こんにちは!World Beauty College代表/Lady Universe Japan運営代表の樋口千紗です
今回は、差別やジェンダー問題において、
私が最近感じていることについて書いてみる。
以前、ブログでも書きましたが、
「男女の平等度」を図る
「ジェンダーギャップ指数」において、
日本は先進国の中で最下位。
https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/chisa9633/entry-12612644383.html
これは大きな社会問題です。
ただ、こういった差別問題を
取り上げる際に毎回でてくるのが
①揚げ足とり
②言葉狩り
③重箱の隅をつつく
④論点ずらし
⑤一部が全部の考え方
など。
これらの手法は、テレビや新聞などでも
マスコミがターゲットを叩く方法として
よく使っていますよね。
では、一つずつ私の思っていることを
挙げてみようと思います。
①揚げ足とり
私もジェンダーや差別に関して、
ブログやミスコンを通して発信してますが、
こういう話題って見方によれば、
単に「揚げ足取り」で終わってしまうこともある。
つまり、人の言葉尻や些細なミスを
いちいち取り上げて問題にして、
それで満足して終わってしまうってこと。
これは、最近のマスコミの書き方でも
よくあるあることですが、
ある課題や問題(ここでは差別)を
解決することが本来の目的であるはずなのに、
解決に行くまでに、いつの間にか
「誰かが犯したミス探し」「悪いところ探し」
が目的になってしまうところも否めない。
差別問題にとりかかる時の
この構図自体にも問題があるということですね。
②言葉狩り問題
以前ブログにも書いたように、差別問題を解決する際に「言葉」を
なくす動きが出ます。
https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/chisa9633/entry-12625562718.html
表現に気を使いすぎるあまり、
本当に伝えたいことや指摘すべき
本質を指摘できないのであれば、
本末転倒なのでは?ということ。
単に言葉をなくしても、
人々の中にある概念が変わらなければ
本質的には解決しないわけですね。
③重箱の隅つつき問題
重箱の隅つつき問題の厄介なところは、
何でも差別や偏見につなげて、
これも差別!
あれも差別!
それも差別!
と、差別や偏見を細かくジャッジし、
それを統一したり、正当化したり
取り締まったりすること。
ここで問題なのは、
差別の問題を解決することではなく、
取り締まることが目的となってしまっている
という点ですね。
④論点ずらし
今回の森さんの失言騒動でもありましたが、
森さんから差別発言があった時に、
その場にいた人も黙認していた
という報道に対して、
そもそも、失言者にはっきりと
「それはおかしい」と言えない
「日本の権力社会の構造にも問題がある」
という話にすり替わったことがありました。
確かにいじめの構造と同じで
傍観者の存在は差別を助長させます。
しかし、全く関係ないとまでは言わないが、
日本の権力社会と女性蔑視は別問題として
扱わなければ、いつまでたっても
日本のジェンダー問題は解決しない。
ジェンダー問題を
「二次的発生」
「二次的な問題」
ととらえてはならないのである。
⑤一部が全部
例えば、テレビで「家事を手伝わない夫」
というテーマで取り上げられた番組が
あった場合、
「夫とは家事を手伝わない生き物である」
という決めつけが起きてしまい
「世の中の夫と呼ばれる人は
全員家事を手伝わないものだ」
という、一部の出来事が全体の出来事に
なってしまう現象を指します。
ちょっと極論&極端過ぎないか?
というのが、このジェンダーにおける
一部が全部の考えの特徴。
本来、バイアス(偏り)を決める
基準は人それぞれなのに、
それを統一することこそ、
多様性に欠けた差別では?
というわけですね。
私たち人間は、
ある一部の出来事を見て全体を
判断してしまうことがあります。
例えば、一度のあるいは
一部の人のしたことで、
その人や集団のすべてが良いとか
悪いとか決めつけてしまうことです。
これは日常でも
いたるところで起こる現象です。
しかし、このものの見方は
真実を見誤ることにも繋がります。
いかがでしたか?
なんだか何が正しいのか
分からなくなる問題ですが。
でも、これらのことって、
メディアの情報操作によっても
頻繁に起きていることにお気づきですか?
誇張されたり、
他にも問題はあるのに
一部分だけが大きく取り上げられてしまい、
その一部だけが独り歩きしてしまったり。
要は立方体なのに、
ある一面しか報道しない、
ということも大いにあります。
情報社会のいま、
正しく事実・真実を見抜くことは、
差別問題解決よりも
難しいことなのかもしれません。