昨日の記事 「オーガズムとは(9)」 にも書きましたが、「女医が教える『本当にいいS/EX』」 という記事の中で某女医が 「体位」 について dis っていたので、「体位」 について話をしてみたいと思います。

 

しかし、この女医さんは彼氏とか旦那に、「背面M脚騎/乗位」 とやらをやらされたのでしょうか?(苦笑)

記述の中には、「言わんとしていることが分からなくもない」 ところもありますが、彼女は自分とは異なる価値観を否定するところから入りますので、そこが大変残念です。

この 「背面M脚騎/乗位」 とやらも、鏡に映してみるには、なかなか卑/猥なポーズですし、女性の 「Gスポット」 に当てるには、なかなか悪くないポーズかも知れません。(笑)

 

彼女は、

女性が快楽に集中できないような、つらく無理のある体位をこなすのは、男性のエゴでしかありません。

と言っていますが、確かにそのような 「アクロバティック」 な体位や姿勢が辛かったりする体位では、女性は快楽に集中できないのは事実でしょう。

しかし自分は、「今日はこの体位をやってみよう!」 と言って、お互いが協力しあうことは、悪いことではなく、むしろ微笑ましいとさえ、思っています。(笑)

 

いきなり、「ぺぺぺっ」 と唾をつけて、男性自身を無理矢理ねじ込んできて、ピストン運動をしたかと思ったら、しばらくして男が 「プルプルプル」 と、身体を震わせて終わるような無味乾燥な交尾セ/ックスよりは、ずっと楽しいと思います。

 

お互いが納得尽くで、楽しんでいるならば、「男のエゴだ!」 とめくじらをたてて、騒ぐようなことでもありません。(苦笑)

 

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セ/ックスの 「体位」 については、古くは、「江戸四十八手」 に見られるような体位の 「型」 や 「呼び名」 はあるものの、基本的な 「体位の考え方」 について、きちんと解説してくれているものがありません。

 

ですので、今回は、「体位」 について話してみたいと思います。

 

体位の基本

 

まず 「体位」 の基本は、「正/常位」「後/背位」「騎/乗位」「座/位」 です。

多くの女性が、「正/常位」 を好みますが、これは 「抱擁感」 と 「男に責められている感」 の両方を感じることが出来ることと、自分はあまり動く必要がないため、快感に集中できるのかも知れません。

「座/位」 も背後から抱きしめられる感がありますので、好きな女性は少なくないと思います。

これに対して意見が分かれるのは、「後/背位」 と 「騎/乗位」 です。

しかし、その 「精神的な満足」 については、とりあえず、横に置いておいて、交わっている部分の 「快感」 に目を向けて下さい。

 

膣の裏側(ア/ナル側)に気持ち良くなるスポットを持っている女性は、「後/背位」 を好みますし、膣の奥(ポ/ルチオ)が気持ち良くなる女性は、「騎/乗位」 を好みます。

また、「G/スポット」 が気持ち良い女性は、正/常位や座/位が好きかも知れません。

 

「体位」 は、① 女性が気持ち良くなるスポットが何処にあるかということと、② 男性自身が女性の気持ち良くなるスポットに当てられるかどうか。この二つの要素が、密接に絡んでいるのです。

 

ですので、短小の男性がいくら女性に 「騎/乗位」 をさせても、物理的に届かないわけですから、膣の奥に刺激を与えることは出来ません。

短小の人が女性の子宮口に当てるためには、短小でも届く、女性の 「G/スポット」 をたくさん攻めて、子宮口が降りてきた時点で最後に当てるしかないのです。

 

短小の人が、男性自身が大きかったり長かったりする人と同じ動作をしていては、適いっこないのです。短小の人は、子供を作ろうとしているとき以外は、膣と並行に入れるのではなく、女性の恥骨に向けて刺激してみて下さい。

 

逆に、男性自身が長い人、特に長くて先が細い人は、長さを誇って 「ガンガン」 突かれると、女性は痛くて痛くて堪りません。

「本当に痛い」 と女性は、快感に集中出来ないどころか、一気に冷めてしまいます。

自分では、「アソコが大きい」 のが自慢なのに、思ってるほどモテない男性は、「セ/ックスが下手」 な可能性が高いですので、「手加減をせず、独りよがりなセ/ックスをしていなかったか?」 過去の自分の行動を振り返ってみて下さい。(苦笑)

 

また、男性のアソコは、いろいろで、上向きに反っている 「上反り」 もあれば、下向きに反っている 「下反り」 もあります。

 

女性も、A さんとしたときに、このポーズで気持ち良かったからと言って、全くアソコのタイプが異なる B さんに対して同じ体位を取ったところで、全然気持ち良くないのは当たり前なのです。

 

体位で一番重要なことは、「女性が気持ち良いと感じるスポットに、きちんと男性自身(亀)を当てること」 なのです。【原則1】

 

男性に言いたいことは、「自分が気持ち良いからと言って、必ずしも、女性も気持ち良いわけではない」 ということ。

ですので、男と女が出会えば、その出会いの数だけ、「ベストな体位」 も微妙に異なると言うことです。

上から目線で失礼ではありますが、その辺の女性が話している 「セ/ックスの相性」 なんて言うものは、たまたま、その気持ち良いところに当たっている(いた)に過ぎません。

気持ちの問題とか、好きな容姿といった要素も絡んでくるでしょうが、自分と 「セ/ックスの相性」 が良いと思った男性には、他にも 「セ/ックスの相性」 が良いと思う(思った)女性がたくさん居たりするものです。(笑)

 

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本当に基本的なことで、言われてみれば 「当たり前」 のことなのですが、誰もこの 「原則」 を説明しないので、これを読んだ方は、まずそのことを心に留めてみて下さい。

そして、女性は当たって気持ち良いところに導く努力を、男性は自分の男性自身の特性にあわせて、体位を研究すること。要は 「自分自身を知る努力をすること」 を意識してみて下さい。

 

しばらく体位について、書いてみようかと思います。

 

(つづく)