丁稚烏龍帳 -7ページ目

丁稚烏龍帳

today,detch stood live on the earth,too…

毎度、全国数名の弊へっぽこブログ読者の皆さま、でっち国外逃亡説が流れるなか、いかがお過ごしでしょうか。どっこいまだ国内でふんばっております<`ヘ´>。


ご報告が遅れましたが、わたくし丁稚、とあるきっかけで現在烏龍茶生活を続けております。
絶賛烏龍中 生来、烏龍茶が大好きなワタクシ(ほんとか(^^;?)、烏龍茶をたしなみにあちこち出かけてもおりまして、おかげさまで元気に過ごさせていただいております。

また、それと時期を同じくして、仕事が立て込んでまいりまして、どうにもあがいております。


なかなかパソコンの前に立つ気力が出ずに、これまでも度々ありました更新放置を続けてまいりました。ですが、ちょいとした友達の一言(けいはくさん、ナンシー(仮)さんありがとうございました)で、やはり生存報告くらいはしておかないとなーということで、筆をとった次第です。



ソフトで乾杯 今日もこれから出発ということで余裕のない暮らしではありますが、また時間をみつけて烏龍茶生活のご報告でもできたらなと思っております。

いつものように超不定期更新なだけで、決して国外逃亡でも閉鎖でもございません。ただ、いつ更新になるかはあたし自身も読めないけどね(^^;…そんなわけで、読者の皆さま方、今後とも気が向きましたときにお読みになり、お付き合いをいただければ幸いです。


さて、青空の下、今日も一日、がんばりましょう♪



丁稚飲酒帳-通勤時の初秋

今日は雨模様、なんだか雨も久々の気がしますが、この前の台風が来た時は週末で、家にひきこもっていたからかな?


先週の通勤途中、思わずパチリと撮ってしまいました、青空に映える彼岸花。

あれほど暑かったのに、もう今週は秋を通り越して肌寒い気候、季節は着実に巡っているんですねぇ。
丁稚飲酒帳-路地裏の赤ちょうちん さて、そんなとある日、ちょいと早く上がれたもんで(実際はお地蔵さんで使い物にならなかったので、定時で失礼させていただきました(^^;))、訪れたのは京成曳舟駅。

歩くこと五分少々、路地裏に今日も赤い提灯が灯っているこちらは丸福酒場さん。


使い勝手のいいこちらですが、最近はそもそも飲む頻度も減っているので、一月ぶりくらいのお邪魔かなー。
丁稚飲酒帳-ボール250円 10席足らずのカウンターには、小学生くらいの子連れのお父さんと、ご常連のおじさんのお二方が、それぞれ端に腰かけています。

ではでは、真ん中あたりに腰かけて、タイミングを見て「ボールをお願いします」。マスター、「はい、ハイボール」と、いつものやり取りですねぇ。


琥珀色のこの液体、すっきりと爽やかな飲み口で、界隈のボールでも飲みやすさ満点。しかもこれで250円。んー、仕事終わりに嬉しい一杯です。


丁稚飲酒帳-本日のホワイトボード さて、おつまみはどうしましょうかね…っと、まずは今日の日替わりメニューを見てみましょうね。

ジーッと見て、にゅ?

にゅにゅっ!?と思わず二度見して再確認。


お、ある…あるよ、ありますよね!?

あたしの見間違いじゃないよね?


ほら、もちょっと寄ってみましょうか。



丁稚飲酒帳-都市伝説を乗り越えて

ね、ありましたよ、あの都市伝説メニューが(笑)。

いやー、まさかフラリと立ち寄った丸福さんで、このメニューに出会えるなんて、覗いてみるもんですねぇ。


そんなわけで、当然そのメニューをオーダーですよ~。

で、製作過程を楽しみながら待つことしばし、出てまいりましたよ、出てまいりましたよ、幻のメニュー。

お初のご対面でございます~。

丁稚飲酒帳-来ましたイカチヂミ

それが、こちら、いかのチヂミさんでございます。

小葱の浮いたタレが添えられて出てまいりましたよ~。

写真で伝わりますかねぇ、このボリューム感。


つくるの見てるとわかるんですけど、これを作るフライパンが普通のフライパンより一回り大きいのですよ。

で、切り分けるために持ち上げたら、なんとマスターの顔より大きい、たっぷり16ピースでございます。

丁稚飲酒帳-ありえない山 ちょいと寄ってみましょうか、んー、まさに山、チヂミの富士山や~←ありがち(苦笑)。

こちら、何が幻で、なにが都市伝説かと言いますと、ことのおこりは川崎のゲリラ王ノブさんの城東ゲリラ大作戦。

このイカチヂミを楽しみにお邪魔したのに、振られて茫然としてたという故事がございまして…ところがこの時から、関係者が行くたびメニューにない。実はあたしも二回位振られておりました。


で、ymppさん曰く、「既に都市伝説化してますね」と。



丁稚飲酒帳-チヂミリフト&ドボン 幻うんぬん以前に、実はあたくし、こちらのメニュー初食なんですよー。

だからこそ一層食べたかったのもあったんですけどね。


添えられたタレにつけてチヂミリフトー…って、まだタレにひたってますけど(^-^;

一口いただきますと、フワッと柔らかく甘味を感じる生地。端はカリッとしてますが、先日いただいたコーナーアオトのチヂミがクリスプ感が前面に出ているとすれば、こちらは柔らかさが信条ですね。

細切りにされたニラ、ネギ、ニンジンの食感が生地の柔らかさとの対比で面白い。イカのうまみを引き立てるのは、ポン酢かな、酸味のあるこのタレがまた食欲増進剤ですねぇ。


まずは生地自体が美味しいからそのままでもいけちゃいますし、こりゃ流行るわけだよ、定番メニューにならないかなぁ。

丁稚飲酒帳-これってなに? 美味しいチヂミを堪能しつつ、軽い口当たりにパクパク行けちゃいますけど、先程申し上げたとおり、一人で食べるにはなかなかボリューム感がありますよ。


でも、もう一品くらい食べないと千円行かないよねーと、定番メニューの短冊も眺めてましたら、酒場に似つかわしくないこんな短冊も。ガムってなに(笑)?


あたしの後においでになった、隣に座るおじさんコンビのメニューが次々出てきますけど、餃子を見てビックリ。

実は最初の方が餃子を食べてらっしゃってものすごく美味しそうだったんで、これで〆ようかと思ってたんですが、なんと七個付けで出てきました。これで300円って、本当価格破壊だなぁ。

いやぁ、あぶねぇあぶねぇ、知らずに頼んでたらおなかが膨れるところでしたよ。

丁稚飲酒帳-上からボール ま、まずはボールのお代わりをいただきながら、コンビの様子を見てますと片方の方はお初なんですかね。唐揚げを見て一言「デカいな」。「デカいだけじゃなくて、柔らかいのがこちらの唐揚げの真骨頂ですよー」とはさすがに話しかけませんでしたけどね。

お、食べて「デカいだけじゃない」と、ご自分でお気づきになられましたねぇ。


なんてやってますと、反対の常連さんのオーダーしたメニューが実に美味しそう。〆にはこれですな、真似しちゃおっと。マスター、ささみのパン粉焼きをお願いします。





丁稚飲酒帳-ささみパン粉焼き で、調理過程を見ておりますと、フライヤーの油でフライパンを洗うっていうマスターの豪快ぶり(笑)。

冷蔵庫から取り出した、塩麹に漬けてあるのかな、下味のついた大ぶりなささみが二枚。パン粉をまぶしてカリッと焼き上げられています。


そしてご登場したのがこちら、木の葉?手のひら?ともかく大迫力の一皿です。

一口いただきますと、あ、パン粉のカリッとした食感の向こうに、ささみのやわらかさがすごくやさしい。口にふわりと広がるいい香りは、麹なのかな、ニンニクの風味も感じて食欲進みますねー。



丁稚飲酒帳-皿の上には蕪村 これ、でも軽い感じで、サクサク食べられちゃいますねー。本気で一人で五枚くらいは行けそうな感じがしますよ。

これ、おなかにもたまらないし、正解!


ペロリと平らげると、お皿の下には「春の海、ひねもすのたり のたりかな」と与謝蕪村の句が出てきます。

んー、マスター文学の造詣も深いのかしら。あたしなんぞはたまにしかいかないので、基本寡黙な方という印象なんですが、常連さんとはおしゃべりされてまして、謎深いんですよねー。

いつかは仲良くなりたいなぁ~。それにはもっと通わなきゃですね。


と、向こうの親子さんがお会計されてますよ。

小学生のお子さんは同伴オッケーなんですな、いけるかな、ヘムちゃん(笑)?


さて、あたしも便乗してお会計をお願いしまーす。

お会計は1150円…なら、気になっていた50円のガムもお願いして1200円にしましょうか。

丁稚飲酒帳-おみやげ付き酒場 と、キシリトールの普通のガム、これコンビニだと120円するんですけど!?

こんなとこでも価格破壊ですかー(笑)。


「(ガムの短冊が)気になってはいたんですよ」というと、「たくさんもらったんですよ」とはにかむマスター。前の月見うどんの時もそうでしたけど、笑顔がかわいらしいです。

やはり笑顔はいいですね。んー、ますます馴染みになりたくなりました~。


今日は幻の一品から、意外なガムのおみやげまで、本当にご馳走様でした。またお邪魔しまーす♪



丸福酒場 日曜定休 17:00~23:00頃

一昨日はのぶドラご夫妻の下町引越祝で、下町会臨時招集…あ、約一名関係者も駆けつけてくれましたが…駆けつけというか先行飲み切り(^_^;

仲の良い皆さんのことですから自然と盛り上がり、セッティングしたお店も気に行っていただけたようで、幹事としてはなんとか重責を果たせたかなと胸をなでおろしております。

このくだりはどなたかがあげてくれるでしょうから、あたしの記事は例によってお蔵入りと(笑)。

さてさて、そんな会場探しに加えて、身から出た錆で最近は地回りを中心に飲ませていただいておりますが、そんな飲みの帰りに歩いていて、あ、こんなお店ができてる!!…なんて思うことありませんか?
今日はそんな一軒との出会いのお話です。



ところは四ッ木、たまには南回りで帰るかと、駅を降りて右手の路地へ。
記憶に残ってないけど某ロングカウンターで飲んだ帰りかな…あ、たぶんお盆休みのお店チェックしてたときかも。

この路地、まっすぐ行くと渋江小という小学校に突き当たり、その先にはおでんともつ焼きの善ちゃんがあ昔はありまして、その当時は良く通った懐かしい道。今は年賀状のやり取りだけだなぁ。
そんな路地の入り端にはパン屋さん。ここも善ちゃんに通ってた頃には無かったのよね。隣の養老乃瀧はあったけどね。

でもってその先、目を刺すような強いライトの灯り、ここが覗いてみたかったお店です。


黄色い外装にアルファベットで、YOTSUGI☆。お店のお名前はヨツギボシというそうです。なんでもお若いご店主が四ッ木の町を明るくしたいって始めたお店だそうですよ。
まさに看板に偽りなしの明るさ、眩しさは、外観撮影には泣き所ですけどね(^_^;

細長いお店のなかは、手前に6人がけのカウンターテーブル、その先に四人がけが2脚、一番奥の厨房前に四人ほど掛けられるカウンターという構成。
ここ昔は丸福さんて居酒屋さんだったところ(あ、某曳舟の優良店とはまるで関係ありません)、酔わせて下町さんと何度かお邪魔しましたね。そこを居抜きで使ってるみたいですね。

先客にサラリーマンお二方が乾杯されてます。ピンだと手前か奥かどっちかのカウンターだろうけど…と戸惑っていると、お若いご店主が笑顔で「奥にどうぞ」と。お、人当たり柔らかい感じ、ありがたいわ。

丁稚飲酒帳-吊り看板に魅かれて カウンターに座りまして、ミニフォトアルバムにぎっしりのメニューをパラリ。オリオンから泡盛各種、果てはカクテルまでと目移りしちゃいますが、まずは一番上のハイサイボールをお願いしましょう。
あ、いい忘れてましたけど、こちら吊り看板には「沖縄そばとお酒、創作料理」とありまして、数日前のメタさんの記事で沖縄そば食べたいなーということでお邪魔したのでした。

メインはおそばと決まってるからいいんですけど、出るまでのつなぎにもう一品くらいいきたいよねー。でもメニューがたくさんあって目移りしちゃいます。
しかも後ろに座ったカップルかな、常連さんらしくパッパッとオーダー入れてるんですが、この量が半端じゃない。あとから二人来るって言うけど、食べきれるのかなと心配になるくらい。唐揚げなんか味を変えて二枚頼んでましたもん←余計なお世話(苦笑)。


丁稚飲酒帳-ハイサイボール そんな注文が落ち着いたところで、こちらはクイックメニューから「ピリ辛以上かもしれない冷奴」と、沖縄そばのフラッグシップ、店名を冠した「ヨツギボシそば」をお願いします。

注文すぐにやってきましたハイサイボール(400円)、これは泡盛のソーダ割りってことなんですが、一口いただくと香りが爽やかですね~。

泡盛と聞いてガツンと来るのかなと思ってましたが、清涼感ある飲み口で夏場にピッタリ。しかもタンブラーが結構大きいよ。こりゃちびちび一杯で軽い食事モードで帰れそうだわ。



あ、お初ですからご店主に撮影許可をいただきましたら、「どうぞどこでも撮ってください」と快諾いただきました。なので、カウンター上にぎっしり並んだ泡盛なんかもね。
ちなみに泡盛は日替わりサービスをやっているらしく、この日は手前のかりゆしが、500円→400円になってましたよ。

しかし、カウンターに座っちゃったもんで、店内の様子が伺えない。先程の後ろのテーブルにどんどんものが出ていくんですが、あまり振り替えって覗きこむわけにもいかないし(^_^; でもタコライスのボリューム感はチェックしたかったなぁ。
なんてやってますと、あたしのファストオーダーもやってきましたよ。

丁稚飲酒帳-1379285384849.jpg 冷奴ということで、ガツンと大きな塊で来ると思ったら、ご覧の通り。なんて繊細な盛り付け。赤いソースが豆腐の白に映えてまるで絵画のような鮮やかなコントラスト。
薄くスライスされても箸で持ち上げられるしっかりとした島豆腐。濃厚な豆の旨味とチリソースのピリ辛がピタッと来る、夏向きの爽やかなあてですねぇ。ちなみにメニュー名ほどにソースは辛くはありませんが、豆腐の旨味が辛さをまろやかにしてくれてるんですかね。パラッと振られたゴマがまた香ばしい。

んー、しかしこれ300円かぁ。なかなかサービス満点ですねぇ。こりゃ、他のメニューも要チェックや!
ってんで、後ろのお席にピクルスが届いたんで、ちょいと伸びする感じで振り替えって覗いてみると、これもたっぷり。いいつまみになりそうですよ。
ただ、あまりこれ繰り返すと不自然極まりないんで、このあとの確認はできませんでしたが(^_^;

唐揚げはなんか棒状の盛り付けだったんですよね。んー、気になっちゃう(笑)。
なんてやってましたら、後ろの卓の大量調理の前にあたしのそばを用意してくれたみたい。注文はあたしの方があとだったのに、そんなお気遣いもちょと嬉しい。

丁稚飲酒帳-ヨツギボシそばセット で、で、で、やって参りましたよ、沖縄そば。添えられているのはコーレーグースと七味の瓶。
いい感じのお姿やないですかぁ♪

丼からフワッと立ち上るいい香りに、思わず引き寄せられますね。


丁稚飲酒帳-そばアップ~ ちょいと寄ってみましょうか、ググッとね。
おそばの上には、飴色に煮込まれたラフテーとソーキが二つずつ。存在感ありますねぇ。
ショウガと青ネギが色味のアクセント。
丁稚飲酒帳-そばリフト~
ではでは、さっそくいただきましょう。
おそばをつまんで、ヨツギボシそばリフッ!

でもってズルッとね…うん、うまいッスねー。
かつおだしですかね、スープがまたいい、やさしいうまみが広がります。
そして、なによりそばの歯応えがいいですね。かみしめる喜びがありますよ。二郎の麺のようなゴワゴワした旨味ではなく、やわらかな旨味、だしをすったうどんのような。


丁稚飲酒帳-ラフテーリフトッ そして、具材の方もいきまっせ~。
まずはラフテーリフトッ!
こちらは見た目でわかりますように、しっかりと角の立った煮込まれ方。脂の部分が飴状になるほどによく煮込まれています。ほろりとほどけるような煮込まれ方ではなく、しっかり味が封じ込められている感じ。繊維の一本一本にまでしっかり味がしみた感じというんでしょうかね。

実にしっかりとした味わいで、これとごはんは合いそうですねぇ。
それにしても、まさに飴、噛み切ると歯がねとつくさぁ~。

丁稚飲酒帳-ソーキリフトッ かたやのぉ、ソーキリフトッ!
こちらはナンコツを含めて、とろん、プルんとした食感。これまたいいですねぇ~。
こちらは出汁を十二分にすった淡い感じの味わい。お肉の旨味、ゼラチンの旨味を味わうにはこちらかなー。

んー、ごはんに合う醤油勝ちのするラフテーと、出汁ベースのソーキ、この両方が味わえるヨツギボシそば、次回もこれに行っちゃいそう。これで800円ですから、お得ですよぉ。

コーレーグースを回しかけると、実に爽やかな味わい。適切な表現が浮かびませんが、サイダーにも似た爽快感、そしてくどくない苦味が加わりますねえ。このすっきりした感じはハイサイボールと同様、泡盛自体の味わいなんですかね。
上に載せられた生姜が味わいのアクセントになり、全体を引き締めてくれ、もう一気に完食ですよ。いやー、うまかった。
ここお気にいりになりそうな予感がするなぁ、まだお若い店主大ちゃんには是非四ツ木に灯をともす活動、頑張っていただきたいですね。
お会計はジャスト1500円。これっていいサク飲みですよ。

帰りしなに見てみると、後ろで聞こえていたワイワイ楽しそうな声は、家族連れが二組。お子さんと一緒に夕飯を楽しみ、その間にサラリーマン二人組が乾杯しているというご様子。酔客も家族連れも歓迎な雰囲気が、ちょいと定食屋的な風情ですかね。こりゃ、家族できて色々つまんでみないとなぁ。

あ、飲み放題コミコミコースもあるんだ、飲み会でいろんな料理楽しむのもありだなぁ。今度、来月か再来月辺りいかがッスか、下町会の皆様方(笑)?サキの旦那お得意のゼロ次会は、反対側のあそこでしょうなぁ。…あ、下町会だったか。ま、つきものということで(^_^;



YOTSUGIBOSHI 17:00~23:00 月定休・祝日不定休

珍しくランチ記事でもあげちゃおうかなぁ。なにせ夜しか外食しない(できない)派なもんで、機会が少ないんですが、ちょいとお出かけする機会がありましたので、その時の出来事をね。

とある日、お邪魔しましたのは千葉中央。チョイと野暮用こなしましたら、ちょうどお昼時。
こりゃお腹を満たしていきなさいとの天啓ですな。そんなわけで、同じ職場の人おすすめの長州ラーメンにするか、はたまたジャンボオムライスか、あるいは昔いった家系再訪かと、いくつか候補はありましたが、それらをぶっちぎってお邪魔したのはこちらのお店。


中華そば餃子のいってんべぇさんです。
場所は本千葉駅北口目の前、先程の長州さんの並びです。余談ですけど、この辺りの地番が長州っていうんですね、てっきり山口ゆかりのお店だと思ってました…あ、どっちが正しいか確認してませんけど(^_^;

そんなこのお店、幟にござる勝浦タンタンメンの食べれるお店なんですが、以前南千住の某店で昼酒をご一緒した際、メタさんがお昼に行こうと思って臨時休業でフラれたというお話をお聞きして、チャンスがあれば敵討ちに乗り込もうと思っていたのでした。

店内は清潔感溢れる感じで、まだ昼の早い時間、先客はお一人。帰る頃には八割方埋まってましたから人気あるんでしょう。
お店に入ると肌寒ッ…猛暑とはいえ効きすぎじゃないのというくらいの涼しさです。



壁面のカウンターに腰かけまして、メニューは数あれど上の空(写真入りのラーメンメニューがあるんですがボケボケなので割愛です)、ご主人が注文を取りに来ると速攻で、勝浦タンタンメンをお願いします。だってこれを食べに来たんだもん~。
辛さと太麺細麺のセレクトを聞かれますので、同行者は中辛の細麺、あたしは大辛の太麺でお願いしました。

店内空いていたということもあるのでしょうが、ものの5分くらいでやって参りました、勝浦タンタンメン♪

一目見て感想…赤ッ(笑)。
同行者の中辛と比べると明らかに赤い。というのも表層のラー油の層の厚さなんですね。チョイと寄ってみると、ほらきれいなルビー色だなぁ。辛さ得意じゃないけど、行けるかなぁ。

ま、まずは一口…案の定むせました。むせましたけど、ん、美味しい。
表層のラー油は確かに辛いんですけど、痛みとか刺激系の辛さではなくて、口のなかから体が温まる感じの辛さ。
しかも地のスープがしっかり作られてるんでしょうね。スープと一体化するとなんぼでも行けそうな味わい深さ。

この際、同行者の視線は敢えて感じないことにして、麺リフトッ。角張った中太麺はツルツルとした喉ごしの楽しめるタイプ。ゆで具合もあたし好みで、スープとの絡みもいいッスねぇ。

何よりこのスープがたまりませんよ。
具の挽き肉はしたに沈んじゃッてますが、旨味はたっぷり染み出てますし、大振りにカットされた玉ねぎが食感と甘味のアクセントとして申し分なし。
もう一気に平らげてしまいました。惜しむらくは男性には少し麺が少な目ですかね。でも替え玉100円で楽しめるし、太麺、細麺変えるのも面白そうです。


ほぼほぼ完飲状態で、汗が吹き出すよう。ここではたと気づきました。あの効きすぎに感じたクーラーがなんて心地いいんでしょう♪
勝タンだけが売りではないので、そこまでの計算ではないかもしれませんが、お腹温かで外はひんやり、しばし汗が引くのを待ってのお会計は700円。

んー、このスープだったらノーマルの中華そば食べてみたくなるなぁ。次に本千葉行くのはいつかしら(^_^;

お店はどうやら不定休のようなので、またチャンスがあったらお邪魔します。
ご馳走さまでした♪
明日はまた夏が帰ってくるそうですが、半袖では肌寒い位の朝、皆様いかがお過ごしでしょうか。
眠い目をこすりつつ、通勤電車を待っております。朝スッキリお目覚め、お酒が残らないくらいの飲み方をしないとあかんですなぁ。飲み方考えよう。
理想とするのは居酒屋礼賛、浜田さんの、ゆっくり楽しみながら酒場を味わうという酒場浴なんですが、こちら浜田さんが一口飲む間に三口位のんでますからね。
お酒を飲むと同時に空気も味わうような、そんな飲み方を覚えたいです。


丁稚飲酒帳-お祭りですかねぇ さて、この日はたまのおでかけ、紫色から赤い電車に乗り換えて降り立ったのは荻窪駅。いやぁ、久々だなぁ、春以来かしらん。

路地裏ではお祭りですかね、お神酒所が出てますよ。気候のうえではまだまだ夏ですが、暦は着実に秋に向けて進んでいるんですね。
丁稚飲酒帳-路地裏の奇蹟
そんな路地裏に今日も赤い看板が待っていてくれました。

こちらも久々やってまいりましたよ~立呑みやきやさん。いつも混みこみのこのお店ですが、さて今日は入れるかなー、表から見た感じカウンターの手前は一杯ぽいですよ、ま、ピンだしダメ元覚悟で突撃~。

おー、L字カウンター半ばまではうまってますが、奥の方にはすき間がありますよん。

丁稚飲酒帳-セットから始めましょう 新しい店員さんてのはこちらの方かな、新顔のお姉さんにホッピーをお願いしますと、すぐに出てくるこのセット。遠目ですけど、焼酎の量わかります?特濃でっせ~。それにしても三人体制になったせいか、入りが少ないせいか確かにゆるやかな雰囲気。以前は黙々と焼き台に専念されていた女将さんもカウンター前のお客さんと談笑されています。

あ、ちなみに手前はいつもお願いするわたあえです。こちらの珍味といえば、わたあえ派と塩辛派がいますが、あたしはわたあえ派なんですよね。というか、この一品でやきやさんにはまった口です。

ま、おあずけ食ってる場合じゃないのだ、今日は飲みに来たのだ。

いそいそとはやる心のままにホッピーを注いで、グビリと一口。あぁ、生き返る~ってか、ガツンと来るなぁ(^-^;
丁稚飲酒帳-まさに珍味 でもって、わたあえにクローズアップ。コリコリのイカゲソに和えられたイカワタ、一口いただくと想定外の甘味が舌の上に踊ります。その甘味と同居するほんのりとした苦味がこの一品にコクを与えてくれているような気がします。

苦味と甘味が調和していて、後引く美味しさ。あたしはこれが好きなんですよね。


丁稚飲酒帳-みみ焼き もう一品お願いしていたものが焼きあがってきましたよ。みみ焼きです。

タレにくぐらせたイカみみが三切れ。これがまた柔らかい。柔らかくて旨味がしっかり。業務用でしょうか、濃いめのマヨをつけるとまたうまい。


さらにさらに、残ったわたあえのワタをくぐらせると、こりゃもうたまらない旨味。コリコリのゲソもいいけど、柔らかいミミとのカップリングは絶品と言ってもいいでしょう。

丁稚飲酒帳-ナカも濃いぃ で、中のお代わりをお願いしますと、出てきましたよ焼酎グラス半分。やきやさんのホッピー、本当によく効くのよね~。

チビチビやりながら、他の人のお願いしたおつまみを見ながら、情報収集というかお勉強というか。


均一170円の焼きものシリーズでも、なんこつは六個だなぁ…なんてそんなところに目の行っちゃうセコビッチなあたし(^-^;

というかこの一品一品が170円ってのはものすごいことなんですけどね。

あ、げそ揚げは大小とりまぜて四本かーって、みみ焼きもとっても美味しいんですよ(笑)。




丁稚飲酒帳-初塩辛 ナカもお代わりしちゃったし、もう一品とお願いしたのがもう一つの珍味塩辛。

先程はワタあえの苦味を味わいましたが、こちらはワタの濃厚な甘味が味わえますね。

少し甘塩なんでしょうか、辛味を効かせようと七色を振ってみましたが、ワタの濃厚さに食われてまったく辛さが感じられません。それだけ濃厚な旨味の塊、こりゃおんさんがはまるのもわかるなぁ。たぶん漬けてからの日数で、味わいも変わるんでしょうね。

丁稚飲酒帳-いいねぇこの雰囲気 それにしてもどうです、このカウンターの上の風景。

立飲みカウンターのみ(奥に例外的に四席ありますが)のハードボイルドな風景。ナカの濃さにうっすらとしか色のつかないホッピーが良く映えています。


さて、塩辛で特濃ホッピーをあおって、ぼちぼちここは〆ますか。 
〆をお願いしたお会計、1080円と聞いてお支払いしようと思ったら、聞き間違えで実際はなんと990円。えー、これだけ味わって、千円一枚でお釣りがきちゃうのー?

んー、荻窪の激安酒場は健在ですなぁ。しかも、美味しいおつまみにしっかり濃いホッピーというのが、なんとも嬉しいじゃないですか。


お会計を済ませたあと、帰り際におかみさんが向けてくれる笑顔、これが見たくてまた通っちゃうんですよね。今日もお安く、たっぷり酔えました、幸せな時間をありがとうございました。

えー、ひまわり記事の件では、多方面の方々にご心配をいただきまして、ありがとうございます。

なにかと疲れておりますが、なんとかやってますよー。某ラマダンおじさんじゃありませんが、やはり酒場はカンフル剤、ここにお邪魔しないとどうも調子が出ないようで…。

そんな疲れたとある日のお話をしましょうか。


丁稚飲酒帳-この暖簾があればこそ 早めに帰ると、時折えんじののれんの前に行列がない、こんな風景に出会えたりするわけです。

ちょいと小腹も空いたし、おやつ代わり、また疲れた体にカツを入れてくかーってことで、暖簾の脇から顔を出して指で一人であることを示します。

すぐに「一人?どうぞ」とご案内。今日は四番の端席、一番アンちゃんの動き回る線上だから、ちょっと身体を小さくしたりしてね。


そうさんから、「梅割り?」のコールが入るので、もちろんとばかりに頷きます。今日は短期決戦、基本こちらに来て、ビールから入るのはゆっくり楽しみたい方、手早く酔いたい方は梅から入るのが常道でしょうか。ちなみにあたしは基本梅割りからです。

丁稚飲酒帳-一滴のカンフル剤 そんなわけで、アンちゃんが注いでくれた焼酎に、梅のエキスをほんの数滴。辛めもいいけど、この焼酎の辛さと同時にふんわり梅が香るくらいが、弱いあたしにはちょうどいいです。

ま、焼酎が薄まるわけじゃないんで、のどごしはカーッと燃えるよう。この瞬間、まさにオフのスィッチがオン。ゴクゴクと飲み干すビールの喉越し、日本酒の鼻に抜ける香り、梅割りの焼けつく感じと、これらを味わうことで、仕事から解放された~って感じられること、これってとてもいい気分転換ですよね。うん、必要だ、必要だ…なんて一人自分で納得したりして。いや、言い訳じゃないって(^-^;


おかずはどうしようかと考えますが、今日は来る前にカシラがあれば、趣向を変えて素焼きのお酢かなーと思ってきたのですが、残念ながら品切れ。シロ、レバ、ガツ、アブラの定番四品しか残っていない状況です。んー、六時半でこの状況、今日は結構忙しかったのかな?

どうしようかなー、とりあえずカシラが無い時の代わりは、やっぱりアブラでしょう。少ないとこ、よく焼きのタレでお願いします。


忙しかったのはどうも、昼間だけではないようで、焼き手のねえさんはフル回転。「レバ素焼き」、「ナンコツ塩」…なんてどんどんと焼きあがってくるんですけど、お客さんが手を上げない率が随分高かったですね。なんだろう、通しのミス?いや、慣れてないお客さんが多かったのかしら?いっそ、あたしが代わりに…なんて思いましたけど、おなか膨れるわけにはいかないので、じっと我慢。あー、でも待ってる時間がもどかしい。

丁稚飲酒帳-アブラステーキ 梅をチビチビやりながら、待つことしばし、実際はそんな長い時間じゃなかったんでしょうが、おやつまだー?っていう子どもと同じ気持ちですね(^-^;

さあ、やって参りましたよ~。宇と言えばアブラという方も少なくないと思いますが、アブラという部位もお店によって特徴が出ますよね。宇はプリッとしたボリューム感に対してさっぱりいただけるのが特徴でしょうか。


どうでしょう、少ないとこオーダーにしてこの肉厚プリプリのアブラ。

テリテリのアブラの部分のブリブリッという歯ごたえがいいんですよねぇ。ところが先ほど述べたように、不思議とくどくないんです。

アブラに続いて間に挟まれた肉肉しい部分、まさに少ないとこならではのとこが来ましたね。この両方の味わいがいただけるあたしの好きな感じの一串、今日は当たりだなあ。アブラのこってり感とタレの甘味が、本当にうまく調和してるんです。お肉の部分はホロホロで、この一串、おやつに最適だなあ。


丁稚飲酒帳-レバタレふつう おやつの〆は、どうしよう、アブラなまもいいけど夕飯前にアブラ連続ははちと重いし、ガツの気分じゃない。

定番中の定番ですが、シロタレかレバタレか、んーどうしようかなぁ。レバタレのほろ苦い甘さで〆るか、シロタレも普通のクニュっと感もいいし、よく焼きのクリスプな歯ごたえもいい…あー、迷う迷う迷う、とタイミングが合ってふと口をついて出たのは、「レバタレください!」


今日の気分は、レバ気分だったんだね。自然に口をついたものをいただくのが何よりです。

すぐに焼きあがるのが宇ち多゛のいいところ(さっき待ちくたびれたとか言ってたくせに(苦笑))。

プリッとした歯ごたえに、今日のはちとほろ苦さが強いか。そこで梅割りをキューっと洗い流す。いい組み合わせですねぇ。

プリプリのレバをいただいて、梅をあおって、アー幸せな時間はあっという間。平らげてお会計は180円×3つで540円。


梅割りでちょいと気持ちよく、小腹を満たしての約ワンコインのお会計、まさに宇は大人のおやつですねぇ。幸せ気分で仲見世をあとにしましたとさ。また疲れた時にお邪魔しますね♪

また暑さがぶり返してきましたな。
ここ数年時間軸が一月くらい前倒しになっているように感じておりまして、よもやこのまま秋に突入か…何て思っておりましたが、そんなに甘くないですな。この暑さ10日間くらい続くようですので、お盆休み飲み歩きの皆様は熱中症対策をお忘れなきよう。

さてさて、そんな暑さがまだほどほどのとある日、ベルサッサで上陸しましたのは中野のまち。
北口サンモールを通り抜け、中野通りをあるくことしばし、夕闇に浮かび上がるは黄色いテント。本日はもつ焼き豪さんにお邪魔します。



今晩はとお邪魔しますと、8席ほどのカウンターには既に5人の先客。先日天上天下酒場独尊でも紹介されたし、アル中ハイマー日記でも、入れなかったらとドキドキでしたが隙間にするりと収まりました。

春先からしばらくご無沙汰のマスターは髪も伸びて、汗止めタオルも凛々しいですね。
オーダーはいつもの白ホッピーをお願いします。



汗をかいたグラスの涼しげなビジュアルが暑い一日のあとには嬉しいんですよね。
さっそくグビリと、あー生き返る~。
ホワイトボードを眺めながら、本日のオーダーは…と、モツシチューがありますね。これお願いしちゃいましょう。

最初のオーダーを済ませたら、ホッピーをちびちびやりながら、焼き物で攻めようか、あるいはサイドの新ものがいいか、久々なので定番どころがいいか…と悩む時間も楽しみのうち。
マスターは焼き台で何本もの串をさばいてますね。こちらお持ち帰りもあるんで大変です。
と、網の上にバゲットが乗せられましたよ、なんと三枚ですか?カリッといい感じの焼き目がつけられて、はいセットで手渡されたのがこちらです。



ドーンとした迫力。シチューも深鉢にたっぷり、たてがみの如く配されたバゲットの香りが食欲プラスです。
さっそく一口…んー、ソースがさらりとしてるんですけどもつの旨味でしょうか、深味があっていいですねぇ。パリッと焼けたバゲットに乗せていただくと、こりゃホッピー呼びますよ~。


スプーンを一指ししてみると、ほらこんなにもつがゴロンゴロン。シロ、カシラ、ガツ、お、ハツモトもありましたね。それにこのステーキのような食感は、ハラミかなぁ。もつシチューなのに、ビーフシチューのような肉食ってる感がありますよ。白肉、赤肉、繊維のほどける感じ、噛みごたえのある肉の部分、いろいろなお肉の味わいがこの一皿に凝縮されているようです。

シロのアブラがいいねぇ、かみしめるとクニュっとした食感、アブラの旨味が染み出てきます。

丁稚飲酒帳-自家製塩豚

もう一品は定番の中から、自家製塩豚をお願いしましょう。

花弁のように盛りつけられた、チュルトロの脂が本当に美しい。もう見惚れてしまうくらい。


丁稚飲酒帳-コラーゲンリフト

さっそく一箸つけて持ち上げようとすると、脂がトロントロンで持ち上げられません。おそるおそる口に運んでみると、おー本当に脂が口の中に消えていきますねぇ。

こりゃ、塩豚、以前から美味しかったですけど、さらにグレードがあがつた感じですね。


添えられたねぎと一緒に食べてもまた香りがよく、柚子胡椒の辛みもいいですね。そもそももとの味わいがいいから、添え物が無くてもホッピーがすすみまくりですよ。


丁稚飲酒帳-豪勢な晩餐会


シチューに塩豚のそろい踏み、この二品で900円ですからね。

もうこれだけでピンのみのささやかな晩餐としては十分でしょう。事実、バゲット三枚もついておなかも十分に膨れましたしね。


丁稚飲酒帳-隠れた王様 お、シチューの最後に、こんな王様のようなタンが隠れてましたよね。

メタさんの味わわれたスコットというわけにはいきませんが、噛み切ることなく唇で繊維がちぎれるほどに柔らかく煮込まれたタン、小さなタンシチューを450円で味わえるとは、まさに至福ですねぇ。


中を一つお代わりして、今日のお会計は1550円。

豪さん、春以来のお邪魔でしたが、腕の冴えを堪能できました…あ、もつ焼き屋さんなのに串ものたのむの忘れた(^-^;。でも、それで満足感が得られるんだから、すごいですよね。

和食の修行もされたことのある、若き店主の才能、とどまるところを知らず。また次に新しいメニューに出会えるのが楽しみです。ご馳走様でした。




いやぁ、本当に夏真っ盛りですなぁ。

先週来の暑さのピークに加えて、蒸し蒸しとまとわりつくような湿度の高さ。

たまりません。クーラー頼みの生活も体のだるさを助長しているし。

はやく涼しくなってほしいもんです。


さてはて、そんなわけでいつの間にやら盆休みウィークに突入していたんですね。

長い方は九連休でしょうか?

そんな今年の酒場の盆休みは、どうも後半に集中しているようでございます。

例年のことながら、転記ミス、聞き間違い等々あるかもしれません。

あくまで参考で、遠方からお運びの方は直接お店に確認してくださいね。

最近、呑み歩きが少なく…その割に失敗が多く、多々反省の日々です。

夏休みを聞きつけたお店の数も少なくて、申し訳ありませんが参考になれば幸いです。

皆さんのお近くのお店の夏休み情報もお寄せください。


三平(京成立石)11~15休み

ホルモン屋(京成立石)11~16休み

トラットリアバールイルポルトローネ(北千住) 1214休み

鳥房(京成立石)12~16休み

炭火焼鳥中村屋(京成立石)12定休、1415休み

こいくちや(下井草)13定休

串揚げ100円ショップ(京成立石)13定休、19~21休み

た~さん家(青砥)13~18休み

豪(中野)12定休、15~18休み

栄寿司(京成立石)1416休み

石松(青砥)1418休み

江戸っ子(京成立石)1419休み

大竹(小岩)1516休み

ミツワ(京成立石)15~18休み
大阪屋(門前仲町)15~20休み

宇ち多(京成立石)15土曜並み営業、1618休み

バカタレずっちゃん(中野)1618

秋元屋(野方)1619休み

たつや(沼袋)1620休み

丸千葉(日本堤)14定休、2829

丸福酒場(曳舟)18~21休み



なんやかや立て込んで、お酒を飲むことができないのが原因か、なにやら脱力感でフラフラな木曜日です。
単なる睡眠不足かな?いや、お酒は活力源ですから!!

先週頼まれたお仕事、大好きな単純業務なんですが、いかんせん量が多く、終電帰りが続いております。
問題は頼まれ仕事にかかりきりで、自分の仕事に手をつける時間がとれないこと。んー、また叱られるな(^_^;

そんな日曜日、接待の下見に地元堀切菖蒲園を覗いてきましたよ。
ネットでは二部咲きということでしたが、田によっては既に見頃に突入してました。



初夏の涼やかさを感じさせてくれる、紫、白、青の色とりどり。今週来週がピークでしょうね。
いろいろなお花の名前があるんだなと看板眺めていても楽しめます。
日曜日にヘムちゃん連れてお散歩行ってこよう…っと。目的はそれ以外だろうって…い、嫌だなあハハハ(^_^;





とある夕暮れ時。今日はもう残業しないぞ!と決意も固く、定時でベルサッサ。

西船橋で乗り換えの足取りも軽く、目指したのは東西線の木場駅。

木場といえば言わずもがなですよね、河本さん。


平野橋を越えてほいさっさ…ん、遠目にも自転車が出ていない。

ありゃ、平日なのにおやすみかい?と正面に回り込みますと、暖簾も出てないよ。

丁稚飲酒帳-夕暮れのしもた屋 いやいや、灯りも付いてますし賑やかそうな声も聞こえますよ…って、扉のすき間からのぞくと満席かい?窓のすき間からのぞいてみますと、常連カウンター前の一席だけ空きがあるようです。よかった~。


てなわけで、「こんにちは」とお邪魔しますと真寿美さんが「いらっしゃい」とニッコリ。お元気そうで、ホッとしました。

店内入ると一般席はまさに満席、常連席には三席ほど空きがありますが、そこに掛けるわけにはいきませんからね。Tさんはじめいつもお見受けする面々にも、目礼をいたしまして最後のお席に座らせていただきます。



丁稚飲酒帳-ストロングッピー さっそく注文は白ホッピー。
ホッピージョッキに、鮮やかな手つきで焼酎を投入、白の外瓶をジョッキに逆立て、あわだったところでグビリ…くぅぅ~、川平慈英です(^^;)。

あー、仕事のうさも吹き飛びますねぇ、本当にこの一瞬のために生きてるような、幸せを味わえます。


この氷なし、二冷のホッピーが、なぜか美味しいんですよね。そして、飲み口がやさしいのに、とっても効くのは何故なんでしょうね。他の店の臨界点ホッピーよりも、なぜか星一つ半の河本さんのホッピーの方が酔いが回るような気がします。お店の雰囲気と真寿美さんに酔うのかしらね。

また、今日も来年20歳なんて言ってますけどね(笑)。


丁稚飲酒帳-大熊手 と、お隣の紳士が「よく来られるんですか?」と話かけてこられます。

「いやぁ、たまに寄せてもらってますよ」とお返ししますと、このタイミングで真寿美さん「しばらくね」、「ええ、髪も伸びました」なんお返事したついでに紳士さんに「…っていうくらいにね」と切り返し。


なんでも紳士さん、10年ほど前越してこられた頃からこのお店が気になっていらしたそうです。ご自身のホームは辰巳新道周辺ということで、今日意を決して入られたそうですよ。

「立派な熊手だなぁ、門仲でも見たことないよ」なんて感心されてます。

そして、「氷の入ってないホッピー、はじめて見たよ」と若干酔いがまわられていたようで繰り返し呟かれています。横須賀あたりでなんて説明するのも野暮ですからね、「そうですか~、効きますよねぇ」とお返事。


常連席際のこのお席、常連さんと真寿美さんとの丁々発止のやりとりが聞ける特等席なんですよってなお話もさせてもらいつつ、おつまみどうしようかしら…なんて思ってたら、どうも煮込みは終わってしまったみたいですね。

まだ閉店まで一時間以上あるのに、変わらず人気ですねぇ。




丁稚飲酒帳-やっこさんがあればいい となれば、あては当然、やっこさん…とこうなるわけです。

ではでは、今日は酔いどれ過ぎずに二杯まで、長尻するつもりもないので、やっこさん一本で行きましょう。真寿美さん、やっこさんの大きいのでお願いします。

ほどなく出てまいりましたよ、ちょいと撮影角度が悪かったですね、慣れない携帯フォトなもんで、これ丸々一丁なんですよ。すごいボリューム感。しかも、お値段なんと200円。大きさだけじゃないよ、味も一級品ですよ。


まずはお豆腐に甘味がある。そして、このお醤油?タレ?これが普通の醤油と違って角が立たずに旨味が詰まってる。これに七色をパラパラちらして、豆腐をちぎってパクリとやってごらんなさい。口の中にお豆の甘味がふうわりと広がって、気付けばホッピーのジョッキが半分空いていると、夏の魔術とはこのことだ。

いや、本当にね、夏のあての最高の一品の一つでしょうね、河本のやっこさん。


しかも大なんて頼んだ日にゃ、延々楽しめちゃいますよ。

お初の紳士さん、この一種独特のお店に興味津々のようでいろいろ質問を投げかけてくれますね。お酒は何があるのとか、八時終いなんてこの辺にはないねと妙に感心したり、それが結構面白かったりするんですけどね。

なんてやってましたら、ハマちゃんご登場。で、これまた「しばらくぶりー」なんてお声をかけていただいてましたら、紳士さん、ホッピー二つにチューハイ飲まれて、気持ちよくなったようで、「また来ます」とお先に帰られます。


帰ったとたんにTさん「しばらくぶりなのに、大変でしたね」っていやぁ絡まれてたわけじゃないですからね、なんて感じでお話に混ぜていただいて。どうしてでしょう、そんなに通う頻度も多くないんですが、どうも何人かのご常連さんにお目をかけていただいております。先ほどの紳士さんも含めて、この肩寄せ合う感がコの字カウンターの幸せですよね。あ、丸好もしばらくご無沙汰だわさ(^-^;

丁稚飲酒帳-宵空のスカイツリー そんなわけで、二杯で切り上げられるはずもなく、禁断の三杯目をお願いしまして、結構気持ちよくなりましてのお会計は14。

また今度、煮込みに間に合う時間にお邪魔しますね。


さて、ストロングホッピーに火照った身体を冷ましつつ、北に向かって歩け歩けで帰りましょう。

宵空に浮かぶは天空のスカイツリー。押上までのウォーキングを楽しんで帰りましたとさ。ちなみに歩くごとに酔いが回ったのは秘密です(笑)。