがあって、（外人歌手のコンサートなんて思いっきり該当するじゃん）と。その直後にコンサート会場も屋外から屋内に変更。来週予定していたMuseのコンサートがキャンセルされ、ちょっと今回ばかりは怖くなってしまった。一方のスーさんはぜーんぜん気にせず当日１人でメトロバスに乗って出かけ、「みんな席なんか気にせず立ち上がって踊って！」のジョスの言葉でおじさん、ステージから２列目までドスドス躍り出、かぶりつきで思いっきり堪能したとか。（客席はかなり埋まっていたそうです）帰り道にアイスクリーム５つ乗せを食べて、ご機嫌で帰ってきた。私はその間ずっと「海猿」読んでハラハラしていた。その他に週末やったことは、黒海沿いの町Rivaにパンを買いに出かけた。普通の民家が自分ちの窯で焼いているパンを軒先で売っているんだけど、みっしりしてちょっとすっぱくて美味しいのだ。サワードウが好きなうちは基本ここのパンしか食べない。パンを売っている家は何件かあるが、うちはそのうちの一軒に決めているのでスカーフを被ったおばさんともすっかり顔なじみだ。おばさんのところではパンの他に自分の家で採れた卵や野菜やピクルスなどを売っていて、たまにものすごくひんまがったキュウリをおまけにつけてくれたりする。昨日もおばさんの家の前に車を停めた途端、すぐにおばさんが出て来た。お互い言葉が通じないから全てがボディランゲージ。「いつものパンを３つください」スーさんの注文におばさんはにっこり微笑んだのち、グっと親指を突き立てた。欧米人には何気ないしぐさも田舎のスカーフを被ったおばさんがやると物凄いインパクトがある。「あれ絶対、僕の影響だよね」帰り道にポツリとスーさんが言った。
23Jul
- 旅行の計画
  駐在員に付随するお手当の１つに「一時帰国の交通費を会社が持つ」ってのがある。年に一回とかの制限つきだけど。学校が夏休みに入ったことだし、今沢山の駐在員家族が日本への大移動を繰り広げていると思う。特に今のトルコの情勢じゃ、お子さん連れの家族は日本に避難した方が安心出来ると思うし。うちは子供いないけど、もしいたら多分イギリスに子供連れて帰っているだろうね、なんてことをスーさんと話したばかり。いいな日本の夏。高校野球が大好きなので羨ましい（そこか）。球児がらみで全然泣いてない。もう１０年以上泣いてない。スーさんも一応駐在員の端くれなので、この「一時帰国、会社負担」のオプションはついているけど、スーさんイギリス人だから帰国先もイギリス。私的に全然使えない。トルコ赴任が決まった時に、「女房が日本人なんです。一時帰国先も日本にしてくれませんか」スーさんダメもとで人事に掛け合ったらしいけど、ふふん、て鼻であしらわれたって。私が人事でもそうしていたと思う。最近のスーさんは怒涛の旅行予約をかましていて、まずは９月のイギリス帰国。あとはひたすらトルコ国内をbook（予約）,book.もともと今年の夏はトルコに居る予定だったし、こういう状況だからこそトルコでお金を使いたいのもある。（トルコの観光業が壊滅的なのです）イズミルOrduチャナッカレ（イギリス人に非常に意味のある場所。この前の地中海クルーズで通過したけど、朝早い時間にもかかわらず沢山の乗船客がチャナッカレを見るために甲板に出ていた）そしてまた出ました、どーん、黒海エリア。黒海エリアのホテル、オンシーズンにもかかわらず部屋が残っている様子。私たちがイオンの折り畳みテント持参で行くから待ってろ。黒海エリア、私たち大好きなんです。海も景色も人も食べ物も。この前２０年ぶりに再会したトルコ人のK君にその話をしたところ、興味深いことを教えてもらった。どうやらトルコ人の中で黒海エリアの人達ってちょっと「違う」扱いになっていて、彼らに対する「愛ある」ジョークが沢山あるそう。スーさんが「それってイギリス人が『ジョーディGeordie』をからかう感じ？」「そうそう、それに近い」イギリス生活が長かったK君が即答したからそんな感じ。愛あるからかい。言葉にすると変な感じだけど。日本ではそれに匹敵するエリア思い浮かばないけど、決してバカにしている訳ではなくて、黒海エリアの人達を愛しく思いつつ突っ込まずにはいられないらしい。トルコ人K君の後ろ盾もあり、ますます黒海エリアに愛を強める私たちである。
21Jul
- 非常事態宣言の発出
  猫を抱いて寝ている間に、エルドアン大統領が３か月間の非常事態宣言を出していたようです。これにより各県知事の権限は増強され、軍に対して指示を出すことが可能となるそう。一体どんな指示が出るんでしょう。ギャーージン（外人）出てけとかなったらめんどい。うちの猫たち、自分達で荷造りしないどころかバスケットにも入りたがらないから。なんかねえもう、こんなの（非常事態宣言）聞いても驚かなくなったね私。それにぶっちゃけ、興味ドンドン失ってますからー。興味持って調べたところで事態は複雑だし、知れば知るほど「賛同できない」ことばかりだと思うんで心の平安の為に目と耳に蓋っす。私はただ通常の生活が送れれば十分。外ではいつも通りタイマーで動くスプリンクラーが植木に水をやってる。それと同じことです、私が望むのは。このブログだってもっとノホホンとしたこと書きたい。今の心配は土曜日のJoss Stoneのコンサートが行われるかどうか。あいにく会場は屋外なんです。爆弾放り込まれたら一発。でも私以外の他の人達にとっても今一番欲しているのは音楽だと思うので、JOSSには来て欲しい。
- Comfort food　＝　元気が出る食べ物
  夜の快適な睡眠を得るために、まずは運動で体を疲れさせようとジムで1,000キロカロリー分の汗をかいたが、ご飯を食べたら速攻眠くなって２時間半も昼寝してしまった。全く意味のない努力だった。納豆を作ったり、紫蘇味噌を作ったり、夏カレーを作ったりと、おかげさまで私の生活も平常モードに戻っている。自分が凹んでいる時に「これさえ食べれば元気が出る」、いわゆるcomfort foodって誰にもあると思う。私の場合は納豆と梅干し入りのゆかりおにぎり。（もっと贅沢言えば明太子と白菜の漬物と新米。あと丁寧に作った味噌汁）日清カップラーメンのカレー味も最近その域に達しつつある。あの平べったいじゃがいもを泣きそうな顔で齧っているのは恐らく私だけだろう。納豆は納豆菌さえ手に入れば（アマゾンで入手可。納豆からも種は取れる）、大豆と圧力釜とヨーグルト・メーカーがあれば簡単に作れるので、納豆を恋しがっている間に作った方が早い。イギリス人のスーさんの場合だと、ベイクド・ビーンズ、チャンキー・チップス、目玉焼きブラックプディングハギス以上が彼のcomfort food。目玉焼き以外、日本人にはなんのこっちゃな代物だと思う。これはもう「うまい」「まずい」じゃなく、心の均衡を保つ精神安定剤みたいなものなので、自分のコンフォート・フードの備蓄には、特に海外住みの場合、ちょっと神経質なくらいに努めておいたほうがいいと思う。意外とストレスの多い海外生活、人の心って実は意外と簡単なことで崩れ安いので食は非常に大事。断捨離とかほっぽって、アリ並に備蓄に励むべし。
19Jul
- そろそろ次に進もうか
  ちょっと、いや、かなり辟易している。だっていまだに私、寝不足続行中なんですよ。というのも毎晩、いまだに、勝利に酔う一部の市民が夜中構わず車のクラクションを鳴らしまくるのです。どうやら大統領が「外に出て勝利を祝え」と先導しているようですが、そんなことより十分睡眠を採ってトルコの未来へ一歩踏み出す方が全然いいと思うのね。やっていることが非生産的。１６階に住む私でさえ「あああ、うるさい！」ってなるんだから、下の階に住むトルコ人たち、夜中に出かけて興奮している人たちじゃなく、明日の仕事に備えてちゃんと寝たい人たちはかなり迷惑しているだろうに。運がいいのか悪いのか夜のイスタンブールはエアコンをつけるほど暑くなく、かといって窓を閉め切るほど涼しくもなく。だから窓を開けて寝ざるを得ないの。分かって～。夜集まるならどっかサッカー競技場とかにしてくんないかなー。出来たら屋根付きの。道路で闇雲にクラクション鳴らすんじゃなくてさ。所詮期間限定で住まわせてもらっている外人なんで、トルコ政府のやることに口出しするつもりは毛頭ないけど、個人レベルで迷惑を被っているのは確か。なんというか「おもしろい」と一度言ってしまったばかりに、何度も同じギャグを聞かされている気分です。こりゃ運動して体疲れさせて、酒飲んで寝るしかないのかねえ。
17Jul
- 今日も寝不足＋ちょっと辛口
  クーデター失敗から一夜明け、今朝も寝不足。あまり寝れませんでした。いきつけのレストランでブランチを食べ、そのまま倒れこむようにベッドへ。昼寝をしてやっと復活です。寝不足の原因は昨夜、民主主義勝利に喜ぶ市民たちが外で太鼓叩いて練り歩くが朝方まで続いたから。戦闘機よりはましだけど、あの人たちいつ寝てんだよ。今か、昼間か！昨日は昨日でまた印象的な１日だった。私の海外暮らしも早くも１２、３年になりますが、外務省から安否確認のメールを貰ったのは初めてでした。ロンドン地下鉄テロ、そしてイスタンブールでの数々のテロでも無かったのに、さすがにクーデターは外務省も本気になるなと。実は見たことの無い番号から何度か電話がかかっていたのは知っていたのだが、シカトしてた。ごめん。どうやらそれだったみたいです。NHKのニュースで「邦人１名行方不明」と報じられちゃ困るので急いで返信しました。ところでクーデターの様子を伝える画像や写真が次々にアップされ、胸が熱くなり泣かずにはいられなかった。トルコ人の愛国心を目の当たりに見せられた。だってトルコ市民、特におっさん＆兄さん達、あの人たちTシャツ・ジーパンの丸腰で、武装した軍人に殴りかかっているんだよ。武器は己のこぶしのみ。それでポカポカ軍人殴っている。でも私は個人的に若いソルジャー達を責められないな。あの人たちが上官に「NO」と言う選択肢は無かったと思うし、それ以前にこうなる事を事前に理解していたのかもどうか。とりあえず昨日は外出禁止令続行と言う形で私は家に籠っていたが、狩猟民族イギリス人のスーさんは朝から床屋に行ったり、自転車のタイヤを交換したりパン屋にいったりジョウロを買ったりと回遊魚のように動き回っていました。もともと夜はMODAにあるレストランを予約していたのだけど、帰り道のカディキョイ辺りでデモに巻き込まれる恐れもありキャンセル。代わりに家の近所のケパブ屋に行ってきました。昼間は薄気味悪いほど町は静かだったけど（スーさん行きつけの床屋も寝不足で店を閉めていたため、今回は違うところで切った）夜はそこそこの人手だった。そんでその後、夜中近くから太鼓でパレード開始と。昼間にやって欲しかったけどね、本音は。でもそれは無理な話よね。それでここからはちょっと辛口なんですが。こういう経験を否応なしに積んでいくとどうしてもその手の危険に対して常にアンテナを張る癖がついていきます。例えば、、、公共の乗り物を使う時にテロの可能性を考えるとか。そしてこのアンテナ、他の国の人達も結構身に着けています。だから自然、そういう危険とほぼ無縁の日本に住む日本人と隔たりが出来ていくんですね。「うわあ、トルコこえー、良かったー日本に居て」そう思うのは至極当然なことだし、別にいい。その環境に感謝して暮らしてください。ただ、もし日本国外の人と接触する際は、言葉を発する前に一拍置いて欲しい。さもなきゃ顰蹙を買いかねませんよ、と私はこの場で言いたい。今度のクーデターでも発生してたったの２時間後に、「それが今あなたの知りたいことですか？私たちの命よりそっちが大事ですか？」な内容のメールが、スーさんの仕事関係で日本から来まして。クーデター起きたって知って書いているからタチが悪い。それどころじゃ無いっつうの。平和ボケ結構、でもボケは日本国内だけにとどめましょう。
16Jul
- 寝不足。トルコでクーデター
  おはようございます眠いです。ほとんど眠れませんでした。クーデターの詳しい内容とかまだ良く分かっていないし、素人の私が色々書くのはまずいので（ニュース見てください）、クーデターの晩、私たちが何していたか、私たちの周りでは何が起こったかを記録のために書いておきます。昨夜スーさんが帰って来たのが１０時ちょっと前。オフィスがヨーロッパ側で自宅がアジア側なので、いつも第一大橋を使っている。警察が橋の数車線を封鎖していたので渋滞が起きていたけど、まあ良くあることなので特に気にする事なく帰宅。その時点ではまだ戦車とかは出ていなくて、軍ではなく警察が交通規制をしていたそうです。その晩は２人でずっとニースで起きた「ジグザグ殺人トラック」のニュースを見ていた。もうこれぞトップニュースって食い入ってましたとも。眠くなったので私がベッドに入ったのが１１時過ぎ。スーさんの会社のスタッフが電話してきて「第一大橋と第二大橋が封鎖されているようだ。なぜかは分からない」と。CMとか映画の撮影じゃないの？なんて言って眠りを続行しようとしたのだけど、その辺りから外がうるさくなってきて、とても眠れる状態ではなくなってきた。まずモスクから、お祈りが流れ始めた。いつものお祈りの時間じゃないから、これだけで異常事態。お祈りの節もなんだかいつものと違っていて（言葉分からないのであくまでも聞いた感じ）それがエコーのように色々なモスクから流れてきた。そのころから車のクラクションが鳴り始め、ヘリが旋回。爆竹、パンパンと鉄砲のような音も。高速道路からはトラックではない何か物凄く重たいものが走る音（戦車だったのかなあ）。ベッドから出てBBC観たけどまだニースのニュース（洒落じゃないです）続行で、トルコのニュースにチャンネル代えたらアタチュルク空港にどーんと戦車が。テレビではひっきりなしに誰かが何か話しているけどトルコ語だからわかんねーよ。その後３０分くらいしてようやくBBCでもニュースを流し始めたかな。外の騒ぎは収まるどころか、戦闘機が低空飛行して威嚇してくるし、その爆音たるや。うちの猫たちもびっくりですよ。カモメたちも怒ってギャーギャー。こんな中、寝れるわけがない。寝れる人の顔が見たい。アタチュルク空港がテロ攻撃受けた時は、いくら窓から見える距離に住んでいるとはいえ、まだ「自分は外にいる。とりあえず安全」って思えた。でも今回のは臨場感がすごくて（なんたって戦闘機が頭の上飛んでますから）「自分、完全に巻き込まれている」って怖かったね。結局、朝の４時過ぎまで起きてて、スーさんが「ボリス・ジョンソン、助けに来ないなあ」ってベッドに入ったのを機に寝ました。３時間くらいだけど。今日はトルコ全土が寝不足だね。猫も、カモメも。すっごくいい天気で海水浴日和だけど、スーさんの首に縄付けて、今日一日大人しくしています。
15Jul
- 引き際のタイミング、その他
  またも更新。家に籠ってる方がサクサク行くね。お付き合いよろしくです。天皇の「生前譲位」のニュースにかなりの関心を持っている。宮内庁は否定したようだが、そういえば今まで一度もなかったなって今更ながらに気づくと同時に、それもありかな、と思ったりも。毎回テレビで昭仁天皇とエリザベス女王を見るたびに「あの御歳で杖無しで歩かれている。上つ方はさすがに違う」と思っている私なので、陛下のご希望される方向に向かわれることを願っている。ところで我が愛するボリス・ジョンソン氏が外務大臣になったようで。活躍するんじゃないか、いやして欲しい。見た目が似ていると言われているトランプと違うってとこを見せてくれ。イギリスの選挙権を持っていない私が期待するのもなんですが。良く誤解されるけどイギリス人と結婚＝イギリス国籍を持つ訳ではないのです。日本は二重国籍を認めないのでイギリスの国籍が欲しかったら、日本の国籍を捨てなきゃならない。それはちょっと、とたいていの日本人は思うわけで、私のように「永住権」を持つケースが多い。だから私にイギリスの投票権はありません。永住権と国籍の１番の違いは、選挙権を持つか持たないか。しかもこの永住権も「永住」とは名ばかりで、イギリスを出たまま２年間戻って来なかったら抹消されるので、私のようなイギリス永住権保持者だがトルコに住むような人間は、その点を気をつけなくてはならない。しょせん「住まわせてもらっている」身ですから。ここトルコでも一緒。だからって私が堂々、選挙権付きで住める「日本」もなんだか余所者な気分。在外投票は出来るんだけど、今の私は都知事選を見守りたいね。なんで私、今東京にいないの。海外住みってなんとも宙ぶらりんですね。私の場合、自分で選択してこうなったと分かってはいるけど、みなが盛り上がっている場に参加できない疎外感のようなものを感じてしまう。速報です。今得た（スーさん経由の）情報によると、ボリスジョンソンの曽祖父はトルコ人だったとトルコの政治家が言っているそう。トルコ人の話を聞くといつも、「世の中のすべての起源はトルコ」なのでこれも眉唾かもしれないが、もし本当だったらボリス氏の出自うんぬんより、なぜ今このタイミングでトルコ人は明らかにした？！の方が正直強い。
14Jul
- 11月までは
  吉幾三、トルコでCD出したら売れるんじゃないか。というのもトルコの男性歌手のほとんどが、私には吉幾三にしか聞こえない。私自身、トルコ歌謡はごめんなさい、どれも全部同じに聞こえるので自ら進んで聞くことはない。でも地方に行くとラジオ局のほとんどがトルコ歌謡オンリーだし、保守系レストランも終始トルコ歌謡を流しているので、こちらが「ノーサンキュー」と言っても、あちらが勝手に私の耳に入ってくる環境。だからトルコ在3年、それなりにトルコ歌謡を聞き齧ったという自負の上で言っている。吉幾三、意外と行けるんじゃないか。トルコ人てノリがいいから、たとえ幾三さんが日本語だけで歌っても、太鼓叩いて踊りまくると思う。ところでアクセス解析を見ると「女将　簿記　１級」で検索している方がいらっしゃるので、私同様、11月受験を目指しているのだろうか。私も今は毎日勉強しています。5月6月は遊んだし。この時期トルコから一斉に日本人はいなくなるが（一時帰国など）、私は根が生えたようにトルコに居るので、11月まで机に向かう予定。私の進捗情報。去年の11月に1級を受けたものの不合格。（準備期間が２か月しかなかったので当然の結果）その後ACCAの１２月、３月受験を経て簿記勉は4月から再開し、現在日商簿記1級網羅型完全予想問題集 2015年度/TAC出版￥2,592Amazon.co.jpこれを3回やって（きっついが解く価値あり）、今は日商簿記1級過去問題集出題パターンと解き方 2015年6月対策 (とおる簿記シリーズ)/ネットスクール￥2,160Amazon.co.jpこちらの過去問を1巡するところ。脳内に点在する星の数ほどの簿記知識が、今後１つの銀河系にまとまっていくのではないかと、期待している。これぞ勉強の醍醐味。11月までこの2冊を繰り返し解く予定。あと忘れちゃならない会計理論の方は、涼しくなる9月以降から手を出す予定。簿記は全然飽きない。これからもずっと問題を解いていきたいけど、円高が厳しい＝日本帰国が厳しいので、受験は次回で終わりにしたい、切実に。みなさん合格目指して一緒にこの夏を制しましょう。
12Jul
- 服が増えてきた
  「１年着なかった服は処分しろ」今流行りの片づけルールで口酸っぱく言われているこのフレーズ。私は自分のことを片づけ＆捨て魔だと思っているが、服だけは何年も前の、下手すりゃ独身時代のも持っている。理由は単純「痩せたらまた着るから」。安っちい服はとっとと処分したが、気に入った服はなかなか手放せない。私は今年、筋肉を育てることに重点を置いて筋トレに励んでいて、最近になってようやくその効果が現れたのか、昔の服が少しずつ着れるようになってきた。嬉しくてつい新しい服も買ってしまう（だめじゃん）。トルコは地の利もあって欧州向けブランドの縫製工場が多いようで、同時にアウトレット品も手に入りやすい。昔は中国が多かったけど今は人件費が高いから徐々にトルコに移動している印象。香港で良く見るエキスポートショップ（アウトレット品を扱う店。出口ショップだっけ。中国大陸からのリジェクト品を売っている）の品もドンドンしょぼくなってるから、その点でトルコは狙い目。今私たちの行きつけアウトレットはカディキョイにあって、最近ではイギリスのハイストリートショップの１つ、White StuffのTシャツを買った。定価じゃ絶対に買わない品。（私の服の予算はかなり低い）ユニクロも安いけど、最近質が落ちたのかペラペラしていて、だったらこういうところのアウトレット品の方が断然着心地＆持ち共に上。昨日行ったときはディー〇ルのジーンズが1200円くらいで売っていたから購入。それ以外にBAYMENのアウトレットでもちょこちょこ買って、ボトムスばかりが増えていく。でもまだまだ「着れないまま所有している昔の服」はあるので、更なる引き締めに励まないと。
11Jul
- ジョウロを探して
  今日の買い物の目的はジョウロだった。今ベランダ園芸をしているのだけど、水差しっていうの？先が細いヤツで今は水やりしている。でもこれだと一点集中で水が行くから、大き目のプランター向きじゃないのね。まさかトルコで園芸をすると思わなかったから、自分のジョウロ、イギリスの家に置いてきてしまったのだ。でもすぐに新しいの買えるって思うじゃん、だってジョウロだよ。それが無いんだよ、トルコには。使っているのは見るんだけどね、売っていないの。プランターや土を売っている雑貨店どころか園芸店にも売ってないの。意味分かんないよね。こっちは恥をしのんで店内の植木鉢に向かって、ジョウロで水やりするジェスチャーするじゃない？「ぱあああああって雨が降るような出方をするんです、ぱああああ」なのに毎回「これでしょ？」って水差しを出されて。違うんです、それはもう持っているんです。じゃなくて、これですよ、これ、ホラおたくでも使っているじゃないですか。店が使っている所々欠けたジョウロをさして、「これが欲しいんです」「無いね」じゃあ、このジョウロはどこで買ったの？！それを教えてよ！って首根っこ捕まえそうになりました。（こういう時心から『トルコ語が話せたら』って思う）こうなったらペットボトルの蓋に釘で穴開けて、自家製ジョウロ行くしかないのか。なんかそれは最後の手段にしたいんだよね。私一応、ガーデナー気取っているんで。ところでこのジョウロを探す旅の帰り道に、トルコに来て初めて、いや我が人生において初めて、バイク同士の衝突事故を見てしまった。幸いにも双方ケガは無かったが、スクーターはサイドミラーが落っこち前面ベコベコ。一方のデリバリーバイクの方はほぼ無傷だったから、スクーターのお兄ちゃん怒る怒る。その気持ちは分かるけど、私は言いたい、あの２人に。バイクに乗る時はとりあえず２人ともヘルメットをかぶろうか。
07Jul
- 新手の物乞いと接触
  家から駅に向かう途中でのこと。すれ違った男に突然「英語は話せますか？」と聞かれた。カラフルな半そでシャツにひざ丈の短パン。手には英語のペーパーバックとなぜか折り畳み傘を持っていた。見た目はトルコ人ぽくなく、ヨーロッパから来た外人観光客に見えなくもない。だがちょっとみすぼらく私は途端に警戒した。「ええ（話せますけど）」「ああ、良かったー。今までずっと道行く人に助けを求めているんですが断られ続けていて」男はここで紙切れを出した。「自分フロルヤからバクルキョイ、それから・・・と、・・・と、（紙に書かれた地名を上から順に読み上げる）、カディキョイに着いて、今ここ（２ちゃん？）」「はあ」「どうしてもフロルヤに戻りたいのですが、持っているお金がこれだけなんです」男はポケットからチャリ銭を出した。一番額の小さいコインが５０枚ほど。「２２リラ必要なんですが、助けてくれないでしょうか。ユーロでも構いません」なるほど、道に迷った旅行者のふりして、これまた観光客に見える私の同情を引く気だ。名付けて「どうしましょ、流れ流れてこんなとこまで来ちゃいました」作戦。道端でよく見るジプシー風だと警戒されるからって、衣装まで用意して手が込んでいること。だが私は以前フロルヤに住んでいたので、ここからフロルヤまで電車バスを使うといくらかかるか、大体の予想はつくのだ。（２２リラ？んなわけないやん）それに本当に困っているなら店か駅に駆け込めばいいじゃない。「悪いけど、私もあなた同様、お金が無いのです（もちろん嘘）」「え？（観光客なのに？）」「これから銀行に行かないと」「僕も一緒に行っていいですか？」「は？No!　冗談でしょ？それでは失礼」男はそこであっさり諦めたようで、「あーあ、世の中は冷たい、冷たいな」みたいなことを私に聞かせるよう大声で言いつつ去って行った。こういう物乞いもあるってことで、トルコ在のみなさんご注意を。
06Jul
- リーディングに役立つ素材
  昨日の記事のアクセスが良かったということはそれだけ英語上達に興味がある人が多いということか。私のなんちゃってアドバイスがどれだけお役に立てるか分からないけど、懲りずに続けます。でも独り事だと思って軽く流して。私のTOEICは４年前に受けたのが最後で940だったけど、今はもうちょっと上がっているんじゃないか。というのもACCA（英国公認会計士）のテキスト幅、余裕で２センチとかですもん。（次の科目は３センチ）そのACCAが、私のような外国人受験生向けの無料英語講座を最近ウェブ上で開始した。「現在最初の３科目（F1-3)用の講座が受講できます。F4-9は年内に受講可能です！」ってF9が終わったばかりの私にこのニュース、ひどい！遅い！あたしが今までどんだけｘ100苦労してきたか（号泣）私の一番の関心はF９の後、P1～の科目はいつ可能なのか、なのだが。このブログを読むACCA受験生がどれだけいるか分かりませんが、私と同じ轍を踏まないことを願って一応お知らせしておきます。英語上達ってヒトコトで言ってもその目標は人それぞれ。ビジネス英語、友達作り、旅行用、私のような資格取得などなど。でも目的はなんであれ（私の父親の受け売りですが）、帰国子女でない限り「自分の母国語である日本語がしっかりしていないと英語取得は難しい」はい。これ日々実感しています。英文を訳すにしても、そのアウトプットツールである日本語の土台が出来ていないと難しい。外国語と日本語って実はパラレルなので日本語も積極的に読んで欲しいです。それでリーディングの素材なんだけど、もちろん資格取得が目的ならそれ用のテキストを読み込むのが一番だけど、その手の文章って概して面白くないよね。ACCAしかり。一度英検１級の過去問見たけど、３秒で閉じたし。そうじゃなくて英語に慣れるためのもっと気楽に読めるやつでおすすめなのは、１．英語のゴシップ誌２．レシピ本３．日記形式の小説ゴシップ誌は写真満載なのでテレビニュースと同じで視覚にも訴えてくれる。ただ整形依存や拒食症気味のセレブとか、固有名詞に強くなる傾向ありなのであくまでもエンターテイメントで。ジムのエアロバイク漕ぎながら読むにはちょうどいい。レシピ本はこれこそ簡潔な文章の見本。余計な説明一切なしだからね。ライティングの参考にもなります。日記形式の小説がいいのは推理小説のように最後まで読む必要がないので、疲れたらそこで止めやすい。日記形式の小説で有名なのは「ブリジットジョーンズの日記」だけど、これイギリスに住んでいないと分からない部分もあるから注意。最近になってようやくキャドバリーのミルクトレーが分かった私なので、ここ強調しておきます。もう１つはThe Secret Diary of Adrian Mole Aged 13 3/4実はこれ、私が生まれて初めて最後まで読めた英文の本。古い本ですが、すごーーーーく面白いです。ほぼ古典かも。アマゾンジャパンでは売っていないかもしれませんが、アマゾンUKは大丈夫。キンドルでも読めるかも。イギリス在ならチャリティーショップを注意深く周るのも手です。運が良ければ１ポンドで手に入ります。
05Jul
- リスニング上達に役立つ素材
  バングラデシュ、ダッカで起こったテロにショックを受けている。亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りします。昨日もスーさんと空港テロをどう阻止するのか話した。晴れた日曜日のドライブ中の会話としてふさわしくない内容なのは分かるが、状況が状況なだけに仕方がない。女将「アタチュルク空港の警察官が増えたところで、自爆テロどうやって事前に阻止するの？今回だって警察官は立派に彼らの仕事をしたと思う。でもスイッチ押したらおしまいじゃん」ス「だからスイッチを押させないんだよ」女将「どうやって？」ス「スイッチ押す前に即死」今回はテロリストが３０度近いのに黒のダウンを着ていたり、自爆前にガン射撃し始めて、ある意味自己申告したので警察側のアクションも早かったと思うが、ダウン着ている＝テロリストと誤解して一般市民を射殺とか起こらないことを願う。驚かれることが多いが、イスタンブールもがっつり雪が積もるので、冬はダウンを着ている人がいっぱいいます。ス「トルコ側は空港内に入れないを絶対目標にあげていると思うから、それを信じるしかないね」悲しいことにイギリスのEU離脱決定後、イギリス国内でEUからの移民、特にポーランド人に対する差別的攻撃（race crime)が始まっている。ポーランド人はプラマー（plumber　配管工）技術が高いので有名。イギリスに住むとしょっちゅう配管トラブルがあるから、ポーランド人＝イギリスのクラシアンのイメージが強い。（ちなみに「トルコ人ウェイター」もイギリスの飲食産業をかなり担っているらしい。特に対イギリス人女性笑）私が懸念しているのはこのポーリッシュに対する差別と同様のことが、世界に移民として生活している善良なイスラム教の人にも及んでいないかということ。日本もしかり、ですよ。とまあダラダラ前置きを書きました。いつものパターンですね。タイトルの「リスニング上達に役立つ素材」ですが、これはずばり、テレビのニュースです。ラジオじゃなくテレビ。CNNでもBBCでもどっちでもいいけど、私の場合BBCの方が聞きやすい。テレビのニュースをお勧めする理由は１．アナウンサーのはっきりした発音２．同じ内容を繰り返し伝える３．画面に出る見出しが要点を伝えてくれる４．現場の画像が更に理解を助けるこの４本柱。加えて、５．時事問題に強くなる日本の民放ニュースのようにチロチロ画面端の四角の中でうなづくコメンテーターとか、子供にしか見えないお天気お姉さんとか、今日の天気に温度、お洗濯指数、はたまた花粉に占いなどの情報過多な画面と違い、画面上に常に出るのはせいぜい時間位のそっけない画面だが、だからこそニュース内容に集中することができる。出来ればその内容がもっと平和なものであることを今は願わずにはいられません。
03Jul
- 大量の野菜
  Metro（コストコのような会員制のスーパー）に行ったら大根が売っていた。しかも大きいのが大量に。「すごい、すごい！」思わず日本語で大興奮していたら、荷出ししていたトルコ人スタッフが隣でトルコ語でワーワー言い出した。どうせ別のスタッフに話しかけているんだろうと構わず、「なんで今の時期に売ってんの？しかもでっかい！」私も負けずとワーワー日本語で独り言。トルコ人スタッフもまだワーワー。うるさいなあ、とそこでスタッフの顔を見たら私の顔を見て笑っていた。どうやら向こうも私同様に独り言で、「おいおい、このアジア人何興奮しちゃってんの、うけるんだけど！」みたいなことを言っていた模様。スタッフはそこで「３リラ！１キロ、３リラね」と英語で言ってきた。３リラ？この一番大きいのが２．６キロだから、（比較対象にたまごを置いてみた）７．８リラ？100円もしないって嘘でしょー（日本円強いね。1リラ35円てマジですか？）大根大好きだから嬉しい。季節外れの手羽大根にしよう。その後スーさんが土曜市場にさくらんぼを買いに行くというので買い物リストを渡した。お使いは人参とトマトとピーマン。行った時間が良かったのか悪かったのか、マーケットの屋台も閉店準備を始めていたらしく、あちらも売れ残りを出したくないから残り野菜を大量に渡してくれたらしい。トマトこれで１．５リラ（52円）ピーマン1リラ（35円）。50個くらい入っている。頼んでもいない赤ピーマン入っているし。人参1リラ（35円）「『僕の奥さんは馬じゃないので、そんなに人参いりません』ってなんで言わなかったの？」あまりの量についぼやいてしまった。しばらくこれらの消費に励まないと。
02Jul
- 知らなかった禁煙方法
  トルコ人の友人に、「僕は食が細いから別に夜まで食べなくても平気だけど、１日２箱のヘビースモーカーだからラマダン（断食）には参加しないんだ」と言われ、断食＝「食べ物と飲み物を我慢」と思っていた私は、それと煙草がどうつながるのだと何度も志村の顔で聞き返した。そしてようやく断食とはく「煙草もだめ」「とにかく何も口にしてはいけない」と知った。ひええ、それってヘビースモーカーが多いトルコ人にはかなり過酷なシバリ！逆に断食の空腹を煙草で紛らわしたいって思っちゃうな、私なら。「へへ、かすみならず、煙食って生きてます」とかギャグかまして。昨日近所のレストランにイフタル（日の入りから始まる夕食）しに行ったら、トルコ人のみなさんテーブルの前で断食終了のお祈りを待っていた。８時４５分ごろにお祈りが流れると一斉にレモネードか水を一気飲み。血糖値を上げるためにナツメを齧り、スープに移行。だが良く見ると右手にスプーン、左手には煙草を挟んでいて、どのテーブルからも煙がのろしのように上がっていた。「やあねえ、食事中くらい煙草我慢できないのかしら」いつもなら眉しかめちゃうけど、今の私は違う。「吸いねえ、吸いねえ、ドンドン吸いねえ」優しい目で見守った。面白いなと思ったのは、トルコではこの店のようにお酒を提供しないレストランだと、客全員が素面、でも煙草をガンガンに吸っている。逆にイギリスのパブだと客は酒を飲んでいるが煙草は吸わない。でもどちらにも共通しているのは「話し声がうるさい」。断食明けまであと３日。
01Jul
- ちょっと動揺した光景
  この前アランヤに行った目的の１つがスキューバダイビングだった。といっても潜るのはスーさんだけ。私はダイビングには興味が無いので、付き添いという形でダイビング船に乗らせてもらった。この場合昼食のみの提供なので安めの料金になる。泳ぐのは自由。今回のダイビング客は30名ほどだった。アジア人は私１人、潜らなかったのも私１人。暑かったしみんなが潜っている間、船の周りを泳いではみた。日焼け防止のウェットスーツの上に、溺れ防止の船から借りた救命ベスト着て。スタッフの「そこまで着るなら潜れよ」な目が印象的だった。今回のダイビング船でちょっと動揺する光景に出くわした。６人ほどでダイビングしにきたトルコ男子集団。平均年齢２０代前半と推察。１人すごく自意識高い系の男の子がいて、ひげが綺麗に整えられていて頭はボーズ。よく見るよね。そんでサングラス。同世代の日本人男子の１０倍、鏡を見ている時間が長そうな。その自意識高い系ともう一人の男の子、繰り返します、男の子が、船のベンチで膝枕してイチャイチャしていた。しかも膝に乗せてあげているほうが、乗せてもらっている自意識高い系の髪を優しく愛撫していた。ブログ長いことやっているけど、愛撫て２文字初めて打った。２人とも他の連れの男子たちと普通に話していて、向こうも彼らの膝枕を普通に受け入れている様子。膝枕して、されて、髪愛撫して、されてんですよ、その間中、ずっと。エルトン・ジョン的関係なら納得だけど、そうではなく普通の友達同士のスキンシップだとしたら、ちょっとカルチャーショックかも。アランヤで再会したトルコ人の友人K君にこの質問を投げかけたら、きっとK君のことだから「うん、女将、それはね、、、、」適切な答えをくれただろう。なんで聞かなかったんだろうとちょっと後悔している。
30Jun
- 一夜明けて
  一夜明けた今日は晴天、でもちょっと涼しかったな。いつもなら子供たちが集うマンションのプールもガラガラで、多分お母さんたちがテレビに釘付けだったのだと思う。（でもトルコは報道規制するからどれくらい明らかにされているのか）ついに起きた空港テロだが、私はここでも少年隊ヒガシの言葉を採用し実行する。「今自分が出来ることを精一杯務める」愛国心が日本人よりずっとずっと強いトルコ人の悲しみと怒りは計り知れない。たかが３年住んだ私のそれとは比べられるものではない。だから私は今できることをやる。いつも通りの生活を続ける。ここ数日イギリスEU離脱（Brit exit＝Brexitという新語が早くも出来ている。TOEICには多分出ない）に釘付けだったところに今回のテロと、正直やるせませんよ。トルコ政府にその底力をうんと、それもさっさと見せてつけて欲しいです。そんな中、ちょっと「とほほ」な出来事があった。昨夜テロ発生とほぼ同時にブログを更新し、そのあと2時間時差があるイギリスの友人たちに無事を知らせるために、同じような内容をフェイスブック（FB）に英文で更新しました、私。翌朝FBを開けたら私の数少ないトルコ人の友人、近所の眼鏡屋のお姉ちゃんで、同じブリストルの語学学校に行ってたってことで友達申請し合ったお姉ちゃん。そのお姉ちゃんが私のその英文のコメントを丸々コピーして、さも自分の心からの声のようにして更新しているではないか。「BBCを観たところ」って、あなた絶対BBC観ていないでしょ！パソコン画面に突っ込んだよ、私。友達申請し合っているんだから、私が見る可能性もあるのにバレないと思っていたのかな？ある意味羨ましいよ、そのポジティブシンキング。でもいい、それも良し。今の私は自爆しないトルコ市民すべてを許したい。