更衣室でO嬢に会ったので、一緒に入水。
O嬢 :「あ。校長先生じゃん。yutahaちゃん、ほら。見てみた?」
me :「私、目が悪いからドコにいらっしゃるのか…いらっしゃいます?」
O嬢 :「ホラー。あっち!そっちじゃないってー…いまホラ、スロープのトコで何かやってる人!」
me :「あぁ!…校長先生、髪切りました??」
O嬢 :「??!…帽子被ってる人の髪なんてわかるもんだ?あんた目が悪いんでしょ?」
乱視と近視が素敵に入り混じって視力自体はかなり残念だが、人物が特定できれば、あとは勘。
数十分後。
コースロープを潜って、校長先生が大広間にお越しになる。
そのタイミングは丁度ワタクシが諸手伸の途中で次の動作のしかけに入る直前。
me :「っ…ぶね~ッ。って、こんにちは!」
先生:「こんにちは~♪」
me :「先生、髪切りました?」
先生:「うん。久しぶりにトコヤに行ってきた!」
そのときコースロープ前をクロールで通り過ぎるO嬢。
彼女のコースの水面をペシペシ叩き、O嬢が壁にタッチして顔をあげる。
me :「やっぱり先生、髪切ったって!」
O嬢 :「だっけさー。なんで遠目で見て髪切ったかどうかが分かるん?
先生、聞いてくださいよー。yutahaさんが目が悪いから先生を見つけられないって。
そう言ってながら、見つけた途端に“先生が髪切ったみたいだ”って言うんですよ」
先生:「うん。髪切った!」
O嬢 :「帽子被ってて髪切ったかどうかなんて普通、わからないわー?
師弟愛が強すぎるんじゃねんだー?どうなってん??」
二人:「「 (=ΦwΦ=)ウフフ…」」
師弟愛というのと、少し違う気がする。
そしてオモムロに片手抜で進み始める校長先生。
me :「あッ。先生がアレで行ったから、Oさん、タイミングを見ててねッ」
O嬢 :「はいよー。アンタも後についていけね」
me :「では、お願いしまーす」
到着地点で待つ校長先生。
先生:「^^ ゆっくりな片手抜らね!」
me :「先生のタイミングについていっただけなのですが…違うんですかね??」
先生:「どれ、雁行すっかね?」
me :「はーい」
れれれッ???
いまきた片手抜よりスピードアップしてませんか??
先生:「^^」
me :「や。先生、さっきより速いですよ!」
先生:「じゃあ、もっと速いのイくかね?」
校長先生とワタクシの車間距離ならぬ人間距離の両脇でバタフライが始まり、
校長先生的には追い風チックなキックの波が。
ワタクシの立場からは大きなうねりとシブキがくるという、切ない環境におかれる。
ときどき身体もヨレ、速さも増したことから、校長先生の待つ手前まで行く寸前で息も絶え絶え。
日本泳法を齧り始めて初めて溺れるかもしれないと思ったり…そんくらいアブナかった。。
先生:「^^」
me :「もうね( ´Д`)虫の息です。明日、先生の教室のあと、皆さんで練習でしたかね?」
先生:「あぁ、そうらね!こないだ風邪気味だぁ、言ってたっけ
“体調管理をしっかりせい”って厳重に注意したったんだ」
me :「あ、それで思い出した。日曜、皆さんがお帰りになった後で自主練習をしてたのですが、
クロールの速いお嬢ちゃんを避けたときに、派手に壁を蹴ってしまって右足の甲が…」
昨日あたりから急激に青みがかって見事に膨らんだ右足の甲を、お目目汚しながらに見せる。
先生:「お!だいぶ、やったな?蹴ったそのときって、あ!って感じだけどさー」
me :「そうなんですよ。水で冷えるから尚更気づかなくて」
先生:「うんうん。当たったなーって思ってるくらいで、水が冷やしてくれて気づかないよね!」
me :「で、水から出てジワジワきてるっていう…」
先生:「そーやんだ」
このあたりの話はプールの壁に限定せず、コースロープで足の指を切る話にも置き換えられます。
多分きっと『日本泳法あるある』ネタだと思われ。
それにしても、今日は3回。
校長先生の背中についていきながら片手抜の雁行を致しましたが、
2人以上いるから出来る話でもあるし、あとどれくらい校長先生と雁行が出来るんだろう…。
そう考えると、1回1回が貴重な場面で、少しでも身体に覚え込ませたいなーと思う次第。
あ。ヘンな意味ではなく、校長先生と同じ時間帯にプールの水を共有することが、
多分段々難しくなってくるという、物理的にどうしようもない事情で申し上げているだけです。
それにしてもオラが県において、競技人口のオヨソ30名という状況の游ぎであるにも関わらず、
ホームプールで雁行ができるってのは、ほぼほぼキセキと言っていいと思ふ。
とんでもなく幸せな瞬間であることを、今更ながらにシミジミ実感。
関係ないけど久しぶりにPMSがキツイです><