ミュンヘン・ カフカ通り徒然日記 -62ページ目

ロリオはドイツのコメディ王

今日は
ドイツのコメディ大御所ロリオ(Loriot)の85歳のお誕生日だクラッカー

         
 ロリオことヴィッコ・フォン・ビューロウ     ロリオことコウライウグイス
     
テレビスケッチ・映画監督&俳優・カートゥーン画家・作家として知名度の高いロリオ、
本名をVicco von Bülowといいます。
(ロリオとはフランス語でコウライウグイスのことで、ビューロウ家の家紋)
北東ドイツ・ブランデンブルクの由緒ある貴族フォン・ビューロウといえば・・
妻コジマをワーグナーに取られたハンス・フォン・ビューロウもその一族ですね。

ご本人はお上品なおじ(い)さまですが
「几帳面で理屈っぽく融通利かないドイツ人」の日々のよくある風景や
男女の感覚の相違とかを描いたら
右に出るものはないかって思います。
彼の作品はDVD化されてますし、YouTube上でも数々のスケッチを見られますが
ドイツ語なので、残念ながらその面白さを日本語に直すのは難しいのかもしれません。
(中にはMr.ビーン風無言寸劇もあります)

映画作品は2本ありまして
Ödipussi(エディプッシー)では支配的な母親と恋人との狭間で悩むマザコン中年
Papa ante portas(パパ・アンテ・ポルタス)では急に退職通告され
それでは家事に燃えましょうと妻の邪魔をする仕事ダメ男の話。

     
    Ödipussi 初恋に悩むマザコン男             Papa ante portas 退職したら毎日が日曜日かと思いきや・・

ここではDas Ei ist hart(茹ですぎ卵)という
有名なカートゥーンスケッチを紹介してみましょう。

卵が希望通りに半熟じゃなくて固いっと苦情を言う夫と
ガ~っと反論捲くし立てる妻のやり取り。
どうしてこうなっちゃうの??っと理解に苦しむ夫。
卵の固さからどんどん話が違うところに発展していく妻。
あ、こういうのって分かるなぁと思うのは私だけじゃない・・・よね?



概訳:
夫:ベルタ~、卵が固い。何分茹でたんだい?
妻:貴方のご希望通り4分半よっ。
夫:でも・・この卵は4分半とは思えないな。
妻:私はいつだって4分半茹でてますっ!
夫:じゃぁ、どうして毎回固さが全然違うんだろう。
妻:知りませんっ。私ニワトリじゃないもの。
夫:ちょうどいい固さかどうか、どうやったらわかるんだい?
妻:私は4分半になったら取り出してます。
夫:時計みて?
妻:感覚よ。主婦の感覚ってのがあるのよ。
夫:ふ~ん・・・どんな感覚?
妻:卵がちょうどいい固さになったって感覚よ。
夫:じゃ、君の感覚が狂ってるのかも?
妻:んまぁっ!私の感覚がおかしいですってえ?
  一日中こんなに一生懸命家事をこなしてるってのに
  貴方は私の感覚が変だと・・・・!
夫:いやいや・・まぁまぁ。そういうんじゃなくって・・・。
  卵を感覚で茹でてるってことは、「ちょうど4分半」ってのもたまたま偶然なんじゃないか。
妻:たまたまだろうがなんだろうが、4分半は4分半でしょ!
  どうだっていいじゃないの。
夫:僕はただ、偶然出来た半熟卵がいやなんだ。
  半熟するのに何分かけるかは問題じゃない。
妻:あっそう!私が卵のために台所で4分半費やすことなんて、どうでもいいんですねっ!
夫:いや、そんなこと・・・。
妻:いーえ、どうでもよくありませんん。半熟卵には4分半かけますっ。
夫:だからそれは最初から言ってるじゃないか。
妻:うそ!さっき時間は問題じゃないっておっしゃったじゃありません?
夫:僕は半熟卵が食べたいだけなんだけど・・・。
妻:もうっ、男ってどうしてこう原始的なんでしょ。
夫:(独り言)こいつ、殺してやるぅ~!明日こそ殺してやる・・・。



聖マルティン祭

今日は11月11日、聖マルティン(St.Martin)の日


ある雪降る晩

ローマ軍人マルティンが馬でアミアンへ向かう途中

道端でボロを纏い凍える乞食を見かける。

気の毒に思った彼は、他に手持ちのものがなかったので

自分のマントを半分切って与えた。

その夜マルティンは夢を見る。

あの乞食がキリストの姿で現れて彼の善い行いを褒め称えた・・・。



この出来事をきっかけに

マルティンはキリスト教に改宗して

後にはフランス・トゥールの大司教になったというお話。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


伝説とは別にして

11月11日は昔

クリスマス前40日間の断食期の初日だったという。

ふぅ~ん、そうか・・断食ってイースター前だけじゃなかったのね。

さらに、秋の収穫が終わり

庶民が教会にお布施(十分の一税)として

農産物や家畜を納める日でもあったそうだ。

マルティンの日にガチョウ料理を食べるってのは、

その辺が背景なのでしょう。

(以前ローストガチョウ足あと作ったけどあまりの脂っこさに一度でコリゴリ)


     
お天気悪いと最悪のマルティン祭ですが・・


そして、ドイツの子供たちにとっては

聖マルティンの日はランタン行列をする日で

デカくなってしまった我が息子はもうダメですが

彼が幼稚園生の頃は毎年楽しみにしたものです。


幼稚園や教会でランタンを作った子供たちが

薄暗くなる夕方(5時くらい)から公園などに集合して

マルティンの歌を歌いながら練り歩きます。

ほのかに揺らめくランタンの灯りがとてもロマンチックなの。


星空 三日月 星空 三日月 星空


いかんせん、季節がら

防寒ばっちりでも足元から底冷えしてきますので

(みぞれが降った年もあったなぁ~)

行列の後は焼きたてマルティン・コルネ(Martinshörnchen)と熱々のフルーツティーとで

暖を取る・・というのも今では懐かしい思い出です。

これからクリスマス(=冬至。光=希望=キリスト誕生と考えたわけ)まで

どんどん暗くなっていく中で

せめてランタンですこしでも明るくしようという想いが

作り出したお祭りかもしれません。


キリスト教がそれ以前の自然信仰と

うまく融合してきた習慣の歴史に興味があります。

(布教のためには必然だったのでしょう)

他の文化圏、特に日本との共通点を見つけるのも面白いですよね。


最後に:

Laternenzeit(ランタンの季節)は幼稚園時代~小学校低学年まで愛用した書。

マルティンの日のお話から飾りつけやお人形・ランタンの作り方、

歌集など情報満載の可愛らしい本です。

数年前貯めこんでた自作ランタンをあっさり捨ててしまった息子と違ってガーン

私はこういうのは処分できませんね・・・・。

実際、今年はまた書棚から引っ張り出してます。












ダヴィッド・フレイ

さっきArteダヴィッド・フレイ(David Fray)という
フランスの若いピアニストを紹介していました。
バッハのピアノコンチェルトCD録音の際の様子でしたが
ちょっぴりグレン・グールドを彷彿とさせる演奏振りの上に
バンジャマン・ビオレ風のルックスだなぁ~なんて思い
いったい何者?!っと早速ネットで検索しましたら

エレーヌ・グリモーの代役で出た演奏会で一躍注目を浴び
レーベル契約に至ったという27歳。
なんとチェチリア・バルトッリと来日コンサートの予定だったんですって!
この間急遽キャンセルになっちゃった例のコンサート?
彼女のエージェントと日本の招聘事務所が折り合わず・・と聞きましたが
いつかこの組み合わせ(で何を演奏する予定だったんでしょうか?)実現するとよいですね。



追伸その1:10月ミュンヘンであったエコークラシック賞で
      ソロ演奏家賞(現代音楽部門)を受賞してた
  その2:2月2日にミュンヘン・ヘラクレスサールでコンサートする!
      (月曜日だから私は行けない!) 

アンドレアス・ショル

その昔バロックの時代に全盛期を迎えた
カストラートの中でも花形だったのがファリネッリ
彼の生涯を描いた映画がその名もFarinelli(邦題:カストラート)

              
 ファリネッリ(本名カルロ・ブロスキー)     1994年作「カストラート」

カストラートとは、思春期の声変わり前に去勢して
ボーイソプラノの音域や声質を維持させるというもの。
それは女性が舞台に立つことが禁じられていた時代という背景があってのことですが、
大スター歌手としてもてはやされた影で
人間としては不完全な不幸な人生だったんじゃないかしら・・と想像します。

え~っと、
今日はカストラートじゃなくって
カウンターテノールのアンドレアス・ショルのことを書こうと思ったんですよね。
人道的にもカストラートは存在しない今日、
彼らのために書かれたパートを歌うのは
カウンターテノール及び女声ならアルトかメゾ。

ショルは私が初めて意識したカウンターテノールで
1967年ドイツ生まれの当年41歳。
ストイックな雰囲気と清らかで安定した歌声で宗教曲なんかがすごくぴったりなんだなぁ~。
でも結構あちこちのオペラハウスでヘンデルものに登場するところをみると、
お芝居もまんざらじゃないようですが・・・ミュンヘンではやってくれないの。

んなもので
私はCDで聴くのが精一杯です。
それにYoutubeさまのお陰でいろんな歌と映像をキャッチできて嬉しい限り。

         

Va tacito e nascosto(ジュリオチェーザレ 「Ombra mai fu ヘンデルアリア集」より)
ホルンとの掛け合いに引きつけられました。
(これナチュラルホルンでしょうか?凄いんだけど・・)

<<

彼のジュリオ・チェーザレはコペンハーゲン版DVDが出てます。
ショルで始まったカウンターテノール熱でしたが
他にもたくさん良い歌手がいると知り
さらにメゾソプラノにも心が揺らぎ・・・と楽しみが絶えませんね。


あんぱん大好き


今日はどんより暗い金曜日。

ロウソクのほのかな灯りがぴったりなんですよね。

そういえば、来週11日は聖マルティンの日

子供たちがランタン行列する習慣があります。

私も卓上小型ランタンを作って飾ってみました。

火事にならないよう気をつけないとな~。


天気が悪いのを口実に

家にこもって手仕事が楽しい季節。


もともと和菓子も洋菓子も大好きなんですが

お饅頭が自由に手に入らないという環境が手伝って

こんな私でも和菓子に挑戦するようになりました。


あんこを作ったついでに

アンパンがどうしても食べたくなった

栗原はるみさんのふんわりパンのレシピで用意したパン種で

つぶあんを包んで焼いたら大成功!

Eigenlob stinkt!(自画自賛は臭う!=手前味噌)っといいますが

身内だからいいじゃないのぉ~にひひ


お友達宅に手土産で持ってったあと

残った分も甘いものなら何でもござれの息子と

競争であっという間に平らげてしまった。

ああ、これだから・・・太るのよ~。

若い者と一緒になって食べてちゃぁだめですね。





オリンピック公園よいとこ一度はおいで

南ドイツは

フェーン現象がまだ踏ん張ってる今日。

いつまたこんな小春日和が来るか分かったモンじゃないし

せっかくだから皆さんに紹介できるような(エッヘン得意げ!?)ところに・・と思い

Olympiapark(オリンピック公園)へ犬散歩に行ってきましたぁ。


ここはご存知の通り

1972年のミュンヘン・オリンピックの会場だったところ。

私はまだ?才だったけど

水泳のマーク・シュピッツとか記憶にあるわよ~。

「黒い9月」と歴史に汚点を残したテロ事件のことは

何が何だか全然分かってなかったなぁ・・・。

その事件現場の選手村も隣り合わせで

今では団地として利用されてます。


元々は飛行場だったという敷地に

陸上・屋内・自転車の各競技場やプール、オリンピックタワーなどを

池や丘のある自然公園の中に配置。


       

陸上競技場と人工池をみおろす                      BMW本社とBMWワールドもすぐ隣



私は最初、オリンピック公園なんて

(ドイツ)ロマンチックじゃないしなぁ~興味なしっとか思ってたけど

意外とよいのです、ここ。

いえ、十分ロマンチックです!


各施設でのスポーツやコンサートイベントはもちろんのこと

丘の上からはミュンヘン市やアルプスを一望できるし

池ではボート漕ぎ。

タワーの上までエレベーターで昇るのもよし。

姉妹都市の札幌市からプレゼントされたという

ソメイヨシノ桜が花開く頃も素敵です。

夏には池のほとりのアンフィシアターで野外コンサート。

季節ごとにさまざまなお祭りもある。あ、前にトルウッド夏祭りのこと書きましたね。

雪が積もればそりすべりで賑わいます。


オリンピックから40年近く経った今

木立も緑地帯もしっくり馴染んで

市民の憩いの場として愛されてるってわけです。



晴れ   晴れ   晴れ   晴れ   晴れ  

    

さてさて

このお天気だから

最後の虫干しチャンス!とでも言わんばかりに

結構な人(&犬)出でありました。

皆さん芝生に寝ころがったり、犬を走らせたり、ジョギングしたり。

小さい子を連れたファミリーたちが集う遊園地を通り過ぎる。

(いったい平日の真昼間にどういうことっ?

もしかして強制休暇取らされてるBMWの従業員か?)


あ~昔はここで子供を遊ばせたもんだわね・・・。


        
落ち葉が積もる風景(左奥が遊園地)              春はソメイヨシノでお花見気分



ゆったりスロープをたどって丘に上ると

中腹部分の広々~芝生はドッグランと言ってもいいくらい

犬の散歩に好まれています。

でも不思議と糞が落ちてませんね~。

(ほんとフシギだ・・・町中の歩道なんてひどいところありますから)

ここではちょっとだけリードをはずして自由行動させてやりましょ~ しっぽフリフリ


        

オリンピックタワーをバックに幸せなワンコ           丘の中腹は広々芝生で、お犬様たちのミーティングポイント

 

小一時間・・と思って歩き始めたけれど

あまりの気持ちよさに

芝生に腰を下ろしてしまいました(この季節に!)。

でも大分はだかんぼになった木々を見ると

ああ、冬はすぐそこまで来てるなぁと実感。。。



車 車 車 車


そうそう、環状線をはさんで反対側には

BMWの本社ビル・BMW博物館と並んで

オープンしたばかりのBMWワールド がど~んっと立っている。

これはショールームだけでなく、さまざまなアトラクションを

体験できる新しいタイプの博物館・・と言ってよいでしょう。

レストランやショップも充実してるらしい。

車にはあまり興味ない私も

いつか見学ガイドには参加してみたいものですわっ。         

        

  

未来空間・BWMワールド     

   





      
              







今夜はアメリカ大統領選

今夜はドイツの各テレビ局でも
アメリカ大統領選の経過を中継するそうだ。
バラック・オバマ氏が勝つといいけれど、さて、どうなりますか。
(選挙違反でもされない限りね・・?)
夜遅いので、多分結果は明日早朝のニュースでキャッチかな私は。

ブッシュにめちゃくちゃにされたアメリカの今後を注目したいですね。

つい先日
共和党の副大統領候補サラ・ペイリン
最後のとどめ?ゴシップが新聞に載ってました。
カナダのラジオ局の番組で
サルコジを装ったコメディアンがペイリンに電話するというもの(意地悪~叫び)。

これ・・ほんとかな~?って思いたいくらい、何だかすごくミーハーのオバカサンみたいじゃない?
一緒にアザラシハンティングしにいこうだのとすごいこと言う偽サルコジに
イェ~ッ音譜アハハハ・・・って笑うだけって??
彼女、「敬虔なキリスト教信者でよき妻・よき母」のイメージで受けようと思ったんでしょうけどね
後から後からボロが出てお笑いの種。お粗末さまでしたっ。

Mi lusingha il dolce affetto オペラ・アルチーナより

私の大好きなアリアをYouTubeで見つけました。
sung by Sarah Connolly

息子の課題

息子が通っている某私立学校学校では

8年生(中2)が一区切りの年だ。

8年間担任もクラスも持ち上がりでここまで辿りつき、

今年がその最後の年となりました。


その一年間の大きな課題は

各生徒の創作品発表

演劇プロジェクト

それも学年末ではなくて、

2月3月に予定されているものだから忙しい。


演劇上演に関しては

そろそろ演目の選択と発声練習から始まるはず。


で、今のうちに創作品のほうを進めてしまおう・・・と

彼はこの秋休みに賭けているというわけです。

作品はそれぞれ興味のあること・得意なものなど各個人が考えます。

それこそ何でもよい。

ただ、この年齢では五感に訴えるハードウェアなものが

好ましいといわれてます。

楽器演奏する子、ダンスする子、木工や手芸など手作業エトセトラ。

課題研究レポートといった観念的な作品は

後の12年生の締めくくりで好まれる題材だそうだ。


昔からかなづちトントン・大工さん仕事が大好きな息子は

我が家の怖がり犬のために犬小屋を作ることにしました。

昨7月にテーマを決めてから

まずはネットや本で情報収集。

夏休み後に大雑把な計画書と設計図を担当教師に提出。

日曜大工専門家(?)のおジジを現場監督に

材料を買出し、目下毎日裏庭の木工房でせっせと働いている。

あの2人、始まると止まらないタイプなので

時々ストップ入れないと大変なことになっちゃう。

それにレポートのために仕事経過を写真に残しておかないとね。

基本的にノータッチのわたくしですが

カメラマンだけは担当しておりますカメラ


果たして

どんな犬小屋ができますか・・。

床暖房?雨戸付?ドアには鍵を?・・なぁんちゃってね。

だいたい、あの犬が中に入るかどうかが怪しいもんですよ わんわん




Laurel Canyon 幸せの法則

Laurel Canyon2002年・邦題:幸せの法則)は
私の大事なDVDコレクションの一枚です。



クリスチャン・ベール見たさにレンタルしたのが
これがなんだかすごく好きになっちゃって
その後DVDとサントラCDまで揃えてしまったという作品。

監督: Lisa Cholodenko
ジェーン: Frances McDormand
サム: Christian Bale
アレックス: Kate Beckinsale
イアン: Alessandro Nivola
サラ: Natascha McElhone

ロサンゼルス。
芸術家が多く住む住宅街ローレルキャニオンを舞台に
元フラワーチルドレンで音楽プロデューサのぶっ飛びジェーンと
「まとも」な人生に憧れて東海岸の大学を卒業した息子サムの
親子の確執と愛情がメインテーマです。
サムの恋人で上流階級出身の真面目なお嬢様アレックス
ジェーンの目下のボーイフレンドでミュージシャン・イアンや
サムの勤務先の上司で美人なサラ・・・
彼らが織り成す5角関係が
女性監督らしく繊細に描かれている。

フランセス・マクドーマンドがすごくいい。カッコいい。
この作品では、お~いるいるっこういうハチャメチャな母親・・って
思わせてくれますが、実に多彩な顔をもつ演技派のようですね。


一方クリスチャンは、そんな母親が恥ずかしいのに
やっぱり根本では母1人子1人の絆は切れないサムを好演。
こういう悶々内向的な男がうまいわね、彼。


保守的な東海岸からサムにくっついてやってきたアレックスが
芸術家村ローレルキャニオンの自由な雰囲気にどんどん
のめり込んでいく様子も面白い。
ケイト・ベッキンセールって可愛いだけの女優さんじゃないんだね。
(パールハーバーなんかに出るからいかんのよ)


ナターシャ・マッケローンのサラも謎めいた魅力で
サムとの「言葉だけのラブシーン」はかなり色っぽいです。


それでですね、
イアン役のアレッサンドロ・二ヴォーラ
恋人・誘惑者・物語の潤滑油として二重マルなんですよっ。
エール大学英文学科卒のエリートらしいけど
こんなちょっと崩れた女たらし役がぴったりで・・。
(でもホントはいいヤツなんだって思わせてくれる)
そういえば、マンスフィールド・パークでもそうでしたっけ。



このお話
最後はなんだか最後じゃないような匂わせぶりで
そこがまた良かった。
チョロデンコ監督が直々にチョイスしたという音楽も
ただの貼り付けバックミュージックとは違う!
どこでこんな素敵な曲見つけてくるのかしら・・・。
ここでも、ミュージシャン役のアレッサンドロが味のある歌声を
聞かせてくれるのも楽しみのひとつよ~ん恋の矢



劇中アレッサンドロ・ニヴォーラが歌うShade and Honeyがよい~