前回、リネたちのマジックショーの最中に起きた殺人事件の審判が始まりました。しかし、早々水神フリーナの告発により、リネとリネットが「召使」が経営する孤児院「壁炉の家」に所属するファデュイだということが判明しました。

 

 その事実を知って憤りを覚えた主人公でしたが、今回も引き続きリネの代理人として審判に参加します。

 

ヌヴィレット 「休廷前、被告人リネはフリーナ殿が提出した新しい証拠をすべて事実だと認めた。ならば、フリーナ殿から事件の状況について述べてもらおう。」

 

 集中線すげぇ……(笑)

 

 いかにもスクリーンショットを撮ってくださいと言わんばかりの画像ですね……。ええ、撮りました、撮りましたよ!

 

 

 というわけで、ここでフリーナが今回の事件について振り返ります。ただ、この推理には穴があるので、そこを指摘していくといったゲームとなります。

 

 

 

↑この推理パートのイラストは絵柄といい構図といい、かなり好みですね。ただ、もう少し大きく表示して欲しかったかな。

 

 フリーナに対して反論をするパイモン。物的証拠がない反論もありますが、まあ主張すべきことは主張した方がいいでしょうね。中々、推理ゲームで証拠のない反論ってのも珍しいと思いますが。

 

パイモン 「わぁ、一気に全部説明できちゃったぞ!すごい、オイラすごくないか!」

 その眼鏡をかけながら頬を赤らめるな!

 

 

 

↑ここでまた少し新たなシステム登場。といっても正解を選ぶだけですが、受ける印象が大きく変わるので、演出というのは重要なんだなと改めて感じます。

 

 そして、今回の犯人と思われる人は……

パイモン 「えっと……犯人は、今回の被害者――コーウェルだ!」

 

 ん~、それしかいないよなあ。マジック道具に細工を施すことができて、少女ホールジーと接触する可能性もある人なんて……いや、リネットも可能性としてはあるか?

 

パイモン 「どうした?やっぱわからないか?」

主人公 「ホールジーはどこに行ったの……?」

 

 結局、そこなんよなあ。ホールジーが消えたトリックが分からない。やっぱり、リネが以前使っていたマジックポケットなんじゃないの~?

 

フリーナ 「失礼だが、親愛なる諸君、観客たちが待ちくたびれていることに気付いていないのかい?この歌劇場で、場を白けさせるほど大きな罪はないよ。」

 

グググググ……

 えっ?今の発言で天秤傾くんかい!

 

 これまでは発言内容の信憑性や重要性などを吟味して天秤が傾いていたと思っていたのですが、これじゃあただの風見鶏ですよ!

 

 ここで少女ホールジーが消えた謎に焦点を当てて推理していきます。

 

パイモン 「あの水槽脱出のマジック――リネットがオイラたちの目の前で消えて、服だけを残したのとおんなじだ。」

 

パイモン 「もし、人を水に変える方法があるなら……」

 

 その方法はもしかするとリネたち知っているんじゃない?あの人の入れ替えマジックだけじゃなくて、水槽脱出マジックもタネ明かししてもらった方がいいんじゃあ……?

 

 

フリーナ 「待った!ハハハッ、キミ……自分の言ってることがいかに馬鹿げてるか気付けるといいねぇ。」

 

 まあ、そう思いますよね。人が水になってしまうなんて……現実的ではないですが、ここはテイワットだしぃ、テイワットにはテイワットの法則があるんじゃない(適当)?

 

リネ 「しかし事件の解決に進展がない今、死者の手荷物を調べることくらい、難しいことではないはずです。」

 

 というわけで、被害者男性コーウェルが同時に女性誘拐の犯人だという推理を元に、彼の所持品を今一度確認します。

 

 ……えっ?今まで確認してなかったんかい!

 

 

 

 コーウェルの手荷物を調べたところ、こんな怪しい物を発見しました。

 

エズモンド 「バッグにあったノートでは、これらの液体は『原始胎海の水』と書かれています。」

 原始胎海の水!

 

 今後、フォンテーヌの魔神任務で何度も登場する重要アイテムです。一緒にあったノートによるとフォンテーヌ人のみを溶かす性質があり、「エピクレシス歌劇場」と昨日の日付が記載された試験管の中身は使い果たされていたようです。こんな都合の良い物があるのは不思議ですが……これで決まりだろ!

 

エズモンド 「ノートによれば、コーウェルはとある違法薬物の密売組織に所属していたようで、協力して計画を実行していた共犯者がいました。」

 

 コーウェルは単なる実行犯で、大本にいるボスを見つけないと根本の問題は解決しないでしょうね。

 

↑すっかりお馴染みになってしまったフリーナの心理描写芸。

 

 

 

 

 ここで警察隊員から新たな証拠が提供されますが、これはリネを弁護する側からすると非常に不味いものでして……

ポーン 「リネのバッグの中から、コーウェルが持っていた『原始胎海の水』とまったく同じものを見つけました!」

 だから何で最初っから調べねえんだよ!

 

 おかしいだろ!犯人と思しき人の手荷物を一切調べてなかったのか!?リネたちは原始胎海の水がバッグの中に入っていたことに驚き否定していました。うーん、流石にリネが犯人だとは思えないので、コーウェルがあらかじめこっそり入れていたとかかな?今更リネの所持品の確認をした警察隊の方々も怪しいですが……。

 

 

 

 こんな重要な証拠が判明し、息を吹き返したフリーナ。再度勝利を宣言をします。 

 

フリーナ 「おそらく、これで……『フィナーレ』となるだろう。」

 

 バージョン4.0のPVにもあったセリフですが、こんなしょうもない場面の台詞だったのか……。

 

 

 

 さて、追いつめられたリネたちですが、ここで助け船が来ます!

 

ナヴィア 「――みんな、ちょっと待って!あたしの話を聞いてちょうだい!」

 

ナヴィア 「『消えた』少女を、もう一度目の前に出現させるマジックショーをね。じゃお願い、リネ。」

 

 何を言っているのでしょうか?このお嬢様は……。リネもこの発言に困惑していましたが、準備もできているとのことなので言われるがまま最後のマジックショーをすることに。

 

↑改めて見返して思ったのですが、わざわざまた箱を用意したのですよね。これ……。

 

 消えたはずの少女が出てきたー!?

 

 さっきまで散々話した原始胎海の水はどうした!?それよりも、いったい今までどこに身を隠していたのでしょうか?

 

??? 「……え、えっと。あの、どーも。」

 

??? 「どこから話したらいいか……はぁ、とにかく、ごめん。コーウェルを殺したのはあたしなの。」

 

 間違いなさそうですね、彼女が入れ替えマジックで選ばれた少女であり、間接的にコーウェルを殺してしまった今回の犯人です。それに、本名はホールジーではなく、リリアというモンド人でした。

 

リリア 「……そのまま捕まるなんてゴメンだったからさ、その人を気絶させて箱に入れたんだ。」

 

 箱に入れなければコーウェルが死ぬこともなかったのにね……。

 

リリア 「ただ、逃げ道がなくって……だから、服を着替えてショーの衣装ケースの中に隠れることにしたの。」

 

 どこに消えたか分からなかったホールジー、もといリリアですが衣装ケースの中に隠れており、警察隊が駆けつけた時に地下道から脱出し、その後は劇場内で他の人から見つからないように行動していたようです。

 

 ……は?

 

 さっきから思ってましたけど、ここまで酷いとフォンテーヌ警察隊の捜査能力を疑ってしまいますね……。まさか、少女失踪の真相がこんな力業だったとはなあ。

 

 

 

 というわけで、今回の事件をパイモンがまとめてくれます。

 

パイモン 「そして、コーウェルは『原始胎海の水』が効くには時間が必要だって勘違いした。で、リリアを無理やり箱に押し戻そうとしたんだ。」

 

 リリアはモンド人だったので、原始胎海の水の影響を受けなかったというわけですね。ただ、人種によって溶ける溶けないという違いがあるのは不可解ですが。

 

 それにしても、このリリアという女が強すぎる。マジックショーの最中という何も分からない状況で箱を突き破り、大人の男と取っ組み合いで勝利しています。コーウェルも選ぶ女性を間違えましたね……。

 

 

 

 

 

ヌヴィレット 「被告人の主張に対して異論はあるかね、フリーナ殿?」

 

フリーナ 「ぼ、僕は……えーっと……」

 

 これで、フィナーレ……でしょうね(笑)。

 

ヌヴィレット 「何も言うことはないのか、フリーナ殿。ちなみに……審判が終わるまで、原告側は退廷できない決まりだ。」

 

 彼にその気はないのでしょうけど、フリーナ相手に意地悪しているように見えちゃう。

 

フリーナ 「はぁ、異議はない、僕の負けだよ。まったく、わざわざ聞かなくてもいいだろ。僕にだってメンツってもんがあるんだぞ……」

 

 中国ではメンツが大事ですしね(n回目)。

 

 

 

ヌヴィレット 「本一件は、もう『諭示裁定カーディナル』に最終判断を任せていいだろう。」

 

↑一体何が始まるのです!?

 

 

↑何だかバラエティ番組のセットみたい。

 

↑なんか下からにゅっと出てきた紙を手に取りましたよ。

 

↑この紙に諭示裁定カーディナルの判決が書かれてあるのでしょう。

 

ヌヴィレット 「よって、これにて判決を言い渡す――被告人リネ並びにリネットを無罪とする!」

 

↑結局、最後までそのふざけた眼鏡をはずさなかったね。

 

 これで今回の審判は決着。見事リネの無罪を勝ち取りました。

 

 

 

 事件はこれにて解決しましたが、話を詳しく聞かなければならない人がいますね。そう、リネの所持品から原始胎海の水を見つけたと虚偽の報告をした警察隊のポーンです。

 

ポーン 「リネに『連続少女失踪事件』の濡れ衣を着せ、ファデュイに容疑を被せる絶好の機会だと……そう上から言われて!」

 

 うーん、ポーンが所属するのは、ファデュイにさえケンカを売るような規模の大きなところだということでしょうかね。中々、骨のあるやつみたいで興味が湧いてきましたよ。

 

ポーン 「ああ……い、言おう、すべて話そう!」

 あっ(察し)、これは途中で口封じのため殺されるやつですね……。

 

ポーン 「『原始胎海の水』に人を溶かす効果があると気づいたのは、うちの首領だ。」

 

ポーン 「私たちはずっとこれを売ってきた。ずいぶんと儲けさせてもらったよ。連続少女失踪事件も首領が計画したもので……あっ、その首領ってのは……あの……」

 

 はい!その首領っていうのは~?

 

ポーン 「ッ……アァアアアッ――!」

 

 人が水になったーー!?

 

 遠くから狙撃されて死んでしまうと思っていましたが、水にして始末するとは……。一体全体誰がどうやったのでしょうね?

 

↑完全に水になってポーンさんは跡形もなく消えてしまいました。これって「グロシ」ですよね~?この言葉の使い方、これで合ってますか!?フリーナ殿~。

 

 

 

 

 

 少し後味が悪くなってしまいましたが、これにてマジックショーのさなかに起こった事件は終わりを告げました。最後にまたリネ兄妹から話を持ち掛けられます。

 

リネ 「ファデュイに身を置いてるのは、僕みたいな孤児と壁炉の家の利益が一致したからに過ぎない。」

 

 でも、結構ファデュイに忠誠心を持っているように見えます。リネたちに対してあまり信用を置けないのは、やはりファデュイだからですかね。ファデュイを辞めたい、もしくは辞めると言ってくれるのであれば、稲妻にいたリュドヒカやスメールにいたトロフィンのようにこちらも心を許すのですが……彼らはファデュイから身を置くということはしなさそうです。

 

リネ 「あの時、僕たちの『お父様』が――つまり、『召使』様がボクを迎えてくれたのも、そういった理由で……」

 

 召使はどう見ても女性ですが、どうして「お父様」呼びをさせているのでしょうか?「召使」という立場にいるからこその役職みたいな呼び方だとは思いますが、もしかしたら心は男といったトランスジェンダーという可能性も?

 

リネ 「うん、リネットが被害に遭う前に、あの方が救ってくれたんだ。そして、地下室からは閉じ込められてた女の子が数人見つかった。全員、両親のいない孤児だったよ。」

 

 リネットが襲われそうになったときに救ってくれたので、曲がりなりにも召使には恩義があるようです。そして、やはりそういった孤児たちを召使は集めて自身の戦力にしていたのですね。

 

リネ 「『君と私たちの利益は一致しているはずだ。壁炉の家は君を歓迎しよう。君は、ここで裏切られることはない。そして、裏切りも一切容認しない』って。」

 

 この「裏切りも一切容認しない」って言葉、怖いですよね~。さっきは簡単にファデュイを辞めるだの言ってしまいましたが、そんな楽に離れられるはずがありませんでした。だからこそ、辞めたがっていたリュドヒカも中々決心がつきませんでしたし、辞めると宣言したトロフィンはその後すぐに自殺しちゃいましたからね……。

 

 

リネ 「あの方は、スネージナヤ女皇の許可を得てる。フォンテーヌの神の心を奪った後、『召使』様はその力を使ってまず予言を打ち破り、この国を救う方法を探すつもりなんだ。」

 結局、神の心は奪うんだな!

 

 その神の心の力を使って、フォンテーヌが水没してしまうという予言の危機に抗うとのことです。彼らはフォンテーヌが故郷なので、この国を救いたいという気持ちは本物だとは思いますが、それでしたらフリーナ達と真正面から誠実に協力を持ち掛けたほうが良いに決まっています。ファデュイにとっては神の心の奪取が第一目的、今回も例にもれず最終的に神の心は盗られてしまうのでしょうね。

 

 

リネ 「壁炉の家は『召使』様も含めて、みんなフォンテーヌ人なんだ。僕たちは自分の故郷を守ることを諦めない。」

 いや、それはおかしい

 

 この発言は間違っているとすぐに気が付きます。少なくとも特別なおみくじイベントで登場した壁炉の家のファデュイ、リュドヒカは稲妻の人だったはずです。

 

↑ここでもリュドヒカは稲妻人の血が流れていると言っています。それに、そうじゃなかったら玄冬林檎のフリしてスパイ活動なんてできなかったでしょうし。

 

 何故リネはこんなことを言ったのでしょうか?この期に及んで嘘をついているとは考えられないですし、召使から間違った情報を聞かされているのか?もしくは、壁炉の家にも色々あって勝手に区別しているのか……色々理由は考えられますが、

 

ライターがリュドヒカのことを知らないor忘れた

 

 この理由が一番あり得そうだと思ってしまうほどには、原神のライターに期待していない自分がいます(笑)。

 

 

パイモン 「『マジックポケット』を配ることから、神の心を盗むことまで、すべて予言をどうにかするためにやってたことなのか……」

主人公 「それでも完全に信用することは……」

 

 まあ、そうなるよね。仮に今後リネたちと関わることがあれば、気を引き締めないといけません。

 

リネ 「この先、もし何か手伝えることがあったら、いつでもボクを訪ねて。『リネ』として君を助けるよ。」

主人公 「分かった。」

 

↑主人公は不機嫌に去るぜ。パイモンはリネたちを少し気にかけていた様子でしたけどね。

 

 

 

 

 

 これにて長かった第一幕もようやく終わり……と思っていましたが、また少し他の方から話しかけられることに。

 

ナヴィア 「この事件はまだ終わってないでしょ。あたしたちは、これで『連続少女失踪事件』の真実にまた一歩近づけた、そうだよね?」

 あ、あ~……www

 

 ごめんね~ナヴィア。別に俺たちは「連続少女失踪事件」には興味はないんだよな~。

 

ナヴィア 「へへっ、それじゃ、まずはフォンテーヌ廷に戻って、それから一緒に『ホテル・デュポール』へ向かいましょ?そしたら、ちょうど夕食の時間に間に合うだろうから。」

 

 しかし、結局はナヴィアと手を取り、これから「連続少女失踪事件」の黒幕を突き止めることになります。

 

第四章 第一幕 完了

白露と黒潮の序詞

任務完了

 

 これにて第一幕が終了。フォンテーヌの魔神任務もスメールと同じく第五幕まであるようなので、同じくらいのたっぷりボリュームになるでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

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