7連休最後の日もスタジオで練習の予定だったのですが、ちょっとアクシデントがあって音出し出来ず。

しかたなく譜面のお勉強です。

 

こちらのサイト(「川原聖仁のトロンボーン初級ドリル)が参考になりました。

 

一応基本的な譜面の読み方はわかっているつもりだったのですが、ジャズの譜面では初めてお目にかかるものがけっこうあります。

 

例えばコレ。

「グリッサンド」?

キーボードだったら、上の音から下の音まで指を滑らせればいいのでしょうが、管楽器の場合はそうはいきません。お手本の演奏を聴いていると上の音を伸ばしておいて下の音の手前に2音か3音入れる感じ。

 

もうひとつ、このパターンもあります。(後のほうの小節)

終着点が無いやつ。

フォール」というらしい。適当に落とす感じでしょうか。

 

言葉で要注意なものもあります。

楽譜の基本用語はたいていイタリア語なのですが、ジャズで追加で書いてあるやつは英語のことが多いです。

 

パートのところに書いてある「alternate alto sax 2 (doubling)」

次回のレッスンで先生に聞いてみようと思いますが、「オリジナルは1stパートだけなんだけど、2ndがあるならコレやってね」って感じでしょうか。

 

リピートの部分によく書かれているのがコレ。

tacet 1st time

play 2nd time only

 

最初にバンドと合わせたときは、音符を追いかけるのに必死でつい1回目から吹いてしまい、後で隣のサックスの先輩に指摘されてしまいました。

 

big rit.(conducted)

「rit」はイタリア語で「ritardando」(=リタルダンド=遅くする)

これに英語の「big」が付いてる! まあ、わかりやすいですね。

 

on cue

「(指揮者の)合図に合わせて」

一旦止まった後の一斉に出るところとか、リタルダンド→フェルマータの後の一斉に出るところ

とかで使われます。

ジャズでは、ここになにかの楽器のソロが入ってエンディングで使われることが多いですね。

 

soli

「solo」は一人で演奏。「soli」は「solo」の複数形ですから、複数でソロをやる? サックス隊みんなで同じメロディを吹いてね、って感じでしょうか。

 

trumpet break

open

なんてのもありました。いかにもジャズらしい! 

小節数だけ決めて(それさえも決まっていない?)あとはソロ楽器に好きなようにやらせるよ、というところでしょうか。

 

build

これは最初まったくわかりませんでした。「建築物のように積み上がっていくイメージでだんだん強く」のようです。

 

他にも奏法の記号とかあるようですが、そもそもその奏法自体ができなきゃしょうがない。

 

ぼちぼち一歩ずつ。

 

本日の名盤

リー・コニッツ&マーシャル・ソラール「Duplicity」(1977)

01. Duplicity

02. Roman Walkings

03. Esselle

04. Words Have Changed

05. November Talk

06. Blues Sketch

07. Rhythm Sweet

 

YouTubeに突然出てきて、聴いてみたらどんどん引き込まれていきます。

1977年にこの演奏って、すごくないですか。

 

リー・コニッツは、昨年の4月にコロナで亡くなってしまったそうです。92歳でしたが、その直前まで演奏活動していたんですよね。

 

この演奏は2017年! すごいです!

 

 

でも、もう少しで渡辺貞夫は彼の歳を超える!