◆重度の鬱のサイクル（Nちゃんの場合）

こんばんは。

雫石雪乃です。

先日、長男くん（小６）と歩いていたら、久しぶりに幼稚園の送迎バスを見かけ、先生たちが満面の笑みで大きく手を振ってくれて、嬉しくて私たちもキャーキャー言いながら手を振り返しました。

もうあの頃のサイズ（？）ではないのに、気づいてくれて、そして覚えていてくれたことが嬉しくて、ほわわわわーんと幸せな気持ちになりました。

その後、長男くんがふと思い出したように

「そういえばさー、僕、幼稚園の時にバスの中で爪を噛んでたんだけど、あの先生（バスの運転手さん）に、

”お！爪を噛んでるな！爪にはねぇ。。ハエさんの卵がくっついてて、爪を噛むとそのハエさんの卵がお腹の中に入っていって、大きなハエさんになって

ゲボーっ

って出てくるんだよ！”

って言われて、それで怖くなってその日からみんな爪を噛まなくなったんだよねぇ・・・」

としみじみ言っておりました。

お子さんの爪噛みでお困りの方がいたらぜひお試しください。

かなり効くみたいですｗｗ

さて。

今日も重度の鬱だったNちゃん（高１）のママのメッセージから。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

雪乃さん、こんばんは。

ブログ見ました！

そうなんです。
私、苦しくて苦しくて
病むかと思いました。
いや、病んでました。一瞬ですけど。

これほどの苦しみは人生初でした。
夜も眠れなくなり寝ないまま仕事に行き
何をやっても楽しくない
やる気ない
なんのために生きているのか、、
Nが元気じゃなくて、暴れるたびに
苦しくて苦しくて
これが鬱の初期症状では？と思うほど、、つらく、、
かろうじて仕事には、行く
そんな数日間

最後の最後に
Nに
怖い目つきで、

産んだのが間違いだ
殺せ
親なんだから殺せるだろ
首吊りの準備しろ
、、

この言葉はつらすぎて

ほぼ一瞬、私は病んでいました。
もう、死んでもいいとまで思うくらい、、

でも、雪乃さんが言うように

病んだ気（エネルギー）を体の外に出してあげれば、いいんだーって思って
苦しみながら、泣きながら、雪乃さんのCDを思い出し、、
感情解放や、、って
解放解放、と、感情解放にはげみました。

親子共倒れするんじゃないか、、
母や主人、友人まで巻き込んで、、病みの苦しみを、振りまきました。

でも、なんで、こんなにスッキリしたのか

感情解放なんです。

感情、気、、というものは、
これほどまで、人の身体をかえてしまう
ものすごいものなんだと、
身体で実感しました。

よくも悪くも変わる、

ものすごいエネルギーなんだと。
だったら、そのエネルギーをよく使えば、いいんじゃん、、と。

もっと修行して、
エネルギーを上手につかえたらいいなあと思っています。

雪乃さん、

M（長女・大学1年生）は、元気に学校行っていますが、
たまに苦しんでます。
他人の言葉ばかり気にしてますから、まだまだ、これからです。
そして、もっと感情解放必要です。
私はただ、ひたすら見守っています。

そして、
Nは、もう大丈夫
不安のかけらもわたしにはありません。

母は、また暴れるんじゃと、心配していますが、、
私は、全く根拠はないですが、不安がないのです。

元気だし、
今日も、クラス最下位だった試験の結果を、ショックだーと暴れずに受け止めている姿をみて
うん、Nは、大丈夫という自信しかありません。

感情というものは、
これほどまで人を変えるのですね。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

うん。

私も、NちゃんのNちゃんのママももう大丈夫だと思います。

もう暴れない、という大丈夫じゃなくて、暴れても二人とも大丈夫という大丈夫。

実は、今だから言える話ですが、初めてNちゃんのママと連絡を取り合った後、

Nちゃんのママを紹介してくれた姉に

「あの人は難しいよ。時間がかかると思う。

アプローチを間違えてしまうと大変なことになるから、慎重にね」

と伝えていました。

もちろん、当時の姉はなんのことか分からずキョトン。

良くも悪くも私の予感は的中し、本当に本当に分かり切るまで1年近くの時間を要しました。

それはなぜかと言ったら、Nちゃんのママ自身が自分は分かっていないということに気づいていなかったからです。まずは分かっていないということに気がつかせる。このことが実は一番難しいのです。一緒に取り組んでみて、姉もそのことを実感したようです。

でも、Nちゃんのママはこの1年のいろんな経験を通して

優しさが何か分からない、

雪乃さんが何を言っているのか分からない、

NちゃんやMちゃんが何を苦しんでいるのか分からない、

何をどうしたらいいのか分からない、

そういう「分からない」がたくさん増えて、自分が分かっていないことに気がつき、分からないことに苦しんだからこそ、ブレイクスルーが起きました。

最近、少し気が付いたことがあります。

弁財天ヒーリングを受けて強く好転反応が出る人と、好転反応など何も出ずにスルスルと病気が治ったり、物事がうまくいくようになる人の違い。

それは、「苦しみや辛さからちゃんと気づきを得たかどうか」の違いです。

苦しみや辛さから気づきを得て本当の感謝を知り、人や物事に対して謙虚になり、もう残るは体の症状だけ！という状態の方は、すぐに体の調子が良くなったり、運気がどんどん上がったりします。

けれども、苦しみや辛さから気づきを得ずに、ただただ

「苦しいのは嫌だ、早く良くなりたい」

と思っているだけの人は、好転反応が割と強く出ているように感じます。

例えば重度の鬱を患ったNちゃんとNちゃんのママの場合。

Nちゃんのママと今年の6月にこんなやり取りをしました。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

ある事実がわかりました。

Nの症状が安定しなくて、栄養検査したんですけど、
腸の状態が悪く、鉄不足、栄養不足がかなり酷いことがわかりました。
フェリチンという貯蔵鉄が異常に足りなかったのです。

栄養不足を解消すれば、鬱もてんかんも、すべてよくなるだろうという先生の話です。
脳の伝達がうまくいって無いとのこと。

鬱はだいぶいいんですが、、
やはり動きすぎると、かなり落ち込みの繰り返しで、なんでかなあと思っていたんです。

動くと、Nはフェリチンという貯蔵鉄が足りなく、すべて使い果たし、それで鬱鬱してくる、、

腸内に、カンジダという菌があり、それが悪さをし、栄養の吸収を悪くしてるそうで、
どんなサプリ飲んでも、さっぱり効かないわけだ、、と思いました。

グルテンフリー
乳製品をやめる
食事療法をはじめました。
サプリも、オールインワンのすべての栄養素が含まれてるものを、とりはじめました。

わからないことがたくさんあるんですね。

Nは1日、2日
学校行っては、1日、2日寝て寝て、また1日、2日と
繰り返しで。

Mも糖質制限して、雪乃さんヒーリングでよくなったので

Nも、、と思って栄養検査したら、、ひどい栄養不足でした。
腸の状態って健康には、大切なんですよね。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

Nちゃんも栄養不足でしたか・・・。

腸の状態が悪いということは、やっぱり「誰もわかってくれない」という思いが強かったのですね。

誰もわかってくれないと憤るたびに、腸が痛めつけられる

↓

痛めつけた腸を回復させるために、蓄えていた栄養を使い切る

↓

栄養が足りなくなる

↓

動けなくなる

↓

「学校行かなきゃダメだ。寝てばかりじゃダメだ」と（おばあちゃんに）言われて、「誰もわかってくれない」と憤る

↓

腸が弱る

↓

栄養を使い切る

↓

栄養が足りなくなる

↓

動けなくなる

↓

一番上に戻る

・・・・というスパイラルを繰り返していたのでしょうね。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

腸というのは「誰も味方してくれない」「誰も分かってくれない」と思った時に生じる怒りや悲しみのエネルギーが溜まる場所です。

ですから、Nちゃんが「誰も分かってくれない」と感じるたびに、そのエネルギーによって腸を痛め、痛めた腸を回復するために鉄分を使い切る、欠乏する、うつ状態になるというサイクルを繰り返していたのです。

ですから、これに対処するには、

お母さんは絶対的な味方であるという姿勢を貫き通すことと、

Nちゃんを批判する人から遠ざけること（もしくは批判をやめさせること）、

そして腸を回復させるために必要な栄養素を摂ることが必要になります。

このサイクルの中で一番大切な気づきは、

Nちゃん自身が「自分のことを誰も分かってくれない」と思っているから苦しいんだということに気がつくことと、

Nちゃんのママが「自分は娘のことを理解しているつもりでいたのに、全然分かっていなかった」ということに気がつくことです。

先日の、Nちゃんママのメッセージにこんなフレーズがありましたよね。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

苦しみが絶好調になりました
何をやっても楽しくない
やる気でない
なんのために生きているんだろう
Nを苦しめるだけで
何もできないダメ親だ、、
なんにもわかってあげるふりしてわかってあげてない
優しくない、ひどい親だ

ドンドンドンドン
つらくなり
眠れなくなりました。

苦しくて苦しくて
泣いてもがいて

Nはこんな気持ちで毎日いたんだ
Nはこんなに苦しかった、
こんな状態で学校行っていたんだ

神社の駐車場でひとりで大泣きしました。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

Nちゃんの苦しみがやっと分かった。

その時にブレイクスルーが起きて、NちゃんもNちゃんのママも苦しみから解放されたのです。

うちの姉の時もそうでした。

分かったフリでは、分からないままなんです。

理解のあるフリでは、フリのままなんです。

そんなことには子供だって簡単に気がつきます。

お母さんは優しいふりをしているだけでそうじゃないということにも簡単に気がつきます。

病気も不運も大切な大切な気づきのサインです。

そのサインに気づかなければ、何度でもそのサインはやってきます。

日々、日々、その大切な、小さな小さなサインに気が付いてくださいね。

自分で行う感情解放の方法