長男の学年は、1クラスだけでおまけに人数も少ない。

例年お願いしていた写真屋さんでアルバムを依頼すると負担額が1人3万円近くになるため、別の写真屋さんへお願いすることになったそうだ。

 

で、そうなると卒アル委員会のお母さん方がかなり負担になる。

でも自ら名乗り出てやってくれるお母さん方がいたため揉めることは無かった。

 

しかし、ここにきて本当に私のメンタルにダメージが来る出来事が。

8月中に1歳から年長さんまでの写真を提出して欲しい。

1人で写っているもので、夜景のような背景が暗いものはNG。

そして笑顔の写真。

 

…これさ、やってもらって文句言える立場じゃないが、この多様性の時代にやったらだめなこと全部やってない?と思ったの、私は。

 

1歳からの写真はスマホで撮った背景に他の人が映り込んでいないものを何とか選べた。

今さ、児童養護施設で暮らす子、養子になった子とかさ、色々な事情を持つ子がいる中で、小さい頃からの写真持って来いって、まずダメだと思う。

小学校に通えば、一緒になるエリアに住んでいるのに。

二分の一成人式が一時期問題になっていたけど(自分の生い立ちアルバム作成とかで)、この時に問題になったこと、お母さんたちは何も話題にならなかったのかな?って。

母にぼやくと

「委員会のお母さんたち、そういうこと無く幸せに生活してきたんでしょ?」

と一蹴されて終了。

私が気にしすぎなだけなのか?

 

問題は年長さんの写真。

年長になると、長男の写真苦手が進み、硬い表情や目線を外したものばかりだった。

おまけに背景にはもれなく双子が映り込んでいる。

ただでさえ、意思疎通の難しい双子に

「お兄ちゃん、一人で写真を撮るから待っててね」なんて言っても、母を振りほどいて映り込んでくるのだ。

「ダメだ、家では撮れない」

 

長男が写真苦手なこと、

双子が写り込んでしまい、なんともならないことを伝えて数枚送ったが、アルバム委員会から来た返事が

 

「自己満足かもしれませんが、みんな笑顔の写真をアルバムにしたいので、別のものにしてください」

 

もうね、泣きそうになった。

なんともならなくて、幼稚園へ理由を話し写真を撮ってもらうことにした。

 

これ、私が連絡帳に書いてお願いするとは母に話していたが、母も思うことがあったようで、お預かりのお迎えに行ったときに先生へ言ったそうだ。

そしたら

「幼稚園は卒アルにノータッチなんです」

と言われたそうだ。

 

母が伝えたことは、

・完全に我が家の事情だが、父親と離れて過ごしており、やっぱり寂しさが出てしまう時もある。双子に手がかかり、楽しいことも少なく、どうしてもみんなの言う笑顔になれないこともあると思う。

・幼稚園の参観行事にも、双子がいて双子入園前までは来ることができなかった。だから他のお母さんより写真の機会も少なくなってしまった。

・うちはうちなりで母と父と私、時々妹や祖父母と多くの人で回しながらギリギリで生活している。その中で頑張って撮って来た写真を他人が違うものにしてくれとは、園がノータッチといえどもいかがなものか。

・そもそも、親がこれがいいと言った写真をダメというのはどうなのでしょう?

作り笑いと言うか偽の笑顔を載せて、アルバム委員会が満足しても、親の気持ちは?

・何度もこのようなやり取りをして、心に負担がかかっている。

となかなかのことを言ってきたと母から聞いた。

 

「玄関に出てきたのは先生1人でさ、あまり会ったことない先生だったな。

延長保育の時とかのパートの先生だったのかも。

でも、職員室に園長先生はいたし、他の先生も聞いていたと思うよ。

私、聞こえるように大きな声で話してきたから。

今時さ~こんなに親へ気持ちの負担かけるようなことしたら、学校だとハラスメントだって訴えられるよ?!私のいる学校も体質が古い場所だけどさ、あんたの幼稚園はそれよりも古いよ!こんなんだから、入園希望園児がいなくなるんだよ!

もう、こんなのが続いたら誰にもうちの幼稚園いいよ!なんて言えないだろ!?」

 

長男をたくさん怒りもするが、初孫でとにかくかわいがってきたのは母だ。

絞りだした渾身の数枚の写真をダメだしされて私以上に怒り心頭だった。

 

そして、今日の帰りに先生から写真データを受け取り、条件に果てははまるものを送った。が、

「光が差し込んでいて調整できるか分からないので、ダメだったときはまたお願いします」

 

だから、これ、先生にお願いして撮ってもらったものなんだって!

もうさ、私の好きな写真でもなければ、なんのアルバムよ?ってなって

「これ、先生にお願いして撮ってもらった写真なんです。本当に無いので、もしだめなら、うちの写真は外してください」

とお願いした。けれど、

「そこだけ外すことはできません」

と言われた。まあ・・・そうだよね。

全身が写っているという条件から外れるが、足が少し切れてしまった写真を送った。

「親としては、先に送った写真が長男の本当の笑顔だと思うのでそちらを使ってほしいのですが、こちらの光がさしていない写真も送ります。足が切れているので外していた写真ですが」

と書いて送った。

「いい写真ですね!」

親としては無理した顔だと思うこの写真が載るという苦痛。

もう何も言うまい、委員会やってくれ、委員長と連絡取ってくれる係りのお母さんに迷惑もかけたくない。

 

ただ本当に本当に苦痛だった。

先日の言葉の大乱闘の夫婦喧嘩で大ダメージを受けていたのに、また気落ちする。

 

親が笑わないと子どもが不安になると、毎日のように母から怒られる。

強い心を持ちたいな~。