6月2日。
オープンセサミの保護鶏「チッヒー」が亡くなったそうです。
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今朝、2018年にバタリーケージから保護した鶏のチッヒーが亡くなりました。
採卵鶏としてバタリーケージで苦しみ、ボロボロになり、死ぬ間際でレスキューされました。
熊本のサンクチュアリ オープンセサミが引き取ってくださり、あれから5年。
元気に、そしてオープンセサミのモモさんに甘え、仲間と遊び、暮らしていました。ももさんの膝に乗って撫でてもらうことが大好きだったそうです。
品種改変されすぎたチッヒーの種はあまり長く生きられませんが、8年、生きてくれました。
安らかに。
そして、次もし生まれ変わるなら、どうか人間に利用されず、人間に関わらない自然な一生を送れますように。
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家畜と呼ばれる動物を保護し、動物たちが人間に利用されることなく穏やかに暮らすための安住の地を、サンクチュアリと言います。
日本で数少ないサンクチュアリの1つが、
熊本県南阿蘇にある「オープンセサミ」です。
オープンセサミは元々、馬の保護施設でした。
馬肉にされてしまうポニー、競走馬として酷使されてきた馬、足が悪い馬など、様々な事情で殺されてしまう馬たちを保護してきた施設だったのです。
しかし、ある出来事をきっかけに、サンクチュアリとして生まれ変わりました。
実はチッヒーは、馬保護施設オープンセサミが、サンクチュアリとして生まれ変わるきっかけとなった鶏だったのです。
2018年秋に、アニマルライツセンターは2羽の採卵鶏を保護しました。
それが、チッヒーとヤッチーです。
日本で唯一、ファームサンクチュアリが誕生!南阿蘇のオープンセサミ
そして、この2羽を引き受けてくれたのが、オープンセサミでした。
2018年11月。
チッヒー達がこの地に足を踏み入れた瞬間に、オープンセサミはサンクチュアリとして生まれ変わったのです!
2羽のうち、一目でボロボロだと分かる方がチッヒーです。
わずか1歳半で殺されるところだったようですね。
保護されてしばらく経っているから元気に見えますが、ヤッチーも体はボロボロでした。
彼女たちは採卵鶏として、卵を産むマシーンとして酷使され続け、ついに用済みとなった鶏たちです。
ヤッチーは、酷使された結果、立てなくなってしまい、殺される予定だった鶏です。
立てなかった鶏は立ち上がりました:ケージ飼育への闘いは緊急の課題です
目に見えるものが全てではありません。
卵を産む鶏として利用される採卵鶏は、最後はボロボロになって殺されるのです。
オープンセサミにやってきたチッヒーとヤッチーは、
広々とした場所で、毛づくろいをし、砂浴びをし、友達を作り、元気を取り戻しました。
残念ながらヤッチーは、2019年8月10日に亡くなりました。
保護からわずか8か月のことでした。
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バタリーケージからの保護鶏ヤッチーが2019年8月10日の朝、永眠しました。
オープンセサミさんからご連絡をいただきました。
相棒のチッヒーとともに扉が開いた瞬間に外に飛び出し、柵を超えて草むらで探索して虫を食べ、まさに今3匹目の虫を見つけて、めがけて走ろうとした瞬間にパタリと倒れたそうです。
死因は心臓であろうと思います。
ポックリ病はたった50日で殺されるブロイラーに多いですが、同じく異常な品種改変をされている採卵鶏も、とくにこの白い種類の鶏は、早死します。
長くても2年目に養鶏業者は採卵鶏たちを殺します。
産卵率が落ちるからですが、そりゃそうです。
本来1年で10個20個しか卵を産まない女性が、300個もまされるのですから。
鶏にしては異常に細い体から、大きな卵を毎日毎日排卵しつづければ体に負担がかかります。
女性なら、毎日排卵が起きていたら体が狂うことが容易に想像できるのではないでしょうか。
※男性であることが想像できない言い訳にはなりませんが。
彼女たちの悲惨な運命を作り出しているのは、金を効率よくもうけたいと考える生産者と、何も知ろうとしない消費者です。
消費を見直してください。
自分の食事がどれほど彼女たちを苦しめているのか、考えてください。
ヤッチーは太陽の暖かさ、空の青さや、空気の美味しさや地面を掘る楽しさ、虫を見つける楽しさを知り、充足感を知り、友達や家族を作り、明日を楽しみにするという感情を知り、まさに楽しんでいる最中に死ぬことができました。
ゴミのようにケージから出されてコンテナに叩き入れられる苦痛も、異常な姿勢のまま長時間糞尿まみれで耐える運搬の苦しみも、屠殺の恐怖と痛みも知ることはありませんでした。
生きる場所をくれたオープンセサミさんに感謝です。
オープンセサミを支えてください。
https://k-open-sesame.com/
今日ボランティアに来てくれていた子が埋めてくれて手を合わせてくれました。
今苦しんでいる鶏たちを救うために、アニマルライツセンターに参加してください。
https://arcj.org
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採卵鶏は大体1~2年で用済みなって殺されます。
保護されオープンセサミにきてから8か月で亡くなったので、
ヤッチーは、わずか2~3歳くらいで亡くなったことになります。
鶏の寿命は10年ほどと言われていますが、
人間によって品種改良され、卵を産むマシーンとして体を改造された採卵鶏たちは、
長く生きることはできず、若いうちに亡くなる鶏が多いのです。
チッヒーも2020年3月31日。
保護されてからわずか1年半で、危篤となり、看取り体制に入りました。
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バタリーゲージから自由を手に入れた保護ニワトリのチッヒーの寿命が近付いているようです
鶏は、成長ホルモンで一気に大人に成長し本当なら8年~10年生きるのに
毎日卵を産み続ける様に改良された子は、保護してもだいたい産まれてから2年くらいで寿命が来てしまう
オープンセサミに来た頃は、逃げ惑い怯えて触らせてくれなかったけど
最近では、朝MOMOが来るとピッピッ~って言いながら抱っこ~って走って来て MOMOが手を広げると胸に飛び込んでくれました。
昨日まで走り回ってたのに今日は、走って来ない鳴いてもくれない
立っては、居るけど立ってるのがやっとで声かけたり撫で撫でしないと目を閉じて眠ろうとしてしまいます
水と大好きなバナナを口に入れると何とかもぐもぐするけど チッヒーの寿命が尽きようとしている
頑張れチッヒー 愛がいっぱいのチッヒー
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この時は、オープンセサミの百瀬さんが一緒に寝てまで看病し、その結果、危機を乗り越えることができました。
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夕方には、チッヒーのお家の急階段を上り
止まり木に羽ばたきながら止まった時は、嬉しくて拍手しました涙出た~
後 どれくらい彼女に時間があるかは、わかりませんが 毎日を全力で生きてます
これからも応援よろしくお願いいたします。
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そして、それから3年。
2023年6月2日にチッヒーはとうとう息を引き取りました。
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採卵鶏のチッヒー 生きることで たくさんの方々に採卵鶏の悲惨な現状を伝えて
先程 座ったまま眠る様に穏やかに虹の橋にお出掛けしてしまいました
MOMOをいつも真っ先に大騒ぎしながらお出迎えしてくれ 食いしん坊のチッちゃんは、美味しい物をが入って居るだろ~ってポケットの中を探す毎日でした
また 会おうねチッちゃん
チッちゃんに出会えて幸せだったよ
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オープンセサミのおかげで、チッヒーは8歳まで生きることができました。
採卵鶏としてはかなり長生きの方でしょう。
オープンセサミは寄付によって成り立っています。
上記に寄付方法を記載しているので、可能な方は支援をよろしくお願いします。
そして、もう1つ重要な支援。
卵を食べないという決断をしてください。
当初のチッヒーやヤッチーのようなボロボロになった鶏たちがいるのは、卵を食べるあなた方が原因です。
養鶏場の仕事は、鶏の死体の回収から始まると言われています。
先ほどもあった通り、
採卵鶏は、主にバタリーケージという、非常に狭いケージの中に、ぎゅうぎゅう詰めにされて一生のほとんどを過ごします。
1匹あたりA4サイズ以下の面積で、拘束されるのです。
狭いし やることは何もありません。
これが一生続くのです。
バタリーケージは鶏にとって、危険が多く、
このように、隙間に挟まったまま動けなくなってしまう鶏もいます。
ケージはホコリや糞尿にまみれ、不衛生で、病気になりやすく、
骨折や脱臼に苦しみます。
死ぬことは日常茶飯事です。
90%以上の養鶏場で、この虐待飼育を行っています。
鶏は本来、一日に15000回地面をつついて過ごす生き物です。
しかしケージ飼育では、その欲求を満たすことができず、その欲求不満が仲間をつつくという行為に発展します。
http://zookan.lin.gr.jp/kototen/tori/t222_5.htm
そのため 生後10日までに、デビークといって、くちばしの先を切断されます。
クチバシには神経が通っており、当たり前ですが痛みを感じます。
その後も、慢性的に痛みが継続します。
日本の養鶏場の80%以上で、この虐待が行われています。
鶏は本来、年間に数10個しか卵を産まないのですが、
品種改良により、300個以上産む体にされてしまっています。
卵は鶏の生理です。
年中、生理がくる体にされているのです。
鶏がたった1個の卵を産むのに、要する時間は24時間です。
鶏たちは1日がけで、苦しい思いをしながら卵を産んでいます。
人間は数分程度の食事のために、この卵を何個も使っているのです。
卵の殻にカルシムを必要とするため、大量に卵を産みだす体にされた採卵鶏はカルシウム不足となり、骨からカルシウムを移動するようになってしまいます。
そのため、骨粗鬆症になり、骨がもろく折れやすくなっています。
2004年には、80~89%の採卵鶏が骨粗鬆症で苦しんでいると推定されました。
採卵鶏は、卵を繰り返し産まなければならないことで、生殖器にダメージを受ける鶏が多くなっています。
キューピーへの卵の納入業者は、鶏たちを生きたままゴミのように捨てる
卵の産みすぎで、卵詰まりを起こして死亡する鶏もいます。
採卵鶏において、卵を産むのはメスです。
オスは卵を産まないので、養鶏業者からすれば、存在するだけで赤字になる邪魔者です。
そのため、オスの雛は生まれて間もなく殺されます。
殺し方は、袋に入れて窒息死、ガス殺
圧死
生きたままシュレッダーで粉砕など、残酷な方法で殺されます。
採卵鶏のオスが殺されている数は、世界では、毎年およそ60億羽。
日本だけで、毎年およそ1億羽です。
これらの苦しみを経て、1~2年で、生産率が落ち、使い物にならなくなれば、カゴに詰め込まれます。
動画の通り、乱暴に、雑に、叩きつけられながら、詰め込まれます。
仕事を早く終わらせるべく、詰め込むことしか考えていない従業員たちは、
作業が雑になり、鶏たちは様々な事故にあいます。
このように、コンテナとコンテナの間に、首がはさまってしまったり
コンテナとコンテナの間に、足が挟まり、足がもげてしまうことがあります。
そして、ぎゅうぎゅう詰めにされ、トラックで屠殺場へ運ばれます。
と殺が翌日に行われる場合は、ぎゅうぎゅう詰めにされたまま、夜間、放置されることがあります。
当然、餌も水も与えられません。
どうせ殺すわけですから、生きてようが死のうがどうでもいいわけです。
品種改良によって卵を産む機械とされた彼女たちは、この状況でも卵を産みます。
下にいる子達は、卵で体が汚されていきます。
何も身動きができませんので、ただじっと耐えるだけです。
痛かろうと苦しかろうと、ただただ惨めにうつむき、耐えるしかありません。
これが1~2年もの間、人間が欲する卵のために、体を酷使し、尽くしてきた鶏たちへの最後の扱いです。
そして最後は、麻酔なしで首を切られ、出血多量で死亡します。
チッヒーやヤッチー含め、すべての採卵鶏は、欲のために卵を食べるあなた方のために、利用され、虐待・虐殺されています。
人間は、卵を食べなくても生きていけます。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
卵をやめ、人間に利用されない鶏が存在する未来を作っていきましょう。
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