逆襲の地中海 ④ 超古代遺跡への旅 | deluxeの徒然雑草紀行

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シリアスな社会批評の直後に「ガンダムLOVE」な記事を平気で載せたりしますから(w

わざわざ地中海の孤島にまで一日以上かけて理由、

それは筆者が世界遺産が好きだからです。

というわけで個人的なゴゾ島観光のハイライトであるジュガンティーヤ神殿に到着です。

もはや何十回と目にしたユネスコの世界遺産マークを見て敷地内に入ります。

右写真の石垣は、イスラム帝国期に築き上げたものの名残だそうです。

コチラの写真がジュガンティーヤ神殿です。

・・・積み上げられた岩があるだけ、と思うだけかもしれませんが、

こちらは6000年前の旧石器時代の建築物が現在まで残されているスゴい遺跡です。

「神殿」とは名付けられてはいますが、利用意図は良くわかってはいません。

まぁ地味な写真であることは否めないので、ちょっとは花のある別角度からの写真もどうぞ。

 

内部は二つの入口にそれぞれ4つの半円形の区画(合計8区画)に区切られていますので、

何らかの宗教的儀式が行われたものだろうということだけはわかっています。

しかし遺跡を残した民族は文字資料を一切残さず島を去ったため、謎は永遠に残されたままです。

世界一古い建造物はトルコにあるそうですが、貴重な先史時代の遺跡ということで

1980年に世界遺産に登録されました。

有名なストーン・ヘンジやピラミッドより古い建築物なので、本当にスゴいんですよ!!

以前訪れたキプロスのヒロキティア遺跡は建物跡・復元物だけでしたし。

 

上の写真は翌日に訪れたハジャールイム神殿(@マルタ島)ですが、

遺跡の保護を理由に大きな屋根が造られました。

1992年にマルタの巨石神殿群として世界遺産に拡大登録されています。

そのまま徒歩で同じく世界遺産登録されているイムナイドラ神殿へ向かう途中、

無人島のフィルフラ島を観ることができました。

この前の地震で崩れましたが、能登の見附島(軍艦島)みたいな印象を受けました。

コチラもドームで覆われています。

実はマルタ共和国を語るうえで外すことができない遺跡です。

以前の記事でも書きましたが、割と最近になってユーロを導入したマルタ共和国。

ユーロはコインの後ろデザインを各国で自由に決められるのですが、

1セント硬貨外に上左写真の神殿入口が刻まれています。

だから日本で例えれば平等院鳳凰堂的な感覚と言っても良いと思います。

まぁ地味な印象であることは改めて否定しがたいんですけれども。

 

そんなわけでゴゾ島半日観光も終わりです。

しかしながらマルタ6000年の歴史の一部しか触れてはいない状態ですので、

まだまだ見どころはあります。

 

(最近読んだ本)