- 仕事に効く 教養としての「世界史」/祥伝社

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著者はライフネット生命の会長で歴史家ではありません。
しかし相当な教養・歴史の知識をお持ちの方で、母校・京都大学でも国際人のグローバル・リテラシーという授業で歴史について語っていたようでです。
本書は、著者なりの歴史の見方について語られています。
日本と比較しながら世界史を見ること、現代の生活をアナロジーとしながら歴史を見ること、など歴史の楽しみ方を教えてくれるという意味では良書です。
- 中国の文書行政・易姓革命
- アメリカと言う人工国家とフランスの関係
- 宗教の成り立ち
- ドイツの歴史
などのトピックが興味深かったです。
リサーチをする上で大事なことは、とにかく効率的なリサーチをすることです。
時間を無駄にしないというのがとても大事です。
リサーチのプロセス論に入っていく前に、まず日常から習慣化すべき「自分データベース」の作成から話をしていきたいと思います。
情報収集能力は、情報をどうやって入手するか。
情報選別能力は、①入手した情報を取捨選択し、②優先付けをするか。
そして情報分析能力は、選別した情報にどう価値づけ(自分の意見)をするか。
です。ここでは情報収集にフォーカスをして説明を行っていきたいと思います。
ここで意識をしてもらいたいのは、情報には大きく2つの種類があるということです。
一つは自分で情報を手に入れる1次情報。もう一つは第3者が作った情報である2次情報。

1次情報はどちらかと言えば、これから学ぶ仮説を検証する上で非常に大事になっていきます。一方で仮説を構築する上では2次情報が役に立つと言えるでしょう。
それでは2次情報の集め方について次に考えていきたいと思います。
ここで大事なキーワードは「自分データベース」を作成するための情報管理(Information Management)です。2007年にこの講座を作った時はまだスマホもなく、情報管理手法で全盛だったはExcelに情報をためていうことでした。しかし約10年たち、ITも進化して、今はどこでもネットがつながる時代。そして欲しい情報も容易に得れるようになりました。
2015年時点で私が情報を記録する手法は以下の3つです。
1つ目はEvernoteに気になる情報はクリッピングをするようにしています。
FacebookやTwitterに投稿(シェア)するのも一つの手でしょう。
とにかく気になった記事はクリッピングをすることです。
2つ目はBlogに記事を投稿することです。
私が本の感想文やネット記事を投稿する理由は、皆さんへの共有と共に、
自分の思考の整理や記録に役立っています。
ここでは単に情報整理をするだけでなく、自分の意見(情報の分析)もできるので、
後あとの作業に役立ちます。
3つ目は少しアナログですが、自分のラップトップに専用のフォルダテーマ別にを作り、
気になる記事や論文はそこに入れていくように努めています。
情報が散在してしまい可能性が多いので、この情報を記録する方法はあまりチャンネルは多くない方がいいというのが持論です。
また何か論文を書くや特別な仕事で必要な情報は、迷うことなく紙でどんどん印刷して、ファイリングしていく、とてもとてもアナログなのですが、このやり方がベストです。
では情報のインプットはどのようにやっていくのがいいのでしょうか。
これもスマホの台頭で大きく我々の生活は変わりました。
NewsPicksやSmartNews、Gunosyなどのニュースアプリで毎日いろんな情報を取得できますし、TEDなどの動画サイトでも情報を手に入れることができます。
まず私が毎日朝やっているのは、メールマガジンのザッピングです。
経済やITなどのニュースのほとんどはメルマガから情報を取得し、わからなければ更にWebなどで調べるようにしています。
また、個人的には新聞はやはり毎日目を通すといいと思います。自分が必要としない・興味のない情報をいかに習得するかという意味では毎日10分でも一般紙を読んでいくといいでしょう。
もう一つは、GoogleアラートなどのRSS配信を使って、こちらは自分に必要な情報を受動的に毎日取得する方法もあります。
こちらもあまり情報源は多すぎず、でも偏りすぎずというスタンスがいいと思います。
自分の情報源は「興味がある/ない」「仕事・勉強に役立つ/ない」などの軸を切って年に1回は棚卸をすることをお勧めします。
私が参考にしているサイトはこちらです。
野口悠紀雄の使える!「経済データ」への道案内
http://diamond.jp/list/noguchi_data
さて今回はリサーチに入るステップの前の情報管理の考え方を共有しました。
次回からはいよいよリサーチの手順について説明をしていきたいと思います。
http://jp.wsj.com/articles/SB10472014764830763981904580483091005532502
シャープは一時回復基調にありましたが、苦しい段階はまだ抜けらえておらず、当期の損失も当初の300億円から1000~2000億円に膨らむとのこと。BSのレベルでも自己資本比率が30%が健全と言われる中で、現在10%未満とかなりの危険水域に入っています。
そこで今回の対応策のひとつなっているのが「デット・エクイティ・スワップ(DES)」という手法です。債務の一部を優先株などの資本に振り替えることを目的とする資本調達手法となります。
簡単に言うと、シャープ側が銀行に対する借金の返済を免除すると共に、自己資本比率を増加させることができます。一方で銀行側のメリットは債権放棄ではなく、その会社の株式が手に入るので、その企業の再建ができれば株式配当などの利益を得ることができるようになります。一方でデメリットは企業側にとっては税負担が大きくなること、銀行側は本当にキャピタルゲインするのかというリスクがあるということでしょう。
下記のサイトの説明がとても参考になります。
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/te/debt_equity_swap.html
http://www.e-hoki.com/tax/comp/361.html
- ハイパフォーマー 彼らの法則 (日経プレミアシリーズ)/日本経済新聞出版社

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ハイパフォーマー分析は組織行動学の一領域です。
本書は企業で働くハイパフォーマーの行動特性について、著者の経験から語られた本。
実証分析と思って期待していたが、どちらかと言えば仮説検証と言うよりも探索的に割り出した結果を共有している。
興味深かった行動特性は下記の通り。
- できる人は「暇です」と言い、普通の人は「忙しい」と言う
- 優秀な上司は失敗を早く忘れろとは言わない
- 楽観性とセットで失敗を受け止める
- 失敗訓練を経験する
- 仲間を先に成功させる
- たまたまの成果を喜ばない
- 環境が変わっても瞬時に溶け込む
- 小さな仕事・雑用でも大事な仕事として楽しむ
- 牛鍋/作者不明

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森鴎外の短編集。牛鍋を中心とし、男と子供(亡くなった友達の娘)とのやり取りを中心とした物語である。短いながらも動物と人間の違い - 特に動物は親子関係の中で基本的に関係を保つことが多いが、人間は親子だけでなく、他人の子であっても気遣い・コミュニケーションを取っていく社会性のある生き物であることを暗に示している。
- 静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話/河出書房新社

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若い日本の論客が、今後の日本のあり方、特に文化・テクノロジーについて対談形式で語っています。メディアでも良く見る、 - 吉田浩一郎(株式会社クラウドワークス代表取締役社長兼CEO)
- 駒崎弘樹(社会起業家/NPO法人フローレンス代表理事)
- 猪子寿之(デジタルクリエーター/チームラボ代表)
- 尾原和啓(楽天株式会社執行役員/楽天株式会社チェックアウト事業長)
などと対談されていますが、私が個人的に興味深かったのは 門脇耕三(建築学者/明治大学専任講師)との対談です。2020年のオリンピックについて、東京の未来都市計画の本質について、門脇氏なりの見解が述べられており、都市計画の原理となる中心-周縁という概念から、2020年東京オリンピックの後の姿まで述べられておりました。
資源ベースの経営戦略論/東洋経済新報社

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リソースベースドビューの経営戦略論は、比較的最近に構築された理論であり、本書はハーバードでの授業をベースに書かれています。資源ベース、エージェンシー理論について勉強になりました。
リソースベースドビューとは?
企業ごとに異質で、複製に多額の費用がかかる経営資源(リソース)を活用することによって、企業は競争優位を獲得することができるという、経営資源に基づく戦略論。ジェイ・B・バーニーが展開した。
企業の持つ資産、人材、技術力、ブランド、工程、専門能力や組織文化など、さまざまな経営資源の中で、その複製コストが非常に大きかったり、資源が希少で競合による入手が困難だったりするものが競争優位の源泉となり得ると考える。
例えば、製造の組立工程における特許を取れば、製品自体の特許をとる場合と比較して一般に競合にとっては模倣コストが大きくなり、大きな強みとなり得る。
収益性が非常に厳しい業界においても、卓越した収益を上げている個別の企業は存在する。リソース・ベースド・ビューではその成功要因を、このような内部の経営資源に求めている。
なお、コア・コンピタンスは、この考え方に基づいている。
http://www.weblio.jp/content/%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%89%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC
エージェンシー理論とは?
エージェンシー理論とは主たる経済主体(プリンシパル)とその主たる経済主体のために活動する代理人(エージェント)の間の契約関係をエージェンシー関係と呼ぶ。
プリンシパル-エージェントの理論ともいう。
エージェントはプリンシパルの利益を最大化するように行動するよう期待されるが、両者の利害はかならずしも一致しない。利害の不一致や情報の非対称性によってエージェントがプリンシパルの利益ではなく自己の利益を優先させて行動してしまうというようなモラル・ハザードが発生し、プリンシパルに対して虚偽の報告をしてしまうということが起こりうる。
http://secwords.com/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%BC%E7%90%86%E8%AB%96.html

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組織論という観点で素晴らしい本です。著者は著者自身が提唱するアナロジー思考を用いて、企業は人間と同じく生まれた時から老化していくことを意識し、企業経営を行うことを提言しています。
組織を牽引する方々におすすめの一書です。