「君に届け」episode.19「」の感想など。


 何だ、いきなり神妙な面持ちでの爽子のいってきますの挨拶は?

 ああ、お泊り会なのね。母さん気楽だけど親父変に挙動不審やで(汗)

 とりあえず、何も余計なことせずに黙っててくれ(爆)


 ってなわけで、学校へ行くついでにお土産のようかんも持ってくのね。泊まり先は千鶴の家か。

 その千鶴に対し、が言うべきか迷っていたことを告げようとして、タイミング悪くそこへ爽子とあやねがやって来たので中断だ。

 気を削がれたので、詳しい理由は述べずに、明日と明後日は絶対に家に来るな、ということを告げたのみだ。

 何で?と頭の中でクエスチョンと、何故そんなことを言われなければいけないのかという怒りは、お泊り会のために家に帰ってからも続いていたのだが…

 そこであやねの言葉により、龍を怒らせた心当たりがないのかと聞かれ、ないよ~と言った直後に、この前龍が来た時に思いっきり追い返してやったけど、という、明らかに原因の候補として挙げられるものを平然と言ってのけましたよ(笑)

 直後に、それかも、と気づくんだが、すぐにそんなことでと逆ギレしたぞ(爆)


 ちなみに、明後日は龍の誕生日である。

 プレゼントなんてゴミ箱に捨ててやる、と思ったらやっぱできないと忙しいことこの上ないわ…


 それを見てあやねが告げた。


 ちづ、ゲームやりに行こ。今日は来るなって言われてないんでしょ?ついでに仲直りしておきな。


 とりあえず、それでまとまったよ。


 その頃、龍の家では翔太をはじめとするクラスメイトの男子達が集まってワイワイやっていた。

 そして龍は、タイミングが合わずに結局言えずじまいだったことを翔太に話していたのだ。まあ龍としては、正月でも会えるんだから、今回わざわざ千鶴とを会わせなくてもいいだろうと思っていたわけだが。

 その時、千鶴達がやって来た。双方ともに、何でこんなにいるの?何で来たの?とクエスチョンの飛び交う始末。

 ちなみにこの男子の集まりは、ジョーの慰め会だったわけだ。

 が、余計な一言を言ってしまったよこのバカども。あやねが最近失恋したから、合同慰め会なんざ言ってしまい地雷踏んだな。

 必死に怒りを抑えるあやねだけど、怖いの一言だっての!ジョーは1人でアホなこと言ってるし。


 が、そんなワイワイの中、千鶴と龍の間に飛び交う視線だけは火花が散っているような状況だった。

 まあとりあえず今日来るなとは言われていないので、龍も拒む理由はないってことで、3人も合流することになった。

 あらら、予想外の展開に爽子もドッキドキだよね。


 で、そんな集まりの様子を見ながら、何だか不思議な気分になる爽子。自分がこの中に入っていたり、恋愛話をしたり、好きな人とたまたま会えるなんて、今までの人生では考えられなかったのだから。

 その後、コップを取りに行く龍に気づき、これがいい機会だと手伝う&プレゼントを渡すことにした千鶴。


 そして、単刀直入に怒っているのか聞く千鶴だが、そうではなかった。

 が、やっぱあんな風に追い返されたことは少々傷ついたってのもあったらしい。そりゃ、一筋だと思っている相手にそんなことされちゃあねぇ?

 で、ここで思い出した。何か話があったのではないか、と。

 それさ、ホイホイと口に出して言えないわな。

 が、ようやく決意して口に出そうとしたその時だった!


 2人の前に、北海道から帰ってきた龍の兄、徹が現れたのだ。

 千鶴としては、突然の再会に胸躍らないわけがない。徹に飛びついて喜びを爆発させる。

 ああ、また龍は言うタイミングを失ってしまったよ。

 で、仕事が早く終わったということで、前倒しで帰ってきたんだって。


 ちなみに階下の様子は、上の部屋にいたあやね達も気づいた。あれが千鶴の初恋の人か、と。

 気づいた翔太も慌てて駆けつけていく。が、徹を独占したい気持ちでいっぱいの千鶴にシャットアウトされる始末だ。

 その後、相変わらずだな、という徹の言葉に、自分の格好を恥じ、何故か龍に八つ当たり。こらこら。

 まあ、何故黙っていたのかと龍を責めるのは正当かもしれんけど、龍の言い分としては、何度か口にしようとしたけど、タイミングを逃したってのがあるんだよね。


 ところがその後、千鶴は異変に気づく。

 徹が外にいる誰かに声をかけ、外からは女性の声が返ってきたからだ。

 そして、その女性、片山はるかの姿を見た時、龍の胸倉を掴んでいた千鶴の手から力が抜ける。

 で、徹の口から語られた真実。


 結婚すんの。


 その言葉に、千鶴だけでなく、爽子とあやねもビックリだ。

 お~い、ちづ、こっちの世界に戻って来いよ。

 で、徹から言われた、チビの頃から妹のように可愛がってるの、という言葉に、完全に脱力した感じの千鶴だ。

 この状況、外野の他のメンバーからすれば、最悪の二言で片付けられてしまうだろう。


 それに気づいてかどうかは知らんが、せっかく徹達が帰ってきたんだから、みんなはお開きにしようと翔太が告げる。

 うん、それがいいやもしれんね。


 徹に見送られ、表面上は平静を保っていた千鶴であるが、本心は動揺を隠せないはず。


 一方、帰ろうとした翔太に対し、俺があの状況で何か言ったら、千鶴は俺に気を遣われていると思いヘコむかな、と心配していたことを相談する龍。

 龍のせいじゃないよと慰めた後、自転車を走らせながら、龍はやはり千鶴のことが好きなんだろうと思う翔太であった。


 その後、爽子、千鶴、あやねの3人によるお泊り会は続行。

 表面上は気分上々な千鶴は連戦連勝らしいけど、あれから4時間もトランプにつき合わされている爽子とあやねはたまったもんじゃないって感じ(汗)

 で、あやねが大丈夫なの、と気遣うと、そういやまだおめでとうも言ってなかったなと何だか自分の恋路は諦めたようなそうでもないような発言をボソリ。

 そして、明日徹に会いに行こうかな、と言い出した。来るなと言われていたはずだけど、真実を知ればもう関係なし?

 が、あやねにしては珍しいミステイクをしてしまった。本人も言った直後に気づいたよ。


 そうだよ、もっといい人、他にいるって!


 で、千鶴が申し訳ないなというもんだから、失言してしまったあやねが慌てる始末。

 ってかこのお泊り会、あやねの慰め会だったのかよ!

 つーかあんたら、深夜何時まで遊んでんねん!


 その夜、ってかもう日がのぼろうとしてたぞ。

 爽子は眠れなかった。

 それは、千鶴との会話を思い出していたからだ。


 その後、目を覚ました爽子は、既に千鶴が起きていたのに気づく。だがそれは、眠れなかっただけかもしれない、と感じるのだ。


 そして、千鶴の家を後にした爽子とあやねであるが、表情は暗い。

 千鶴の予想外の反応に、どうすればいいか戸惑っていたからだ。

 何かやれることがないかと呟く爽子であるが、さすがのあやねも解決策は見つからない模様。

 が、涙する爽子は、気持ちがよく分かっていたのに、何も言葉が出てこなかったことを悔やんでいたのだ。

 それはあやねも同じだった。


 友達って、こういう時にどうすればいいのかな?


 それが、爽子の疑問であった。

 そして、宣言通り翌日に徹に会いに行こうと、家の前まで来た千鶴だったが、親父さんの豪快な笑い声を聞き、玄関の前で自分の立場がどういうものなのかを考え直すのだ。


 あ、急に小3の龍と千鶴の回想に入ったぞ。顔全然変わってなくね(爆)

 ちなみにその時の徹は高2である。この頃からキラッキラしてたぞ。

 そして、虫を採っては徹に見せに行って、一緒にいた女の子を怖がらせるの繰り返し?

 ってか、何でそんな思い出しか出てこない(汗)


 そして、徹には彼女がたくさんいたけど、どれも長くは続かなかったという背景があった。

 そこに千鶴が原因として含まれている可能性を否定できないんですけど(爆)

 まあそれは別として、そういうことがあったために自分の夢がいつも徹のお嫁さんとして続いていたことがあったんだよね。


 で、千鶴は立ち上がり、徹に会うことなく、そのまま立ち去ったのだ。

 自分の夢を叶えるのは、自分ではない、なんて考え込んでしまったようだが大丈夫か?



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