装鉄城さん主催の沼田ツアーに参加致しました。
詳細は装鉄城さんのレポートを御一読頂くに若くはないとして、一つ付け足すとしたらロックハート城でライヴをしていたケリー・ペティットのCDがメチャクチャよかった。若い頃に聴いていた古き善きニューミュージック感満載で、すっかりマイカー通勤の御供。調べてみると群馬県在住らしい。うーん、これは上州のポップスター! CDにサイン貰ってよかったぜ。
ツアー翌日は横浜まで足を延ばしてもう一泊。午前中に立ち寄った上野恩賜公園ではイマイチ歴史記事のネタが集まらなかったとか、30年ぶりに向かったハマスタでは到着した瞬間にダメ押しのタイムリーを食らうとか、色々と悔いが残る二日目でしたが、それでも半年ぶりのY氏とのサシの飲み会を楽しみ、帰着したホテルの個室の夜景がこれ。
人生最高のパーシャルオーシャンビュー。翌日、チェックアウト後に旧Twitterに画像をUPしたら『結婚式の夜ですか?』とのレスが……すまんな、一人旅なんやで(血涙)。
ともあれ、装鉄城さん、御同道の皆さん、当日は大変お世話になりました。
さて、上記のツアーは『真田丸』放送10周年記念と銘打たれたこともあり、当日も大河ドラマが話題のド真ん中。そんな訳で今回は当日のツアートーク&現在の大河ドラマに関する話題を軽めに書き出していこうと思います。
まずは装鉄城さんの記事にもあった明石のタコさんによる『大河ドラマ・新九郎、奔る!』のキャスティング予想勝負。御手製とは思えない60人以上のキャラクターのガチンコ過ぎる相関図に、
と本気予想したものです。ありがたかったのは、
1.主人公の伊勢新九郎は中川大志
2.足利義政・日野富子はAB蔵&松たか子のヤング『花の乱』ペア
という基準点があったことかな。流石にノーヒントでは何処に照準を合わせるべきか判らないので。とはいえ、全員の予想は時間的に困難でしたので、恐らくは2番手クレジットになるであろう伊都(新九郎の姉)&ぬい(新九郎の妻)、物語中盤の中トメクレジットが予想される小鹿範満&福島修理亮、同じく物語中盤のトメクレ最有力候補の太田道灌、オリジナルキャラクターの左近次に絞りました。
伊都……飯豊まりえ
ぬい……伊藤沙莉
小鹿範満……横田栄司
福島修理亮……野間口徹
太田道灌……中村梅雀
左近次……石田彰(声のみ)
伊都に関しちゃウザさを愛嬌に出来る女優さんということで、京香ちゃんしかいないだろうと。『岸辺露伴は動かない』でNHKでの実績もしっかりあるからね。ぬいは原作初登場時から伊藤さんで脳内キャスティングしていました。太眉狸顔系で最も認知度が高い女優さん(主観)。『善人のマクベス』とも言うべき範満はシェークスピアの舞台劇の経験豊富&むさ苦しいヒゲの似合う知的で篤実な俳優で、横田さん一択。和田別当は例外やぞ。福島は範満に向かう筈のヘイトを一身に受けて貰わなきゃならないので、ダーク系バイプレイヤーの野間口さんかな。太田道灌は腹黒系丸顔なら何でもこなせる梅雀さん。左近次は……ハイ、反則と判っています。でも、コイツ、どんなに考えても石田の他には一人しか思い浮かばなかったんだけど、それはもっと反則臭いので、敢えて却下しました。
石田を除く予想は結構自信があって、特にぬいは問題用紙を配られた瞬間から『外す訳がない』とタカを括って、自分に解答の順番が回って来た時は、
「ふっふっふ、ガチで当てにいきますよ!」
と大口を叩いた挙句、伊藤さんの名前を挙げた際に明石のタコさんから『ん? 誰でしたっけ?』と真顔で返された気まずさといったら……装鉄城さんはツアーレポート記事で『与力さんがなかなかあと一歩!というくらいに近い配役をされていたのは内心驚嘆の念を禁じ得なかった』と懸命にフォローして下さいましたが、
とパイ生地をムダにされた大泉並みに大荒れの心境になったのはナイショだ。
ちなみに私が挙げたキャラクターの明石のタコさんの配役は、
伊都……長澤まさみ
ぬい……上白石萌歌
小鹿範満……田中美央
福島修理亮……小市慢太郎
太田道灌……伊藤淳史
左近次……イッセー高橋
でした。伊都は凄く納得した! 私が挙げた『ウザさを愛嬌に出来る女優』の先駆者で、中川大志との年齢差も好適。何よりも『サービスサービスゥ!』の台詞からも判るように伊都のCVは確実に三石琴乃さんだけど、三石さんの声を実写化したら長澤さんになるよな。ぬいは『俺はまだまだエンタメを判っていない』と自省した。確かに伊藤さんはガチ過ぎるんだよな。あと、こちらも中川大志の年齢を考えたら上白石妹のほうが向いている筈ですし。範満の田中さんも『いい人系』に振ると有り得る。福島の小市さんは伊都に次ぐ納得感。これが思い浮かばなかったのは『波よ聞いてくれ』での『いい人系』のキャラクターが印象に残っていたからかも。道灌は丸顔よりも童顔になりそう。『どうかん』だけに(エアグルーヴのやる気が下がった!)。左近次のイッセー高橋はさぁ……いや、それは俺も考えたよ! 考えたけど! 流石に年齢的に難しいと思って外したんだよ! ただ、明石のタコさんの左近次は年齢不詳のキャラクターだからセーフ理論も一理ある。そもそも、石田のほうが現実味の欠片もないキャスティングなので、強く反論出来なかったッス。
他の配役で印象に残っているのは、
今川義忠……片岡愛之助
足利義視……大沢たかお
伊勢貞宗……野間口徹
の三人かな。ハイテンション義忠は『鎌倉殿』の三郎兄貴のイメージがピッタリ。足利義視の大沢さんは『花の乱』リスペクトの極致でジワジワきた。私が福島に推した野間口さんが貞宗なのは驚いた。いや、貞宗は確かに政治面では腹黒いけど、実務面や家庭面ではキチンとしたタイプで、私の脳内ではノイエ版のキャゼルヌのイメージなのよ。野間口さんは『相棒』のサイコパスの役柄の印象が強くて、こちらは思い浮かばなかったなぁ。
ホント、このキャスティング表はよく出来ていて、ツアー終了後、東京に向かう新幹線の中でも隣に座った明石のタコさんとあれこれ話が弾みました。御労作感謝致します。
ところで、当日は今年の大河ドラマも話題になりましたが、私的にはテンションは低め。主人公兄弟に対してイマイチ乗り切れない旨を表明しました。ここからは私の個人的意見になるけど、秀長と秀吉は長所短所が歯車のように噛み合っていなければいけないのに、二人とも全く無個性のままで話が進んでしまっているのよね。如何に信長や義昭や十兵衛のようなデカいカラクリを仕掛けていても、物語の一番の大本になるゼンマイの歯車がツルッツルでは動きようがない。そもそも、バディものである以上、
小一郎&藤吉郎「1+1は2じゃないぞ! 俺たちは1+1で200だ! 10倍だぞ、10倍!」
になって然るべきなのに半人前の小一郎と半人前の藤吉郎で辛うじて一人前の羽柴秀吉にしかなっていないじゃん。百歩譲って秀吉大河でしたらまだアリかも知れないけど、秀長を主人公に据えたからにはコイツが退場したら間違いなく豊臣家が詰むじゃんと視聴者に思わせてナンボでしょう。要するに小一郎と藤吉郎のキャラクターや役割分担が全く出来ていないのよ。
この辺は『まだ物語前半だから』との見解もあるかもですが、往年の『おんな太閤記』や『黄金の日日』の秀吉って、よく見ると実は秀吉は序盤から気が●っとるのよ。周囲に寧々や小一郎や大政所がいるから制御出来ているだけで、それらが居なくなるにつれて徐々にストッパーが外れて、色々と取り返しのつかない事件がボコボコ起こる訳で、そういう描き方は序盤からでもやれるのよ。況してや、秀吉の老害化が顕著になるのは秀長没後である以上、せめて序盤から暴走する藤吉郎と制止する小一郎の構図を視聴者に示さないでどうするのよ。これは当日のツアーでも出た話ですが、主人公を最終回直前に退場させてラスト1話で御家滅亡をダイジェストで描く『平清盛』スタイルでも用いないかぎり、本気で秀吉晩年のアレやコレやを描く気があるのかという疑問を禁じ得ないんですよね。
いや、本当に主人公兄弟以外はいいんですよ。先々週の秀次を人質に出すか出さないかで苦悩する宮澤エマさんの芝居は本当によかったし、先週までの浅井長政も『もうコイツが主人公でいいだろ』レベルの仕上がりでしたし。ただ、そこに主人公が絡むと途端に嫌ぁな空気が流れるのよね。この二人の件でも小一郎は姉に人質を出させる時には『わしらはサムライになったんじゃ!』と言い、その翌週に長政を説得する時には『サムライの誇りが何じゃ!』と言う。何だ、この薄っぺらいキャラクター。御市相手に三谷幸喜の赤い洗面器の女ネタのように話の続きを語る場面も、ただただ結論も出ないままにダラダラと続いて、
「その話、ラブファントムの前奏より長い?」
とイライラしてしまいましたので。比叡山焼き討ちの件も身内の説得で終わった小一郎よりも、義昭のためにノッブに取り入ろうと必死で汚れ仕事を果たしたのに、当の義昭に『お前、何してくれてんの?』と難詰されて『お前のためにやったんやで!』と静かにブチギレる十兵衛のほうが、よっぽど好感度高かったし、主人公っぽさがあったわ。
うーん、今年の大河ドラマに対する数週間分のストレスを一気に吐き出してしまいましたけど、あくまでも私個人の感想でツアー参加者の皆さんの意見とは別個のものですので、念のため。それと最新回の信玄の退場は上記の案件に輪をかけた絶許事案ですが、ネット界隈で語られる『史実と違う』という批判には同調出来ないですね。史実じゃあなくても面白けりゃあいいんだよ。今回は大物俳優を起用してまで登場させる必然性があったとは到底思えないキャラクターを何の前フリも伏線もなく、呆気なく退場させたことが批判されるべきであって、史実云々はカンケーない。大河ドラマでウソ(創作)をやりたきゃ、キチンと手順を踏まなきゃアカンというだけのこと。昨年の総評でも書いたように『べらぼう』の写楽パートは好きではなかったけど、あれはウソ(創作)を描くためのプロセスは全うしていたから許容出来た訳で、あれと『出さなくてもいい信玄』でやらかした今年の大河ドラマは比較するのはナンセンスの極みです。単純にシャケの切り身にたいして美味くもねぇ自家製オーロラソースをかけるくらいだったらパパッと塩コショウふって焼いて出せという類の話。
あ、大河ドラマでは他にも2028年の、
も当日の話題になりました。私自身、このニュースを旧Twitterで知った時は『逆賊の幕臣』は追加キャストも豪華だなと新作大河の話とは夢にも思わず、結構長い間放置していました。いや、ジョン万次郎は『いつかはやって欲しい題材』ではあっても『今やる題材』ではないかなぁ。人物云々の話ではなく、流石に来年の題材と時代が丸被りするのはマズいでしょ。あ、でも、どうせなら他の大河ドラマとの差別化を図る意味でも、こちらは史実に忠実に、
無人島サバイバルを3ヵ月間やる
というのはどうでしょう?
















