健康食品としての「木炭」 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 “日本の木炭産業の振興を目ざす「炭やきの会」というのがあって、どんぐりの学名である『くえるくす』という名の機関誌を出している。その最近号に、一九八六年一一月三〇日付の人民日報の記事が紹介されている。記事の見出しは「愛吃木炭的大熊猫(木炭好きのパンダ」。中国四川省の野生のパンダは、人家の炊煙を見つけると、遠い山からでも昼夜兼行でかけつける。真夜中になるのを待って、「いろり」の側に座りこみ、前脚で「いろり」のなかの木炭をつかみだして、いかにも楽しそうに食べるという。この木炭好きのパンダはあちこちの地区にいることがわかった。

 パンダが木炭を好む理由として、三つの項目をあげている。木炭を食べると、腸内にいる回虫が住みにくくなって、すんなりと体外に排出されること、竹類という単一のたべ物に頼っているためにおこる微量元素の不足を補うこと、それに、木炭特有の香りにひかれることである。

 理由のほうは、どれだけ学問的裏付けがあるのかわからない。しかし、炭素が植物や微生物だけでなく、動物の生活とも深いつながりをもっていることの一端を見るような気がする。

 炭素は微生物や生体組織とよく共存するといってきたが、回虫にとっては逆に住みにくくなるらしい。

 パンダの話と一緒に、人間の話をするのもいささか気がひけるが、最近、経口吸着剤とよばれる粒状の活性炭を飲んで、腎臓病患者の透析回数をへらすという臨床実験が、東大第二外科や国立王子病院、あるいは昭和大学などで行なわれている。直径が〇.三ミリメートルほどの、大きさのそろった、きれいな炭素の粒である。石油の軽い成分からエチレンをつくるときに一緒にできる重いアスファルトのような成分が原料になる。この原料を粒にして、すこし工夫した方法で、一〇〇〇℃以上まで加熱してきれいな炭素の粒にする。これを高温の水蒸気で処理して活性炭素にしている。

 一グラムが二五〇〇粒ほどで、表面積にすると一二〇〇平方メートルになる。この広い表面が、腸のなかの好ましくない成分を吸着してくれる。

 血液透析が必要になりそうな患者さんが、毎食後に、二、三グラムを飲みつづけると、透析開始までの期間を平均九ヶ月、最長二カ年ものばすことができ、透析中の場合は透析回数がへらせたという。

 

 (大谷杉郎「炭素新時代 超電導から宇宙基地までの新素材」(ダイヤモンド社)より)

 

 

・出口王仁三郎著 「愛善健康法」より 

 

“心臓病……松炭の一寸ほどの長さのものをこまかく粉にして、毎日一回、一さじずつ飲むとよい。”

 

 “肋膜炎……肋膜炎にはユズリ葉六枚を黒焼きとして粉末とし、三度くらいに分服するとよい。たいがい一回で功を奏すれども、もしきかざれば、二回まで同様のことを繰り返してもよし。”

 

*松炭の粉末を練り込んだ「松炭飴」(「みろくのど飴」とは違います)は、(株)天声社から購入できます。

 

*「カタカムナ」の応用で、土地の波動を高め、ケガレチをイヤシロチに変える『埋炭法』というのがあります。地面に約1mの深さの穴を掘り、木炭を5、6俵入れると、半径10mの範囲の土地がイヤシロチ化するというものですが、もしかして炭を食べることで、肉体そのものをイヤシロチ化できるのかもしれません。最近は食用の炭粉も販売されており、確かにデトックスに効果があるようですので、血液の浄化も期待できるのではないでしょうか。

 

*埋炭法について、なぜ炭を埋めることで土地の波動が高まるのかはわかりませんが、そういえばエドガー・ケイシーがリーディングで作り方を指示した『インピーダンス装置』は、確か内部に木炭粉が詰められています。アストラル体を浄化することができ、認知症などにも効果があると言うことですが、そのメカニズムについては明らかになっていません。木炭には、まだ我々の知らない未知の力があるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 


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