連続小話『OLホステスは見た!』第7話です。
気楽にお付き合いくださいませ![]()
容姿はNHKのアナウンサーっぽいと言われます。
民放アナウンサーでないのはなぜだろう
そんな私がOLをしていた20代半ばに迷い込んだ、夜の街でのお話です。
記事テーマ》OLホステス にアップしていきます![]()
ここから今日のお話。
↓面接1件目はこちら
ママに気に入られて良い気分
になっちゃった3件目の面接が終わり。
次はいよいよラスト4件目の面接に向かう。
にぎやかなメイン通りから路地に入って少し歩き、レンガ造りのビルに到着。
向かいにはレトロな佇まいの洋食屋さんがあり、隣は小さな花屋さん。
エレベーターで4階へ。
4件目ともなると、ためらいなくスッとお店のドアを開ける。
カウンター奥に並ぶウィスキーボトルのキラキラした輝きが目に飛び込む。
センスの良い、こだわりを感じる内装。
洗練された生け花。
部屋のあちこちにアンティークのテーブルランプが灯る。
入った瞬間に「素敵なお店
」と感じた。
「こんばんは。面接に伺いました」と店の中に声をかけると。
「いらっしゃ~い
」
店の奥から現れたのは、その素敵な空間にぴったりな、女優さんかと思うような美人ママ。
「こちらへどうぞ
」
言われるまま進んで行くと、奥がテーブル席になっていた。
その他は、10人ほど座れるカウンターのみ。
4件の中では1番小さな、落ち着いた雰囲気のお店だった。
カウンター席には常連さんらしき方がひとり。
気になるのかこちらをチラチラ見ている。
テーブル席に座り、面接がはじまった。
履歴書を見せると、ママはさーっと目を通して
「そう…夜のお店ははじめてなのね。全然大丈夫よ。覚えることは少ないし![]()
ねえ、〇〇さん、この子ホステス未経験なんですって。どうかしら?」
カウンター席に座っている常連さんに声をかけた。
常連さんがニコニコとこちらを見る。
「へえ~未経験なんだ?
…あれぇ?君どこかで会ったことあるね?他のお店にいたんじゃない?
」
常連さんがふざけたように言った。
「あ、どうもお久しぶりですぅ
」
まったく知らないおじさんだったけど、調子を合わせて言ってみた。
そしたら常連さんとカウンター内にいた店の女の子が笑ってくれて。
少し天然なのか、ママだけは動揺して。
「え?本当ははじめましてなのよね?え?え?
」
美しいお顔は少し崩れ、さらに皆笑い、和んだ空気になった。
「良いと思うよ、この子」
と、常連さんが言ってくれた。
私もこのお店が気に入った![]()
なぜかいつも偉そう
時給もこのお店が1番良かった![]()
結局そこかい
「さっそく来週から来られる?」とママに聞かれ、
「はい!」と即答した。
こうして私のホステスデビューが、ついに、4件目にして決まったのだった![]()
まつ毛ママには「暗くてブサイク」って言われたのにね←根に持ってる。15年以上、根に持ってる。
3件目のママには何て言おうか…と迷っていたら、ママの方から後日電話をくれたので、正直に他のお店に決めたことを伝えた。
夜のお店マナーだと濁すべきだったのだろうけど![]()
「残念だわ、でもまた遊びに来てね」と言ってくれ、そのママとはそれで終わった。
1、2件目は散々な体験をしたけれど、結果的には働けるお店も決まり、4件はしごチャレンジは成功だったと言えよう。
若かりし頃の私、よくがんばった![]()
『OLホステスは見た!』第8話に続きます。
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