あなたの
「モラハラ夫」は時々
「あれ？なんだか
すごく優しいけど
怖い時とどっちが
ほんとうの夫なの？」
「あの、鬼のように
怖い夫は、今日は
どこへ行ったの？」
ととまどうような
優しさを見せることは
ありませんか？
たとえば、
「会社の近くに
新しいケーキ屋さんが
できたから、今日は
おすすめのケーキを
買ってきたよ！
一緒に食べよう♡」
とあなたの好きそうな
ケーキを買ってきたり、
「今日はお誕生日
だったよね？おめでとう。」
ときれいな花束を抱えて
ニコニコ顔で帰宅したり…。
そんな時は、
やっぱりほんとうは
優しい人なのかな？
怖いと思うのは私の勘違い？
と半信半疑に
なってしまいますよね？
このやさしい時期を
ハネムーン期といいます。
ハネムーン期には
あなたも
穏やかな態度で
夫に合わせ、
爆発期※にされた
ひどい仕打ちのことは
ひとまず忘れましょう。
※爆発期とは、不機嫌なうえ
暴言の嵐で夫が怒り狂い
攻撃してくる時期のことを
いいます。
夫が穏やかな
ハネムーン期に
あなたの不満を
一気に爆発させることは
絶対にやめましょう。
夫に思いを伝えたい場合は
「あのときは私を駅に
置き去りにされて、
とっても悲しかったのよ。」
「あなたからいつも
大きな声で怒鳴られるから
ものすごく怖いの。」
「無視されると
すごくさびしいのよ。」
と心情だけを
さらりと伝えましょう。
繰り返すうちに
時間はかかっても
あなたの言葉が
夫の心に響いていきます。
この時期の
やさしく穏やかさを
取り戻したかのような
夫の姿についつい、
「あの時はどうして
私をバカ呼ばわりして
怒鳴ったの？」
「こんなに優しく
してくれるのに
どうして時々私のことを
家政婦みたいに扱うの？」
こんなふうに
言ってみたくなるし、
聞いてみたくなりますよね？
穏やかで優しくて
あの暴言や攻撃など何事も
なかったかのような態度の
夫の姿を見たら、
半分怒りの感情を伴って
責めたくなるのも
当然のことです。
あなたの不満やもやもやも
どんどん溜まって
いきますよね？
でも、もしここであなたが
夫を責めるような口調で
つぎのようなことを言ったら、
たちまち
「モラハラスイッチ」が
入って
怒り狂う夫に変身！
爆発期に入ります。
「なんでそんなにのろまなんだ!!
そんなこともできないのか！」
「お前もお前の親も、
本当に頭が悪いな!!
子どもの頭が悪いのは
お前のせいだ!!!」
こんなことを
毎日毎日言われたら
そのたびに心にグサッと刺さり
立ち直れなくなりそうなほど
ひどく傷つきますよね？
でも、
あなたがうっかり言った
責めるようなひとことで
いったん夫が
こんなふうにキレてしまったら
その爆発期の長いこと！
穏やかな夫に戻るのに
数カ月以上かかることも
あります。
実は!!
「モラハラ夫」は
自分のモラハラ期の言動を
ちゃんとわかっていて、
それに対するやましさを
持っています。
だから、あなたに
触れてほしくないのです。
それなのに、
その部分を触れられると、
イラっとして
自分を守るために、
気持ちを隠すために
「モラハラスイッチ」を
発動させます。
弱い犬ほどよく吠える…
ですね！
「モラハラ夫」は
子どものように扱いながら
少しずつ少しずつ
変えていくことはできますが
治らないし、反省もしません。
だから、真っ向勝負で
体当たりしても
あなたが疲れて
挫折するだけなんです。
ましてや、返り討ちにあったら
耐えられないですよね。
ハネムーン期の夫には
爆発期の夫の言動を
追求したりせずに
ひとまず忘れて
お互いに穏やかに
過ごしましょう。
ただし、油断は禁物です。
しだいに
夫はイライラし始めて
緊張期から爆発期へと
移行し始めることを
お忘れなく！
」
