前回、原始胎海の水がメロピデ要塞の扉をぶち破り一時騒然となりましたが、ヌヴィレットの活躍により無事危機を脱しました。時を同じくしてフリーナの元にファデュイの執行官の一人である「召使」が再登場。今回はその彼女との対談の続きとなります。

 

「召使」 「ふっ……いいだろう、おままごとはここまでだ。」

 

 おっw、ここから本題に入ろうってか?

 

 

「召使」 「フリーナ殿……神として、先ほどの事象が何なのかを完全に把握していることだろう。それとも、それはあくまで私の憶測にすぎないのかな?君のその表情を見るに、私の考えが間違っているのではと疑ってしまうのだが?」

 

 話題はフォンテーヌに流れる予言について。着実に滅亡の一途を辿っていると考えている「召使」ですが、そんな状況でも水神フリーナは何の手立ても取っていないのではないかと痛烈に批判します。

 

 

「召使」 「……にも関わらず、キミはここで呑気にお茶を飲み、ケーキを楽しんでいる。まるで、ガーデンの中に虫が数匹迷い込んだくらいにしか考えていない。このままで、本当にいいのか?」

 

 確かに、フリーナはこの国を統べる神っぽくはありませんし、表立って何かをしているようには見えませんが、こうも言われるとこちらとしてもあまり面白くないですね。大体、神だからって予言にどうやって抗えばいいのか分かるものでも無いでしょうし……。

 

 

「召使」 「それなのに君は?魔神フォカロルス、キミは終始なんの動きも見せない。驚くほど悠長に構えている。」

 

 辛いな~。でもこの時のフリーナの気持ち、よく分かる気がします。何とかして持てる力を発揮したいけれど、どうしたらいいか分からないから苦しんでいるんだよね。同情しちゃうわ……。

 

 

フリーナ 「違う……僕は予言を軽んじたことも、悠長に構えていたこともない。今の発言を撤回しろ!神に対して勝手な憶測をするなど、不敬極まりないぞ!」

 

 

 お!フリーナもただ言われっぱなしではありません。彼女なりに対策を考えて日々を過ごしていたのは事実なのでしょう。それに「フォンテーヌは必ず救われる」としっかりと宣言しました。

 

 

「召使」 「ならば問おう。フリーナ殿が言う努力とは?それはどこで見られる?」

 

 この「召使」の質問に、フリーナからは歯切れの悪い曖昧な答えしか出ませんでした。……ということは、人に伝えては不味いことなのかも?全く何の努力もしていないというのもなさそうでしたしね。

 

 

「召使」 「では、少しヒントをあげよう。君たちの『諭示裁定カーディナル』は、いったい何のためにあるものなのか?」

「召使」 「今まで蓄積してきた膨大な『律償混合エネルギー』は、何に使うつもりだ?」

 

 もしかして、その蓄えた律償混合エネルギーを使えばフォンテーヌの危機を免れることができるのか?そういえば、リネが前に諭示裁定カーディナルに近づいた時に、声が聞こえたって言ってましたがそれも何か関係がありそうですよね。

 

 

「召使」 「ふん、君もよく理解していないと、そういうことかな?私の推測が正しければ、ある計画を企てている者がいる。ただ残念ながら、それは君ではないようだ――フリーナ殿。」

 

 う~ん?フリーナが計画を立てていないとなると、残るのはヌヴィレットぐらいでしょうが……?

 

 

「召使」 「さて、もういい時間だ。今日のお茶会もそろそろお開きにするのはどうかな?私はまだ用事があるので、先に失礼させてもらおう。」

 

 もうこれ以上フリーナから情報を得られないと察したのか、ここで会談は終了。フリーナにとっては苦しい時間だったでしょうし、ひとまずこちらもホッと胸をなでおろします。

 

 

「召使」 「旅人、もしよければ私をそこまで送ってくれないだろうか?最後の数分間で、少し「公子」の話がしたい。」

主人公 「……分かった。」

 

 というわけで「召使」と一対一(?)で話し合います。プレイヤーとしても「召使」の狙いや心情を図りかねている部分があるので、こちらとしてもいい機会です。

 

 

 

「召使」 「ただの世間話だと思って答えてくれ。フリーナ殿について、どう思う?」

 

 「召使」からは当然のことながらタルタリヤの話ではなく、壁炉の家の子供についてのお礼をまず言われました。

 

 その後、聞かれたのが、水神フリーナについてのこと。え?どう思うって言われても~、う~ん……?

 

 

主人公 「……」

 反応が俺とおんなじだ(笑)

 

 フリーナはこれまでに出会った他の神と比べても、やはり異質な感じはしますよね。神として民を統治している感じはしませんし、戦闘力はからっきし無さそうですし。

 

 

 そして、ここからは「召使」が、フリーナについて少し前の出来事を語ってくれます。

 

 フォンテーヌに中核を担っているフリーナに接触を試みる「召使」でしたが……

「召使」 (私の目標は、あくまで神の心の場所を特定すること。だが、まさかフリーナ殿にこうも簡単に近づくことができるとは、あまりにあっけなさ過ぎて疑いたくなる……)

 え、何この格好は……?

 

 これが「召使」の戦闘衣装ですか?同じくファデュイのデットエージェントの姿にも似ていますが、あまりにも不審者すぎる……。

 

 それにフリーナも護衛をつけずに夜中、一人で猫と遊んでいるのも不用心すぎます。「召使」も当然警戒はしたのですが、次にとった行動が……

 無理やり神の心を奪うのかい!

 

 力づくで奪おうとするなんて、モンドでの「淑女」と同じじゃん!

 

 戦闘力のないフリーナは、「召使」になすすべなく神の心を取られるものと思われましたが……

「召使」 (事実はまさに、私が手を出す直前にしていた予想と同じ――水神は神の心を持っていない……)

「召使」 (それに加え、彼女はどうにも神には見えない……その身には、何らかの呪いの気配がある。)

 

 何故かフリーナは神の心を持っていませんでした。まあ、雷神バアルも神の心を常に携帯しているわけではなく、八重神子に預けていましたからね。一人で外出中のフリーナが持っていなくても、それほど違和感は無いかな?

 

 それよりも気になるのは、フリーナが神には見えなく、呪いの気配があるという発言。「召使」の話を鵜呑みにするのは危険かもしれませんが、頭の片隅に入れておきましょうか。

 

 

フリーナ 「キミは誰?な、何をする気だ……殺さないで、お願いだから……」

 命乞いする水神(笑)

 

 ……水神じゃないかもしれないけど

 

 

 「召使」に襲撃されたフリーナでしたが、誰もそのことを告発する者が現れなかったため、彼女は誰にもこの出来事を話さなかったという訳でしょうね。一番近しい関係だと思っていたヌヴィレットにさえ伝えなかったのは意外といえば意外。

 

 

 

「召使」 (疑う余地もない……フリーナ殿は何か問題を抱えている。私はある一つの推測を立てた――もしかすると、真の水神は彼女ではなく、最高審判官のヌヴィレット殿なのではないかと。)

 何か考察勢みたいなこと言ってんな(笑)

 

 ネット上でも思い思いの考えを今まで見かけてきました。その中でも、ヌヴィレットが本当の水神だという予想も目にした記憶があります。それ以上にヌヴィレットは水龍だという考察が大半を占めていましたが。

 

 

 

↑後ろの子供たちの敬礼がいいですね。みんな脱帽していて、特にリネットはスカートを抑えている立ち姿が可愛らしい。

 

 神の心を手に入れられなかった「召使」は、子供たちをメロピデ要塞へ向かわせることを決意。そして、今に至るわけですね。

 

 

 

 

 

「召使」 「私はフリーナ殿と二回お茶を飲んだ。正直、フォンテーヌの上層は想像よりも複雑らしい。以前はあのヌヴィレット殿こそが水神だと予想していたが……今となっては、それも違う気がする。」

主人公 「どうやってそれを判断したの?」

 

 ヌヴィレットも水神ではないと考え始めているアルレッキーノ。スネージナヤの氷の女皇を見ているから、ヌヴィレットもフリーナも神として何かが欠けているようです。とてもフワッとした感じですが。

 

 

「召使」 「結局のところ、生きていることでチャンスは訪れる。今後もし必要な時が訪れれば、君と協力関係を結ぶことだって辞さない。」

 これって「召使」実装フラグですか!?

 

 今のところ、敵対はしていないのでプレイヤブルキャラとして登場するのもあり得る話かもしれません。でも、私としては残虐非道な一面を見せてほしい気持ちもあったり……。

 

 

↑おっ!ヌヴィレットが戻ってきた。原始胎海の水噴出問題も一時的ですが解決しましたしね。

 

 

ヌヴィレット 「……そして今、災難が訪れようとしている……なんと嘆かわしいことか。」

 

 またフォンテーヌに災いが来ることを心配するヌヴィレット。その瞬間!

 

 大雨ザッー!!

 

 結論から言うと、ヌヴィレットは水龍でした。というわけで、以前フレミネが言っていたように涙を流すと雨が降ります。話を聞くだけだとおとぎ話のようですが、実際にその瞬間を見るとギャグみたいだ(笑)。

 

 

 

 

 

 

 ため息をついてどこかへ行ってしまうフリーナ。どしたん?話聞こか?彼女も彼女で、まだ誰にも話していない秘密がありそうなのですがね……。

 

 

 

 

 

 しっかし、原始胎海の水を押し戻す力があるなら、また危機が訪れてもヌヴィレットが何とかしてくれるんじゃないかというパイモンの疑問でしたが、それはできないとのこと。なんでもヌヴィレットを含むすべての元素龍は完全な状態ではないそうです。

 

ヌヴィレット 「話によると、『最古の僭主』がテイワットに降臨した際、龍の力を一部奪ったという。今の七神の権能は、その『奪った』力によるものだ。」

 

 その話は頭から抜けていたな~。ということは、もともとは神よりも龍のほうが力があったってこと?ただ、ヌヴィレットも古い歴史については、あまり知らないようですけどね。

 

 

ヌヴィレット 「神の消失によって元素を操る権能が返還される――そのようなことが起こらない限り、私も何もできないだろう。」

 つまり今後、返還されるってことですよね!?

 

 そうしたら、フォンテーヌ滅亡の予言も防げてハッピーエンドだな(早とちり)!後はどうやってフリーナから力を取り戻せるかだ。というより、フリーナ自体が神でない可能性もあるようですし、返還の仕方も彼女もよく分かっていないのではないのかという懸念があります。

 

 

 

 

 

パイモン 「おう!じゃあ、おやすみ。」

主人公 「おやすみ、パイモン。」

 

 ヌヴィレットと別れた後は、律儀にメロピデ要塞に戻る主人公たち。みんなに水の上の状況を伝えてから、ちゃんと刑期を終えてこの監獄を出るようですね。

 

↑一緒のベッドで寝ている様子は見てて微笑ましい。上に何もかけてないと風邪ひきそうで心配になるけども。

 

 

 またタリタリヤの神の目が共鳴した!

 

 

↑なんか水の中(?)で眠っているタルタリヤ。さすがにまだ死んではいなかったか。

 

 

 

 この鯨は何だ……?

 

 コイツがフォンテーヌの週ボスになるのでしょうか。タリタリヤの星座は鯨でしたし、戦闘でも鯨を召喚してましたよね。その関連で登場したのかな?

 

 

第四章 第四幕 完了

胎動を諭す終焉の刻

任務完了

 

 というわけでフォンテーヌのメインストーリーも次の第五幕で終了。スメールに続いてボリュームが凄いことになってますね。最後の一幕も5,6時間かかることになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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