美月星夜の香水物語~第47夜・星に願いを、香りに夢を
久々の更新になります。
今日は七夕なので、ちょっと特別な気分。
仕事も休みだったこともあり、のんびりと過ごすことができました。
去年の七夕は、偶然にも予約していた万年筆、マーレ・アドリアが入荷したという連絡をいただき、丸善日本橋店に引き取りにうかがいました。(その時のブログ記事はこちら )
あれからもう一年がたつんですね。
マーレ・アドリアは大切に、大切に使っております。
今朝、最近日本国内でも発売されるようになったペリカンエーデルシュタインの2016年限定色であるアクアマリンを入れました。これがまた、すこぶる素晴らしいのであります。
これだったら、万年筆もインクも涼しげで、夏の暑さを気分だけでもしのげるような気がします。
さて、せっかくだから、今年も何か思い出に残るものが欲しいなと思い、
でも同じ万年筆というのはつまらないので、今年は香水を選ぶことにしました。
ぼくは香水を買う時、必ず何かしら理由をつけるようにしています。
100本以上持っていると、代替え品があるものだから、「ま、新しい香りなんてなくても手持ちの香りで何とかなるか」っていう気になってしまいがちなので。
(だからといって、新しい香水を買うためにわざわざ理由付けするっていうのも本末転倒な気もしますが…汗)
そして、その理由というのは実に様々です。
旅行に行くので、その旅行に似合った香り。
気になる男を振り向かせる香り。
秋冬を落ち着いて過ごす香り。
仕事に行く時に香らせたい香水。
家で落ち着いて執筆するための香り。
などなど。
その理由の種類も、自分の内に向けたものもあれば、他者との関わりの中で香らせたいというのものなど、多種多様。
さて、今日のぼくのテーマはズバリ。
「夏を快適に過ごすための香り」です。
昨年日本に初上陸をしたアルゼンチン発の香水ブランド、フェギア1833lで初めて購入した香水は「ビブリオテッカ・デ・バベル」という香水。
前にもご紹介しましたが、この香水はぼくにとってはとても思い出深い香水になりました。
恐らく2015年に購入した香水の中でマイベスト3に入る香りなのではないかっていうくらい気に入りました。
しかし、最近ちょっと違う感じがするのです。
もちろん、良い香りは良い香りなんだけど、昨年の秋から冬にかけてふんだんに使ったために、今の時期につけると、しっくりとこない。ぼくにとってはこの香りは秋冬のイメージが定着してしまったみたい。
その他にも、ぼくはいろいろな香水を持っているけれども、どうせだったら、こう、新しい香水で夏を彩りたいっていう気持ちになったんです。
そこで、やはり同じフェギア1833で選ぼう!ということになり、今日お店にうかがったのでした。
今までにもぼくはこのブランドの香水はいろいろと試しているし、実際にすでに9本も持っているのですが、まだ何か夏につけたくなるような香りはあるに違いないっていう気がした。
たとえば、すでに持っている香水だと「Malena」というのがあるのですが、これは非常にグリーンの強い香り。
ぼくはどちらかというと苦手な香りで自分では選ばないのですが、お店の人にすすめられて購入したら、すっかりとりこに。特に夏のもわっとした空気に触れるとみずみずしさが増し、気分があがります。
ラルチザンのファンだと、幻となってしまった「フルールドリアン」や「プルミエフィグエ」を連想するかもしれません。そのぐらいグリーンで濃厚な香りです。(でも、フレッシュなので、べたつかないところがまたすごいのですが)
その「Malena」は雨の日につけることが多いのですが、今日みたいなかんかん照りの日には自分には合わない気がしました。
今日はぃままで何度もお店に通って試していた香りがあり、その中からいくつかの候補に絞って、そのうちのどれかを買うつもりでお店に行きました。
ぼくのことを良くしっているスタッフと一緒に、ああでもない、こうでもないと言いながら香りを探すのはとても楽しい。
で、3本の候補のうちの1本にほぼ決定しかけた時、ぼくはずーーーーっと気になっていたある香りを試してみました。その香りはオープンの時からぼくの鼻腔を静かに、でも深く刺激していた香りでした。
ウッディで、スモーキーで、ちょっとアニマリックで、レザーの香りもする、非常に個性的な香りです。
好き嫌いははっきり別れるでしょうか。
でも、イメージとしては寒い冬にまといたい感じがしました。
たとえば2月の雪の降る日にこの香りをまとったら、きっと幸せな気持ちになれるんじゃないか、そんな気がしたのです。
だから、ぼくは寒くなるのを待ってから買うつもりでいました。
ところが、2016年の冬って、意外にも暖冬だったんですよね。
雪もあまり降らなかったし。
ぼくはそういうことに変なこだわりがあり過ぎて、ついに買いそびれたまんまになっていたのです。
実は先週も別の目的でフェギア1833のお店に行き、他の香水を購入したのですが(その香水については後述します。)、その時もぼくが冬に買おうと思っていた香りを良いなと思いながらも、今度の冬までお預けね!って思っていました。
ところがです!
今日改めて試してみたら、やっぱり良いのです。
本当に素晴らしい香りなのです。
そんなことを思ったら、急に呪縛が解けました。
寒い冬の日に買わなくちゃいけない、という呪縛から解放されたのです!
夏の暑い時期でもこの香水はきっと素敵に香るに違いない。
そんな気がしました。
実際に肌に載せてみると、これがまた本当に美しい。
しっとりと汗ばんだはだに静かに馴染む感じ。
冬のあたたかみとはまた違ったあたたかみを感じます。
そう感じたら、もう、今日買うのはこれしかない!っていう気になったのです。
というわけで、改めてご紹介しましょう。
本日購入した香りはこちらです!
フェギア1833 FEGUIA1833
マラブリゴ Malablrigo
香調・Musk
パンフレットには次のような説明が記載されています。
ビクーナの毛皮の温かさと
冷える冬の空気のコントラスト。
温かみと透明感を感じさせる、
カシュメランの香りで表現して。
ぼくがこの香りは冬の寒さを思わせると感じたのは、こういう説明を聞いたり読んだりしたからなのかもしれませんが、でも、やっぱり冬の香りという印象は今でも持っています。
ただ、じゃあ、夏の暑さに似合わないか、というと、そういうわけではないんですね。
あくまでもそれは香りの第一印象であって、夏が似合わないわけではない。
むしろ、敢えて夏につけることの意義をみつけられるかどうか。
だと思いました。
なんか、似たような写真ばかりでごめんなさい。
香水瓶がとてもシンプルで、しかも手書きのラベルなので、ついついいろいろと撮りたくなるんです(笑)。
香りを言葉で表現するのはとても難しいといつも思いながら、
せめて写真だけでもそのイメージを伝えられたら…と試行錯誤しているのですが。
ともあれ、このマラブリゴはぼくにとっては冬が最適だけど、夏も悪くない香り。
いや、むしろ、冬に似合う香りだからこそ、意外性を求めて夏にまといたい香り。となりました。
第一印象はとにかくスモーキー。
何かを燻したような香りがします。
だから、ウッディーと感じる人も多いでしょう。
冬の寒さの中でこれをまとったら、より温かみを感じるかもしれません。
それこそ、たき火に当たっているような(最近の若い人にはなかなか理解できないかもしれませんが)。
でも夏のこの暑い時期に肌に載せると、
それに甘さが加わるのです。
ほんのりとした甘さ。
その甘さというのは、バニラとか、砂糖菓子とか、そういうベタッとした甘さではありません。
もっと乾いた感じ。
遠くで綿菓子を作っているような。
子どもの頃、しばしば訪れた夏祭りの会場からほのかに漂うなんともいえない甘い香りというか。
とにかく、かすかに遠くで漂っているのを感じる甘さがあるのです。
さらに、もう一つ。
ぼくが感じたのは、日焼けした男の子の肌の香り。
日向の香り。
くんくんと思わず鼻をくっつけて感じたくなるような香りです。
そして極めつけの香りの印象は、タルカムパウダー。
タルカムパウダーそのものの香りという意味ではありません。
なんて言うんだろう。
汗ばんだ肌にこのマラブリゴを載せると、
乾いた香りがその湿気を吸い取ってくれるような感覚。
とでもいいましょうか。
そういうイメージなんです。
でも、今日この香りに決めたのは、
先日購入した香りの影響も少しあるのかもしれません。
その香りというのが、フェギア1833の今年の新作香水のうちの1本であるこちらの香り。
フェギア1833 FEGUIA1833
アンバー・デ・ロス・アンデス Amberl Des Los Andes
香調・Woody,Aquatic
この香りは、ウード、サンダルウッド、そしてアクアティックジャスミンという3つの香りがメインとなります。
その3つの香り、いかにもぼくが好きそうでしょ?(笑)
ウードやサンダルウッドは、まさにぼく好みなのですが、
そこに微かにみずみずしいジャスミンのほの甘い香りが加わります。
それによって、香りの印象がとてもやわらかくなる。
そこがたまらく好きになり、思わず選んでしまったのです。
この時のぼくのテーマは、一人で静かに自分の部屋で自分と向き合う香り。
落ち着いた気持ちで原稿用紙に万年筆を走らせることのできる香り。
この香りはまさにそんな自分にフィットしたのです。
で、なぜこれがマラブリゴにつながるかというと、まったく違った香りなのに、
妙に共通点があるんです。
そのキーワードはまさに「冬」というもの。
どちらも冬を想起させる香りなの。
だからといって、冬にまとわなくちゃいけない、
というわけでは、(先ほども書いたように)ないけれども、
でも、根底にあるのは冬のイメージなんですよね。
だからなのか、相性がすこぶる良い。
たとえば、それこそ本格的な冬が始まったら、この香りを重ねづけするのも良いだろう。
アンバー・デ・ロス・アンデスを胸元にたっぷりとまとい、
手足などには軽くマラブリゴをふきつける。
アンバーの隠れた色気と、マラブリゴの乾いた印象が、
まとっている人をミステリアスに演出する。
そういうイメージかな。
この二つの香りはぼくにとっては密接に関わりを持つ香りとして、
記憶の奥底にインプットされるに違いない。
そんな予感がすでにあります。
2016年の七夕の日に出会えた香りは、
ちょっとした夢を見させてくれる香り。
大好きな冬の寒さに想いを馳せたり、
夏の暑さを少しでもしのいでくれたり、
うだるような暑さは確かに鬱陶しいけれども、
この香りを載せれば、
そんな暑さも少しだけ甘美なものになるのではないかという予感。
それこそ、
寝苦しい熱帯夜に、この香りをふきつけたら
良い夢を見ることができるかもしれない。
七夕の日にこの香りに出会えて本当に良かった。
先日購入したアンバー・デ・ロス・アンデスとともに、
末永く愛用したい。
マラブリゴ、去年からずーーーーっと恋い焦がれていた香りを、
まさか今日手に入れるとは思わなかったけれども、
だからこそ、ぼくなりの香水物語が生まれるのではないか。
そんな気がします。
というわけで、ぼくが持っているフェギアの香水は以下の10本となりました。
もちろん、本数持っていれば良いというわけではないけれども、
自分好みのブランドができると、
ついついいろいろと試したくなるし、
安心感もあるし、期待も大きくなるから、手に入れたくもなりますよね。
これらの香りを見て、「ケンケンらしい!」って納得する香水もあれば、
「あれ?以外だな」って思う香水もあるかもしれません。
そういうこともひっくるめて香りを楽しみたいですね。
フェギア1833の素敵なところは、
どの香水にも、ちゃんとしたストーリーがあり、
それがストーリーに留まらず、
ぼくたちの想像力を刺激してくれるところだと思う。
そういうブランドが日本に上陸してすごく嬉しいし、
これからもぼくたちを素敵な、魅惑の香りの世界へ連れて行って欲しいなと
思うのであります。
なお、現在フェギア1833では、素敵なフェアを開催中です。
詳細はこちらをごらんください。
キャンドルはすでに持っているのですが、
ディフューザーとルーム&テキスタイルスプレーは持っていなかったので、
購入してしまいました!
キャンドル=ティエラ・デル・フエゴ
コールドキャンドル(ディフューザー)=ヤタイ
ルーム&テキスタイルスプレー=コンキスタ
詳しい香りについてはまた別途レポートしたいと思います。
50th HAPPY INK DAYS
2/1より毎日ツイッター上(@kenkenbacky
)でアップしているHAPPY INK DAYSが本日無事に50日目を迎えました。
つまり、50色ご紹介したことになります。
現在所有しているインク数が390色ぐらいなので、まだまだ全色紹介するには時間がかかりますが、これからもコツコツと更新していくつもりです。
ただ、ツイッターというのは、過去の分を検索するのって、結構面倒なんですよね。
そういう意味では、ブログなどできちんとコンスタントにアップしていくことができればベストなのですが、まだそこまでは至っておりません。
何かしらの形で(たとえば、来年の1/1から復習という形でブログに移行するということはあるかもしれませんが)、ブログでもアップしていけたらなぁとぼんやりと考えております。
さて、せっかく50色やったんだから、何か面白いことをやってみたいと思い、ブログで今までの50色をまとめてご紹介しちゃおう!と思っていろいろな形で一覧を作ってみました。
ちなみに、ツイッター上では、
① インクの情報が万年筆で書かれたカードと万年筆とインクボトルが写った写真。
②~④ 神戸計画さんのグラフィーロのノートにそのインク入り万年筆で記した情報。
の4枚をアップしております。
それらの色は下記の通りになります。
(#003はうっかり他のことを考えながら書いたので、ちょっとミスっておりますが、これもまた万年筆の手書きならではだと思っているので、そのまんま載せています。このスタンスは、ツイッター上での連載でも同じです)
さて、これらの色の全体をざっとカレンダーでご紹介すると次のようになります。
これは、トラベラーズノートの2016年版を利用しています。
次に色種別で見てみることにしましょう。
一般的に、(例えば「趣味の文具箱」などの雑誌)色のカテゴリーとして、ターコイズというのはないのですが、ぼくはターコイズに対する思い入れが強いので、ブルーとターコイズはわけて考えています。ただ、そこで問題なのは、微妙な色の時。
今回の場合だと、セーラーの色織々の「雪明」をどうするか。
これは、ターコイズに入れても良いのでは?と思うし、
モンブランの「DIAMOND」もブルーブラックにカテゴライズしたけど、青?ターコイズ?と悩んでしまうし。
ドクターヤンセンの「Charles Darwin」に至っては、紙によって微妙に色が変化するのです。
最初は青みが強いんだけど、しばらくすると緑に変化して、結果的に緑になる。
「利休茶」も同じで、書いた時は緑だけど、紙によっては茶色に変色する。
そういう場合、どこにカテゴライズするか。
もう、それは個人の主観ってことになっちゃうんですよね。
だから、ぼくのこのカテゴライズはあくまでもぼくの見た目の感覚ということでご了承いただければと思います。
というわけで、飽き性のぼくがなんとか50回続けて来られたのも、インク沼のみなさまのおかげだと思っております。これからもみなさんから、お気に入り、リツイートしてもらえるように、細々と続けていきたいです。
どうぞよろしくお願いします!
つまり、50色ご紹介したことになります。
現在所有しているインク数が390色ぐらいなので、まだまだ全色紹介するには時間がかかりますが、これからもコツコツと更新していくつもりです。
ただ、ツイッターというのは、過去の分を検索するのって、結構面倒なんですよね。
そういう意味では、ブログなどできちんとコンスタントにアップしていくことができればベストなのですが、まだそこまでは至っておりません。
何かしらの形で(たとえば、来年の1/1から復習という形でブログに移行するということはあるかもしれませんが)、ブログでもアップしていけたらなぁとぼんやりと考えております。
さて、せっかく50色やったんだから、何か面白いことをやってみたいと思い、ブログで今までの50色をまとめてご紹介しちゃおう!と思っていろいろな形で一覧を作ってみました。
ちなみに、ツイッター上では、
① インクの情報が万年筆で書かれたカードと万年筆とインクボトルが写った写真。
②~④ 神戸計画さんのグラフィーロのノートにそのインク入り万年筆で記した情報。
の4枚をアップしております。
それらの色は下記の通りになります。
(#003はうっかり他のことを考えながら書いたので、ちょっとミスっておりますが、これもまた万年筆の手書きならではだと思っているので、そのまんま載せています。このスタンスは、ツイッター上での連載でも同じです)
さて、これらの色の全体をざっとカレンダーでご紹介すると次のようになります。
これは、トラベラーズノートの2016年版を利用しています。
次に色種別で見てみることにしましょう。
一般的に、(例えば「趣味の文具箱」などの雑誌)色のカテゴリーとして、ターコイズというのはないのですが、ぼくはターコイズに対する思い入れが強いので、ブルーとターコイズはわけて考えています。ただ、そこで問題なのは、微妙な色の時。
今回の場合だと、セーラーの色織々の「雪明」をどうするか。
これは、ターコイズに入れても良いのでは?と思うし、
モンブランの「DIAMOND」もブルーブラックにカテゴライズしたけど、青?ターコイズ?と悩んでしまうし。
ドクターヤンセンの「Charles Darwin」に至っては、紙によって微妙に色が変化するのです。
最初は青みが強いんだけど、しばらくすると緑に変化して、結果的に緑になる。
「利休茶」も同じで、書いた時は緑だけど、紙によっては茶色に変色する。
そういう場合、どこにカテゴライズするか。
もう、それは個人の主観ってことになっちゃうんですよね。
だから、ぼくのこのカテゴライズはあくまでもぼくの見た目の感覚ということでご了承いただければと思います。
というわけで、飽き性のぼくがなんとか50回続けて来られたのも、インク沼のみなさまのおかげだと思っております。これからもみなさんから、お気に入り、リツイートしてもらえるように、細々と続けていきたいです。
どうぞよろしくお願いします!
二〇一六は「弾」
二〇一六は「弾」
美月聖夜akaケンケン
年が明けた。子どもの頃は、それだけで何となくワクワクしたし、何か楽しくて明るい未来が待っているのではないだろうか? という淡い期待を抱きながら新年を迎えていた。しかし、年越しを四十回以上も経験すると、そんな期待も持たなくなってしまう。
ただいつもと同じように、今日が昨日になり、明日が今日になっただけの話。
それでも、大晦日には去りゆく一年を振り返り、元旦にはこれからの一年をどう過ごそうかと思案する。大人になってからの年末年始は、だらだらと過ごしてしまいがちな毎日を区切るための大切な節目なのかもしれない。
一年の計は元旦にあり、という言葉に従い、毎年のように何かしらの目標を立てる。しかし、日々の生活を送るのに精一杯で、次第にそんな目標も忙しさに紛れてしまうのが常。それだったら最初から目標なんか立てなければ良いのだが、それでもこの時期は何かそういう区切りをつけずにはいられなくなる。
日頃、そういったことにはあまり興味を持たないような人でも、口には出さないまでも、心の中で大なり小なり、何かを決意したり、目標を立てたり、わずかな期待を抱いたりするのではないだろうか。
かくいうぼくも、毎年何かしらの目標を立てる。それが実現するかしないかは別として、何か指針のようなものがないと、毎日の生活にメリハリがつかない気がするから。
そんなぼくの二〇一六年の目標を漢字一文字で表わすとしたら「弾」である。これは、「弾ける」「弾む」という意味での「弾」。
四十八にもなると(ちなみに明日で四十八になります)、色々なことが億劫になり、何をするにしても保守的になったり、躊躇したりしてしまう。でも、今年はあまり先のことは考えず、行ったことのない場所に行ったり、やったことのないことにチャレンジしたりしようかなと思っているのである。思いきり弾けた一年にしなると良いなぁと思っている。
万年筆:セーラー万年筆 ナガサワオリジナルプロフィット
インク:丸善日本橋 日本橋リバーブルー
原稿用紙:飾り原稿用紙「波抹茶」万年筆~2015
香水の次に多いのが万年筆のネタです。
(ただ、今年の8月から観劇日記が増えたので、最近はすっかりそっちの方が多くなりましたが)
まずは、定番のラミーネタから。
【速報】LAMY Al-Star 2015 CopperOrange
次に人生初のEFニプ。
というわけで、2015年も本当に多くの万年筆との出会いがありました。
特にマーレ・アドリアは本当に忘れられない買い物となり、またそれによって万年筆への愛着も深まりました。
さらに、憧れの『趣味の文具箱』にも登場させていただき、本当に嬉しかったです。
まだまだ万年筆に関しても初心者だと思っておりますので、来年もがしがしといろいろなことを吸収して、発信していけたらと思っております。
香水にせよ、万年筆にせよ、毎日を楽しくしてくれるツールだとぼくは思っています。
平凡に見える毎日が、ちょっとした工夫できらきらした思い出に変わることだってある。
そういう手段をぼく自身も皆さんと一緒に見つけていけたらよいなって思っています。
というわけで、最後になりましたが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年を!
といっても、数時間後には来年なんだけどね。
なんか不思議な感覚(笑)。
(ただ、今年の8月から観劇日記が増えたので、最近はすっかりそっちの方が多くなりましたが)
まずは、定番のラミーネタから。
【速報】LAMY Al-Star 2015 CopperOrange
次に人生初のEFニプ。人生初の極細ニブの万年筆~ダビドフ レジン
ラミーサファリのネタ。万年筆/ラミー サファリ 2015年限定 ネオンライム
夏にぴったりのスケルトンボディ。セーラー万年筆 うちみず
人生初となる10万円越えの万年筆。今でもこのエントリーはアクセス数が多いです。【速報】アウロラ マーレ・アドリア【恐らく個人ブログでは最速!】
そのマーレ・アドリアの使用感をレポートしました。【続報】マーレ・アドリアの使用感について
来年もこの写経は続けます!【続報】マーレ・アドリアの使用感について
香水と同じようにその月に使う万年筆とインクのご紹介。8月の万年筆
そして、こちらは秋に使っていた万年筆。9月の万年筆
予約だけで売り切れてほとんと店頭に並ばなかったという幻の万年筆。【速報】ペリカン M600スーベレン ピンク レポート
万年筆の日に過去のネタをまとめてみました。この時、タグを新たに作成したのです。本日は万年筆の日
こちらも入手困難となってしまった万年筆です。ペリカン M205 クラシック アメジスト
写経シリーズ(笑)ペリカンM600 de 写経
毎年楽しみなこのシリーズ。セーラー万年筆 カクテルシリーズ2015 オールドファッションド
その書き心地をレポートしました。セーラー万年筆 オールドファッションドの書き心地
年末の万年筆。11,12月の万年筆
ショップチャンネル限定のキュートな万年筆。プラチナ万年筆 センチュリー シャインピンク
日本初上陸ブランドの万年筆。ターコイズ色万年筆の魅力~ONLINE VISION
2015年ラストに購入した万年筆。2015年を締めくくる万年筆
というわけで、2015年も本当に多くの万年筆との出会いがありました。
特にマーレ・アドリアは本当に忘れられない買い物となり、またそれによって万年筆への愛着も深まりました。
さらに、憧れの『趣味の文具箱』にも登場させていただき、本当に嬉しかったです。
まだまだ万年筆に関しても初心者だと思っておりますので、来年もがしがしといろいろなことを吸収して、発信していけたらと思っております。
香水にせよ、万年筆にせよ、毎日を楽しくしてくれるツールだとぼくは思っています。
平凡に見える毎日が、ちょっとした工夫できらきらした思い出に変わることだってある。
そういう手段をぼく自身も皆さんと一緒に見つけていけたらよいなって思っています。
というわけで、最後になりましたが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年を!
といっても、数時間後には来年なんだけどね。
なんか不思議な感覚(笑)。
香水物語~2015
子どもの頃はあんなに楽しみだった年末年始。
いつからこんなに億劫に感じられるようになったんだろう。
せわしないし、追われる感じがするし。
ただ普通に一日が変わるだけなのに、やり残したことはないかと、妙にあせってしまうし。
それでも必死になって部屋の掃除をしたり、用事を済ませたりして、夜はのんびり大好きな映画『NEW YEAR'S EVE』や『200本の煙草』を見て過ごすのがここ数年の恒例。
でも、今年はなんだかんだと忙しくて、そんな余裕ナッシング。
実際に今のぼくの部屋は散らかり放題。
もう、ここまできたら、あがくのはやめた。
いつもどおりに過ごし、明日の元旦にのんびりと片付けを始めましょうかね。という気分。
さて、今年の3月ごろから再開したこのブログ。
おかげさまでコメントは相変わらず少ないものの、いいね!をいただいたり、別の場所での反応があったりして、こんな雑記帳みたいなブログでもきちんと読んでくださっている人がいるんだなぁと感謝感謝です。
読み返してみると、まぁ、なんかこう支離滅裂なブログですよね(笑)。
万年筆、香水、観劇、音楽、文具、だいたいこの4つの話題が多く、一見バラバラなように思えます。
でもね、面白いことに気づいたのです。
たとえば、最近とある文具ライターの方と仲良くなったのですが、彼女は実は歌舞伎好きであることが判明。そして、そんな彼女がぼくのブログなどを読み、香水にも興味を持ってくださり、六本木のFUEGUIA1833を訪ねてくださったのです。
そんな風にして、このブログの記事などをきっかけとして、自分が今まで知らなかった世界がさらに広がるっていうのは、うれしいことです。ぼくもできるだけアンテナを広げて、いろんな楽しいことや面白いことをみつけて発信していきたいと思っているので、作者冥利にも尽きるわけです。
では、今年のブログをちょこっとカテゴリー別に振り返ってみましょう。
まず、一番多いのは香水ネタでしょうか。
というわけで、まずはその香水物語を振り返ってみましょう。
今年の1本目の話題はラルチザンのフルール・ド・リアンから。
美月星夜の香水物語~第22夜・マンダリン
2015年の夏につける香水をご紹介したのがこちらです。
2015年の冬につけようと思った香水たち。
そして、今年最後の購入となったのがこちらの香り。
いやぁ、本当に多いですよね。
来年は他のブランドの香水もいろいろとご紹介できたらと思っております。
どんな香水と出会うことができるのか、今からすごく楽しみです。
いつからこんなに億劫に感じられるようになったんだろう。
せわしないし、追われる感じがするし。
ただ普通に一日が変わるだけなのに、やり残したことはないかと、妙にあせってしまうし。
それでも必死になって部屋の掃除をしたり、用事を済ませたりして、夜はのんびり大好きな映画『NEW YEAR'S EVE』や『200本の煙草』を見て過ごすのがここ数年の恒例。
でも、今年はなんだかんだと忙しくて、そんな余裕ナッシング。
実際に今のぼくの部屋は散らかり放題。
もう、ここまできたら、あがくのはやめた。
いつもどおりに過ごし、明日の元旦にのんびりと片付けを始めましょうかね。という気分。
さて、今年の3月ごろから再開したこのブログ。
おかげさまでコメントは相変わらず少ないものの、いいね!をいただいたり、別の場所での反応があったりして、こんな雑記帳みたいなブログでもきちんと読んでくださっている人がいるんだなぁと感謝感謝です。
読み返してみると、まぁ、なんかこう支離滅裂なブログですよね(笑)。
万年筆、香水、観劇、音楽、文具、だいたいこの4つの話題が多く、一見バラバラなように思えます。
でもね、面白いことに気づいたのです。
たとえば、最近とある文具ライターの方と仲良くなったのですが、彼女は実は歌舞伎好きであることが判明。そして、そんな彼女がぼくのブログなどを読み、香水にも興味を持ってくださり、六本木のFUEGUIA1833を訪ねてくださったのです。
そんな風にして、このブログの記事などをきっかけとして、自分が今まで知らなかった世界がさらに広がるっていうのは、うれしいことです。ぼくもできるだけアンテナを広げて、いろんな楽しいことや面白いことをみつけて発信していきたいと思っているので、作者冥利にも尽きるわけです。
では、今年のブログをちょこっとカテゴリー別に振り返ってみましょう。
まず、一番多いのは香水ネタでしょうか。
というわけで、まずはその香水物語を振り返ってみましょう。
今年の1本目の話題はラルチザンのフルール・ド・リアンから。
美月星夜の香水物語~第16夜・フルール・ド・リアン
2本目の話題もラルチザンのセヴィーヤ・ローブ美月星夜の香水物語~第17夜・セヴィーヤ・ローブ
3本目は母の日にちなんで、2本の香りを紹介しました。美月星夜の香水物語~第18夜・シャッセオンパピオン、ウィエソバージュ
今年の4本目の話題がこちら。美月星夜の香水物語~第19夜・テプーアンエテ(ひと夏の紅茶)
5本目の話題は、まさかの(笑)バラの香水。美月星夜の香水物語~第20夜・ドロール ド ローズ(お茶目なバラ)
そして、次にご紹介したのが今年の新作香水です。これもバラの香り。美月星夜の香水物語~第21夜・ローズ プリヴェ
「おこたでみかん」発言が一部の人たちの間で波紋を呼んだといううわさの香りはこちら。美月星夜の香水物語~第22夜・マンダリン
2015年の夏につける香水をご紹介したのがこちらです。美月星夜の香水物語~第23夜・2015年7月のピックアップ香水
モンニュメロ4の不思議な世界観をご紹介したエントリー。美月星夜の香水物語~第24夜・モンニュメロ4
ラルチザンのアイコンともいえる香り、フィグを多角的にご紹介しました。美月星夜の香水物語~第25夜・プルミエフィグエ(青いイチジク)
ラルチザンの中でもスパイシー系にカテゴライズされる香り。美月星夜の香水物語~第26夜・ポワブルピカン(刺激的なペッパー)
もうひとつのスパイシー系の香り。美月星夜の香水物語~第27夜・ピマンブルラン(情熱的な唐辛子)
ぼくの中ではラルチザンのベスト3に入る香り。美月星夜の香水物語~第28夜・アルード
肌に載せると香りががらりと変わる、難しい香りだけど、くせになる。美月星夜の香水物語~第29夜・スキン オン スキン
最初は苦手だったのに、だんだんと好きになっていった香り。美月星夜の香水物語~第30夜・パチュリ パッチ
ザ・グラマラスといった感じの非常に美しい香り。美月星夜の香水物語~第31夜・カリーニャ
夏にスパイシーな香りをつけたいと思ったら、これがおすすめ!美月星夜の香水物語~第32夜・オンドソンシェル
ラルチザン・パフューム表参道店の思い出を綴りました。美月星夜の香水物語~第33夜・Mon souvenir de Omotesando <1>
美月星夜の香水物語~第34夜・Mon souvenir de Omotesando <2>
美月星夜の香水物語~第35夜・Mon souvenir de Omotesando <3>
美月星夜の香水物語~第36夜・表参道店で購入したラストの香水
いかにも夏らしい香り。美月星夜の香水物語~第37夜・バチュカーダ
久々にマイファーストラルチザンの登場!美月星夜の香水物語~第38夜・古典芸能鑑賞のお供
2015年の秋に集中的につけていた香り美月星夜の香水物語~第39夜・2015年9月のピックアップ香水
まだ日本では発売されていない大人なカフェといった感じの香り。美月星夜の香水物語~第40夜・NOIR EXQUIS
日本初上陸となるアルゼンチン発の香水ブランドのご紹介。美月星夜の香水物語~第41夜・FUEGUIA 1833
そのブランドで一番最初にひと鼻惚れしたのがこちら。美月星夜の香水物語~第42夜・ビブリオテッカ・デ・バベル
ハロウィンの香りとしてぼくが選んだのはこの香り。
美月星夜の香水物語~第43夜・イスタンブールの空
限定の香水。渋くってかっこいい香りなのだ!美月星夜の香水物語~第44夜・アエデス・デ・ヴェナスタス
2015年の冬につけようと思った香水たち。
美月星夜の香水物語~第45夜・2015年12月~1月のピックアップ香水
そして、今年最後の購入となったのがこちらの香り。
美月星夜の香水物語~第46夜・プルペリア
というわけで、ブランドにかなり偏りはありますが、全部で31エントリーが香水の話でした。いやぁ、本当に多いですよね。
来年は他のブランドの香水もいろいろとご紹介できたらと思っております。
どんな香水と出会うことができるのか、今からすごく楽しみです。