三年ぶりにお店の門を潜る
それってかなり緊張感を伴うもんだと思います




いくら、顔を見たことのあるとしさん、おけいさんがいたからって。

そんなわけで、久々のぼんそわは、今のへこたれた胸を埋めるのにふさわしい。

ママもマスターも、ましてご常連の何人かもあたしがお邪魔してた時期を覚えてくれていて。
さらには次にはヘムの顔も見たいって…僕は本当に幸せな飲み人生を送っているなと感じています



おいら、そんなにぼんちゃんに貢献してたかな?
優しくて嬉しくて、たまらないよ…
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丁稚飲酒帳-おかえりなさいの灯る店 とある週の中日、ある大人の事情で早く上がる必要がありましてね、どうしようかなーと背中の羽がパタパタと…ね。

押上から隅田川をわたりまして、そのまま北上。たどり着いたのは、こちら丸千葉さんです。

なんだかやで、おん蔵さんと来て以来のご無沙汰ですねぇ。いやー、申し訳ない。暖簾をくぐると相変わらず店内はほぼ満席。座れるかな~と眺めていると、気づいたやっちゃん、「お、祝くん、ひとり?」と指差してくれた、カウンターの左手中ほどに腰を掛けます。




丁稚飲酒帳-いつもの三点セット 「お茶で」とお願いしますと、「はい、お茶割の氷ちょうだい」とやっちゃんの声掛け。すぐにボトルにサッポロの一リットルパックとアイスペールを出してくれます。

この緑色が目に鮮やかですよね。梅雨時のじめじめした気分を吹き飛ばしてくれるようです。また、疲れた体に染みわたるんだよなぁ…。


一人自分好みの濃さに金宮を割って、テレビや周りのお客さんのお話に耳を傾けながら、チビリチビリと。奥ではやっちゃんがご常連と趣味の登山のお話をされてますね。見慣れた景色と雰囲気に浸りながら、まったりと時間を楽しむ。んー、なんだろうこの落着き加減、これがホームグラウンドってことなのかなぁ。

丁稚飲酒帳-あら煮いっちょ~ さてさて、おつまみは…と、お、あら煮がありますね。

これお願いしまーす。

ほどなく出てきました、これがまた大きい。しかも、しかも、少し山を崩した下の写真を見てくださいな。あらと言っても身がすごくたくさんついてますよ。

いやー、ピンでこれ食べたら、本当終わっちゃいますよ。

さすがに久々でそれは申し訳ないし、もう一品いただきますけどね。お刺身も行きたかったけど、お魚分はこれで十二分だから、揚げ物いっときましょう。

「はいよ、ちょっと時間かかるよ~」とやっちゃん。ええ、いいんです、その分この空間にひたれる時間がたくさんいただけるということですからね。お待ちする時間もありがたや。


丁稚飲酒帳-これ、アラなのかな? それにこのあら煮さん。骨回りや皮ぎしの脂、ゼラチン質、そして甘辛の煮汁がタンパクなお魚を旨味一杯に変えてくれています。

んー、チュパチュパ幸せ~。これだけあれば揚げあがりを待つ時間なんて、あっという間でっせ。
丁稚飲酒帳-ボリューム串カツ ほんでもってやってまいりましたのが、ドドンと迫力満点のこの二本。改めてご紹介するまでもありませんが、串カツさんですよー。


本当にね串がしなるほどのボリューム感。あら煮もそうですけど、ピンだと二品食べるのがせいぜいなんですよねぇ(^-^;。

丁稚飲酒帳-お友達がつきものです
大先輩のミスターソースにあやかるまでもなく、これには当然、たっぷりのソースを回しかけましてね。衣のサクサクした食感がまたいいですねぇ。食欲が促進されますよー。


そして、噛んだ瞬間に驚く柔らかさ、そして口の中にあふれる肉汁。こちらの串カツもきよしと同じく巻きスタイルなんですね。あー、これもごはんのおかずに一級品だなあ。
丁稚飲酒帳-ガブリの擬音がよく似合う

口を一杯に開けても入りきらないこのボリューム感。

からしをたっぷりつけて、あーお茶割りが進む進む。間に挟んである長ネギの甘みもまた口直しにいい感じ。


二本平らげて、満腹満足。お会計をお願いしますと、「祝くん、いつも悪いね」いやぁ、本当ご無沙汰しちゃってごめんなさい。

「はい、1400円です」…って、これだけ食べて飲んで、ゆったりした時間を過ごした対価が1400円って、なんて贅沢なんでしょう。


それにしても先週、サザンの復活に合わせて、桑田さんの活動休止発表のシーンが繰り返し流されてますけど、ふと思ったのが、やっちゃんのトーク、よくビートたけしさんや松村邦弘さんにたとえられますけど、桑田さんのしゃべりもやっちゃんにそっくりなんですよね。

特に「(復活までサザンの屋号を)あずかっておいてちょうだい!」なんて言い回し、さっきの「氷ちょうだい!」と同じイントネーション。まさに、やっちゃんだよなぁ(え、逆(笑)?)。


はじめてお会いしたときから、またおそらくは下町酒場巡礼で紹介されたころからかわらないであろう、やっちゃんの目配り、気配り、そして洒脱なトーク、総じてホスピタリティの高さ。また疲れた時には癒されに帰りますね。ご馳走様でした。

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ステキなことね…

あなたに会えるまで、眠り続けたい…


てなわけでございまして、梅雨明け早々蒸し暑い夜明け、目覚めはいかがでございましょうか?
起き抜けに疲れを感じるってのはよくないようですが、まさにそんな感じ。
夕べはヘム太くんの夏風邪対策で冷房入れて寝たから、寝苦しさはなかったはずなんですが。逆に涼しすぎて起きたりはしましたが(^_^;)

そんな、目覚めの直前に見た夢は、カウンター一直線10席のお店から、何故か四人掛け三卓もあるお店に拡張移転した、本郷じんちゃんに仕事帰りの9時前ごろに駆け込んで一杯。

サイドメニューの、ばかデカいスペアリブ(スコップで焼いてましたな)とかお団子状のニラ玉とか、あり得ないメニューの数々。
肝心の串焼きは入店時間ゆえ、二串ほど、お気に入りのツクネも、テッポウも、タンもなし。残念だけど、仕方ないね…なんてバイトのアンちゃんに話したところで目が覚めました。

有り体に言って、禁断症状ってヤツですか(笑)?
あー、スパイシーなつくねも、とろとろのトンビも、さっぱりガツ刺しも食べたいぞなー。もちろん、世界一のマカサラもね。

…って、まともに酒場に行けたのはしばらく前のこと。会社の暑気払いだ、近所の宅飲みだってのはあって、飲んでないわけではないんですが、ゆっくり酒場にひたる時間が恋しいですね。
丁稚飲酒帳-ステキなアブラそんなこんなで、朝から脳内妄想劇場でした。
こちらは、本物じんちゃんの絶品アブラタレ。ネットリしたアブラの旨味と、濃いタレがマッチして、ホッピーが進まないでか!
あー、こっそり飲みに行来たくなっちゃいます♪

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丁稚飲酒帳-今日は紫 とある週末、少しばかり早く帰れた日はちょっとお散歩がてら歩きましょうかね。降り立ったのは押上駅、駅の出口を出て見上げると、そこには開業なった東京スカイツリー。

開業前は良く見上げていたけど、開業後に足元から見上げるのははじめて。今日は紫色のライトアップがされた、天まで届く柱はまた壮観ですね。

東京タワーのような建築物としての優美さはないけれど、まさに天まで届くような構造物としての圧倒的な量感には、ちょっと感動を覚えますね。


さてさて、そんな柱を背中に桜橋をわたって、今戸方面へ。

時刻は8時過ぎ、この時間になるともうほとんどのお店が店じまいしてるんですね。目的のお店も9時までですよ、ちょっと足を速めましょう。
丁稚飲酒帳-白い暖簾も涼やかに 駅からテクテク歩くこと約30分。まだやってるかなと路地から顔を出すと、よかった夏向きの涼やかな真っ白い暖簾が、パリッと店頭にかかっています。

久々の丸千葉さんですね。のれんのすき間から店内を覗くと、やってるかどころか、店内9割5分の入り。残りはレジ前の2席と、手前テーブルの半分のみ。

入れるかなと逡巡していると、やっちゃんから手招きされて、レジ前の特等席にお邪魔します。
丁稚飲酒帳-定番お茶割セット あたしが席につくと、向かいの3人連れが楽しそうにお会計、続いてその脇もとのれん仕舞いまであと30分、そろそろお会計モードですかね。

お向かいの3人さん、入ってきたあたしがレジ前に座ったもんだから、「いきなり奥席座ったね」なんて声をかけてくれます。ん?と思ったけど、その秘密はのちほど。


やっちゃん声が枯れてますね、この日も忙しかったんだろうなぁ。ゆっくり注文取ってくれるのを待ちますか。

はい、ひとしきり落ち着いたところで、「はい、祝くん、どうします?」。いつものお茶割でお願いします。

「はい、ボトルの氷とってちょうだい」…ああ、いつ聞いても耳に心地よいね、やっちゃんのハスキーボイス。声が枯れてるって自分で言いながら、お客さんとの丁々発止はやめられないのが、やっちゃんなんだなぁ(^^;


丁稚飲酒帳-短冊1 さて、たっぷり1リットルのサッポロ玉露入りお茶から、まずは叔父貴よろしくお茶だけで、酔いが回らないようにおまじない。

店内にすき間はできたとはいえ、片づけ、注文、お客さんとのやり取りと、やっちゃんフル回転。こちらはゆっくり店内の短冊を眺めながら注文を考えましょう。


つぼだいぴり辛味漬やきなんて、新というか季節メニューかな?この前はハムカツをいただいたんで、揚げものシリーズから唐揚げもいいなあ。

そうそう、お刺身も食べたいね…かつをに〆サバ、大いわし…といろいろ美味しそうですね。やっぱり牛レバ刺しは入ってないか…って、お、トビウオのなめろうがあるじゃないですか。
丁稚飲酒帳-短冊2

こちら丸千葉さんのなめろうは、新鮮な青魚の風味としっかりとした味付けで、お酒が進むんですよね。個人的には、江戸川橋卓さんのいわしのなめろうの汁気たっぷりのそれ、たまにしか出ませんけど、立石とっちゃんぼうやのそれと並んで、大好きなメニューの一つなんです。


やっちゃん、なめろうもらえますか?

「とび?あじ、いわしもできるよ。」トビウオもいいけど、さっき大いわし刺しが気になったのよね。いわしのなめろうお願いします。

いわしも最近高級魚ですからね、550円ですから一人つまむのにちょうどいいくらいでしょう。


丁稚飲酒帳-なめろうの塊や~ …なんてお茶割いただきながら待ってたら、こんなのきちゃいました(^^;。

2尾のいわしの中骨の上にたっぷりのツマと大場の上に、なめろうの塊がどどーんと、これだけであて十分なんじゃないと思うくらいの大迫力。


一口いただきますと、ねっとりした舌触りの奥に、味噌とネギの風味に昇華されたいわしの旨味が、舌に鼻に広がっていきます。

ああ、この味わい酒が進むなぁ。

少しさっぱり感を高めるためにお酢もいただいて、ちょいとつけて食べると、これがビンゴ。ああ、歩いてきた甲斐があったよう…って、大体いつも歩きですけどね(^^;



丁稚飲酒帳-まったりとした時間 お店に入ってきたのはあたしが最後、あとは三々五々、各卓でお会計する人、引き続きお酒と美味しい魚に舌鼓を打つ人と、店内に空間ができてくると、やっちゃんも少し手があいたようで、上席であるレジの前で立ち話。

あたしのとなりのご常連さん、「やっぱりレバはないんだ」と、これがちょうど今日、保健所が指導に歩いてきたらしく、やっちゃんのスィッチが入ります。


「おれ、今日いってやったよ、お前ら自分の意見を持たないから木端役人なんだよって」…うう、胸に染みる。

確かにやっちゃん言うように、一部の管理の悪いお店が出した不始末を受けて、なんで全国の人間がレバを食べられなくなるのか。

「昔の人は賢いからね、そういう時はその店を営業停止とか罰したんだよ、それをさみんながレバを食べられないなんておかしいだろう。牛レバはね牛の臓器で一番大きいんだ、それをね食べられなくなると、捨てられちゃうんだよ。」

悪しき横並びですよね、前も書いたけどお役人が自分が責められないように未然に危険性を除こうってのが今回の措置でしょうからね。まったくナンセンス、お隣の常連さんも言ってましたけど、次に食中毒が出たらそれもこれも…そのうち何も食べられなくなっちゃいますよ。


「丸千葉はね、牛レバで大きくなったような店なんだよ。ポテトサラダなんて最近有名だけどさ、あれなんてここ5年くらいだからね、昔の丸千葉はレバ刺し。レバ刺しが好きでさ、「俺はやっちゃんのせいで、(レバ刺し食べすぎて)痛風になっちゃったんだよ」なんてお客さんがいるくらいなんだよ」

「この国は駄目だね、自分の考えってもんがなさすぎるよ」

本当にこの人の言う言葉は、胸に響くのはきちんと自分で考えているからなんでしょうね。いつも勉強になります。誰もが思うことでしょうけど、特にお店にとっては深刻だし、消費者が国にコントロールされることにこんなに反応少ない国でいいのかね、とあたしなんかは思ってしまいます。お役人は面倒臭いのいやだから、一度決めちゃうとなかなか撤回するのは大変ですよ。


丁稚飲酒帳-つぼだいピリ辛味漬け焼き さて、レバ刺し談義の合間に、やっぱり気になっていたつぼだいももらいましょうね。

焼きあがってきたのはこちら、見た目にも皮目がパリッとしてるでしょう。添えられたたっぷりの大根おろしも爽やかに。また割ってみると、つぼだいの脂ジューシィさがよくわかるってもんだい。


丁稚飲酒帳-身はしっとり 一箸つまんでどうだい、こちら。そして漬焼きの味付けがいいんだろうね。ほっくりした白身の旨さにピリッとしたアクセント、これまたお酒が進んじゃいます。


レバへの思いは留まるところを知りません。

「うちはね、レバ刺し用のレバをレバニラで炒めちゃったんだ。ブタと牛と両方レバ揃えるのが大変だから。」…そりゃレバニラも旨いよね。丸好のレバ焼きもそうだけど、刺しで食べていいものに火を通したら、そりゃ旨さ倍増ですよ。

それだけこだわりもったものが、やっちゃんの言う紙二枚で出せなくなるってのは、本当に悔しいでしょうね。きっと多くのお店の人がこういう気持ちをもって、お客さんにいいもの出そうって、努力してるんです。そういう気持ちを指導という形で回れば、絶対ぶつけられるでしょう、思いに応えるのが人ってもんじゃないんですかね?
丁稚飲酒帳-裏はパリパリ つぼだいの方も食べ進みまして、背中の肉厚の部分から腹身の部分にうつりますってぇと、これがカリッと香ばしくてたまりません。カリカリに焼かれてるもんで、腹周りの太い骨以外、みんな食べちゃいました。


レバ刺しから今度は仕事論にお話がうつってきましたよ。

「商売で大切なのは、続けるっていうこと。山も谷もある、人間ってのはずっと同じことをやり続けられない生き物なんだよ。毎日毎日同じことをやり続けられるのが仕事。そうすればそのうち信用がついてくる。」

よく商いとはいうけど、たしかに続けていくから信用が得られるんですよね。ああ、胸に刻んでおかなきゃ。やっちゃん、本当に人生相談の先生になれるよ。


さて、今日も美味しいお魚とお酒、そしてためになるお話たくさん聞けました。お会計をお願いすると、1300円。お代をお支払いすると、「祝くん、今日はゆっくりできなくて悪かったね」って、何を言われるんですか、今日は店内見渡せる特等席だし、たっぷりやっちゃんの思いも聞けたし、ここは確かに特等席ですよ。最初のお客さんのうらやましがるのもわかりました。こんな贅沢して1300円なんて安くて申し訳ありません。また時間をみつけて、お邪魔しますね。

 僕も思いをもって、飽きずに仕事しないとな…そんな思いを胸に、曳舟までの散歩道を歩いた夜でした。

 ちなみに今日のお散歩は15000歩でしたよん。どうもご馳走様でした♪

この日は、チョイ飲み倶楽部の会合にお邪魔様。

週末まで行けそうもないなと思っていたところ、自分自身の悪行が糸がほぐされるように

明らかになるにつけ、これは行っておかねばなりますまいと決意。

なんとか仕事の折り合いをつけて、はせ参じた次第。


丁稚飲酒帳-江戸川橋の奇蹟 定刻30分前に江戸川橋、卓にお邪魔すると、既に会長くろっぺさん、会長代行おん蔵さんが、14人掛けテーブルの奥に二人で並んでおいでです。

「先日はお疲れ様でした~」と声をかけて、早速乾杯。「先日は大変ご迷惑を」と、お詫びかたがたごあいさつをすると、寝ていたことは大したことではないと、温かいお言葉。お気づかい痛み入ります。

自分自身としては、体力ならびに酒量の衰えは当然のこととして、伝え聞いたシチュエーションにへこんでいたところ、幹事お二人の優しさが染みいります。


と、しているとまるはさんがご登場。続いて、顔を出されたのは、なんとけいはくさん。こちらは吉祥寺花見の前に、上野花見でお世話になりました。さらには小太郎さんにリーフさんと、さながら花見の反省会の様相ですね。

今日のメンバーに想定していた、チョイ飲み倶楽部常連のかずさん、世音さん、ナブーさん達のお姿はなく、さるお方は横浜方面で別の酒席とのこと。勝手知ったるメンバーで飲む楽しさはもちろんですが、この日は幹事のお二人を除き、ほとんどの皆さんが二回目の出会いというのが、なんとも新鮮で楽しいですね。


丁稚飲酒帳-とろける刺し盛り 一枚板という卓さんのテーブルの都合上、一直線に並んだ席の左手、僕は、けいはくさん、

小太郎さん達とお話を。スポーツ系関西人の小太郎さんのハッハッハッという爽やかな笑いに、ロマンスグレイけいはくさんの人生経験豊かなお話、くろっぺさんとけいはくさんのお料理談義などもありましたね。そして、皆さん共通の花見の話題など、出会った回数は浅くても、話は尽きないもの。これも日々コメント欄でのご発言が人柄を偲ばせるからでしょうか。

まして、出会いは最初の一回から始まるもの、そこで馬が合わなければ、それまでだったり、回数を重ねてもどこかですれ違うこともありますよね。

たまたま出会えた皆さんとお話が合って盛り上がれる、これを縁というのでしょうか。飲み仲間の皆さんとは、これからも時を重ね、もっと親しさを積み重ねていけたら、素敵だなと思います。




丁稚飲酒帳-大迫力のカマ そんな会話の合間にいただく金宮のソーダ割り、お茶割の進むこと進むこと。たびたびボトルにアイスに炭酸の追加と、卓さんにご面倒おかけしました。

もちろん、卓さんのご用意されるお魚料理の数々にも舌鼓。貝盛り合わせのコリコリした海の香り、ちあいの漬け焼きは生姜醤油の香りと血合いのコクのベストマッチ。

そして、キーボードサイズのマグロのカマ焼きは550円でっせお客さん。噂には聞いていましたが、目の前にすると言葉を失いますね。金宮のボトルより大きいし、この肉厚さ、ジューシィさは筆舌に尽くしがたく、なによりくろっぺさん言われるように、これを焦がさずに火を通す技術が素晴らしい。

しめにはリーフさんに食べていただきたいとお勧めのお寿司一人前700円、マグロの握りをいただきましたがとろけるマグロに少し甘めの酢飯がぴたりと合って、これは食も酒も進みます。

ん~、たくさん食べて飲んで、お会計は7人で14000円足らず。一人2000円切るって…本当、いつも頭が下がりますm(__)m。








丁稚飲酒帳-ザンギ三兄弟 ご馳走さまでしたの後は、チョイ飲み倶楽部規約に従って、飲める人は二軒目に移動。

二軒、三千円以内がチョイ飲みの規約ですからね。二軒目はリーフさんのご希望に従って、高田馬場釧路食堂に移動。手前のカウンターは一杯でしたが、奥の立ち飲み席が空いています。小太郎さんと三人でお邪魔しまして、ウーハイ、ジャスハイ、マテハイのお茶割三兄弟でかんぱーい。

ここでは小太郎さんの乗りのいいトークに耳を傾けながら、一次会であれだけいただいたのに、串ザンギ、ナンコツ揚げ、そしてカリカリ豆腐の揚げもの三大メニューを完全制覇。やはり、釧路に来たらこの三つはいただかないとね。


釧路のお会計は3200円ほど。

端数切り捨てで、きちんとチョイ飲み倶楽部の規約内に収まりましたよ、会長、会長代行。今日はガブ飲み倶楽部の強襲も無く、平穏無事な飲みで終えられましたね。

(実はちょと、ガブ飲みvsチョイ飲みの抗争を目の当たりにできるのを期待してたりして(^-^;))



丁稚飲酒帳-ニンニクは機を見て
いやあ、良く飲み、よく食べた一日でした。

この日は諸般の事情で、ニンニクOKの一日。ならば、どこかでニンニクがっつり摂取しておかないとと思ってしまうのは貧乏性。

とはいえこの時間となりますと、最後の締めは堀切菖蒲園、ラーメン大で小ラーメン、ニンニク、アブラをいただきました。

麺のボソボソ感、スープのコク不足など、二郎を食べに来たと思ってしまうとなにか違うという思いにかられますが、それは違う食べ物と割り切ってしまえば、今日の大の出来は上出来。ヤサイ増しもコールせずに正解。きちんと食べきって、膨れたおなかをさすりながら二駅お散歩して帰りましたとさ。


本日、お付き合いの皆さん、ありがとうございました。

また、三回目、一緒に飲みましょう♪


最近暑いですねぇ。なんでも六月は、観測史上最高だったらしいですよ。

そんなこんなで、この日は立石に泊まり込み。といいますのも、我が家のクーラーの効きが悪くてですね、日中30度を下回らない事態が判明したわけです。

あたしなんざクーラー生活は成人してからなので、まだこの位の暑さであれば平気なんですが、いかんせん我が家には暑さに弱い生き物がいるもんで。冗談抜きの死活問題。

ということで、朝からベランダの掃除をしたり、部屋の片づけ、毛布を三回転洗濯して敷き布団を干してと一通りの片づけものをこなして不動産屋さんと折衝。したらば電器屋さんにつないでいただいて、どこが悪いかセルフ診断して報告してほしいてんで、クーラー再稼働して一時間待ち。ご指示いただいた場所を見ると、どうもガスが減っているとのことでした。今年は気温が高いということもあって、この手の相談が相次いでいるらしく、加えて目前に迫った地デジ化対応で電器屋さんは動けず、メーカー対応ってなことになりました。


丁稚飲酒帳-青い空と白い髭 朝からごはんも食べず…というのも、余裕があったら宇に並んでしまおうかなんて邪な考えがあったからなんですが(^^;…既に時刻は二時直前。てなわけで鯛焼きで若干の腹ごしらえを済ませて、明治通りをずんどこずんどこ。夏の白髭橋は涼しげでいいですね。青い空に白いアーチ鋼材のコントラストが素晴らしい。浅草の方に目を転ずれば、遠くにスカイツリー、相変わらず高さを感じないなぁ。

てなわけで、途中不機嫌系の旦那さんとの電話連絡などを済ませまして、白髭橋につながる涼やかな白の夏のれんたなびく丸千葉さんに到着です。


丁稚飲酒帳-夏風に白のれん 時刻は既にして二時半ですが、カウンターは七分の入り。テーブルにはお客さんがなく、今日はゆったり目に楽しめそうですね。

U字カウンターの底の部分に腰掛けると、さっそくやっちゃんが「毎度どうも、祝くんありがとね~」とじゃっかんハスキーがかった甲高い声をかけてくれます。今日は焼酎とお茶割りで行きましょう、何分にも暑いですから。

酒友熊ちゃんのボトルを出そうかとやっちゃん言ってくれますが、今日はあまり深酒もできず、単品焼酎270円でお願いします。単品だって、受け皿にギリギリ、十分二、三杯楽しめますからね。



丁稚飲酒帳-涼やかにお茶割セット 早速出されました焼酎、お茶パック、アイスタンブラの三点セット。まずはグラスに氷を並々注いで、お茶だけ一杯キューッといただいて渇きを潤します。この暑さで最初からお酒入れたら吸収しまくら千代子で、ガンガン回ってしまうでしょうからと、最初の一杯はいつもお茶だった腹黒の叔父貴の大人の飲み方を真似てみたりして。そういや、先日ふとした偶然で三祐本店でお目にかかった下町総大将Fさんも最初の一杯はウーロン茶だったなぁ。


さてさて、グラスの焼酎を三分の一ほど注いで、お茶割を一杯。目も涼やかな緑色がいいじゃないですか。

そして、一杯目で水分が入ったとはいえ、まだまだ吸い込むよあたしは。カーッ、効くねぇ、昼酒。夏の昼酒の醍醐味ですなぁ。

あての方は〆サバ500円、かつおさし600円、大鰯なんてのもいいですなぁ。それに気になる日替わり系のカツオ煮にマグロフライなんてのもありますね。壁一面の短冊の中から、お茶割片手に迷う時間も楽しみのうち。その中でふと目にとまったのはマグロぬた400円。暑い今日にはさっぱりしたぬたが相応しい、今日はこれでいきましょう。



丁稚飲酒帳-夏のあて ほどなく出てきた小鉢の中には、薄いのブツ切りのといろいろな形状のマグロと湯がいたたっぷりのネギが酢味噌の中で泳いでいます。ぬたの味わいは言うまでもなく酢味噌で決まりますが、これがまたお店によって微妙に違うんですよね。最近のぬたでお気にいりなのは、辛子別添えで自分の好きな辛さに調整できる、堀切菖蒲園喜楽さんのわかめぬた。ぬたではありませんが、亀有江戸っ子さんの刺しに添えられる酢味噌はニンニクが効いてスパイシー。さてさて、丸千葉のぬたは、柔らかな酸味の酢味噌に辛子が解きいれられて、ピリッと全体がしまっています。喜楽さんに比べると、味付けが若干淡やかですかね。これも夏のあてですねぇ…なんて思ってたら、酢が効いてむせ返り慌ててお茶割をあおったりして。


それにしても七月に入って本格的に夏ですね。やっちゃんは常連さん方と麦わら帽子が暑気除けには一番、釣りに行くにもいいんだよ、なんて話に花を咲かせています。お客さん方、今日頼んでらっしゃるのは柳川鍋に山椒が添えられた泥鰌鍋。昔、会社の先輩に駒形どぜうに連れていってもらって、入れ込みで葱を山盛りに山椒パラッとしてフーフー汗かきながら食べたのを思い出しました。


さて、ぬたでさっぱりした後は、もう注文は決まっているのです。当初は串カツと刺身と、どうしようかななんて思いながら、明治通りを歩いていたわけですが、店内に入りまして一枚の短冊に目が釘付け。それは、うな丼950円を大盛りでお願いします♪

丸千葉さんに夏足を運んであれば、必ずいただいているのがうな丼でございます。こちらのうなぎは肉厚で柔らかくて、専門店にも引けをとらないと思うんですよね…まあ、専門店で3000円もするお重をいただいた記憶がない淋しい舌なんですが(^^;


丁稚飲酒帳-夏の風物詩950円 隣のお兄さんは生野菜に鳥手羽を平らげた後に、ハンバーグの定食をオーダーされています。健啖家だなぁなんて感心しておりましたら、やってまいりましたあたしのうな丼。見てください、ほとんど丼摺り切りにもられたご飯の上に敷き詰められた立派なうなぎのかば焼き。「茶色い座布団やぁ」とあまりおいしくなさそうな比喩を思い浮かべたりしましたが、ギャバンの山椒をパラりとふりまして、早速いただきますとふうわりとやわらかなうなぎの身肉の旨味が口の中に溶け出します。そして、それを受け止める甘め濃いめのたれがしみたごはんが、また美味しい。というか、ごはんを食べるためにうなぎを添えているというのが、ごはん党員的な楽しみ方なもので。


丁稚飲酒帳-米がうまいんだなぁ 食べても食べても、たれごはんのある喜び。半分いただいたところで、丼の中を見れば、ところどころ茶色いたれのしみた白いご飯の上に表土のようにうなぎが鎮座まします姿は、丼の中に断崖を見たよう。

いやあ美味しいなあ、夏だなぁ、今年の丑は今月21日でしたかね、そうそう自由人さんのブログによれば8月2日と2回あるようです。今年は稚魚が不漁で、価格がどこも軒並み文字通りうなぎのぼりだそう。そんな中で、去年よりは多少お高めな印象がありますが、毎夏の風物詩を950円でいただける幸せですね。


それにしても、朝から何も食べていなかったのが良くなかったか、先ほどの鯛焼きがじわり効いてきたのか、なによりかっちゃんの盛りがいいおかげでしょうが、8割方平らげたところで腹がくちくなってきましたよ。もちろん最後までおいしくいただいたんですが、この満腹感にして一式で2200円だもんなぁ、何とも贅沢な昼酒でございました。


丁稚飲酒帳-満腹ちゃ~ん ちなみに腹ごなしということで、この後、南千住から隅田川を超えて、北千住で会津ソースかつ丼のお店をみつけ(もちろん連食はしてません(^^;)、さらには某イタリアンで知り合いがランチを楽しんでいるのを横目に荒川をわたって、小菅の駅まで歩いたんですが、この日は夕飯を食べずに済ませたという事実。

実に美味しい夏の昼下がりを堪能させていただきました。また、最後にかけてくれるやっちゃんの「祝くん、いつもありがとねぇ~」の声が耳に心地よく。今日もご馳走様でした!


丸千葉 14:00~21:00頃のれん仕舞い 水曜定休

                                                     6月26日(土)

 人は失われて初めて大切なものに気づく…陳腐な言い回しですが、真実をよく捉えている言葉です。

 大切なものの大切さに気づくのは、往々にして失ってから。高橋某氏が歌い上げるように、「なんでもないようなことが、幸せ」なのですね。そうならないように、せめて幸せだと感じることができたことは、大切にしていきたいものです。


丁稚飲酒帳-黄色に黒の警告色  そんなこんなで、無くなる前に行っとかないとというのは、お店も同様。今日は今月末で移転閉店なさるあの店にm蔵さんとお邪魔です。浅草橋マスター、そばさんから移転のお話を耳に入れていただいてから三ヶ月ほど、ついにその日がやってくるのですね。

 ところは浅草橋駅東口を降りて、南側、ぶたいちろうの脇の路地、焼きカレーのストーンの先にお店はあります。いつものこじんまりした暖簾を行き過ぎると、黄色の地に黒で「やまと本店」。ああ、この看板、あまりじっくり見たことなかったな…と感慨にふける間もなく、暖簾をくぐります。

 5時15分過ぎの店内は、既に七分方の入り。中には六人くらいのグループも宴会を始めておいでです。そうか、土曜は四時開店でしたね、危ない危ない。入り口際のテーブルに腰掛けて、さても注文はやはり、定番“謎の”乳酸チューハイと言いかけて、土曜メニューのお値段を見て心変わり。乾いていた今日は生ビール大390円をお願いします。



丁稚飲酒帳-バケツ  ほどなくして届いたのはバケツサイズの大ジョッキ。片手で持つと手が震えるこのサイズが嬉しいですねぇ。何は無くともまずは、お世話になったやまとの佇まいに乾杯。ングッングッングッ…プハァッ!生き返るぅ~♪

 開け放たれた引き戸から、夏至過ぎのまだ日の高い外をジョッキ越しに眺める贅沢。煤けた店内の雰囲気を味わえるのもあと数日、こちらのお店では冬季を中心に爆盛りの鍋とドリンクのお安さにお世話になりました。

 丁稚飲酒帳-どうだ、大迫力 先ほど土曜価格390円と申し上げましたが、平日価格だって440円、このバケツサイズが1コインしないんだから、やまとのお財布へのやさしさが伺えるってもんです。



 熊ちゃんを囲んでの酒日記オフやら、親分、たぶおさん、シェフと鍋をつついたり、嵐の中、ご近所と三人で鍋なんてのもありましたねえ。



丁稚飲酒帳-庶民の味方  思い出に浸っていないで注文注文。お父さんがご病気で倒れられてから、巻きものや海鮮系は少なくなったものの、300円前後の価格帯で、えいひれ、唐揚げ、串ものと居酒屋定番メニューが並びます。

 まずは今日は鍋をいただきにきたのですから…こちらのお店、名物はカキやアン肝がどっさりの海鮮系お鍋だったのですが、それは体調不良以降中止になっています。が、鳥鍋、豚鍋、ちゃんこ鍋については年中味わえるのでございます。


 今日は鳥鍋を一人前と、並みいる短冊の中から気になったのが、ニラ玉の隣にある「たま玉」というメニュー。あたし「たまだけに、ホーデンの玉子とじかしら?」と問うと「いやぁ、祝くん、玉子の玉子とじで甘めの玉子焼きじゃないがか?」とm蔵さん…うーん、お姉さんに伺いますと、玉ねぎの玉子とじが正解だそうで、それは美味しそうですねぇ、お一つお願いしますって、ありゃ行っちゃった。

 これだけ混んでるとおねえさん一人でのサーブは大変だよなぁ、次のチャンスを狙おうっと、と思っていると、先ほどの団体さんの中から年配の男性が一人、「ひとつお願いしますってよ」と厨房に声をかけてくれて、無事注文が通ります。

おじ様に感謝と思っていると、この男性やおら着ていたチョッキをハンガーに掛けて、隣に座っていたお客さんに手伝ってもらいながら、エプロンを身に着けて…って、あ、お父さんじゃないですか?普段、厨房の奥の白衣姿をちょろっとしか見たことないから、違っているかもしれませんが、たぶんやまとのお父さんですねぇ。なにせ、お母さんのお手伝いに厨房に入っていかれましたから(^-^


丁稚飲酒帳-たま玉~ん  そんなお父さんの元気そうな様子が見られただけで、まずは満足。

 大ジョッキを煽りながら、聞くともなしにお隣の女性二人連れのお話に耳を傾けていると、飛び込んでくるのは「青春18キップ」という単語。どうも旅好きのお二人…年齢差が親子ほどもありますが、先輩後輩か、最近あたし的にはご無沙汰しているムーンライトながらの乗り方だとか、四国を鈍行で回ってきたとか、かなりの猛者と見た!

 さすがに話に割ってはいるのは自重しましたが、たま玉も届いたしね…「届いてなかったら、嘴つっこんどったろうねぇ」とm蔵さん。さて、たま玉、見た目は玉子焼きそのものですが、一箸取ると細切の玉ねぎがどっさり。やまと特有のラードたっぷりで仕上げられた、脂の甘味に満ちたこってり型の玉子焼きに玉ねぎの甘さとシャキシャキした歯ごたえがよく合います。



丁稚飲酒帳-白濁越しの夏の空  脂の甘味でビールが加速したところに、お姉さんがおいでになりまして、「ごめんね、ここガス台がないから、向こうの席に移ってくれる?」と、それはもう喜んで。旅好きの女性二人のお次は、近くの印刷業にお勤めでしょうか、常連さんの男性お二人の隣に座らせてもらいます。ちょうどビールも底を突きました。お代わりは、特大チューハイの氷入りでお願いします。


 お父さんが厨房に入ったのと入れ替わりで、フロアにお母さんが出てこられて二人体制。大ジョッキにサーバーから注がれる乳白色の液体。遠くからんものは目にも見よ、これがやまとの謎チューハイじゃあ。乳酸菌飲料のような主張はないものの、飲んだ後に感じる独特の清涼感はやっぱり乳性っぽくて、なにはなくとも良く回るというのが、このドリンクの危険性でございまして(笑)。それもこれも飲みやすいからなんですけどね。僕などは氷が必須なのでございます。この量ですから、飲みきるまでにぬるんでしまうというのもありますし。

丁稚飲酒帳-これで一人前だ!  さてさて、いよいよ鳥鍋さんのお越しでござる。

どどんとこれで一人前、やまとのお鍋はボリュームがありますので、大体人数の半分の注文数がセオリー。豚鍋と牡蠣鍋の合わせなんて、見るだけで満腹中枢が刺激されるようなものでしたもんね。

さぁ、鍋ナイト…まだ日が落ちてないけど…の始まりですよ~。

 鍋が来る前にお願いしておくのは、玉子納豆。それが来る間に煮込みを進めましょう。ガスの元栓ひねって、おかあさんに火をつけてもらうと、今日は風が強いね、お隣のお二方の方まで火が流れそう。「すいません、まだ早い花火で…」なんてお詫びいれるとお二人も笑ってくれました。

お二人も良くおいでになっていらっしゃるそうですが、厨房前に張り出してあるように、「一時移転先がみつかるまで閉店」とのことで、これから移転先を探される状態とのこと。再開できるのかなぁと心配のご様子です。鍋に火が通るまでお二人と軽く、この雰囲気がたまらないですよねぇ…なんてお話をしながら、駅から遠くても、またやまとの味を味わいたいなぁと思いを一つにしましたね。この枯れた雰囲気は確かに大切だけど、このお店でなくてもきっとやまとはやまと、再開のその日を楽しみに待ちたいものですね。


丁稚飲酒帳-魔法の調味料  「ところで祝くん、さっきからコックをホースの方にひねっちょるが、逆にしたらどうなるがかね?」…あ、火が細くなった…ハハハハ。えー、火が強かったためもあり、マロニーちゃんがよくスープを吸ってくれました。鶏にも火が通って、白菜も柔らかくなって食べごろですね、さあいただきましょう。「鍋は火を強うしたらいかんと、徳の大将にしかられたのは、いつのしゃもきちじゃったかのう」…チッ、古い話をよく覚えてる。「なんか言うたがか?」

いえ、お鍋たいへん美味しゅうございます。

 プリプリの鶏肉に、味のしみたお豆腐、白菜もマロニーもスープを含んでたまらなく美味。と素材そのものがとても美味しいのですが、それを倍加させるのが、この魔法の調味料。以前、拙ブログでも取り上げましたが、路麺大帝そばさんがみつけた最高のとりあわせが、この単品メニュー玉子納豆を良く溶いて、鍋の具材にかけていただくというもの。玉子の旨味と納豆のこくが合わさって、旨さのグレードが一つあがるように思います。「まさに鍋の飛び級や~」「何の工夫もひねりもないのぅ」…ほっといて(T-T)。



丁稚飲酒帳-満面笑顔  粗方お鍋の中身をいただきましたところで、さあグランドフィナーレでございます。まずはお母さんにスープ伸ばしのお湯をいただいて…そう、既に具材からの旨味が出尽くしていますから、単なるお湯で伸ばすだけでいいんです。それが一煮立ちしたところで、たっぷり丼一杯のごはんを投入です。ごはんがスープを吸ってふくらんだところで、とき玉子をひと回し…見よ、絶品鶏雑炊!これを味わいに来たんですよぅ。

 また、鶏や野菜の滋味にあふれる米のやさしい美味しさ。ああ、日本人は鍋よねぇ、雑炊よねぇ…と感涙に浸っている余裕はないのです、これにも残しておいた玉子納豆が合わないはずがない。し・あ・わ・せ…その四字を実感した6月最後の土曜日となりました。



丁稚飲酒帳-雑炊完成  お会計をお願いすると、お一人様1500円ほど…うーん、いいんでしょうか。川中美幸似のお姉さんに、「再開楽しみにしています。」とお伝えすると、「また、いらしてください」とお姉さん。小さな暖簾を潜って表に出ると、まだまだ日の高い夏至直後の夕暮れ時。


 たくさんのファンに支えられている、やまと。この店舗での営業が終了しても、きっとまた温かい雰囲気のお店ができあがることと思います。失われるもの、また新しく生まれるもの、そして受け継がれていくもの…大切なのは、集まる人の思い、それがあればお店が違ってもやまとはやまと。また新しい道が続いていくことでしょう。今度は鳥豚、合い鍋で行きますぞ、再開のその日をおなかを空かせてまってます。

 お父さん、お母さん、お姉さん、ご馳走様でした。またお邪魔しますね。


やまと  6月末日をもって、移転先がみつかるまで一時閉店。


                                                1月17日(日)
 どなた様も毎年、年明けには恒例の新年会がございますよね。

 あたしの場合、元旦の川名、松の内に行われるのが通例のまーじゃん亭、そしてシェフが郷里の土佐から山梨に帰る前の帰京に際して、シェフと徳の大将を囲む会。今年は、シェフのご希望で大晦日に丸千葉を押さえまして、今日の運びになったのですが、大将は19日からの店内改装前の最終打ち合わせが入ってしまったり、健康上の理由やら仏事等、理由がいろいろ重なりましてメンバーがほぼ総入れ替えの事態となりました。うーん、当たり年?

丁稚飲酒帳-スカイツリー260m  それでも飲みたいあたくし、じゃんきー夫妻とm蔵さんとともに260mに達したスカイツリーの下をタクシーで日本堤に向かいます。紺地の暖簾の下がる入り口扉をガラリと開けると、やっちゃんの困り気な顔が…。

 ん?と思うと、予約席にお三方、飲んでらっしゃいますね。「悪いね、移動してもらうように段取りしてあるんだ、しばらく相席でやっててくれる?」と、いえいえこちらが無理に一卓押えさせてもらってるんですし、シェフが遅れてくることもあり、席数も足りてますからゆっくり一緒にやりましょうよ。と、カウンターには丸千葉の備品とも言われるようになった熊ちゃんの姿もありますね。後でこっちの席が空いたら来てもらおっと。


 ということで、まずはキンミヤのボトルを入れて、割り物はお茶でいきましょう。この緑の色の濃いお茶割りがすっきりしてて美味しいんだ。オーダーは刺身と鍋は主役のシェフがお着きになられてからにして、まずはまーぶるさんご希望のチキンステーキに、しめ鯖、野菜物は生やさい、揚げ物はとり唐揚…とオーダーしかけて、「あ、鶏がダブルだね」とお姉さんに笑われてしまいました。いや、好きだからいいんですけどね(^^;。熊ちゃんから今日の短冊メニューの白子天ぷらが美味しいとお勧めがありましたので、では揚げ物は白子にしましょう。それと、最近の定番おつまみきゅうりもみのマヨネーズをお願いして、一巡目はこの位でしょう。


丁稚飲酒帳-きゅうりもみ  シェフとお会いするのはどの位ぶりだろうとか、猫ちゃんの成長記録などをうかがっていると、料理がとんとんと出てまいりましたよ。どうです、しめサバの少し赤身がかった絶妙の締め具合。お二人は生やさいの盛りに目を丸くし、さらにチキンステーキの添え物にもポテトと野菜がついていることに驚いてくれました。定食使いする方もいますからね、栄養バランスばっちりなんです。中でも、お料理上手のまーぶるさんが気に入ってくれたのが、きゅうりもみ。

 きゅうりを小口に切って、ワカメと一緒にマヨネーズで和えた小鉢の上にごまをパラリと。マヨの白雪をまとった緑色と、カニカマの赤のコントラストがなんとも色鮮やか。マヨネーズの酸味ときゅうりの爽やかさ、さらにもう一味マヨの白に隠されていますが、中にはホタテのほぐし身が。このホタテの甘さが効いています。なにせ、年末に親分達五人で来て、四回お代り…要は一人一鉢食べてしまったというのもうなづける味わいなのです。


丁稚飲酒帳-とろサク白子天  そして、続いて出てきた白子の天ぷらは、サクサク揚げたての大ぶりの塊が三つ。一口いただいてみますと、衣はカリッと香ばしく、噛み締めると中の白子がとろりと甘く溶け出します。内外のまったく違う食感が一口で楽しめて、これは絶品よのう。ナイスアシストです、熊ちゃん!

 それにしてもこれ600円でいいのかな。じゃんきーさんと、何の白子だろうというお話をしたんですが、たらちりもあるし鱈の白子ですかね。でも、スタンダードの天ぷらじゃないんですよね。いい白子が入った時の限定品なのかな。ともあれ、もし短冊が下がってたら、是非頼んでみてください。


 と、このタイミングで遅れていらしたシェフのご登場。昨年末はお仕事の忙しさからプレ忘年会もできずに、駆け足でのすれ違い位でしたから、ゆっくり飲ませていただくのは、あたしもしばらくぶりです。

 高知空港でお買い上げになった、ハランボ、ソウダ節、酒盗の三点セットをおみやげにいただき、なんとも感謝です。これがうまいんだよなぁ。先年、高知に行かれたじゃんきー夫妻と高知話に花が咲きます。土佐の日曜市の情景、朝から飲める市場内の広場のお話、カツオの塩たたきにウツボのたたき…ああ、皆さんのお話聞いてると、行きたくなるんだよね、四国高知。

 さてさて、あても追加じゃ、まぐろとアジの盛り合わせに、アンコウ鍋をつつきましょう。店内は出る人がいると、すぐに次のお客様が入ってきて、まさに引きも切らず。熊ちゃん曰く、土日の五時、六時はこれが通常とのこと。その中にあってテキパキと仕事をこなし、ツッコミ所をみつければ的確につっこんでいくやっちゃんの仕事ぶりには、本当に芸だなと思わされます。熟練の職人技ですよ。


丁稚飲酒帳-てんこもりあんこう鍋  と、そのやっちゃんが届けてくれたアンコウ鍋。出たー、あいかわらずのボリューム感、これで1600円は採算取れてるんかーい。

 ぐつぐつ煮込んでいくと、野菜から水分が出てきて、あふれるスープを避難しなければいけないほど。普通、嵩が減って一鍋に収まるんじゃないのかなあ(笑)。

 鍋がしあがる間も、土佐のおみやげ話でもりあがります。話題は今年の大河、「竜馬伝」…あ、伊勢元に見にいかなくちゃ…、「福山くんは土佐弁がうまくないね」とシェフ。それに対して、放映は終了しましたが、日曜劇場JINの内野聖陽さんの土佐弁は的確だったとのこと。確かにいかにもな竜馬だったものなあ。普段ドラマみないあたしが、珍しく引きこまれてしまいましたから。中でも面白かったのが、土佐弁というと「○○ぜよ」というのが定番フレーズのように思っていますよね。ところが、これ、世間一般で良く聞くような使われ方では使われないそうです。土佐人曰く、女性的な表現、少ししなをつくるような表現なんですって。これにはびっくり。「日本の夜明けぜよ」…って、「日本の夜明けよん、うふっ」的な意味合いになるそうで。ためになる居酒屋談義じゃのう(笑)。


 ぼちぼち煮上がったところで一口、このスープがたまらんばい。アンコウの身から出た出汁が味わいを層倍にしているのでしょうけれども、基本の味わいが確かだから、芯までスープを含んだ野菜それ自体の甘味と掛け算で、あたしの箸を進めてくれるんでしょうねぇ。本当にとまりませーん。プルプルの皮身もいただいて、明日はお肌つやつやかしら。
丁稚飲酒帳-黄金の湖  そして食べ終わったら、もう一つのお楽しみ。やっちゃんにおじやの支度をお願いします。ごはんにみつば、そして卵が用意され、今日は嬉しいことにやっちゃんが手づからおじやを調味してくれます。タイミングがいいとね、目の前でやってくれるんです。今日のこの混雑状況の中、すみませんね。

 鍋の中を掃除して、スープを増量、すると入口の扉がするり、覗いたお客さんがやっちゃんに指を二本立てて、「はい、わかりました」とやっちゃん。「レジ前のお客さんもそうなんだけど、これから銭湯行って帰ってくるから、二人分空けといてねと、こういうことなんだよね。風呂入ってる一時間あれば、うちもその時席がなくてもうまく対処できるじゃない。心得たもんだよね。」と…勝手知ったるですねぇ、お店もお客も息のあった関係、なんとも羨ましいですね。

と話しながらも手はひと時もやすまず、「土鍋だからよ、年がら年中ひっくり返してないと、ひっついちゃうんだよ」と鮮やかな手つきで、鍋の中のごはんを躍らせていきます。


 出来上がったおじやは、しっかりと出汁のしみこんで膨らんだお米の一粒一粒と、卵の黄色が綺麗に調和して、なんとも食欲をそそる色合いですねえ。これがハフハフのアツアツで、あれだけてんこ盛りだったアンコウや野菜の旨味がお米の中に封じ込められているのですから、美味しくないはずがないですよね。口の中をやけどしそうになりながらも、ついかきこんでしまうのでした。


丁稚飲酒帳-紺地の暖簾  おじやをしっかり平らげたあとは、熱燗にシフト。「丸千葉はハンバーグも鍋もうまいけど、こういうほっとするつまみがいいんです」とシェフ絶賛の厚揚げ煮をつつくと、たしかにフワフワで芯までしっかり甘辛の汁が染みた厚揚げは絶品ダス。これはお酒も進みますねぇ。店内の喧騒も肴にゆったりと三時間あまりもお邪魔してしまいました。長居した我々に「悪いね、いろいろ。待たせたり、狭かったり」と、優しく声をかけてくれるやっちゃん。この心配り、自分も誰かにできるようにならなきゃなぁ…なんて思いながら、お店をあとにします。本当にご馳走様でした。寒風吹き抜ける夜空の下を、みんなで連なって泪橋のバス停まで歩く間も、熱燗たっぷり、人情たっぷり、身体も心もほかほかした気分。吹き抜ける風が頬の火照りに心地よく。

 今年も初春から、旧知のみんなで集まれて、楽しい話に花が咲き、おいしい料理を味わえて、いいスタートが切れました。発起のシェフに感謝です。今年もたくさん飲みましょうね!

丸千葉 14:00~21:00 水曜定休

                                                 7月19日(日)
 子供達が夏休みに入った三連休、今年はよくしたもので、この直前から暑さがどっと押し寄せてまいりました。朝一のニュースでは、やれ相模湖を頭に渋滞45kmと、とんと涼しくない話が流れております。

 たまさかお休みの取れた三連休は…寝て過ごす(苦笑)。いや、じじいになったもので、体が動かんのですよ。目は六時過ぎから、一時間おき位に覚めるんですが、どうも体がだるい。ふとんの上でゴロチャラゴロチャラ。これではいかんと、連休初日は一念発起、クーラーの起動を図るべく、部屋の大掃除を断行して一日流れる(T-T


丁稚飲酒帳-大林すきま風 でまあ、2日目の本日はちょっと買出しの用事がありまして、秋葉原まで。また今日も日差しはギラギラ、浅草橋からガード下の日陰を歩いているのに、背中からは粘液質の液体が。ガマの油ならぬ丁稚の油でヤンス。これ、膏薬として売れないかなぁ…なんて、阿呆なことを考えつつ買出し終了。さて、秋葉まで出たんなら、そりゃ日曜のお昼は南千住でしょう。日比谷線で一本だもん(笑)。

 泪橋の交差点を越えて歩いていても灼熱の太陽は変わらず、ああ、大林も扉を開けて、坪庭まで風を通していますねぇ。事件でもあったか、交番前からバッハ近くまで、路肩にズラリと覆面パトカーが並んでる殺伐とした風景の傍らにあっても、涼やかさを感じますね。


丁稚飲酒帳-暖簾に涼  さて、目指す交差点を右に曲がるってぇと、一陣の涼風。涼やかに真っ白な暖簾を揺らしてくれます。さて、ランチスポットに着きましたよ、丸千葉さんです。

 こんちわ~てんで、暖簾をくぐると店内は変わらずの活況。カウンターは満席ですが、テーブル席が空いてますね。やっちゃんとお姉さんに目くばせすると、カウンターの角の方がお会計済ませて切り上げるらしく、しばらくテーブルで飲んでいてとのこと。了解、了解。テーブルでもいいんですよ、腰が下ろせてゴクッと一杯渇きを潤せればね。



丁稚飲酒帳-涼しげお茶割  お預けしてあったボトルを出してもらって、割りものはいつものホッピーかなぁと思っていますと、ご亭主。「最近、これが涼やかではやってるんだよ」と緑のパックを見せてくれます。じゃあ、お勧めに従いましょう。今日はお茶割だい。

 金宮を注いで、アイスをたっぷり、そしてお茶のパックを封切りますてぇと、これがなんとも鮮やかな緑色。金宮の水色のラベルも涼しげですが、これは、やっちゃん涼やかだとお勧めになるのもうなずけます。抹茶割ほど濃厚でなく、さらりと飲めるのもこの暑さむきですねぇ。


丁稚飲酒帳-夏のスタミナ源  とりあえずの渇きをうるおして、さてあては…と、ぐるりの短冊を見まわすと目に飛び込んでくる「ばてないように」と朱書された一際大きな短冊。うなぎのかば焼き650円に、うな丼900円。当然、あたしの視界に飛び込んでくるのは、うな丼900円の方でして…当然お願いするでしょう。それと、めかぶとろろもお願いしましょうかね。

そろそろ土用の丑も近いから、丸千葉でもうなぎが出るんだね…なんて思ってたのんだら、まさに今日が丑の日だったのね。うかつなこと言わなくてよかった(^^;)。

丁稚飲酒帳-アップでうなDON!  大入りの店内はいつにも増して、てんやわんやの大騒動。そしてお客の来訪は切れ間なく。お二人しか座っていなかったテーブルもあっという間に埋まっていきます。

 そんな中、先のお客さんのお帰りを見計らって、きちんとカウンターに移していただける取り計らいに感謝です。

 そしてほどなく、出たー、うな丼に味噌汁に香のもの、さらにめかぶとろろのスタミナセット~。

 肉厚のうなぎが丼にどーんと。このボリュームで900円はお安くないですか?って見た目だけじゃないんですよ、お客さん。いただいてみますてぇと、うなぎの身がほろりと柔らかく、たれのたっぷりかかったご飯と一緒に口に運ぶと…至福。その二文字以外に語るべき熟語がございましょうか、なんとも幸せな気分になれるとですよ。


 かば焼きだけあてにして、お酒をキューってのもいいんですが、あたしの場合はごはんも含めてのあてでございますので、これがまたお茶割にも合うんでゲス。

 同行のm蔵さん曰く、骨が当たらないとのこと。あたしの知り合いにも、うなぎの骨が気になって好きではないという方が何人かいるんですが、その一人が「これからうなぎを食べるのは、丸千葉にしよう」と言おうってんだから、これはお墨付きです。

 


丁稚飲酒帳-かっこんで~
 惜しかったのは夕方からを考えて逡巡していたもので、ごはん大盛りコールを控えてしまったこと。

 慌てて気づいてお願いした時には、すでにうなぎが盛られておりまして、やっちゃんに「小ライスつけるよ」と言って いただいたんですが、さすがにそれはご遠慮いたしましたがな。

 わしわしガシガシ食べられる幸せ、これぞ日本の夏よのう~。



丁稚飲酒帳-ヌルヌルすたみな  箸やすめのつもりでお願いした、めかぶとろろ。これのお勧めの食べ方は「よかったら、ポン酢と混ぜていっちゃって~」とのお言葉に従って、ねばねばとろーん、ズルルッとかきこめば、これまたさっぱりと夏向きだねえ。このネバネバ感がいかにもスタミナ食って感じでゴワスよ。

 うなぎにめかぶ、こんなにスタミナつけてどうするつもり…、結果的に夜の部の飲み会がかなりのロングランになりましたもので、ここでスタミナつけておいて大正解でしたわ、おほほほ(^^;





丁稚飲酒帳-あぎた鰰 さらには秋田名物のハタハタ。実家にいた頃は、たまにおかんに焼いてもらっていたなぁと懐かしくお願いすると、パリッと焼きあげられたハタハタが三尾。これで350円ですぜ。ありがたいことです。でも、待てよ…と今朝の朝食のこともおぼえていない、丁稚データベースの記憶をたどってみて…、やっちゃん、ハタハタってこの時期だったっけ?

 「今は、いつでも出るんだよね。なにせサンマが春に回ってる位だから。今は文化干しといって電気で干物ができるから、ごめんね」とご解説。はあ、文化干しって、そういうことだったんだ。積年の謎が今解ける不思議(笑)。いや、それもそうですが、ごめんねと言われたこのハタハタ、身から染み出る脂は十分だし、頭から骨までパリッと食べつくせる焼き具合も見事。それこそ、昔シーズンにおうちで食べていたものよりも美味しいのですが…。


丁稚飲酒帳-花火ももうすぐ  炭水化物からネバとろの副菜、さらには思い出の焼き魚までいただいて、なおもお客さんはひっきりなし。これは早めに退散いたしましょう。ということで、お勘定をお願いしますというと、なんとお会計は1750円。ぎょえーでしょ、うな丼食べてるんですよ。お茶割一リットル空けとるんですよ。いやいや、はやっ尻でごめんなさいと言いますと「そんなことないよ、いつもすいません」とはにかんだ笑顔。その笑顔があるから、また来たくなっちゃうんですよね。どうもご馳走様でした。


 帰り道、非常線の傍らを抜けての曳舟までの散歩道。

 沿道にはまだ元気に花をつけている、スミダの花火の姿が。そういえば、隅田川の花火も今度の週末でしたね。今年も夏本番が到来したわけだ、さておじさんもスタミナつけて、夏場もエネルギッシュに活動するぞ!

 


丸千葉 7月29日(水)~8月1日(土)まで夏休み


                                    12月31日

丁稚飲酒帳-年の瀬おせち  年の瀬も押し迫りましたねえ、いよいよ大晦日です。

 今年は実家お土産に徳さんのおせちをお願いしてありました。まずはその引き取りに、北千住まで。
 行く道すがら、yagoさん、viviさんのお二人とばったりお会いして、年の瀬のご挨拶。お蕎麦屋さんがいくつも出店を出しているサンロードを抜けて、お店に行くと店内のテーブルが取り払われて、三段重が何十個と積まれています。これだけ仕事するんだもの、大変だわ…味わっていただこうっと。

 大将と社長に「今年もお世話になりました、来年もよろしくお願いします」とご挨拶をすると、「碧夢に行けば、誰かいると思うよ~」とご案内。ほんとかなぁ…と道すがらに覗いてみると、F橋さんにA姐さんのお姿が、年末最後のお食事会(焼酎そば湯割り付き)ですね。次の約束がなければ合流するんだけど…、涙を飲んで常磐線に乗り込みました。



丁稚飲酒帳-大晦日営業中  約束と言いますのも大みそかは、南浦和芽だか屋さんの忘年会にお招きいただくのが、この数年の常になっています。そして、その途中でお昼ごはんを食べてから伺うのが、定番コースなんですね。

 さてさて南千住駅で下車して、と。年末警戒で辻辻に警官が立っているものものしい山谷の町を抜けて、たどり着いたのは、年末大晦日まで営業してくれているこちら、丸千葉さんです。「こんにちは~」と声をかけて暖簾をくぐると、いつもどおりに「ぃらっしゃい~」と迎えてくれる、やっちゃんの声。さすがに大晦日だけあって、カウンターにもまだ少し余裕がありますね…カウンターの奥側に腰掛けましょう。ちなみにこのあとポンポンと人が入ってきて、30分後には奥のテーブルまで埋まっていました。さすが、地域の人気店。



丁稚飲酒帳-定番ホッピーセット  それほど通っているのでもないのに、「いつもどうもね」と気さくに声をかけてくれる、やっちゃん。丸千葉のあたしの定番、ホッピーセットをお願いします。厚手のグラスに注がれた焼酎に、氷入りのグラス、ホッピー外がセットですぐに出てきます。この三点セットが、重厚なカウンターに良く似合うんですよね。グラスのお尻から焼酎をグラスに落として、ホッピーで割り返せばこれが今年最後の酒場での乾杯です。

 

 あては、来る前から決めていた鳥の唐揚げに、貼り出しメニューの中からハマグリの酒蒸しを行きましょう。しかし、大晦日までこの繁盛ぶりはすごいなあと思いつつ眺めていると、カウンター一番奥、あたしの隣のお客さんが何か話しかけたそうなんですが言葉にならず、相当酔ってるなあと思ってたら、ふらり立ち上がっておトイレに行ってしまいます。やっちゃん苦笑いで「ごめんね、悪い人じゃないんだけどね…」と、実害ないから問題ないですよ~。


丁稚飲酒帳-ハマグリの酒蒸し  と、出てまいりましたはまぐりの酒蒸し。深めの鉢にプリプリ大ぶりのはまぐりが八つも入って、これで500円は見た目だけでお値打ちと思えます。これが口に運ぶとすぐに裏付けられます。肉厚の身をかみしめると、中からハマグリのジュースがじゅわ~と湧いてきます。うわ、うめっ(^^;

 しかも、鉢にあふれた汁がまた旨い。さっぱりとした塩味に貝の旨味がしみだして、たまりませーん。これを貝ですくってすすれば、なぜかレンゲで飲むよりおいしさを感じるんです。


 お、さっきのお客さん帰ってきましたね、今度はやっちゃんに何事か言おうとしてますが…やっぱり続かない。と、「○○さん、言いたいことがあったらしっかり言わなきゃ駄目だよ、男同士がみつめあっても仕方ないよ。」うむ、正論である。「今日は夜までやってるから、一回帰って酔い醒ましてまたおいでよ」と。

 しばらくしてお会計して帰られたお客さん、すかさず「ごめんね、悪い人じゃないんだよ」と両脇の僕らに謝ってくれるやっちゃん。いやぁ、あれだけ酔ってるお客さんに親身になっている様子を見れば、それはわかりますよ。ただ酔わせるだけでなく、お客さん一人ひとりを大切にしている今日の姿を見て、改めてこのお店の馴染みになりたいなぁと思った晦日の出来事でした。このやり取りが聞けただけで、今日来た甲斐があろうてものです。


丁稚飲酒帳-大ぶり唐揚げ  さてさて、唐揚げちゃんの登場です。大皿に並んだ五つの固まり、一番大きいのは握り拳くらいの大きさがありますで~。しかも、中までじっくりと火が通されていて、噛みしめるとアツアツの鳥の脂があふれてきます。軽いショウガの風味も、鶏肉の旨味を引き立ててくれます。本当に一人だとこれ一品で十分なボリューム感ですね。


 今度はやっちゃん、お隣のお爺ちゃんに店内で撮られた写真を渡して、「このお客さん、カメラ好きな人でね、ほら男ってあれでしょ、武器を持つとはしゃいじゃうからさ」…はい、あたくしもそのパターンです。その流れで、趣味のお話になりまして、どうもやっちゃん自動車模型づくりが好きみたいで、携帯で撮った組みかけのエンジン模型を見せてくれました。きちんとマフラー裏の見えない所まで、灼け色を吹き付けてますね。「いやぁ、こだわっちゃうんだよね」って、やっちゃんにとっての武器が模型なんですねぇ。しかし、嬉しそうに恥ずかしそうに目をキラキラさせてしゃべる様子は、本当に少年のようですねぇ。んー、僕はこの人がますます好きになったぞ、と。こんな人になりたいなぁ。

 さてさて、年末にいいお話たっぷり聞けました。今年もどうもお世話になりました、来年もまたすぐにお邪魔しますね~。



丁稚飲酒帳-やわらか鴨肉  今年はこのあと知り合いのお見舞いがありまして、ちょっと遅れて南浦和にかけつけました。

 持ち寄りのあさ開や上喜元など、日本酒に舌鼓を打ちながら、いつもながらに柔らかく、かみしめるほどに美味しい鴨肉たっぷりのお鍋、そしてたっぷり鴨の脂が染み出たスープでいただく年越しそばが絶品です。マスター、今年も年末までお世話になりました~。


丁稚飲酒帳-このそばがまた良い  格闘技も終わり、除夜の鐘の音がテレビから鳴り響くと、もう今年もまもなくです。定番の初詣スポット、浦和氷川神社までみんなで歩いて行ってお詣りすれば、今年も無事に年が越せました。あけましておめでとうございます。マスター、親分はじめ、ご一緒いただいた皆さん、ありがとうございます。2009年も、よろしくお願いします。


 丸千葉 1月1日~4日(日)まで休業