
何回かに分けて新潟市街の旅をご紹介します。
今回の旅は1泊2日でしたが、
バス移動で新潟市街の魅力的なエリアを
楽しみたい方向けに綴っていきます。
(写真は旧齋藤家別邸)
新潟旅の最初の記事は、
バス移動でおススメのスポットのご紹介です。

今回初めて新潟を訪れた個人的な感想は、
金沢と小樽を足したような雅な場所に感じました
神社、建物、庭園、アート、絶景、
美味しいモノ好きにピッタリだと思います。

しかも公共交通機関(新潟市観光循環バス)だけでも、
魅力的な場所を巡ることができます。
1日パス(500円)を購入すると、
施設の入場料も割引で見学できたりと、
利便性も最高!
ちなみにバスは1時間に2本程度。
小ぶりのバスなので、込み合うこともあります。

1日券はアプリタイプもあり。
(巡回バスのリンクはこちら)
美味しいモノが食べたい、
美しいモノが見たい、
芸術や文化に触れたい、
そんな旅を希望している人にとって、
新潟市は素敵な旅先の選択肢となるでしょう。
実際に訪れた場所は見どころも多くて、
内容がボリューミーになるので、
詳細は別記事にします。
この記事では実際に訪れた場所だけでなく、
次回は訪れたいと思える場所も載せ、
旅のカタログのような記事としました。

地図はこちらのリンクからご覧になれます。
観光循環バスは新潟駅から一方通行で運行しているので、
新潟駅から近い順に訪問するとスムーズ。
リストアップした観光スポットは、
新潟駅からのバス停の順番にしています。
番号の若い順から周り、
ご興味ない場所はスキップして
次の場所に移動すると、
効率良く回れておススメです。

スタートは新潟駅のバスターミナルから。
(リンク先から場所の確認できます~)
①白山神社(白山公園前下車)

こちらの神社は、とにかく美しくて華やか。
「美しく整えることは最上級のおもてなし」
花で飾られた手水を目にした時に、
この言葉が浮かびました。


隣接している白川庭園は
日本最初の都市公園の1つで、
作業員さんが丁寧にお手入れしている最中でした。
人の手が入る(大切にされ思いがある)場所は、
本当に気が良いものです。

白山公園の紅葉は少し色づいていました。
②新津記念館 【立ち寄りなし】(新津記念館前下車)
2026年4月頃まで改装につき休館中
昭和の石油王と言われた方の洋館。
建築好きとしては、
次回はぜひとも訪れたい場所です。
HPによると、建物もさることながら、
丸紅創始者のお父様(新津恒吉さん)が建てた建物で、
地域社会の発展に私財を投じた方とのこと。
そう言えば、大阪市中央公会堂も
地元の実業家、岩本栄之助さんの
寄付だったと思い出しました。
財ある者は、地域の発展に貢献する
ということなのか?と、
しみじみ考えさせられました。
新津記念館HP
③護国神社 (護国神社入口下車)

旅先で、護国神社を目にすると、
たいがい参拝させて頂きます。
キリリとした空気感が漂い、
戦った方の思いを巡らしていると、自然と涙が。

神社の隣には、人気のパン屋さんがありました。
イートインもでき、景色も最高みたいです。
④水族館前【立ち寄りなし】(水族館前下車)

バスの車窓からの眺めです。
日本海=冬の海、
または演歌の世界のイメージ(古過ぎる!?笑)
がありましたが、訪れた日は、
それとは真逆の明るくて開放的な景色でした。
護国神社からも近いので、
護国神社⇔水族館辺りは
お天気が良ければ、
徒歩の移動が気持ち良さそう♪
水族館は「楽しく学べる水族館」がコンセプトで
スタッフさんの解説も充実していそうです。
近くには人気のジェラートのお店があり、
1日券でサイズアップしてくれるそうですよ。
⑤砂丘館【詳細は別記事】
(西大畑坂上 砂丘館入口下車)

旧日本銀行支店長のお宅で、
無料で見学できます。
蔵で個展も開いてました。
詳細は別記事に譲りますが、
さり気なく飾られた花々が美しく、
センスが抜群でした。
(気になる方は別記事をご覧くださいね)

⑥どっぺり坂(西大畑坂上 砂丘館入口下車)

砂丘館のすぐ近くの美しい階段。
パリの小路のようなレンガと街頭が絵になります。
⑦古町
花街もあるエリア。
私はこの近くでランチをしたのみで、
雅な情緒を味わえていません…。
次回はこのエリアもゆっくり
見て回ろうと思っています。

花街の雰囲気を味わうツアーやプランも
あるみたいです。
⑧旧齋藤家別邸【詳細は別記事】
(北方文化博物館新潟分館前下車)
豪商の家と日本庭園を堪能できます。
庭と建物を一体と捉えた
庭屋一如(ていおくいちにょ)の
開放的な景色に溜息が出ました。
紅葉の季節はさぞ美しいことでしょう。
⑨北方文化博物館新潟分館【詳細は別記事】
(北方文化博物館新潟分館前下車)

豪農の新潟の別邸で、
美術史学者、歌人、書家である
會津八一(あいづやいち)が晩年過ごした建物。
洋館部分には會津氏の作品の展示があります。

⑩旧小澤家住宅【詳細は別記事】
(旧小澤家住宅入口)
北前船で財を成した自宅兼店舗の
長い土間が印象的な建築です。

小樽でも北前船で財を成した
旧青山別邸を見学しましたが、
その時と全く同じ感想でした。
「北前船、やっぱりスゴイわ!」とため息。

話は反れますが、
北前船は郷土料理などの各地の食文化にも
大きな影響がありました。
北前船がもたらした文化や時代性にも、
色々と調べたくなりました。
⑪新潟市歴史博物館 みなとぴあ
【立ち寄りなし】(歴史博物館下車)
とにかく、建物が美しい!
無料エリアと有料の企画展示があるそうです。
次回はぜひ訪れてみようと思っています。
みなとぴあHP
⑫みなとのマルシェ ピアBandai
【立ち寄りなし】(ピアBandai下車)
ネーミング通り、鮮魚、産直野菜、お米、
お酒、加工品などの新潟の食材の他、
飲食施設もある場所。
個人的な願望としては、いつか
帰宅の途につく直前に立ち寄り、
ガッポリと新潟の海の幸、山の幸を
買って帰りたいと思っています。
ピアBandai HP
⑬會津(あいづ)八一記念館(新潟日報メディアシップ下車)
新潟日報メディアシップ5階

北方文化博物館新潟分館で會津氏の存在を知り、
興味を持ち立ち寄りました。
早稲田大学で英語や美術史を教えていて、
研究資料として多くの美術品を収集。
その一部や氏の言葉やエピソードの展示をじっくり見学。
印象的だったのは2つをご紹介すると、
・左利きの氏が、右手で筆を使いこなす
地道な作業を経て書家となった
・美術品の収集は、道楽ではなく
研究資料と生徒達に本物を見せるため
(独自の収集スタイルがあったみたい)
*早稲田大学にも収集した品を展示
単に作品や生い立ちを知るだけでなく、
何かを成し遂げたり、
逆境(左利きの彼が右手で達人になるまで)の
心持ちや向き合い方の学びとなりました。
ちなみに會津氏は早稲田大学の学生時代に、
朝ドラになっている小泉八雲から
学んでいたそうです。
⑭そらの広場 展望台フロア (新潟日報メディアシップ下車)
新潟日報メディアシップ20階
夕刻の景色は最高。
しかも無料で観られるとはありがたい限りです。

日本夜景遺産とのことなので、
次回は夜に眺めてみたいと思っています。
(8:00~23:00で催事の場合は、
入場制限もあるようです)

メディアシップでは様々な魅力的なイベントも
随時、開催されているみたいです。
私が訪れた日は、ドラフト会議の中継中でした。
階段状のホールで鑑賞している方々の様子に、
市民の方にとっての愛着ある、
また人と繋がる大切な場だと感じました。

メディアシップHP
⑮新潟駅ビル(CoCoLo新潟)
新潟駅ビルCoCoLo新潟には
6月に一度訪れたことがあります。
電車の乗り継ぎだけのわずかな時間、
お土産が多い2階を見て回ってました。
今回は1階の市民の方が日常的に利用する
食材やお惣菜店のエリアを入念にチェック!
特に気に入ったお店
・YAOYA SUN CoCoLo新潟店
車なのを良いことに、
新潟産の野菜や果物をどっさり購入。
地元では見慣れないアワビだけは
歯ごたえが良く美味でした。
白菜はもちろん地元でも買えますが、
価格が半値くらいだし、とても新鮮そう。
迷った末に購入。

*瓜と柑橘は佐渡島で購入
・わくわく広場
地元の福祉施設の方が作られたおせんべい
(上の写真の上部にあり)
とても美味しく、シンプルな原材料
新潟米のおにぎりも夕飯用に購入。
・健康惣菜店ことこと
あまりお腹が空いておらず、
どこかの飲食店で軽く夕飯を
済ませようと思っていたところ、
見つけた素敵なお惣菜店。
化学調味料、合成保存料、
合成着色料、不使用の手づくり惣菜とお弁当。
しかもお手頃価格。
こんなお店が近くにあったら、
どれだけ有難いことか…。
羨ましい気持ちと嬉しい気持ちで
お惣菜を購入して、
ホテルで軽めの夕飯を食べました。

繰り返しになりますが、
ご紹介した場所には立ち寄らなかった
場所もあります。
どの位の時間を要したかの1つの参考として、
私が巡った場所を時系列で触れておきます。
1日目は観光循環バス
新潟駅を13時に出発するバスにて観光開始♪
①新潟総鎮守の白山神社。
④水族館前(バスの車窓から)
⑧旧齋藤家別邸
⑨北方文化博物館新潟分館
⑩旧小澤家住宅
⑬會津(あいづ)八一記念館
⑭そらの広場 展望台フロア
⑮新潟駅ビル(CoCoLo新潟)
2日目(車 ⑤~⑦は古町のコインパーキング)
*帰宅日のため、チェックアウト後に
車で移動しましたが、北方文化博物館を除き、
観光循環バスで巡れます。
③護国神社
⑤砂丘館
⑥どっぺり坂
⑦古町
途中、新潟市街から車で30分位の
北方文化博物館に立ち寄りました。
素晴らしい建物と庭園は別記事にてご紹介します。↓

別記事では、素晴らしい庭園の動画も載せています。
【番外編】
今回は時間の都合で訪れていませんが、
新潟市街の魅力的なエリアに触れておきます。
*沼垂(ぬったり)
発酵食品やレトロな街並みがあるエリア。
とても行きたかったのですが、
歴史的建造物&沼垂では
とても慌ただしくなると思い、
こちらのエリアは、今回はパスしました。
観光循環バスエリア外で、
レンタサイクルが便利そうです。
気になった方は沼垂商店街のHPを
チェックしてみてください。
*新潟は港町なので、
水上からの観光も楽しそうです。
信濃川ウォーターシャトルHP
新潟市街はバスの移動が便利です。
私は佐渡島の帰りに車で立ち寄りましたが、
車はホテルの駐車場に停めておき、
移動はもっぱらバスでした。
新潟市街の道路は網目状で
大通りでなくとも交通量が多いです。
道を知らない私が市街地を運転するのは
大変そうだと、ホテルまでの短距離の運転で
早々に悟りました。
また見どころが多く、移動してはその都度、
駐車場を探すのは大変だし、
高くつくと思います。
今回は1泊2日の旅だったので、
正直、行きたい場所の半分も行けてません…。
ですが大満足!
そしてまだ行けてない場所があるのは、
また訪れる楽しみも残っている♡
新潟は庭園や食材も豊富なので、
季節を変えて訪れるのも素敵な旅先でした。
【関連記事】
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★★★★★★★★★★

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