ここ数年時間軸が一月くらい前倒しになっているように感じておりまして、よもやこのまま秋に突入か…何て思っておりましたが、そんなに甘くないですな。この暑さ10日間くらい続くようですので、お盆休み飲み歩きの皆様は熱中症対策をお忘れなきよう。
さてさて、そんな暑さがまだほどほどのとある日、ベルサッサで上陸しましたのは中野のまち。
北口サンモールを通り抜け、中野通りをあるくことしばし、夕闇に浮かび上がるは黄色いテント。本日はもつ焼き豪さんにお邪魔します。
今晩はとお邪魔しますと、8席ほどのカウンターには既に5人の先客。先日天上天下酒場独尊でも紹介されたし、アル中ハイマー日記でも、入れなかったらとドキドキでしたが隙間にするりと収まりました。
春先からしばらくご無沙汰のマスターは髪も伸びて、汗止めタオルも凛々しいですね。
オーダーはいつもの白ホッピーをお願いします。
汗をかいたグラスの涼しげなビジュアルが暑い一日のあとには嬉しいんですよね。
さっそくグビリと、あー生き返る~。
ホワイトボードを眺めながら、本日のオーダーは…と、モツシチューがありますね。これお願いしちゃいましょう。
最初のオーダーを済ませたら、ホッピーをちびちびやりながら、焼き物で攻めようか、あるいはサイドの新ものがいいか、久々なので定番どころがいいか…と悩む時間も楽しみのうち。
マスターは焼き台で何本もの串をさばいてますね。こちらお持ち帰りもあるんで大変です。
と、網の上にバゲットが乗せられましたよ、なんと三枚ですか?カリッといい感じの焼き目がつけられて、はいセットで手渡されたのがこちらです。
ドーンとした迫力。シチューも深鉢にたっぷり、たてがみの如く配されたバゲットの香りが食欲プラスです。
さっそく一口…んー、ソースがさらりとしてるんですけどもつの旨味でしょうか、深味があっていいですねぇ。パリッと焼けたバゲットに乗せていただくと、こりゃホッピー呼びますよ~。
スプーンを一指ししてみると、ほらこんなにもつがゴロンゴロン。シロ、カシラ、ガツ、お、ハツモトもありましたね。それにこのステーキのような食感は、ハラミかなぁ。もつシチューなのに、ビーフシチューのような肉食ってる感がありますよ。白肉、赤肉、繊維のほどける感じ、噛みごたえのある肉の部分、いろいろなお肉の味わいがこの一皿に凝縮されているようです。
シロのアブラがいいねぇ、かみしめるとクニュっとした食感、アブラの旨味が染み出てきます。
もう一品は定番の中から、自家製塩豚をお願いしましょう。
花弁のように盛りつけられた、チュルトロの脂が本当に美しい。もう見惚れてしまうくらい。
さっそく一箸つけて持ち上げようとすると、脂がトロントロンで持ち上げられません。おそるおそる口に運んでみると、おー本当に脂が口の中に消えていきますねぇ。
こりゃ、塩豚、以前から美味しかったですけど、さらにグレードがあがつた感じですね。
添えられたねぎと一緒に食べてもまた香りがよく、柚子胡椒の辛みもいいですね。そもそももとの味わいがいいから、添え物が無くてもホッピーがすすみまくりですよ。
シチューに塩豚のそろい踏み、この二品で900円ですからね。
もうこれだけでピンのみのささやかな晩餐としては十分でしょう。事実、バゲット三枚もついておなかも十分に膨れましたしね。
お、シチューの最後に、こんな王様のようなタンが隠れてましたよね。
メタさんの味わわれたスコットというわけにはいきませんが、噛み切ることなく唇で繊維がちぎれるほどに柔らかく煮込まれたタン、小さなタンシチューを450円で味わえるとは、まさに至福ですねぇ。
中を一つお代わりして、今日のお会計は1550円。
豪さん、春以来のお邪魔でしたが、腕の冴えを堪能できました…あ、もつ焼き屋さんなのに串ものたのむの忘れた(^-^;。でも、それで満足感が得られるんだから、すごいですよね。
和食の修行もされたことのある、若き店主の才能、とどまるところを知らず。また次に新しいメニューに出会えるのが楽しみです。ご馳走様でした。





