過去の記事 「ニッポンのセックス 2018年版 - 埼玉が全国一位!」 で、相模ゴム工業株式会社による大規模調査 「ニッポンのセ/ックス 2018年版」 をご紹介しましたが、この会社は 「相模オリジナル」 などを作っている 「コ/ンドーム」 メーカーです。

 

今回の調査は、2013年に実施した初回調査 「ニッポンのセックス」 に続く、第2弾です。

ちなみに、この報告書によると、日本人の夫婦・カップルの半数以上が 「セックスレス」 だと言われています。

 

夫婦・カップルの半数は、セックスレス

 

「セ/ックスレス」 の定義とは、「病気など特別な事情がないのに、1ヶ月以上性交渉がないカップル」 を言います。ですので、1年に11回ある人達も、1年に1回もない人達も 「セ/ックスレス」 にカウントされている可能性があると言うこと。

しかし、この前ちょっとお話を聞いた主婦さんは、5年も 「レス」 だと言っておりましたし、長い人になると、以前の愛奴ですが、10年以上も 「レス」 と言う女性も居ました。

結果的には、後者の女性は、自分と不倫関係になりましたが、しかし、旦那との 「レス」 は多分記録更新中なのではないでしょうか?

 

それとは逆に、旦那とはセ/ックスはしたくはないが、嫌々応じている女性も少なくありません。

可能な限り思い出してみても、どちらかと言うと、全体的には、コチラのタイプの女性のが多いように思われます。しかし、回数的には、「レス」 に含まれるような場合も散見されますので、やはり、「レス」 であるからと言ってゼロではない家庭も少なくないように思われます。

 

男性は、年を取れば取るほど 「性欲」 は落ちて行きますが、女性の場合は、早いと30代前半から徐々に性欲が強くなって来ますので、女性側が 「性」 をどのように受け止めるかによって、幸せの度合いは変わってきます。

どちらかが夫婦の性交渉を拒否しているのが、セックスレスなわけですから、旦那に執着しているタイプの女性は、なかなか自分の性を探求出来ず、不満を覚えるでしょうし、逆に、もう旦那に愛情を感じていないタイプの女性にとっては、セ/ックスレスは女性の思う壺と言えます。

 

セックスフルやセックスレスは 「幸せ」 のバロメータではなく、単なる人の 「性行動」 のひとつにすきません。セックスレスだからと言って、その現状に、お互い不満を感じているとは限らないわけです。

 

そして、そこに愛やトキメキがなくなったり、セ/ックスがなくなったとき、苦悩する人達の一部は、浮気や不倫をします。

 

しかし、「レス」 だから浮気や不倫をするのか?

 

浮気や不倫など、パートナー以外の人と現在進行形でセ/ックスをしているのは、男性で3割、女性では2割の人達。

しかし、セ/ックスレスだから浮気や不倫に走る人もいれば、セックスレスでなくても、浮気や不倫する人は居ます。

この統計から、その比率までを読み解くのは、どうやら限界のようですが、不倫や浮気に走る女性の場合、「旦那との性交渉が全くない」 人も中にはいますが、それ以外では、「旦那のことが嫌い」 になっていたり、「旦那に触られたくない」 人や 「旦那では満足できない」 人も多いように思います。

 

そうは言っても、誰しもが、不倫や浮気をするわけではありません。

家では 「レス」 で、自身には強い性欲があるのに、不倫や浮気に踏み込めない人もいます。

倫理観が強い人もいれば、リスクを怖れる人もいますし、優柔不断な人もいます。

 

2割の夫婦やカップルが、不倫や浮気中

 

日本の夫婦やカップルの、女性の2割、男性の3割は、リスクを取って自分の生活を充実させることを選択出来た人達と言えそうです。

何故なら、世の中には女性といい関係になりたいのにもかかわらず、彼女の出来ない男が、山のようにいるためです。(笑)

 

男性も女性も、浮気や不倫している人達の場合、特定の一人とセックスをしている人が大部分を占めていますが、しかし、期間は特に定められていませんので、女性の場合は、乗り換えに乗り換えを繰り返す人が多いということなのでしょう。

浮気や不倫は、一人で出来ることではありませんので、男性と女性の人数の格差、1割の男性の差が解消されません。

また、男性の中には、結婚しているのに独身と偽って、パートナーとして数えられているゲスな男性も、若干含まれているのかも知れません。(苦笑)

あるいは、女性はさっさと次に進んでいるのに、その女性のことをまだ 「自分の彼女」 であると思い込んでいる男性もカウントされているからなのでしょうか? 

 

うーん。前回の相模ゴム工業の調査 「ニッポンのセ/ックス」 でもそうだったのですが、この不倫や浮気をしている男女の 「統計差」 が、何故か気になります。(^^;

これは平均値だからなのでしょうか?

ちなみに、①特定1人、②特定複数、③不特定 として、各年代の人数(比)を積算すると、

 

   ①特定一人 ②特定複数 ③不特定  小計

男 85.7     22       27.2    134.9

女 67.9     4.6      3.6     76.1

 

となってしまいます。

これでもいけないのか?

各世代の人口比率で数を推計しないといけないのか?(^^;

 

1割の男性は、風俗を利用してると読むのが妥当?

 

男性の 「不特定」 というのも際立っていますが、これは、ソープとか買/春あるいは援/助交/際とか、そういう類のものなのでしょうか?「特定複数」 の中に、こういった類の回答が、紛れ込んでいる場合もあるでしょうし、それを言ったら、ソープで特定のお姉ちゃんを指名しているようなケースが、「特定一人」 の中に紛れ込んでいる場合もあり得るわけです。

 

この男女差は、風俗のバイアスが働いているから、男性に高く出て来ているのでしょうか?

「その相手と何処で出会いましたか」 の回答に、”風俗店” という回答も見られ、全体では6.9%を、出会い系サイトは、7.7%を占めていますので、男性の比率増加は風俗店その他の利用も含まれていると理解して良さそうです。

 

とするならば、「男性の1割は風俗その他を利用し、世の中の夫婦やカップルの2割は、浮気や不倫をしている」 と理解した方が良さそうです。(笑)

 

母数の極めて多い大規模な調査ではあるのですが、意外と追跡はしづらく感じます。

「もっとセ/ックスをしたいか」 という質問も、ご自身のセ/ックスの頻度が少ないと答えた人に限定され、その集計が100分率で示されてしまっているため、そもそもセ/ックスが好き・嫌いといった、性に対する意識の違いは読むことが出来ません。もったいない、残念。(^^;

 

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いろいろとグダグダ説明致しましたが、以上の解釈が正しいとして、皆さんは、夫婦やカップルの半数が 「セ/ックスレス」 にあり、そのうちの2割が不倫や浮気している現状をどう思われますか?

「セ/ックスレス」 に関して言えば、既婚者やお付き合いしている人がいる人達の2人に1人。不倫や浮気については、既婚者やお付き合いしている人がいる人達の4人に1人と言うことになりますが、これが多いと感じるか妥当な数字と感じるかです。

 

ひとつ注意する点(盲点)があります。

 

この調査は、既婚者やお付き合いしている方(パートナー)が居る人を対象としていることです。

ここが重要なのですが、日本人で既婚者となると、どの程度いるのか?

年齢が下がれば下がるほど少なくなりますし、年齢があがるに従って既婚者の数は増えます。

未だ結婚したことのない人の割合を表す指数として、「生涯未婚率」 というものがありますが、統計上の 「生涯未婚率」 というのは 「調査年に50歳の男女のうち結婚歴がない人の割合」 を示します。

 

「『生涯未婚率』男性が圧倒的に高いワケ」

 

2015年の時点で、男性の23.4%、女性の14.1%は一度も結婚経験がない のです。

では、結婚比率はどのくらいになっているのでしょうか?

 

こちらによると、男性で全体の平均の60.9%、女性で全体の平均の56.3%が、有配偶者となっています。

 


 

また、国立社会保障・人口問題研究所の 「現代日本の結婚と出産:第15回出生動向基本調査(独身者調査ならびに夫婦調査)報告書」 によると、異性の交際相手を持たない未婚者は、男性で69.8%、女性で59.1%となっています。

 

男性全体の39.1%が未婚者で、その中で交際相手がいるのは30.2%であることから、未婚者で交際相手がいるのは、男性全体の11.8%。

女性の場合は、女性全体の43.7%のうちの40.9%なので、女性全体の17.9%となります。

 

つまり、相模ゴム工業の調査対象は、男性の72.7%(60.9+11.8)、女性の74.2%(56.3+17.9)であり、そのうちの2人に1人は 「セ/ックスレス」 であり、4人に1人は不倫や浮気をしているに過ぎないのです。

2018年の国民の平均年齢は、46.7歳。

2017年の国民の平均寿命は、男性が81.09歳で、女性が87.26歳です。

 

相模ゴム工業の調査は、20代から60代の男女14,100名が対象ですので、中央値は40代。その中心値は45歳。

雑に言えば、45歳を超えて日本人は 「セ/ックスレス」 と思えば、「2人に1人がセックスレス」 と言われても、そう不思議ではないのです。

 

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では、浮気や不倫はどうか?

 

男性の場合は、72.7%の26.4%で、全体の19.2%、女性の場合は、74.2%の15.2%で、全体の11.3%となります。

この男女差は、男性の風/俗等の利用によるものと仮定するならば、「不倫や浮気をしている男女は、どちらも国民の11%程度となり、10人に1人」 程度に落ち着くわけです。

 

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今回の調査で、「浮気率全国一位」 に輝いた 「埼玉県」 も、浮気率は31.03%ですから、実質的には、22.8%。ほぼ4人から5人に1人いるかいないかの比率ですので安心して下さい。(笑)

しかし、二つのカップルが居たら、その中の1人は誰かと不倫や浮気をしている可能性があるということです。この数値を高いと読むか、低いと読むかは読者次第です。(笑)