昨日は、大塚にある「GRECO」というライブハウスに「激レアスパコネ〜大新年度会!〜」を聴きに行ってきました。
「スパコネ」とは「スパニッシュ・コネクション」のことで、もう20年以上活動しているグループです。「スパニッシュ」という名前から連想されるようにスペイン音楽に触発されてはいますが、独特の風味を持ったバンドです。
何年か前から聴きたいグループだったのですが、なかなかチャンスがなくやっと実現しました。
「GRECO」も一度行ってみたかったライブハウスで、こちらもやっと実現しました。
オリジナルメンバーは
伊藤芳輝(ギター)
平松加奈(ヴァイオリン)
吉見征樹(タブラ)
の3人ですが、リーダーであるギタリストの伊藤芳輝が昨年亡くなってしまい、リーダー無し、ギタリスト無しで活動を継続しています。
今日は、更に
箭島裕治(6弦ベース)
Yui(ヴァイオリン)
田中詩織(ヴィオラ)
三間早苗(チェロ)
服部恵(パーカッション)
が加わった7人編成です。
客席(30人くらい?)を見渡すと、女性比率が非常に高いです。ジャズのライブだと、私のような(あるいはもっと上の)爺いばかりなのですが、かなり雰囲気が違います。
どうもスパコネの常連さんが多いようで、席を離れたお客同士でも挨拶が交わされたりしていて和やかなムードです。
わたしのような新参者はちょっと場違いな感じ。
第1部は、ちょっとびっくりの「スパコネ劇場」でした。「寸劇」なんてものじゃない、ちゃんとしたお芝居を7人で繰り広げ、演奏は無し。
この内容が、めちゃくちゃ面白く、素人の演技とは思えないクォリティ。ちゃんと伊藤芳輝を偲ぶ内容になっていて、しかもその内容がメソメソしたものでなく大爆笑を誘うものになっているのはさすが。伊藤氏の人柄でしょうか。
第2部でいよいよ演奏です。
たぶん、全曲伊藤芳輝の作曲。
中心は、タブラの吉見とヴァイオリンの平松ですが、他のメンバーとの息もぴったり。
特に弦楽器のアンサンブルがカッコよかった!
このメンバーでしか味わえない楽しいライブでした。