サルにでもわかる中国経済成長5%の大嘘
GDPは 景気の良し悪し です。
また GDP ≒ 消費 + 投資 です。
昨年の中国の経済成長率が2023年は5%だったそうです。
もちろん中国発表の数字は出鱈目です。
中国のGDPの30%を占める不動産関連産業だけを見ても、
前年比で17%減少。
0.3(30%)x0.17(17%)=0.05(5%)
それってGDP前年比で5%のマイナスですやん。
他の要因でプラスになっている可能性はある。
しかし、設備投資の減少がはっきりしている。(GDP≒消費+投資)
一例として私らの関連である工作機械受注の推移ですが、
これもどんどん減っている。
設備投資額が減っているのですからGDPは下がって当然ですね。(GDP≒消費+投資)
実際に超精密工作機械メーカー様の情報ですが、
貰えるはずの地方政府の補助金が貰えないので、
注文を受けて作った工作機械に代金を支払って貰えないパターンでの在庫が増えているとか。
今後は明白になってきたEV推進の大失敗にプラスして、
半導体製造装置の輸入制限(アメリカ主導のデカップリング→デリスキング)で設備導入がSTOP。
まあ、半導体は自国で賄えるようにしましょうってのが先進各国の流れですから、
中国の半導体製造なんてもうアテにしないって事ですね。
それと今後の中国にとっての問題は、
今までは”後発国の優位”でマネとパクリで発展しては来れたが、
ここまで警戒されたらもうマネとパクリではこの先は進めないというかなりの難問ってかムリゲー状態。
また商品を売りたくとも中国包囲のデリスキングが原因で輸出は、
特に付加価値の高い商品で減少の傾向になります。
とどめに人口減少と高齢化社会ってか高齢者社会。
中国政府の破産(倒産)認定の先延ばしと不良債権処理の遅延による経済の混乱と、
上記の複合要因での”消費”の減少。(GDP≒消費+投資)
政府が企業倒産を先送りしていると商売して良い相手が誰かわからなくなりますから商売している側はかなり怖い。
それに消費者は景気の見通しが悪ければ買い控えますわな。
今後中国は「毎年のGDP数%の成長」を発表し続けるでしょうがそんなのは大嘘。
消費と投資が減ればGDPは減って当たり前。
それが増えるというのは数字が希望的なテンプラって事です。
いずれそんな(都合の悪い)数字も発表しなくなる。
でも本当の事を言おうもんなら反スパイ法で突然身柄拘束→行方不明(?)。
話をまとめると、消費と投資が減った中国に経済成長など有り得ないって事ですね。(GDP≒消費+投資)
翻ってどうぞ日本の製造業にエエ風が吹きますように!