舞城王太郎 - 土か煙か食い物
- 舞城 王太郎
- 煙か土か食い物
ちらほらと聞く名前に、
「これが噂のMaijohだ!圧倒的文圧を体感せよ!」
というコピーにひかれて購入した舞城王太郎の「土か煙か食い物」 。
あらすじはアマゾンより伐採。
腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。連続主婦殴打生き埋め事件の被害者におふくろが?ヘイヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー!故郷に戻った四郎を待つ血と暴力に彩られた凄絶なドラマ。破格の物語世界とスピード感あふれる文体で著者が衝撃デビューを飾った第19回メフィスト賞受賞作。
舞城王太郎初体験。
な、なるほどね。
確かに「圧倒的文圧」だわ。
テンポがとても早く攻撃的、いや暴力的な描写。
どこまでが作者の色でどこまでが作品の色なのかはまだ一冊しか読んでないので判断できないが、この描写はすごいインパクト。
登場人物がどれも強烈な個性をもち、話のスケールがでかい。
簡単に言えばぶっとんでる、そんな感じ。
中身が濃い分、主人公兄弟の名前を一郎二郎三郎四郎とシンプルにした所がよかったと思う。
ストーリーは連続主婦殴打事件を主人公四郎が解決していくように進んでいくのだが、
それより主人公一家の昔話や兄二郎にまつわる話のほうが断然おもしろく、そっちにひきこまれる。
その分最後の方はしりすぼみ的な感じが否めないが、設定で十分楽しんだかも。
好き嫌い大きく別れる作者だとは思うが、
自分は割と好きな方だと思うので他の作品もぜひ読んでみたい。
最後に、特に印象に残った作中の言葉を。
「復習は犯罪の父。貧乏は犯罪の母。」
うーん、なるほど。
BRAHMAN - theoria
- トイズファクトリー
- THEORIA ~テオーリア~
■収録曲
・FOR ONE'S LIFE
・TONGFARR
・BASIS
・THE VOID
・A WHITE DEEP MORNING
・GOIN' DOWN
・SHADOW PLAY
・CAUSATION
・SEE OFF
・DEEP
・BED SPACE REQUIEM
・LAST WAR
・NEW SENTIMENT
・SLIDING WINDOW
・LOSE ALL
・FROM MY WINDOW
・SHOW
・BOX
・BEYOND THE MOUNTAIN
・CIRCLE BACK
・DOUBLE- BLIND DOCUMENTS
・SPECULATION
・ARRIVAL TIME
・ANSWER FOR…
・FAR FROM...
・PLACEBO
■BONUS DISC
・KOKORO WARP
・2003 年10 月2日~中国北京 MIDI 2003 Modern Music Festival
・BASIS(MUSIC CLIP)
・PLASTIC SMILE(MUSIC CLIP)
・A WHITE DEEP MORNING(MUSIC CLIP)
・THE VOID(MUSIC CLIP)
・OPENING
まさに壮絶!圧巻!
オンリーワンかつナンバーワンな音楽性とライブパフォーマンス。
日本最高峰のライブバンドであると、間違いなく言い張れるBRAHMAN。
そのBRAHMANの6年間を集約したライブDVD。
これは買わずにはいられなかった。
ほんとに彼らのライブは凄い。すごい、ではなく凄い。凄まじい。
一曲一曲、感想や熱い思いを語ったらキリがないので、
このDVDで特に気に入った部分を書くことにする。
#2「TONGFARR」
3rdアルバム「THE MIDDLE WAY」のツアーファイナルの始まりを収録。
OPENINGの映像からお決まりのSE(このSEは確実にどんなSEよりもテンションがあがる)、
そして垂れ幕が下りたままRONZIのドラムが響く。そしてKOHKIのギターが重なり、
来た!「TONGFARR」!!!これはほんとにやばい。鳥肌たつね、この始まり方。
#6「GOIN' DOWN」
おぉ!これは、僕が初めてBRAHMANを見た去年のロンナイの映像じゃないか!しかもそのライブで一番
あがった「GOIN' DOWN」。わかってるなー、ほんとありがとう。音があんまり良くないのと客席の声までは
はいってないのがすこし残念だけど、やはりかっこいい。
#9「SEE OFF」
もはや伝説となったイベントAIR JAM2000の映像より。このパワー、この勢いがたまらなく熱い!
髪が長くてちょっと田辺誠一風なTOSHI-LOW、髪が短くて今とは似ても似つかないKOHKI、坊主の
MAKOTO、その辺の変貌ぶりもおもしろい。しかしこのイベントが5000円以下で見れたなんて今では考え
られんですな。
#13「NEW SENTIMENT」
どこのライブハウスかはわからないけど、完全にぎゅうぎゅうづめで酸欠状態となっているオーディエンス
に神がかった暴れっぷりをみせるメンバー。まさに酒池肉乱(違うか)、地獄絵図のような。それでいてくそ
うらやましいっていう。やっぱ小さいハコはいいな、と思う。
#14「SLIDING WINDOW」
だいっ好きなインスト。ここはライブ映像じゃなくてオフカット映像だけど、それも楽しい。普段見られないよ
うなメンバーの一面が見れて、ああやっぱ彼らも普通の人なんだなと微笑ましくなる。オフカットはここ以
外にも二つあるけど、こういうのはDVDではならではで嬉しいね。TOSHI-LOWのシャドーも見れるし。
しかしライブでこの曲聴きたいなー・・・。
#18「BOX」&#19「BEYOND THE MOUTAIN」
他は全て一曲一曲場面が変わるのにここだけ連続しての映像。これぞライブの醍醐味。すばらしくかっこ
いい。いろんなとこの映像もいいけど、こういう続けてももっと見たかったなという矛盾が生じる。
#21「DOUBLE-BLIND DOCUMENTS」
3rdで一番好きな曲。この曲は断然ベースラインがかっこいいね。映像もMAKOTOサイドからでいい感じ。
#22「SPECULATION」
実にめでたい御新曲。COUNTDOWN JAPANでも聞いたけどそこまで好きじゃないんだよな。暴れにくい
し。でも「CAUSATION」同様聞き込むうちにだんだん好きになってきた。これと「CAUSATION」はライブ映
像じゃなくてPV。なんでや。いけずー。
DISC2
#1「KOKORO WARP」
ライブで聴きたい曲NO.1。死ぬまでには見たい光景NO.1。シャカゾンビとの「KOKORO WARP」。
でも「REVOLVER FRAVOR」のDVDの「KOKORO WARP」のほうがスピードも速いし勢いもある。あっちの
がやばかった。あれはヤバス。
#2「中国北京 MIDI 2003 Modern Music Festival でのライブ映像」
これは一時話題となったライブの映像。知名度が低い日本人バンド、しかもフリーライブで客のマナーレ
ベルも低かったからか、客席からさまざまなものが投げられる。その中でいつもとかわらぬ演奏を続ける
BRAHMAN。途中TOSHI-LOWの頭に卵のようなものがぶつかるシーンもありあまりのひどさに目を
見張る。けれど淡々と、いやいつものように激しく演奏を続ける彼らの姿は何か強く訴えるものがあった。
事実、このライブ後半は、オーディエンスに彼らの音楽が届いたのかものが投げられることもなく凄く盛り
上がったそう。やはり、こいつら、ただものではない。
と、選んだ割にはめちゃくちゃ長くなってしまったけど、まあいっか。
これで秋からのツアーも決まったことだし、楽しみだーウォー!!
とりあえずチケットあたることを祈る!祈る!祈る!
WRONG SCALE TOUR FINAL @ SHIBUYA O-WEST
いやー、久々のライブ!
alaは結局行けなかったので4月のMASTER LOW以来のライブかな。
待ちに待ったWRONG SCALEのツアーファイナル(ワンマン)に行ってきた!
うん、ロンスケ、かっこいい!
1曲目は代表曲の「p.s moved out」。
大好きなあのイントロが流れた瞬間、いきなりテンションMAXへ。
会場もヒートアップしてモッシュ&ジャンプ!
そこまで激しくはなかったけど、この音楽でこの音楽を大好きな人たちと暴れられたことが嬉しかった。
そしてそのまま3rdアルバムと同じ流れで「trace of grief」。
この流れはやはりいい。意外と盛り上がる曲だったし。
「昔の曲シリーズを」なんて言って、昔の曲もたくさんやった。
途中、バイオリンの人が参加する場面も。
元々綺麗なメロディにさらにバイオリンの音色!しっかりはまってたな~。
やっぱコーラスワークは見事。誰かが高音、低音、とか決まってるわけではなく
みんなそれぞれメインだったりハモリだったりするみたいで、それが絶妙に決まっている。
声色の違いとか全然わかってないけど僕が好きなパートは
わりと右側のギターの菊川さんが歌っていることが多かった。
それにしても菊川さんすごい汗だったな(笑)。
MCは最初硬くて観客の反応もイマイチだったけど、だんだん和やかなムードになっていった。
W杯の話、ツアーでの出来事、感謝の言葉、などなど。
驚いたのは、
「なんか今日はテレビも来てるから下手なこと言えないんだよな、しかもNHKだって。
(変なこといったら)俺なんか簡単に消されちゃうよ。」
なんと、来週の水曜NHKBSでこのライブ放送するらしい!
すご!NHKってこういうバンド放送するもんなの?
しかしその後「W杯でトトカルチョでもして・・・」と口走ってしまって「やべーやべー!今のカットで!」
とあせる場面も(笑)。
ライブの話に戻ると
ワンマンということでほんとにたくさんの曲をやってくれたと思う。
新作はもちろん、3rdもインストぬかしてほとんど全部やったんじゃないかな。
ライブで特によかったのは
「Waiting For...」、「franes laid out」、 「The day rain changes to the rainbow」
「franes laid out」は想像以上に大盛り上がり!
ライブ向けの曲であることが判明しさらに好きになった。
そしてやっぱオーラスの
「The day rain changes to the rainbow」!!
もう、最後の方はずっとこの曲を待って待って。
2曲やるといったアンコールの2曲目がこの曲じゃないときはすごいあせった。
すかさずこのままじゃ終われねーよとダブルアンコ!
やっぱ来たね。
待ちに待っての曲だったので本当に嬉し&かっこよかった!
「ウォ~ウォウォ~~」騒いどきました。
やーさすがのロンスケ。
ロックインジャパンでも楽しみだ!エルレからダッシュで行くぞ!
セットリストがmixiに載ってたのでコピペ↓
1.p.s moved out
2.trace of grief
3.tiny
4.thinking aloud
5.Back to the past
6.Waiting for......
7.Reason of sorrow
8.S.S
9.Cross road
10.PHOTO
11.Breeze
12.End of pain
13.in my hand
14.Always want to be loved
15.crystalize
16.G.F.S
17.Things as they are -date 3.12-
18.franes laid out
19.cheating others
-EN 1-
20.Wait
21.Self-confidence
-EN 2-
22.The day rain changes to the rainbow
山嵐 - 湘南未来絵図
- 山嵐, KOJIMA, SATOSHI, 武史, 亀田誠治
- 湘南未来絵図
- 評価:★★★★★★★☆☆☆ 7
1. 未開の地から‘06 |
2. Open The Gate |
3. いつも矛盾の中に生まれる涙 |
4. 湘南未来絵図 |
5. 四季‘06~春~ |
6. 押忍 |
7. 山嵐テクニカ |
8. Back And Forth |
9. Go Your Way |
10. STYLE |
11. The Earth |
我らが地元・湘南のラウドロックヒーロー(むちゃくちゃだな笑)、山嵐の最新作。
前作「アイテラス」は期待はずれで肩透かしをくらったので今度こそ、最強山嵐復活だ!
と、期待していたところに届けられたニューシングル「Go Your Way」はなんと東京事変の
亀田誠司プロデュース!
「えっ?」
山嵐と亀田誠司の音楽が結びつかなかった僕は不安を感じ、実際聞いてみると・・・
「えー!めっちゃ歌ってる!!」
完全な歌モノだった。
それから間もなくしてアルバム「湘南未来絵図」が届けられた。
タイトル曲「湘南未来絵図」と「Go Your Way」だけ亀田誠司プロデュース。
他の楽曲もだいぶメロディアスになっている。
でも!でもね、激しく重い山嵐もまたそこにいた!
「未開の地から’06」、「Open The Gate」など最初の曲は重々しくかっこいい山嵐の姿だ。
そして、「Go Your Way」や「湘南未来絵図」なんかも聞いてるとだんだん慣れてきて好きになってくる。
結果、すごい聞きやすくて爽やかでいいアルバムになっとる・・・!!
そして唯一の客演、妄走族から565とMASARUが参加した「Back and Force」が
情緒あるトラックでなんか一番はまった。
しかも何気にベースの武史がラップで参加してるところが嬉しい。
武史こんな変わった声してたのかー、と。
それでもまだ歌う山嵐に多少の違和感やライブで歌ってるのみたらとまどうなー
とかのはあるんだけど、その心配を払拭してくれたのが
ウイニングイレブンのコンピレーション↓で参加した曲、「ミラクルウイニングロード」!!
- オムニバス, Ukatrats FC, GREAT ADVENTURE, LIV, SPHERE of INFLUENCE, L-VOKAL, UZI, EL PICHICHI
- WE LOVE WE [WE LOVE Winning Eleven]
これぞ、僕の待ってた攻撃的で片っ端から投げ散らす勢いの山嵐!
この勢いをもってることにまだ安心し、やはり山嵐好きだと再確認。
☆これらのアーティストが好きな人はこの作品も気に入る!・・・はず☆
◎Dragon Ash
○Smorgas
△THE MAD CAPSULE MARKETS
YMCK - Family Music
- YMCK
- ファミリーミュージック
★★★★★★☆☆☆☆ 6
1. ファンファーレ |
2. Magical 8bit Tour |
3. パステル・キャンディーは悪魔のささやき |
4. Darling |
5. POW*POW |
6. Interlude |
7. S!O!C!O!P!O!G!O!G!O(YMCK Version) |
8. Synchronicity |
9. Tetrominon ?From Russia with Blocks? |
10. ジョン・コルトレーンは回転木馬の夢を見るか |
11. Yellow、 Magenta、 Cyan and Black(YMCKのテーマ) |
12. Your Quest is Over
|
新感覚!
そして強烈に懐かしく、心奥底に眠った子供心を呼び覚ます、そんな音楽。
何かというと、ファミコンの音なのだ。
そう、あのピコピコ電子音をとりいれたエレクトロポップなのである。
ヴォーカルはウィスパーボイスの女性で、のほほんとしたかわいらしい楽曲にしあがっている。
どの曲もオリジナルであるはずなのにファミコン電子音によって様々なゲームを懐かしむこと間違いなし。
あぁ…グラディウス、あぁ…魔界村、あぁ・・・ドラクエ、そして、あぁ…マリオ(笑)
オススメは#2、#3、#7、#11。
どの曲だか忘れたけど途中レベルアップする(笑)。
まぁぶっちゃけどの曲も似てるし気分によってはものすごくうざったく感じる時もあるんだけど(笑)、
この斬新さはすごい。
CMとかに使いやすいだろうし、使われたら話題になると思うんだけどなー。
以前ちらっと書いたRAM RIDERの8bitバージョンもほぼこのYMCKの仕業。
ヴィレッジバンガードなんかで出会う人が多いみたいだけど、
最近TSUTAYAでレンタルしだしたのでかすかに気になる人にはそちらをおすすめ。
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☆これらのアーティストが好きな人はこの作品も気に入る!・・・はず☆
◎RAM RIDER
○フリッパーズギター
△ファミコンやりまくったひとたち
本多孝好 - MOMENT
- 本多 孝好
- MOMENT
★★★★★★★☆☆☆ 7
(Amazonより内容)
死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら…。病院でバイトをする大学生の「僕」。
ある末期患者の願いを叶えた事から、彼の元には患者たちの最後の願いが寄せられるようになる。
恋心、家族への愛、死に対する恐怖、そして癒えることのない深い悲しみ。
願いに込められた命の真実に彼の心は揺れ動く。ひとは人生の終わりに誰を想い、何を願うのか。
そこにある小さいけれど確かな希望―。静かに胸を打つ物語。
-----------------
伊坂幸太郎の「死神の精度」のような、大まかなストーリーがあっての中の短編集。
素直に面白い。
それぞれの短編のストーリー展開が面白いというよりも、それぞれの話に出てくる人物の設定や考え方に引き込まれる。死を間近に感じたものの思い。
金や生に対する欲求といったものを考えなくなったとき人が何を欲するか。
思わず引き込まれる。
そして特に感じたのは、主人公の大学生の会話のうまさ。
ユーモアある切り返しや受け答えなど、作者の技量にセンスを感じる。
生と死のシーンを静かに描写しているこの作品、
印象に残ったのはある医者のこのセリフ。
医療は進みすぎた。
とっくに死んでいるべき人間を医学的には生きている状態にしておくことが出来る状態にしておくことが出来るまでに進んでしまった。
患者が苦痛しか感じないようなその状態は、自然に生まれたわけじゃない。
進みすぎた医療技術が作り出したんだ。
なるほど、そういう切り口もあるのかと感心する。
こういうまったく気付かなかった視点から描くってすごい。
もしあなただったら死ぬ直前に何をお願いする?
僕には想像がつかない。
石田衣良 - 4TEEN
- 石田 衣良
- 4TEEN
★★★★★★★☆☆☆ 7
(Amazonより内容紹介)
180センチ、100キロの巨漢、ダイ。
ウェルナー症候群という難病のナオト。
勉強が得意なジュン。
かっこいいことを言ってもどこかイケてない、テツロー。
月島中学に通う中学二年生四人組が一年間で経験する様々な出来事。
入院中のナオトの許に大まじめで「エンコー」の女子高生をプレゼントし(「びっくりプレゼント」)、
過食・拒食を繰り返す同級生とつきあい(「月の草」)、
自転車旅行と偽って2泊3日で新宿の町を探訪し(「十五歳への旅」)……。
この町でぼくたちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく。
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人気作家・石田衣良の直木賞受賞作でもある14歳の少年たちの日々を描いた青春ストーリー。
田舎でサッカー・ゲーム・受験勉強にあけくれただけのウブな中学校生活を送っていた僕にとっては
彼ら東京っ子の中学校生活はなんだかとってもませていて、リッチで冒険的すぎる気もしたが、
中学生ならではの感性はやはり共通していて、共感しやすく、どこかすがすがしく、どこか懐かしい。
個性ある(よく学校にいるような)キャラクターの中でも、いわゆる普通の標準的な中学生を語り部として
主人公にしたのも共感しやすい・物語にのめりこみやすい要因の一つだろう。
日本人の多くは自分が”普通”だと思っているからね。
ただ、やたらと泣いたり真剣に話し合ったりする場面がでてくるけど、
実際には中学生はのころって恥ずかしくてそんな真剣に自分の心のうちを明かしたり出来ないと思う。
それでも、いわゆる”王道的”な青春ストーリー。
爽やかな気分に浸るにはもってこい。
Home Grown - Home Grown
最近雨が多い中、ここ2日はいい天気に恵まれましたな~。
こんな暖かく晴れた朝には自然と気分が明るくなりレゲエが聞きたくなるもんです。
ということで、
このブログ初、ジャパレゲCDレビューです。
畑違いかもしれないけど気にしない。
夏は自然とレゲエ聞きたくなるもんすよ。いやはや、いいものはいい。
- Home Grown
- Home Grown
評価:★★★★★★★★☆☆ 8
1. Oasis(feat.Pushim,Moomin,Papa U-Gee,RYO the SKYWALKER,Fire Ball,Keyco&Papa-B) |
2. Jingle(feat.Takafin) |
3. Play Wid It(feat.Takafin |
4. いざ ゆきな(feat.Papa-B) |
5. Put It Down(feat.Papa U-Gee) |
6. Buzz Bass Boss |
7. California Shower~Maanin’ Oasis~ |
8. Ooo Baby Baby(feat.Boogie Man&Mika Arisaka) |
9. 星にお願い(feat.H-Man&Neo) |
10. I Say(feat.Mikidozan) |
11. Camel Clutch |
12. Zubi Zubi 24//7(feat.KREVA |
13. It’s Not Impossible(feat.Chozen Lee |
14. Vibes Camp(feat.Dean Fraser) |
15. Home Grown |
16. Listen to the “Home G” Sound(feat.Pushim) |
さて、ご紹介するはレゲエのアルバムの中でも特に完成度が高く大好きなアルバム、
Home Grownの1stアルバム「Home Grown」。
ほんと、このアルバムは、最高に心地よい。
湘南・葉山の海の家「Oasis」の面々によって結成されたバンド、Home Grown。
様々なレゲエアーティストのバックバンドを勤め、そんなHome Grownが逆に主役となり、
色んなアーティストが客演してるこのアルバム。
まず#1「Oasis」がジャパニーズレゲエ最高峰のクラシック!
ジャパニーズレゲエ・オールスターのメンツがつどい極上の夏を届けてくれる。
特にMoominの歌うフレーズは心を打たれる。
♪いつもの仲間が集まりだすと なぜか自然と 歌が始まり出すよ♪
その他PAPA B参加の#4「いざ ゆきな」、H-MANとNeoのコミカルな#9「星にお願い」、
HIPHOP勢からKREVA参加の#12「Zubi Zubi 24/7」 などなど、
陽気で楽しい曲が勢揃いで聞くものを夏の楽園と連れてってくれる。
普段レゲエなんて全く聞かないなんて人も、#1だけは聞いてほしい。
絶対気分よくなるから。
夏には絶対外せない、そんなアルバムなのだ。
HMVのサイト で試聴を!
DOPING PANDA - DANDYISM
- DOPING PANDA, 古川裕
- DANDYISM
評価:★★★★★☆☆☆☆☆ 5
ピンとこない。
うん、いまいちピンとこないよ、スター。
あれほどヤバイアルバムできちゃったとかいってたけど、今作自分にとってはなんかイマイチなんですよ。
前作「High Pressure」の時からか、少しピコピコ感へったその流れをくんでいる感じ。
インパクトが足りないのかな、ざっと聞いてるとシングル曲とかにしか耳を奪われない。
#1の「High Pressure」はこれから始まるっていう感じで悪くないんだけど、
そのあとの大事なスタートである#2,3が弱い。
#4「MIRACLE」はすごい静と動がうまく使われててツボなんだけどな。
パーティーチューンも少なめな気が。どっちかっというとまったりした曲のほうがいい出来かな。
#7「Moralist」#10「Snow Dance」しかり。
僕が「Hi-Fi」「The Fire」よりも「YA YA」「Naked」派なこともこのアルバムが好きになれない要因の一つだろう。どっちかというとそっちをいれてほしかった!
何よりもっとピコピコしてほしいのかな。
ライブで聞いたらまた印象変わるんだろうけど、やっぱこれきくなら今までの他の聞いちゃいますな。
今回はかなりきつめに書いたけど、これも好きだから。
愛だよ、スター。
タッッロロロロロティィィィィー!進藤 良彦 - サマータイムマシンブルース
- 更新の頻度がだいぶ遅くなってきましたね。
- 5月病かな。というより最近疲れててスピッツに癒される日々を過ごしてました。
- ベストではなく、「空の飛び方」「ハチミツ」「フェイクファー」「花鳥風月」「ハヤブサ」に。
- やっぱなつかしセンチなスピッツは癒されるね。マサムネたまらん。
新譜もちらほらと聞いてますが、イマイチ素晴らしすぎる音楽に出会えず懐かしい音楽に走ってしまいます。
- そんな中、ロッキン第2弾アーティスト発表なりましたね。
エルレきたー、やったー!
2日目、かたまりすぎでしょ!あつすぎ!
逆にタイムテーブルのかぶり具合が不安要素になっております。
- さてそんななか、また読書感想文です。
- 上田 誠, 進藤 良彦
- サマータイムマシン・ブルース
映画の感想ではありません、文庫の感想です。
「踊る大捜査線」シリーズを手掛けた本広克行監督、
そして瑛太、上野樹里主演で公開されていた映画「サマータイムマシーンブルース」のノベライズ版。
あらすじ(Amazon.co.jpさんより拝借)
真夏にクーラーのリモコンが壊れたSF研究会の部室。そんなところへ偶然現れた本物のタイムマシンに乗って、昨日にタイムスリップ。壊れる前のリモコンを取ってきた研究会の面々。だがそれは過去を変える行為であり、そのせいで全てが消滅する恐れが! そこで元に戻すための大冒険がスタートする!
元々見たくて見逃していた映画の小説版がブックオフで100円で売っていたので即買いした。
ウォーターボーイズ、69のような身近でわくわくするような青春コメディ、
スカッと楽しませてもらった。
やはり同世代だからか、この若者のノリ&テンションがわかりやすく、何よりも楽しい。
物語もタイムスリップというややこしくなりそうな話を巧妙に練り上げて作られていてよくできている。
「なるほど、そういうことだったのか!」的な小説要素も十分に組み込まれていて、文句ない出来。
やはりこれは映画も断然おもしろいんじゃないだろうか?
上野樹里とかそうとうはまってると思う。
てことで、映画も見たい!
でも映画はもうちょっと話題になってもよかったんじゃない?