想像を絶する負担が身体に掛かっている | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

レスキューされた採卵鶏のお話です。

 

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【彼女を見てどう思いますか?】


彼女の生前の姿や亡骸を見て、

「美味しそう」
「食べたい」
「栄養の為だから仕方がない」
「植物も生きてる」

こんな事が言えるだろうか。

彼女の人生は、
きっと保温期の中で、大量の卵の中から孵化して、
寄り添い温めてくれる母親の事も知らない。

そして、平飼いの養鶏場に放り込まれ。

 



毎日卵を産み、栄養は追いつかず
羽は抜け肌が露出し、

餌を運ぶ一輪車に轢かれ骨折をしました。

うずくまっている彼女を見つけた、鶏レスキューのめいりんさんが
放っておけなくて思わず連れて帰ってくれた。



レスキューしてもらえなければ、あと、2ヶ月後には殺処分でした。

病院で治療をしてもらい。
歩けるようになって、栄養満点のご飯を食べて、体力を回復していました。

そうして、我が家に来たのが1歳3ヶ月。

やっと、誰に決められた死ぬ日から解放されたのに、

我が家に来て半年。
2歳になる前に亡くなってしまった。



長生きすれば10年は生きる鶏が、若くして亡くなる事は、珍しくありません。

それは、品種改良され、私たちには想像を絶する負担が身体に掛かっているから。

毎日卵を産んでいれば、卵管はボロボロになる。
栄養も卵に取られてしまう。

鶏は、身体が大きいから、すぐには死なない。
明らかに苦しんでいる姿を1ヶ月も見てきました。

【植物も生きてる】
植物と動物の命が同じだと本当に思いますか。

私にとって、彼女は食べ物でも、雑草でもない。
家族や友人なんです。

動物を食べることは、簡単な事じゃない。
命があった事を知って欲しい。

動画にある彼女の姿は、一度元気を取り戻した時。



それでも、食欲はあまりなく
庭の虫やミミズを見たら食べてくれるかもしれないと思い庭に出してあげました。



私たち動物は、何かの生物を犠牲にして生きています。
それは、自らが命をもらうものに限る。
だから、私は植物を食べます。

自分で動物は殺せない。
ただ、それだけ。

亡くなったばかりで、今の私のやるせない気持ちと
怒りと悲しさを綴れるのは今しかないと思いました。

これを読んで、責められた気持ちになってしまった方がいたら申し訳ない。
でも、これが私を動かす原動力。

流行りでも、おしゃれでもカッコいいからやってるわけじゃない。

それでも、沢山の人に興味を持ってもらいたい。
これは決して、ネガティブな生き方じゃないこと。

だからこそ、楽しみながら生活をしている所をできるだけ発信するようにしています。

さっちゃん。
「ごめんね」「ありがとう」

そして、彼女をレスキューしてくれためいりんさん
ありがとう。

@ohisama.to.tuci1372ari
 

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鶏は頻繁に卵を産むもの、と誤解している方が多いと思いますが、

鶏は本来、年間に数10個しか卵を産みません。

 

品種改良により、人間によって年間300個以上産む体にされてしまったのです。

 

 

卵は鶏の生理です。

年中、生理がくる体にされているのです。

 

鶏たちは1日がけで卵を産んでいます。

人間は食べる数分のために、この卵を何個も使います。

卵を投げる輩もいる始末です。

 

 

人間によって、何個も卵を生む体にされた影響で、卵巣や卵管に疾患を抱える鶏が多くいます。

 

養鶏業界では、産卵率が落ちて使い物にならなくなり、と殺にまわされる採卵鶏を、「廃鶏」または「成鶏」と呼びます。

 

廃鶏の約9割は卵巣か卵管に疾患があります。

 

卵管と卵巣の使い過ぎで、きちんとした分泌も排泄もできず卵管に卵材料がたまってしまうことがあります。

 

採卵鶏の実に80%以上が骨粗鬆症に苦しんでいると推定されており、脱臼や骨折になりやすい体にされています。

 

卵にカルシウムを奪われ続けることを繰り返した結果、

どれだけカルシウムを摂取しても、カルシウムを出し入れする機能が狂ってしまったり、カルシウムの備蓄機能がうまく働かなくなってしまうといったこともあります。


以下は、腹部に液体の溜まった採卵鶏。

 

卵管に黄身や白身が詰まっているか、卵管に腫瘍ができている可能性があります。

 

以下は、卵詰まりを起こして死亡してしまった採卵鶏。

卵が総排泄口に詰まる

 

左足は脱臼、右足は骨折し、歩くことは望めないと診断された採卵鶏。

 

 

 

採卵鶏は、主にバタリーケージという、非常に狭いケージの中に、ぎゅうぎゅう詰めにされて一生のほとんどを過ごします。

イセ食品の実態

 

1匹あたりA4サイズ以下の面積で、拘束されます。

 

このように、隙間に挟まったまま、動けなくなる鶏もいます。

 

 

不衛生で、病気になりやすく、

 

 

 

骨折や脱臼に苦しみます。

 

 

死ぬことは日常茶飯事です。

 

 

 

90%以上の養鶏場で、この虐待飼育を行っています。

 

 

この事実のみが徐々に広まり、それに従って 平飼い卵を買うという選択をする人が徐々に増えているようです。

 

冒頭のレスキューされた鶏さっちゃんは、平飼いの鶏でした。

 

 

平飼いにすれば、バタリーケージと比較すれば、動くことができ、脱臼や骨折の機会も減るでしょう。

しかし、それはあくまで比較した時の話であって、品種改良による体の負担は、平飼いにしたからといってなくなることはありません。

 

結局は、体はどんどんボロボロになっていきます。

 

鶏は10歳程度まで生きると言われていますが、さっちゃんはわずか2歳で亡くなりました。

 

飼育方法だけで問題が全て解決すると思ったら大間違いであり、

我々は卵の消費をやめ、品種改良されてしまった鶏を生みださない事を目指していく必要があるのです。

 

 

もちろん、バタリーケージよりは平飼いの方がマシなので、

段階的措置として、バタリーケージは違法に持っていくべきです。

 

しかし、例えば 日本の養鶏場すべてが平飼いになったとして、鶏の飼育における虐待がなくなるかと言えば、答えはNoです。

100%断言できます。

 

例えば、ブロイラーや種鶏はすでに平飼いです。

 

ぎゅうぎゅう詰めでの飼育。

50日で殺されるブロイラー

 

糞とノコクズと水が混ざってどろどろ不潔になった地面。

 

積もった塵。

4

鳥肉料理が、あなたの食卓に上るまで

 

立ち込めるアンモニア臭で目が焼けただれてしまった子。

5

 

日々、死んでいく鶏たち。

 

 

これを見て、平飼いの鶏たちってなんて幸せそうなんだ! と思う人は多分いないでしょう。

 

バタリーケージ飼育が違法となったとしても、

これまでバタリーケージ飼育を平然と行ってきた業者は、今度は必ずこういう飼育を行います。

 

もちろん、現時点の平飼い養鶏場も、消費者には見せられない都合の悪い部分は必ず存在します。

商売である以上、そういった部分を明るみに出すことはありません。

 

 

また 鶏への虐待は、バタリーケージや、品種改良以外にも数多く存在します。

 

鶏は本来、一日に15000回地面をつついて過ごす生き物です。

しかしケージ飼育のせいで、その欲求を満たすことができず、その欲求不満が仲間をつつくという行為に発展します。

 

そのため 生後10日までに、デビークといって、くちばしの先を切断されます。

採卵鶏のクチバシの切断

 

クチバシには神経が通っており、当たり前ですが痛みを感じます。

 

その後も、慢性的に痛みが継続します。

卵生産の裏側

 

日本の養鶏場の80%以上で、この虐待が行われています。

petaasia

 

 

採卵鶏において、卵を産むのはメスです。

オスは卵を産まないので、養鶏業者からすれば、存在するだけで赤字になる邪魔者です。

そのため、オスの雛は生まれて間もなく殺されます。

 

殺し方は、袋に入れて窒息死、ガス殺

animal.outlook

 

圧死

 

生きたままシュレッダーで粉砕など、残酷な方法で殺されます。

全てに共通しているのは、生きたまま

 

 

孵化場では、ヒヨコが機械で運ばれる際に、機械のローラーなどに巻き込まれ、体に傷ができたり、ちぎれたり、死ぬことがあります。

次々と柔らかな身体は潰される

 

メスであっても、弱っている子や、起立困難な子は、処分されます。

養鶏場での虐待を告発

 

採卵鶏のオスが殺されている数は、世界では、毎年およそ60億羽

日本だけで、毎年およそ1億羽です。

 

 

さらに、採卵鶏のオスの犠牲ばかりが注目されることが多いですが

実は、そこに至るまでにも多くの犠牲があります。

 

私たちが知る「採卵鶏」は、人間の品種改良によって、卵を産むマシーンと化してしまった鶏です。

 

この卵マシーンである採卵鶏を生む、親の鶏がまた別にいるのです。

種鶏、または、PS(ペアレントストック)といいます。

 

つまりPSは、採卵鶏を生むマシーンにされてしまった鶏です。

 

こちらにブロイラーのPSの話がありますが、その一生は死と隣合わせで交尾だけの生活を送る悲惨な一生です。

14

鳥肉料理が、あなたの食卓に上るまで

 

採卵鶏のPSもおそらく同じでしょう。

 

 

さらに、そのPSを生む、親の鶏がいます。

原種鶏、または、GP(グランド・ペアレント)といいます。

 

つまりGPは、PSを生むマシーンにされてしまった鶏です。

 

以下は、2021年の1年間に採卵鶏のGPとPSが輸入された羽数(検疫解放羽数)。

2021-輸入Egg-laying chicken

 

ご覧の通り、PSめす10万に対して、PSおすは1万しかいません。

 

同様に、GPめす1万3000に対して、GPおすは2000しかいません。

 

つまり、メスに対して、交尾をするオスは、10%程度しか必要ないのです。

 

では残り90%のオスはどうなるのか?

殺されると考えるのが自然でしょう。

 

上の表だけでも、PSおすが9万、GPおすが1万殺されていることが分かりますが、

これはあくまで輸入された分の話ですから、実際は、輸入先でこの何倍も殺されているはずです。

 

 

さらに 養鶏場では、奇形、歩行困難、病弱の鶏や

卵詰まりや成長不良などで卵を産まなくなった鶏は、養鶏場にとって金にならないため、殺します。

 

殺し方は様々で、このように隔離して、水も餌も与えず、餓死、脱水死、衰弱死させることがあります。

 

使い物にならなくなれば放置され殺される

 

 

これを業界では、淘汰、などという言い方をしていますが、

要するに金にならない鶏を、人間側が意志を持って殺しているだけであり、自然淘汰とは全く意味が違います。

 

 

採卵鶏(卵を産む鶏)は、産卵を開始して、約1年が経過すると、卵質や産卵率が低下します。

 

この時点でと殺する養鶏場と、

強制換羽を行って、さらに長期利用しようとする養鶏場があります。

 

強制換羽とは、2週間程度、絶食などの給餌制限をおこない栄養不足にさせることで、新しい羽を強制的に抜け変わらせることです。


 

換羽期に羽毛が抜けかわると再び卵を産むようになるという鶏の生態を利用し、

卵の質を均一にし、生産効率を上げるために行われています。


ショック療法の強制換羽では、死亡率が上がります。

 

さらに5%の採卵養鶏農家は、絶食させるだけでなく、絶水までさせています。

このような方法を行って、最大2年くらいまで卵を産ませてから殺すのです。

 

 

これらの苦しみを経て、1~2年で、生産率が落ち、使い物にならなくなれば、カゴに詰め込まれます。

 

動画の通り、乱暴に、雑に、叩きつけられながら、詰め込まれます。

 

 

 

仕事を早く終わらせるべく、詰め込むことしか考えていない従業員たちは、

作業が雑になり、鶏たちは様々な事故にあいます。

 

このように、コンテナとコンテナの間に、首がはさまってしまったり

 

animal.outlook

 

 

コンテナとコンテナの間に、足が挟まり、足がもげてしまうことがあります。

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そして、ぎゅうぎゅう詰めにされ、トラックで屠殺場へ運ばれます。

 

と殺が翌日に行われる場合は、ぎゅうぎゅう詰めにされたまま、夜間、放置されることがあります。

 

当然、餌も水も与えられません。

どうせ殺すわけですから、生きてようが死のうがどうでもいいわけです。

 

品種改良によって卵を産む機械とされた彼女たちは、この状況でも卵を産みます。

 

下にいる子達は、卵で体が汚されていきます。

 

何も身動きができませんので、ただじっと耐えるだけです。

 

痛かろうと苦しかろうと、ただただ惨めにうつむき、耐えるしかありません。


 

これが1~2年もの間、人間が欲する卵のために、体を酷使し、尽くしてきた鶏たちへの最後の扱いです。

 

 

そして最後は、足を吊り上げられ

 

麻酔なしで首を切られ、出血多量で死亡します。

卵を食べる方、鶏肉を食べる方は、しっかり映像をご覧ください。

 

 

鶏は、日本だけで1日あたり約175万羽が屠殺されています。

しかし、上記はあくまで屠殺数でしかありません。

 

それ以外にも、

採卵鶏のオスの雛の処分、PSのオスの処分、GPのオスの処分、農場での淘汰。

多くの場面で、凄まじい数の鶏たちが、人間の欲のために殺されています。

 

こうした、数々の苦しみと、犠牲のもとに生みだされたのが、卵です。

 

日本人はすぐに、感謝していただいています、とか言いますが、

このような悲惨な一生を送っても、感謝されたら許しますという変人の方がいらっしゃったら、ぜひ申し出てください。

 

感謝とか、いただきますなんて、誰でも言える中身のない建前の言葉であり、

そのようなセリフを言ってる時点で、思考が停止しており、感情のある命と何も向き合っていない証と言えるでしょう。

 

人間は、卵を食べなくても生きていけます。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

あなたが卵を食べる理由は美味しいという欲のためです。

いつまで美味しいという欲だけのために、鶏を虐待し続けますか?

 

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