とある夕暮れ時。今日はもう残業しないぞ!と決意も固く、定時でベルサッサ。
西船橋で乗り換えの足取りも軽く、目指したのは東西線の木場駅。
木場といえば言わずもがなですよね、河本さん。
平野橋を越えてほいさっさ…ん、遠目にも自転車が出ていない。
ありゃ、平日なのにおやすみかい?と正面に回り込みますと、暖簾も出てないよ。
いやいや、灯りも付いてますし賑やかそうな声も聞こえますよ…って、扉のすき間からのぞくと満席かい?窓のすき間からのぞいてみますと、常連カウンター前の一席だけ空きがあるようです。よかった~。
てなわけで、「こんにちは」とお邪魔しますと真寿美さんが「いらっしゃい」とニッコリ。お元気そうで、ホッとしました。
店内入ると一般席はまさに満席、常連席には三席ほど空きがありますが、そこに掛けるわけにはいきませんからね。Tさんはじめいつもお見受けする面々にも、目礼をいたしまして最後のお席に座らせていただきます。
さっそく注文は白ホッピー。
ホッピージョッキに、鮮やかな手つきで焼酎を投入、白の外瓶をジョッキに逆立て、あわだったところでグビリ…くぅぅ~、川平慈英です(^^;)。
あー、仕事のうさも吹き飛びますねぇ、本当にこの一瞬のために生きてるような、幸せを味わえます。
この氷なし、二冷のホッピーが、なぜか美味しいんですよね。そして、飲み口がやさしいのに、とっても効くのは何故なんでしょうね。他の店の臨界点ホッピーよりも、なぜか星一つ半の河本さんのホッピーの方が酔いが回るような気がします。お店の雰囲気と真寿美さんに酔うのかしらね。
また、今日も来年20歳なんて言ってますけどね(笑)。
と、お隣の紳士が「よく来られるんですか?」と話かけてこられます。
「いやぁ、たまに寄せてもらってますよ」とお返ししますと、このタイミングで真寿美さん「しばらくね」、「ええ、髪も伸びました」なんお返事したついでに紳士さんに「…っていうくらいにね」と切り返し。
なんでも紳士さん、10年ほど前越してこられた頃からこのお店が気になっていらしたそうです。ご自身のホームは辰巳新道周辺ということで、今日意を決して入られたそうですよ。
「立派な熊手だなぁ、門仲でも見たことないよ」なんて感心されてます。
そして、「氷の入ってないホッピー、はじめて見たよ」と若干酔いがまわられていたようで繰り返し呟かれています。横須賀あたりでなんて説明するのも野暮ですからね、「そうですか~、効きますよねぇ」とお返事。
常連席際のこのお席、常連さんと真寿美さんとの丁々発止のやりとりが聞ける特等席なんですよってなお話もさせてもらいつつ、おつまみどうしようかしら…なんて思ってたら、どうも煮込みは終わってしまったみたいですね。
まだ閉店まで一時間以上あるのに、変わらず人気ですねぇ。
ではでは、今日は酔いどれ過ぎずに二杯まで、長尻するつもりもないので、やっこさん一本で行きましょう。真寿美さん、やっこさんの大きいのでお願いします。
ほどなく出てまいりましたよ、ちょいと撮影角度が悪かったですね、慣れない携帯フォトなもんで、これ丸々一丁なんですよ。すごいボリューム感。しかも、お値段なんと200円。大きさだけじゃないよ、味も一級品ですよ。
まずはお豆腐に甘味がある。そして、このお醤油?タレ?これが普通の醤油と違って角が立たずに旨味が詰まってる。これに七色をパラパラちらして、豆腐をちぎってパクリとやってごらんなさい。口の中にお豆の甘味がふうわりと広がって、気付けばホッピーのジョッキが半分空いていると、夏の魔術とはこのことだ。
いや、本当にね、夏のあての最高の一品の一つでしょうね、河本のやっこさん。
しかも大なんて頼んだ日にゃ、延々楽しめちゃいますよ。
お初の紳士さん、この一種独特のお店に興味津々のようでいろいろ質問を投げかけてくれますね。お酒は何があるのとか、八時終いなんてこの辺にはないねと妙に感心したり、それが結構面白かったりするんですけどね。
なんてやってましたら、ハマちゃんご登場。で、これまた「しばらくぶりー」なんてお声をかけていただいてましたら、紳士さん、ホッピー二つにチューハイ飲まれて、気持ちよくなったようで、「また来ます」とお先に帰られます。
帰ったとたんにTさん「しばらくぶりなのに、大変でしたね」っていやぁ絡まれてたわけじゃないですからね、なんて感じでお話に混ぜていただいて。どうしてでしょう、そんなに通う頻度も多くないんですが、どうも何人かのご常連さんにお目をかけていただいております。先ほどの紳士さんも含めて、この肩寄せ合う感がコの字カウンターの幸せですよね。あ、丸好もしばらくご無沙汰だわさ(^-^;
そんなわけで、二杯で切り上げられるはずもなく、禁断の三杯目をお願いしまして、結構気持ちよくなりましてのお会計は14。
また今度、煮込みに間に合う時間にお邪魔しますね。
さて、ストロングホッピーに火照った身体を冷ましつつ、北に向かって歩け歩けで帰りましょう。
宵空に浮かぶは天空のスカイツリー。押上までのウォーキングを楽しんで帰りましたとさ。ちなみに歩くごとに酔いが回ったのは秘密です(笑)。
