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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始

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1.電話で助けを求めてきた父

2.助けを求める電話を受けたときの私

3.119番に電話した

 

↑昨日のつづき

 

 

 

救急車が到着するまでの間

父の隣に座って詳しく状況を聞く

 

 

「大丈夫?腰が痛い?」

 

 

「そうなんだよ。腰が痛くて全然動けないんだ」

 

 

とすまなそうに言う父

 

 

 

腰と聞いて不安になる

 

このまま歩けなくなって車椅子になったらどうしよう

 

認知症の母と車椅子の父

同時に2人の介護を私は出来るのだろうか・・・

 

不安が押し寄せてきそうになり

必死にその考えを頭の片隅においやる

 

今はそんなこと考えてもしょうがない

 

 

 

 

 

「人を避けようとして転んだの?」

 

 

「違うんだよ。タイヤが滑ったような気がする。

一瞬のことだったから、よく覚えていないんだけれど」

 

 

「そっか。でも人を巻き込まなくて良かったよ」

 

 

「そうなんだけどな。お父さん自転車で転ぶなんて情けないよ・・・」

 

 

と父は小さな声でつぶやく

 

 

 

かなり落ち込んでいるようだ

 

父はプライドも高く、人にカッコ悪いと思われるのが嫌いな人だ

 

その為、いつも慎重に行動するし、転んだりすることもほとんどない

 

 

 

なので、余計に今回のことはショックだったようだ

 

 

 

「私達が家で待ってると思って急いじゃったんでしょ〜。ごめんね!」

 

と、冗談めかして明るく言うと

 

私が父のことを慰めようとしているのがわかったのだろう

 

父はそれに対して返事はせずに軽くハハッと笑う

 

 

 

 

「それにしても、みんな良い人だな」

 

 

「そうだね〜。みんな優しいね」

 

 

 

父と2人で道の端で座り込んでいると

通りすがりの人が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたり

「救急車の近くを通ってきました。もうすぐ着くと思うから頑張って!」

と教えてくれたり

 

父を介抱してくださった2人も含め

この短時間で沢山の人に声をかけてもらい、励ましてもらった

 

 

窮地に立たされているときほど、人の優しさが心に沁みる

 

 

 

5分ほど父と話していると

遠くのほうで救急車のサイレンが聞こえてきた

 

 

 

(明日につづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

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