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約３０年前渡英し、元彼は失業し、私は違法就業で薄給取りだった超貧乏時代、一番よく食べた思い出の料理がチキンキエブでした。
日本ではチキンキエフと呼ぶようなので、これ以降キエフとします。
スーパーに行くと、オーブンで焼いたら済みの２つ入りパックが売っていて、それが夕方に行くとおつとめ価格の半額になっていることが度々で、金のない私らは値下がりしたチキンキエフを買っては晩御飯にしてたの。
あんまり食べ過ぎて、見たくもなくなったチキンキエフ。でも、とても美味しい胸肉料理なので、たまに作るとご馳走です。昨日はそのチキンキエフをちょっぴり和風で作ってみました。
チキン青じそキエフ
この和風チキンキエフに使った青じそは、今月のスパイス大使の課題の１つ・きざみ青じそです。
青じその葉をそのまま使う料理は別とし、細かく刻んで使う際には、生の葉を買って残りの使い道を心配したり、その内駄目にしてしまったりするより、断然これが良いですわ！手間いらずで香りがめさ良い！
「昨日のきざみねぎ塩」とは全く正反対に、こちらは開封してちょこっと舐めた瞬間からお気に入りペーストになりました。味のバランスも絶妙。
キエフと言うのは鶏の胸肉にバターとハーブなどを詰め、パン粉の衣を付けて揚げるチキンカツです。このバターにきざみ青じそを練り込んで鶏胸肉に詰めてみました。
私は冷凍保存してあった胸肉を２枚使ったので、胸肉の大きさが選べずかなり大きなもの２枚使いましたが、作られるのであれば、出来る限り小さい１枚ずつ入ったパックを選んでくださいませ。
胸肉がデカすぎて揚げ焼きに時間がかかり過ぎ、二重衣にまでしたのに結構沢山バターが流れ出し、いつものように割った時、中からバターソースがたっぷり飛び出すって具合には出来上がりませんでした。
＜材料 ２人分＞
有塩バター、室温に戻して柔らかくしておく．．．４０ｇ
ハウスきざみ青じそ．．．小さじ４
鶏胸肉．．．２枚
塩、ブラックペッパー．．．適宜
小麦粉．．．適宜
溶き卵、牛乳を卵１個につき大さじ１加えたもの．．．１～２個分
パン粉．．．適宜
揚げ焼き用サラダ油．．．適宜
＜作り方＞
１．バターにきざみ青じそを加えてよく混ぜ合わせる。
２．アルミフォイルを２枚準備し、２等分したバターを別々のアルミフォイルの上に３ｘ４ｃｍ角のかまぼこ板状に広げ、包んで冷凍庫で最低でも３０分以上冷やす。
３．胸肉は皮を剥ぎ、片方についている形の悪い肉を切り落として涙形にする。（切り落とした部分は後日別のお料理でお使いください。）切り落とさないように注意しながら横から包丁を入れ観音開きする。
４．ラップの上に開いた面を上にして胸肉を載せ、もう１枚のラップを被せ、ミートハンマーで軽く叩いて薄くする。被せたラップを外し、軽く塩、たっぷりのブラックペッパーをまぶす。（バターにもきざみ青じそにも塩分があるので、塩の使い過ぎ注意。）
５．４の中心に凍ったバターを載せ、胸肉を元に戻してしっかり上から手で押さえる。小麦粉を外側全体にまぶし、溶き卵を潜らせパン粉をつける。これで一旦冷蔵庫に入れ３０分置く。残った溶き卵も同様に冷蔵庫に入れる。
６．５を冷蔵庫から取り出し、再度溶き卵を潜らせパン粉をつける。アルミフォイルですっぽり覆い、再度冷蔵庫に戻して最低でも３０分以上、衣をしっかり固定させる。
７．フライパンに厚めにサラダ油を熱し、中までしっかり火が通るまで両面を揚げ焼きする。
久々にペペロンチーノを作りいっしょにいただくことにしました。マッシュポテトやフライドポテトと合わせても美味しいです。和風に仕上げたキチンキエフなので、もちろんご飯のおかずとしてもバッチリ。
昨日、また新しい常備菜サラダを作りました。今回はベイビーポテト、ブロッコリー、茹で卵のサラダです。
マヨネーズで和える前に白ワインビネガー、砂糖、塩、ブラックペッパーを加えてよく混ぜ合わせて置いてから、マヨネーズ、粒マスタード、生クリームで和えたサラダです。
卵の黄身がマヨネーズに混ざり合い、クリーミーで甘くてとても美味しかったです。
この胸肉１枚２００ｇ以上優にあった。それを一人１枚ずつってから、かなりのボリューム！いつもより少な目に茹でたとは言えスパゲッティもついているし、ポテトサラダまで！流石の旦那もこれを見て、デカっ！と一瞬引いた。
さぁ食べようと思ったら、何で切るねん！ナイフを忘れていて慌てて取り出して切り分けました。
肉が小さくてもう少し薄ければ、揚げ焼きの時間も短くて済むので、割った時もっとたっぷり溶けたバターが流れ出すのですが、残念ながら昨日はちょい少な目。
でも、きざみ青じその風味がとても良くて、オーソドックスなチキンキエフより数段美味しかったです。
バター効果でパサつきがちな胸肉もしっとり。とても美味しいお料理なので、是非作ってみて下さいませ。
但し、あまりにも作り過ぎて、私のように見るのも嫌にならないように！
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