前回、フォンテーヌ滅亡の予言に対して知っている情報を得るためにフリーナに接触した主人公たち。結局、彼女の口から真相は語られることはありませんでしたが、見事トラップに掛けることには成功したようですね。

 

 今回は、そんなフリーナを裁きにまいります。でも、一体どんな罪で?

 

リネ 「ここからは……神への審判のお時間です。」

 

 

フリーナ 「なるほど、そういうことか……ふむ、『ドラマ』のための努力を誉めてあげよう。」

 

 

フリーナ 「でも、僕は『正義の神』フォカロルス――即ち、正義の化身なんだよ。『正義そのもの』を審判こうだなんて、荒唐無稽に過ぎるとは思わないかい?」

 

 歌劇場に連れられた瞬間こそ驚愕の顔をしていたフリーナですが、すぐに本調子に戻りました。ただ、こちら側も着々と準備は進めております。

 

 

ヌヴィレット 「ならば、君には決闘によって名誉を守るチャンスが、一度だけ与えられる。」

 

 

 

 初対面時は、主人公がフリーナに剣を向けていたのに、今回はそれを咎めていたクロリンデが剣を向けているのが上手い対比になっていて面白いですね。

 

 さて、決闘を申し込まれたフリーナですが……

 降参、こうさ~ん!!

 

 まあ、当然でしょうね。彼女は戦闘なんてからっきしなことは、これまでのストーリーで分かっていたことです。

 

 

フリーナ 「失望したのはキミたちだけじゃない。ボクも、自分自身に失望している。」

 

 

↑カッコイイフリーナのきりっとした眼光。

 

 

フリーナ 「さあ……喜び!歓声を上げたまえ!この歌劇場で、想像もつかない理想的な展開があるだろう!」

 

 

パイモン 「またあいつに主導権が戻ったみたいだな。フリーナのやつ、やむを得ず審判を受けさせられるのに……」

 

 

ヌヴィレット 「告発人よ、前に出たまえ……」

主人公 「はい。」

 

 告発人は主人公なんだね。再び彼女と法廷で対決することになります。

 

 

主人公 (後ちょっとのところでフリーナは秘密を口にしていただろうに、結局はこうなっちゃった……)

 

 結果的に、フリーナを裏切って罠にハメた感じになってしまいましたが、その前に信頼を得て、知っていることを喋ってくれそうでしたのにね……。

 

 

 

 怒涛の展開が続いたので、これまでの出来事を一旦振り返りネタバレをします。

 

↑ショックを受けているフリーナの表情がGOOD……。

 

ナヴィア 「今朝、歌劇場で騒ぎを起こしたのは、ほとんど棘薔薇の会のメンバーだったのよ。」

 

 

 そして、フリーナを捕えて歌劇場まで転送したトリックはというと……

↑いつもは敵として登場しているファデュイやマシナリーが土木工事をしているのは面白いね。

 

リネ 「場所を選び、『巨大なマジックボックス』を作り、トンネルを掘り、水路を繋げ……結構忙しくしてたんですよ?」

 やっぱ力業か……

 

 ポワソン町からエピクレシス歌劇場まで、どれだけ距離が離れていると思ってんだよ……。

 

 

↑この二人はいわば通常運転ですね。様になっています。

 

 

↑シャルロットもこれまでの取材資料を主人公に手渡すため観客席にいますね。これでメロピデ要塞のお二人と、石板を探しているフレミネを除いて、歌劇場に一堂に会しているのかな?

 

 

フリーナ 「さっさと罪状を羅列するところまで進めてくれ。僕は裁判にかけられる側――つまり今日の主役でもあるというのに、未だにどんな名目で裁かれるのか分かっていないんだ。」

 

 そうだね。御託は置いておいて、さっさと本題に入りましょうか。一体どういった審判内容かというと……

主人公 「審判する理由は――君が神なんかじゃないから。そうでしょ、フリーナ。」

 フリーナ、神じゃない説!

 

 なるほど、思い切った推測じゃないですか!ただ、今のところその根拠は、「召使」の神の心を持っていない、神っぽくないといった発言ぐらいじゃないでしょうか……?

 

 ちなみに、ここの台詞は主人公のボイス付き。最近は伝説任務とかでも喋ることがあるので、ようやく主人公のボイスにも慣れて来たかな?

 

 

フリーナ 「僕フォカロルス……フリーナ・ドゥ・フォンテーヌは、俗世の七執政の一人。『あらゆる水、あらゆる土地、あらゆる民と法律の女王』疑いようもない、正真正銘の神だ。」

 

 フリーナ・ドゥ・フォンテーヌ……これが本名、というより正式名称といった感じかな?当然のことながらフリーナは神でないことを否定します。

 

 フリーナはこれまで500年間、フォンテーヌを統治していたはず。普通の人間なら寿命が尽きて亡くなってしまいますが……

パイモン 「まず、おまえは『長命種』で、寿命が元々長い種だって可能性がある。そうじゃなくたって、他にも寿命を延ばす方法はあるはずだ……」

主人公 「例えば……『呪い』?」

 

 まーた、聞きなれない単語が出てきました。「長命種」?何それ?仙人とかエルフとかは、その長命種のカテゴリーに入るのでしょうか?

 

 「呪い」っていうのはダインスレイヴエデのように、普通の人間でも長生きできるようになるものでしたよね。

 

 

ヌヴィレット 「呪い……神の気配は呪いに似ていると常々思っていたが……」

 

 このセリフ、真面目に言っているんですかね(笑)?彼が言うと、本気か演技かが分からなくなることがありますよ。

 

 とゆーわけで、告発人の主張は「フリーナは呪われた人間」だということ。ただ、まだ証拠はないのよね。

 

 

考え込む観衆 「人と神……確かに見た目だけでは分かりませんからね。そういう可能性もあるでしょう……」

 

 

フリーナ 「それに人と神の最大の差は、『権能』にある。神は人間にはできないことができる……だから神と呼ばれているのさ。」

 

 へー、それは初耳。人と神の違いは力の差……ではなく権能にあるということなのか。

 

 

フリーナ 「このフォンテーヌの地には数百年の間に僕が成し遂げた『神の業』が数多く存在している……」

 

 ……あったっけ?

 

 他の国では稲妻での無想刃狭間や、スメールの防砂壁といった物をすぐ思い出せるのですが……。

 

 

フリーナ 「例えば、今キミたちが目にしているこの『諭示裁定カーディナル』や……みんなの日常生活に欠かせない『律償混合エネルギー』だ。」

 

 ああ、確かに律償混合エネルギーがありましたね。もう少しこのエネルギーを一般人が有効活用している描写があれば良かったのですが。

 

 後、諭示裁定カーディナルについては、以前に何故かタルタリヤに少女誘拐事件で有罪判決が出ましたよね。それが神の権能であるなら、理由が欲しいとパイモンが責め立てます。

 

 

フリーナ 「神の造物に欠陥があったからといって、神までもを紛い物だと言うなんて……不合理にもほどがある……」

 

 少し主張が苦しくなってきたかな?フリーナの語気も次第に弱まってます。

 

 ただ、諭示機がフリーナの造物でないといった証拠も出せないので、一旦この話は置いておき、次は神の力を今ここで見せてほしいと頼むことに。

 

 

フリーナ 「神の力だって?観客席に一般民衆がこれほどいる中で、神の力なんてものをむやみに使えるわけ……」

 いいのか?神の力を使ったらタダじゃすまないぞ!……ってことですね(笑)

 

 万が一のためヌヴィレットが観客席にバリアを張って守ってくれるそうです。なんでもできるな、この水龍。

 

 

フリーナ 「そ……そこまでする必要が……」

主人公 「水元素の力を少しだけ見せてくれればいい。」

 

 ちょっとだけ!ちょっとだけ見せてくれるだけでいいから!

 

 

パイモン 「水神のくせに、神の力どころか、水元素力すら操れないのかよ?」

 

 本当に水元素力も扱えないとして、よくこの500年間バレずに済んでましたね……。一般人ならともかく、長年近くにいたヌヴィレットもそのことに気が付いていなかったのは、少し他人に興味がなさすぎなのでは……?二人が衝突していた時のフリーナの気持ち、お察しします。

 

 

フリーナ 「……律償混合エネルギーだ。そう、律償混合エネルギーのせいだ。神の力は信仰に由来するが、フォンテーヌの民たちの正義に対する信仰はすべて、僕が律償混合エネルギーに転換しているんだ。」

フリーナ 「皆の暮らしにエネルギーを提供するため、僕は神の力をすべて放擲したんだ。さあ、僕よりも無私なる神など一体どこにいるというんだい?」

 

 おお!中々うまい言い訳を考えたものです。

 

 これで「さすがフリーナ様!」と手のひらを返す人も出て来るでしょう。

 

 

反論 「そうだよ。どれほど民思いだとしても、力が全部なくなるわけがないだろう?力をまったく持たない神なんて、果たして本当に神と呼べるのか?」

 あら、意外と手厳しい観衆(笑)

 

 国民もそんなに単純じゃなかったか。あ!それともここにいる観衆も大半が棘薔薇の会なのかも。あらかじめフリーナに賛同しないようなメンバーを集めてきたのかもしれません。

 

 

↑民衆の疑いの目に動揺するフリーナ。

 

 

フリーナ 「ならば言ってみるがいい。僕が神でないとすれば、『本物の水神』はどこにいる?」

 

 このフリーナの物言いに対して、主人公は華麗にスルー(笑)。

 

 フリーナが神でないことはまだ証明できなくても、人間だということは証明できるそうです。

 

 

パイモン 「フォンテーヌ人は原始胎海の水に溶けちゃうっていうのは、もうみんなの常識だよな。あっ、まさか……」

 「あっ、まさか……」じゃねえよ!しらじらしいなあ!

 

 というわけで、用意していただきました。原始胎海の水!

 

 普通のフォンテーヌ人なら当然溶けてしまいますが、神であるフリーナであればそうはならないと言っていますが……そうなのか?

 

 

ナヴィア 「理屈から言えば、神であるあんたは、こんな海水に触れたところで何の影響も受けないはず……それどころか、身分を証明できる何よりの証拠を手に入れられるってわけ。」

 

 神であったら原始胎海の水に触れても何の影響もない?そんな話出てきましたっけ?それに、溶けないとしてもリリアみたいにフォンテーヌ人以外って可能性もあるし……。これだけじゃあ何の証明にもならないと思うのですが……。

 

 

ナヴィア 「だから、無謀な動きだけはやめなさい。自分の罪を認めたほうが、ずっと楽だと思うよ。」

 

 

ヌヴィレット 「フリーナ被告、これはあくまで原告側の一方的な主張であり、通常の審判におけるプロセスには含まれてない――断る権利は君にある。」

 

 二人は原始胎海の水に触れることを勧めません。ナヴィアに関しては、もうフリーナが人間であることに疑念を持っていないようにも見えますね。

 

 この水に手に入れる必要はないと私も思いますが、フリーナの決断はいかに!

 

 

フリーナ 「すぅ――……」

 

 

 手を入れたぁーー!!

 

 だ、大丈夫か!どうやら手はまだ溶けてないようですが……。

 

 

フリーナ 「ぼ……僕は大丈夫だ。ほら……見てくれ!僕の手は無事だ。僕は溶けなかったぞっ!」

 

 ヌヴィレットが慌ててシグウィンを呼び、フリーナの診察をします。

 

 

シグウィン 「ほら、緊張しないで、すぐ終わるから……どれどれ、見せてちょうだいね……」

 

 シグウィンもこの歌劇場にいたのですね。そして、診断結果はというと……

シグウィン 「ご覧の通り、フリーナさんの皮膚の状態と、息切れの症状から判断すると……」

 

 

シグウィン 「彼女は原始胎海の水による影響を受けてると思うのよ。同濃度の胎海の水に接触した普通の人間と一緒くらいね。」

 

 ん?どういうことだ。同濃度の胎海の水に触れた人と同じ症状……?

 

 まさか……

 

フリーナ 「どういうことだ?今、なんて言った?僕は胎海の水に溶けなかったぞ。これでも証明にならないと?」

 

 

ナヴィア 「でも、みんなで話し合った結果、やっぱり低濃度の、人間を直接溶かすことはできない水に置き換えることにしたの。だって万が一……万が一予想外の状況があったらって考えたら……」

 き、汚ねえ~!!

 

 思わず口からそんな言葉が出ましたよ!

 

 そんな後出しジャンケンが許されると思ってるのか!!これが……棘薔薇の会のやり方か~!!

 

 でも、この機転のおかげでフリーナは手を失わずに済んで結果的には良かったのかな……。

 

フリーナ 「そんな……まさか……」

 

 もうこうなってしまうとフリーナ、誰も信じられなくなりますよね。手に入れた水が本当に薄められた原始胎海の水なのかも怪しいですし、シグウィンだってわざと嘘の診断をしたという可能性だってあります。

 

 仮に私がフリーナの立場なら、この場にいる全員が自身を策略にハメようとする敵に見えてしまいますよ。

 

 

主人公 (ぜんぜん普段のフリーナらしくない。彼女にとって、神を装い続けることは……自身の命より大事なことなの?)

 

 そういうことなんでしょう!

 

 

フリーナ 「神であれば原始胎海の水の影響を受けないなんて、キミたちにだって証明できないことだろ?」

 

 うん……私もそのことは引っかかるところであり、決定的な証明はできてないと思いますが、これまでの審判で少なくとも水神でないことには間違いなさそうです。

 

 

フリーナ 「……僕の話を聞いてくれ。頼むから、聞いてくれよ……僕は本当に神なんだ……」

 

 涙ながらに訴えるフリーナですが孤立無援、彼女の言葉に耳を傾けてくれる者などもはやいなくなってしまいました。仕方ないところがあるとはいえ、何だか後味の悪い幕切れとなりそうです。

 

 

 

 

ヌヴィレット 「どうやら、結論は出たようだ。異議がなければ、判決に入る。」

 

 

フリーナ 「……」

 

 フリーナはこの状況をどうすることもできないと悟ったのか、目に涙を浮かべたままもはや何も言うことはありませんでした。

 

 審判には勝利したのかもしれませんが、結局フリーナの口を割ることはできませんでしたね……。どうするのこれから?

 

 

 

 

 

 

 

ヌヴィレット 「最高審判官の名において判決を下す。フリーナは人でありながら神を装い、民衆を欺いた……」

ヌヴィレット 「……有罪だ。」

 

 何だか予定調和のようでしっくりいかない所もありますが、フリーナには有罪判決が出たことにより審判は終了することに。

 

 

 

 

 ん?フリーナが涙を流して座っている……。何だか見覚えのある光景ですね……。

 

 

 

 

 

 

 

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