セリオンのオレンジリボンフェスタへ行ってみた
続いて道の駅セリオンへ。オレンジリボンフェスタで駐車場は激混み。なんとか車を止めて、セリオンへ。イベントを素通りし、二階の自動販売機とキッズスペースへ一直線の双子。「ママ!これこれ!アンパンマンかって!」アンパンマンの自販機の前でスタンバイの双子。しかし、ほとんど売り切れで選べない。「次男、三男。今日はね、ヨーグルトかイチゴのどっちかにしてね、って書いてあるよ」「こまった。こまった。ぶどうにする!」「ママ、バナナにする!」ぶどうが売り切れなんだよ三男。バナナも売り切れなんだよ次男。言っても分からないよね、と思いつつ、指をさしながら売り切れの文字の点灯を見せてみる。文字は分からないけど、いつもと違うということは分かってくれたらしい。「あ〜三男ヨーグルトにする!」「えーどうして?じゃあ次男はイチゴにする」よかった!駄々こね&号泣されたらどうしようかと思った。双子と選んでいるうちに、速攻で隣の自販機で決めた長男は既にオレンジジュースを堪能していた。自宅から各々のタッパーに入れて用意したオヤツを渡す。準備の手間や洗い物は増えるが、タッパーに入れてからオヤツをひっくり返したとか、量が違うんじゃないか、とか揉め事の原因が無くなり快適だ。オヤツタイム後、キッズスペースで遊び始める。混んでいて、他の子と一緒に遊べるのか不安だったけど、ケンカせずに楽しそうに過ごせていた。しばらくすると、長男が私の周りを行ったり来たりウロウロし始めた。「ママ、おまわりさんまだいる?」入口にて双子がスルーしたイベントだ。パトカーと白バイが来ていた。「まだいるよ。ママと先に行ってみる?」「行く行く!」不安だったけど、夫に双子を預け長男とイベントコーナーへ。長男が自分から要望を言うことはあまりなく、いつも双子優先になりがちだ。消防署でもう少し遊びたかったのに、セリオンへ来たのだから長男のしたいこともしなくては。パトカーも白バイも人気で人が多かった。県のイベントだったのかな、秋田県と書かれた上着を着た方から「オレンジリボンフェスタ開催中です。児童虐待防止について、何かありましたらこちらまでお願いします」児童虐待防止のリーフレットに相談窓口が書かれたポケットティッシュ3個とウェットティッシュが入っている手提げをもらった。色々なリボン運動があるんだなぁ。ピンクリボンくらいしか知らなかった。写真撮影で大人気のパトカーを少し離れて見ていると「制服着てみませんか?そのままパトカーと写真撮れますよ?」と県警の方から話しかけられる。「ぼく、制服着たい」着せてもらい帽子をかぶる。パトカーの順番待ちをしていると、後ろから引っ張られた。「ママ。パパいない」「どうやってここまで来たの?!」「パパと」しかし次男一人しかいない。慌てて見渡すと三男を抱っこしてキョロキョロしている夫を見つける。良かった。下までは一緒に来たんだなと安心する。「こっちこっち!」呼び寄せてる最中にパトカーの番が回ってきた。「すみません、家族で撮ってもいいですか?」「もちろん、はぐれちゃいましたか?」「そこに…こっちこっち!!」三男が「ママ、みーっけ!!」夫より三男のほうがしっかりしてる。慌てて皆で並び写真を撮ってもらう。「白バイとも撮ってみてね」と声をかけてもらい白バイコーナーへ。「ママ、大きいね」「本当に大きいね」側に行き自分から「写真撮ってください」とお願いした長男。バイクに座らせてもらう。ハンドルから手を離すのが怖かったのか、がっちりと握ったまま硬い顔で「ママ、早く撮って!!」笑わないのかよ。と思うも、もとより写真が苦手な子が自分から言っているんだから、これでも良いかと写真を何枚か撮る。双子はおゆうぎ会の時もだったけど、衣装を着たり体験する、ということがとても苦手だ。もう帰ろうかと思っていると、次男が泣き出した。「次男もそれ、着たかった…」「これって、おまわりさんの服!?」「次男もバイク…のりたかった」おんおんと泣き始める。脱いでいる長男のとこへ行き、「すみません。この子にも着せてもらえますか?」小さいサイズを貸してもらい、帽子をかぶる。首回りが締められるものが苦手なため、ネクタイを一旦断ると、かなり緩くしてくれて次男でも大丈夫になった。お目当ての白バイに行くも、大きさにびっくりしたのか「こわい」と動こうとしない。抱っこしようとするもお地蔵モードだ。子泣き爺かよ、と思いながら担ぐようにバイクのもとへ。「ママもここにいて!!」と地団駄を踏みキンキン声で怒る。もはや写真どころじゃない。早く退散してしまいたい。すると偉い細身な白バイ隊員さんがこちらへ来た。「お母さんと一緒に写真撮りますよ」女性の隊員さんだった。彼女が白バイと並ぶと、より白バイの大きさに驚く。「ありがとうございます!お願いします」連続で数枚撮ってもらったため、次男がなんとなくカメラ目線のものがあった。仏頂面の次男だったが、バイクから離れるとき「あいがと(ありがと)ばいばい」と、ものすご~く小さな声だけどお礼を言うこともできた。車に戻ると満足したのか「次男、バイクのった」乗ってはいないし、その過程は散々だったが彼の中で全て無くなっている。「うん。一緒に並んで撮ったね。バイク大きくてかっこよかったね」「僕はお兄さんだからバイクに乗ったよ。すごく楽しかった」長男が嬉しそうに言う。緊張するとカメラを向けられてもしかめっ面になるのが私と一緒で、なんだか申し訳ない気持ちになる。三男は人の多さに驚いてしまい、警察のイベントは全て抱っこだった。それでも、話しかけてくれたおもわりさんに「しょうぼうしゃ、みてきた。かっこよかった」と会話内容はさておき、一応やりとりはできていた。少しずつ、人と話したり、混んでいる場所で過ごしてみたりと、できることも増えてきた。まだ近場で短時間のお出かけしかできないけれど、少しずつ練習して遠出をしてみたり、長時間外出してみたり、外食できるようになりたいなあと思う。