サークルさんのブログ -8ページ目

プラスチックレンズ試作は未開の業界です


​年末の深夜、
 
し〜んと静まり返った精密プラスチックレンズの加工現場。

超精密加工機の作動音に包まれながらひとり試作レンズを削っていると、

ふとした瞬間に過去の忌まわしい記憶が蘇ってきます。

かつて、ある経営者が言い放った言葉が今も耳から離れないのです。

「プラスチックレンズ試作の業界は終わった業界だ」

元々は「レンズ試作だ!レンズ試作だ!」と威勢よく参入したようなのですが、

汎用精度のNC工作機械でレンズの精度が出るはずもなく、
 
いずれメーカー様の誰も相手にしなくなりました。
 
※後日ですが私にも幾多のルートから耳に入っています。 
 



自社が相手にされていないからと言って
 
「プラスチックレンズ試作の業界は終わった業界だ」

とは一方的でありかなり独善的な言い方です。

他責と責任転嫁。
 
​経営者である限り苦境に立たされたとき、

言葉を弄して逃げ出したくなる誘惑は確かにあります。
  
…いや、こうして過去の嫌な話を書き連ねている私自身も、
 
同じベクトルに向かっているのかもしれません。
  
​そんな自己反省をループさせながら、
  
私は今夜も一人残って、
 
その終わったはずの業界でプラスチック試作レンズを加工しています。

当社の現状ですが、 
 
レンズ試作の案件が終わるどころか山積の状態なのは確かです。

「プラスチックレンズ試作の業界は未知で未開の業界」だと私は考えています。

これからもプラスチックレンズ試作の精度と品質を求道します。
 
透明に削り出されたレンズの精度と品質だけは、
  
決して嘘をつかないはずですからね。




 
さて明日の大晦日も私は出勤です。
 
明日も長い加工データを流してから床の防塵塗装を塗り替えて今年のお仕事を終わる予定です。

今年の登り納めのサークル山ブログ

サークル山(さん)のブログも久しぶりの投稿です。
 
ここの所ご依頼案件が詰まっていて忙しく、

多分12月はオール土日休み無しでお仕事してました。
 
とか言いながら長い加工データを掛けてのんびりペースなんですけど。


さて、本日はJR野崎駅から南尾根コース(生駒山系)を歩きます。


山の名前はありませんがここが南尾根コースの最高点です。
 

阪奈道路を横断して生駒縦走歩道を歩きます。
 
この前に来た時はまだ紅葉が残っていました。


饒速日山。
 
パワーをもらえる!
 
…ような気がします。


そこから信貴生駒スカイラインを横切り鷲尾山へ。

この小川の横を右に入るのですが、
 
最初に来た頃は藪の状態で道がわからずに迷いました。
 
ってか遭難しそうになりました。
 
GPSがある時代でホンマに良かったと思います。


ほぼ直登の道を登りきり、

生駒の(旧)別荘地の周回道路沿いから見える昔の近鉄電車(何の車種かは知らん)。

この時期は枝葉や草の少ないので今日はもうちょっと近づいて撮影しました。(フェンス越しですが)


そのままの勢いで藪に入り鷲尾山。
 
冬場は蜘蛛の巣払いも藪漕ぎも不要で楽です。


鷲尾山を抜けるフェンス横も通り抜け易いです。


閉園中の生駒山上遊園地ですが、
 
ハイカーの通路として通り抜けが出来ます。
 



ミニSLの線路を占拠する猫の姿がのんびりしています。


生駒山から暗峠まで下りてきて、
 
そのまま暗峠(酷道308号線)を近鉄枚岡駅まで下りました。

痛めた膝と足首にまだ不安が有りますから、
 
枯葉の多いこの時期の下り道なのでちょっと自重した感じです。



今回のルートは距離の割にはかなり楽だったです。


何とタイムが444のエンジェルナンバー。
 
【人生の基盤(仕事、人間関係、精神状態)が安定し、

次のステップへ進む準備が整ったことを意味します。】
 
…らしいですわ。
 
まあ何やよ〜わからんですけど。
 
おつかれ山!でした。

「社長が加工現場から離れると会社は大きくなります」とコンサルが騙っていた時代

「サークルさんってまだ加工現場に立っているんですか?」

 

時々ですがそう言われます。

 

『はい、そうです』

 

と即答します。

 

なぜなら、私が加工現場に居る方が会社としては儲かるからです。

 

大谷翔平さんにはチームの監督をやってもらうよりも、

 

DHとピッチャーをやってもらう方がチームとしては適材適所。

 

いや、私と大谷翔平さんと一緒にしてはあの世界の大谷さんに失礼なのだが、

 

わりやすく言うとまあとにかくそういう事です。

 

 

今年も色々な案件をチャレンジしてきました。

 

案件の完成度に関して、

 

1から2とか、2から10までにするのは従業員さんにお任せできるんですが、

 

0→1のチャレンジ案件に関しては私が最も得意とする領域。

 

特に今年は直径50mm以上のレンズの面精度をサブミクロン台を目標として、

 

更にそれを安定して切削加工するという課題があり、

 

かなり知恵を絞り、時間を使い、投資をしてきました。

 

その結果としてかなりいい線まで突き詰める事が出来ました。

 

来年は更に突き詰めてのチャレンジをいたします。

 

 

さて、冒頭の、

 

「サークルさんってまだ加工現場に立っているんですか?」

 

これを従業員数50人や100人の試作系のものづくり屋の社長さんから言われる事がありますが、

 

『いや~社長さんのところほど大きくする能力が無かったもんで…』

  

と返す事が多いんですがこれは本音です。

 

私は自分がやった加工方法を見せて従業員さんに倣ってもらうリーダータイプなのでしょう。

  

上記の従業員数50人や100人の社長さんはリーダーと言うよりボスのタイプなのです。

 

 

  

 

私にはボスとして大勢の人を動かす才能が無いのです。

 

逆にものづくりで少数の従業員さんを引っ張っていく事は出来ます。

 

ただそれだけなんです。

 

 

さて、以前にこんな人が(知っているだけで数名は)いました。

 

まだ会社(町工場)が5人か10人の時期に、

 

「サークルさんってまだ加工現場に立っているんですか?

 

社長が加工現場にいると会社は大きくなれませんよ。

 

だから私は加工現場には一切出ずに"社長の仕事"に専念しています」

 

一時期の流行のあるあるみたいな話なのですが、

 

意識高い系のコンサルに丸め込まれた被害者(?)なのかもしれません。

 

「社長が従業員と同じ目線にいるのなら社長の給料を貰う資格が無いだろ?」とかとも言ってますね。

  

結果としては上記の会社を大きくした社長さん達のように規模を大きく出来ていません。

 

それどころか逆に経営状態が悪化している事業所ばかりという印象です。

  

違いは何か?

 

会社を大きくした社長さんは必然的に加工現場に立つ時間的余裕が無くなっただけで、

  

会社が大きくなる前提で社長が加工現場を離れたからと言って会社が大きくなる訳ではありません。

 

ごく自然な流れのお話ですよね。

 

  

 

そう言えばそのパターンで”脱”加工現場宣言!をしたある町工場の社長さんのお一人ですが、

 

「10年後に従業員数と売上高を10倍に増やす」

 

と高らかに宣言されていましたが、

 

10年後の結果としてまるっきり未達成で、

 

「原点回帰!」

  

と宣っておられました。(ここ笑うところ)

 

どうせ”原点回帰”を宣言するのなら、

 

社長自身が加工現場に帰るのが本当の”原点回帰”だと思いますし、

 

その方が会社として儲かるはずなのに…とか私ならそう思います。

 

結果としてボスとしての社長業専念に不向きだったんですよ。

 

だから、それを自覚し反省して原点の加工現場のリーダーに戻るべきなんです。

  

同じやり方をあと10年やっても結果は同じ繰り返しです。

  

  

古今みても分不相応は身を滅ぼしかねません。