昨夜、校長先生が指定してきた本日のプール入水時刻には間に合わないと思う、と
予め断ってはいたものの、それでも努力して指定時刻15分遅れでの入水。
ありー?
校長先生、居ないじゃん。
周囲に尋ねても「見てないよー」「来てないよー」とのこと。
ま、いっかw
丸3日、水に浸かれないでいたので身体を水に慣れさすべく、練習練習♪
なーんて言ってるうちに、校長先生、登場。
ちょっとォヾ(・ω・o)時間指定してきた方が、指定時刻より45分遅れてくるって、どういうこと?!
諸事情あるでしょうから、ソコを責める気もないし、ただ逢えて嬉しい。
お互いニコニコと手を振りあって、校長先生はウォーキングへ。
ワタクシは自分の練習を続行。
2回目の拷伸で戻ってきたときに、知らんじーちゃんから声をかけられる。
爺:「あんた、なかなか横泳ぎが上手だねぇ!」
私:「恐れ入ります」
爺:「でも、あんたのはタダの横泳ぎ。本当の横泳ぎってのは両手で水を掻く!」
私:「へぇ~ッ、そうなんですねぇ(・◇・) 」
爺:「あんたのは横泳ぎかもしれないけれど、日本泳法じゃないからサ。
教室プールに行ってみた?あそこ行くと偉い先生が3人くらいいて、
あんたなんか口もきけないほど凄い先生が日本泳法とは何ぞやって張り紙してるんさね」
私:「張り紙って、もしかしてアソコで歩いてる校長先生が書いた…??」
爺:「俺は目がわーりスケ、誰がいるかはワカラネけど、こんげトコに来る先生じゃねんて!
あんたが知らない先生だ。兎に角、一度ちゃんとした日本泳法を習ったほうがいい」
私:「ご助言、ありがとうございます…」
游方草で戻ってきたら、校長先生がそのじーちゃんと話してる。
先生:「おう、こんちわ!」
me :「こんにちは~。さっきコチラの方が、ちゃんとした日本泳法を習ったほうがいい、って。
だから、ちゃんとした日本泳法ってヤツを、いつか教えてください♪」
先生:「 (⌒▽⌒)アハハ! 」
爺 :「いや!あんたはなんで校長先生から教わってるって言わなかったん?
日本泳法、上手らねっかて!いま、校長先生にも上手なコがいるっけ、って、
あんたのこと、なじらか見てもらおうかと思って話をしったんよ?」
謎のじーちゃんの正体を後で校長先生に訊いたら「はじめて教室」の生徒さんなんだそーで。
それにしても、このじーちゃんの手のひら返した対応には、びっくりだ。
口もきけないほどの方らしい校長先生と、フツウに話しててごめんだよ 。
語りたいじーちゃんの話を遮ったら、それはそれでじーちゃんが面白くないんじゃ?
自信満々に語るじーちゃんに対して、反論できるほど日本泳法について知識もスキルもない。
実際はじーちゃんの勘違いダラケってとこだったようですが、
いかんせん、ワタクシってば日本泳法教室に通い始めて日が浅ぅございますから、
一気にまくしたてられたりすると、素直に「へぇーッ(・◇・) 」となるのでございます。
基本、アホやし。
校長先生は今日はそんなに游ぐ気はなかったようで、上からばかり見てゐる。
おかげで、たまに出る『あおり越し』を指摘していただき、自分で対策を練ったところ
「そういうの、イイヨ!」とアッサリ採用されたくらいにして( ̄∇ ̄*)ゞ
足はあおり足、手はスカーリングで浮きながら、スペース探しをしていたとき。
先生:「諸手抜、やるかね?」
me :「抜の方?!…無理っす」
先生:「ふーん」
って断ってから激しく後悔。
ヤレそうに思えたから声かけがあったのかもしれないじゃないか。
だけども「やっぱヤル」とは言いづらいものがあって、少々顔色を窺ったりなんかしてw
先生:「じゃあサ、両手を後ろに肘抱えて組んであおり足で進んでみた?」
me :「小手搦、でしたっけかね…」
先生:「うんうん。よく浮くねぇ!…ドレ、片手抜の雁行、すっかね?」
me :「ガンコーですか…タイミングが合うか不安ですが」
先生:「俺ぇ、後ろから付いてくっけ、先に行っていいよ!」
me :「先生が後ろってのも素敵にプレッシャーなんですよう( ノД`) 」
先生:「 (⌒▽⌒)アハハ!」
ぶータレつつも、ゆっくりめに片手抜。
先生:「うん。一水会みてな片手抜らね!」
me :「あの、私、わかんないんですけど、そんなに変なんですか?一水会の游ぎって」
先生:「!!…全然変じゃネーヨ。一水会のは勢いがあって、いかにも若い人の游ぎだ」
me :「うでも、我々がやってるのは違うのでしょう?腰のトコのタメがどうのって」
先生:「うん。前に誰かに言われた、言ってたったかねぇ?
津山の神伝流は年寄りの游ぎだっけ、腰のトコに手を当ててる時間がちっと長いね。
どれ、じゃあ、今度は俺が前に行くっけ、雁行できたらついてきて」
me :「はーい」
前に人がいたらいたで、抜手のタイミングを合わせるのに混乱する傾向にある。
けれども今日は教室ではないので、ゆっくり校長先生の3掻き目辺りから合わせ始めて付いていく。
途中で方向転換したりして、ちょっとしたホームプールにおける余興のような感じに。
雁行が終わったら、大広間の顔ぶれが皆さんニコニコ。
「お揃いで楽しそうね」「素敵な先生から教わってるね」「真似したいけど出来ないわ」
なにしろ片手抜はカッコイイってんで、ホームプールでは評判が良い。
浮身筏流しをしてると「ナンダアレ」「気持ちよさそうに浮かんでるね」と評判は割れる。
校長先生によると速いヒトだと1日もしないで諸手抜ができるようになるとか。
足の力と泳力がついて、諸手抜に挑めるようになったら、
より目立つであろう諸手抜で校長先生と雁行したら、もっと皆さんのニコニコが増えるかしら。
そんな日が来るかどうかは、お釈迦様でも知らぬ仏のお富さんですが、
よもや校長先生の口から「諸手抜」が出るとは思いもよらなかったので、ドキドキしております。
いまのところ謎なのは一水会とやらの游ぎと、横泳ぎと日本泳法の明確な線引き、でしょうか。
ところで校長先生が帰ってからズイ分経つというのに、高いところからの視線を感じる。
気のせいだろうか、否、そうでもないような…と、恐る恐る方向を見ると!
2m越えの色白アメリカ人男子がジッと見ていたので、慌てて2コース向こうの彼に手を振る。
先方も笑顔で手を振ってくれたけど、見てないで声をかけてくだされば…という気持ちも。
彼、今日は誰とも話をしないで、サッサと帰っちゃったけどサw