昨日の記事 「女性は何故 『セックス』 でイケないのか(2)」 の続きです。
そもそも女性に、イキやすいタイプと、イキづらいタイプがあるのは、自然淘汰の洗礼を受けていないからなわけですが、そんな 「生まれつき」 の問題であるにもかかわらず、何をどうしたら良いのか誰も何も教えてくれないので、何も一向に改善しないというのが、前回までのあらすじです。
今回は、女性がイケない三つ目の理由を説明します。
女性がイケない理由(その3)
三つ目の理由はズバリ、パートナーの 「能力不足」 です。
男の 「力不足」
女性のパートナー、つまりは男の 「能力不足」 と言っても、いろいろあります。
「男性/器の大きさ」 や 「持続時間」 も、もちろん能力には違いありませんが、ここで言っている 「能力」 とは、そういう狭い話ではなく、もっと広い意味での 「能力」 です。
「知識不足」 や 「経験不足」、「技術不足」 もあれば、「根性不足」 や 「体力不足」 もありますし、本人は 「睡眠不足」 なのかも知れませんが、「愛情不足」 に 「認識不足」、「配慮不足」、「観察不足」 に 「指導不足」 などなど。
「言葉不足」 は誤解のもとですが、せめて女性から 「役不足」 と言われる前に是非自己の 「能力」 を高めていって下さいと言うこと。(^^;
男が認識する 「セックス」 というのは、接合部分に集約されますが、女性が認識する 「セックス」 というのは、五感全体で感じているものだということです。
ですから、男を欲情させる場合、キスなんかは不要で、アソコを刺激さえすれば、もう9割方目標を達成したも同然であるのに対して、女性の場合は、五感を高めていくのが重要なのです。
だから、男は 「男の能力」 と言われると、「大きさ」 とか 「持続時間」 をまず連想しますが、女性が求めている 「男の能力」 というのは、それももちろん大事ですけど、しかし局部は全体のほんの一部に過ぎないということ。
そこをきちんと理解しないと、男性は女性をイカせられないし、女性もイキません。
当たり前なのですが、女性を感じさせたいならば、女性の身になって、女性が感じるようにしないと女性は気持ち良くないということです。
自分はそれが気持ち良いからといって、男の感覚で、局部をガシガシと 「一点責め」 されても、痛いだけで何も気持ち良くないということ。自分善がり、男善がりなセックスでは駄目というのは、そういう意味です。
セックスで大事なのは、「心・技・体」 の総合力です。
もちろん男の 「ブツ」 は物理的刺激を与える道具としては、とても重要な要素のひとつですし、「持続時間」 も刺激を累積的に与える意味ではとても重要です。
しかし、「オーガズム」 とは、性的な刺激による興奮がその人の限界を超えたときに起こる現象 です。
「女性をオーガズムに導く」 というのは、すなわち、「女性の性的な限界点を超える(打ち破る)ということ」 なのです。そしてそのためには、男も正しい知識に則り、自らの 「心・技・体」 を鍛える必要があるということ。それ以上でもなければ、それ以下でもありません。
つまり、女性がイケないのは、いろいろな理由が考えられますが、男性のパフォーマンスの総合力が、まだその女性の限界を超えていないということなのです。
パフォーマンスを低下させる要因
そして、その理由もいろいろです。
イクのが怖くて女性が無意識に自分でブレーキを踏んでいるような場合もありますし、男性がセッセと一途に励んでいても、思ったように相手に刺激が伝わっていなかったりすることもあります。
AV の見真似で 「パンパン」 と勢いよく力まかせに腰を振ったところで、女性の興奮が高まっていなければ、それは単なる男の空回りで、男の自己満足に過ぎないということ。そんなの全く意味がないということです。
ましてや女心を顧みることなく、勃ったら入れて腰を振り、出したら終わりでは、女性は心も身体のどちらも満たされません。そもそも、そんな稚拙なセックスで、女性をイカせようなんて方がおこがましいわけです。
女性が限界を超えられないのは、必ずしも、男ばかりが悪いわけではありません。女性が原因となっている場合も多々あります。
しかし、そういうところは、きちんと男が気がついて、直してあげないといけないのです。そして、女性はそれに素直に付き従うこと。
何故だか分かりますか?
「セックス」 は、「理性」 で為(な)す行為ではなく、「本能」 で為す行為 です。
「男女平等」 というのは、あくまでも、社会での立ち位置や取扱い上の話であって、生理学的には、男と女は同じものでもありませんし、機能的にも求められる役割的にも全く異なる存在です。
「セックス」 は、少なくとも 本能の赴くまま、太古の昔の男と女がオスとメスに成り切って織りなす行為である、ということです。
脳神経学的にも説明出来ますが、理性を抑えることの出来ない女性や、自我の強い女性、男性に素直に従うことが出来ない女性がいつまでたってもイケないのは、簡単に言うとそういう意味です。
セックスにおける 「心・技・体」 とは
女性を 「オーガズム」 に導くために、男性に求められているものは、長さ・太さ・持続力など必要とされる身体能力だけではなく 【体】、必要とされる 「知識」 や 「技術」 も身に付けており 【技】、そして何よりも、女心を理解し、女性を安心させ、女性を包み込むだけの 「器量」 【心】 が求められているということです。
今、学校で教えている 「性教育」 もそうですが、「男性の性」 は、生殖の性であり、生物学的な性であって、子作りに必要なものでしかありません。
女性を 「オーガズム」 に導き、男女の間で 「愛」 を交歓するためには、「女性の性」 に立った 「セックス観」 を身に付けなければいけないのです。
終わりに
いろいろな女性との出会いがありました。
40代も長くなり、そして、数字のダイヤルが二桁同時に動いて、50代になった途端、自分はもうお婆ちゃんだとばかりに、まるで自分に言い聞かせるように、神社仏閣巡りをし、男女の性を諦める女性もいれば、
自分をイカせてくれる男性を探し求めていながらも、我の強さゆえに、結局は最後までイクことは叶わず仕舞いの女性もいましたし、
もう、さっさとイクのは諦め、「若い男」 に走って、母性本能をくすぐられることで 「オキシトシン」 を分泌させ、誤魔化している女性もいました。
こういった方々とは、実際にはお会いしていませんが、
かと思えば、
「偶然という名の必然」 という 「縁」 をうまく摑まえ、その縁に身を委ねたがゆえに、長年イケなくて、自分を 「ポンコツ」 呼ばわりしていたほどの女性が、「中イキ」 を覚え、「多重イキ(マルチプルオーガズム)」 を覚え、今では 「脳イキ」 も出来るほどになった女性もいます。
過去に毎回わざわざ新幹線で会いに来てくれていた女性は、今では地元でカレを見つけたと、風の便りに聞きましたが、元気にしているのでしょうか。
彼女も1回の 「セックス」 で20回も30回も達してしまう、「多重イキ」 が出来るようになった女性の一人ですが、カレとの充実した時間を過ごせていることをお祈りしています。
***
自分は、基本的にはどの女性も 「イク能力」、「イケる能力」 を持っていると思っています。
しかし、それを引き出すためには、言うことに従ってもらう必要がありますし、指導に従ってもらう必要がある。
しかし、それが出来れば、誰でも同じようにイケようになりますし、「補助輪なし自転車」 に例えて説明しましたが、一度乗れるようになれば、他の自転車であっても、ずっと乗れるようになります。
女性は、たった1回でも、経験さえすれば、それは身体の神経が記憶しています。
だから一度でも何かヒントを掴んだら、多分時間は掛かっても、自分で辿り着くことが出来るのではないかと思います。
これに引き換え、「女性をイカせることが出来る男性」 の養成は、結構大変なのです。
つまり、「イケるようになった女性」 は既にコツを掴んでいますので、「女性をイカせることが出来る男性」 ではなくても、イケるようになるのです。
逆に、「イケない女性」 を目覚めさせるためには、通常、女性をイカせる以上のエネルギーを必要とするわけです。
もちろん 「イキやすい女性」 は、イケますし、「イケない女性」 であっても、長いこと夫婦で睦まじく暮らし、ちょっとした脱力が功を奏して、あるとき突然、女性が 「イク」 キッカケを掴んだみたいな、そういう 「ラッキー」 なケースもあるかも知れません。
***
人間、イカなくても死にません。
だから、さっさと諦めて、自分の興味を他に振り替えるのも人生なら、とことん追求するのも人生。
自分の人生なのですから、他人が決めるものでもなく、他人の顔色を伺うものでもありません。
ただ言えることは、「オーガズム」 は、あらゆる生き物にとって最大の 「報酬」 であるということ。
そして人は、朽ち果てるその日まで、「性」 に対する欲望からは逃れられないということです。
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