市原ぞうの国が、日本のぞうさんを幸せにする研究会?? | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

市原ぞうの国が、ゾウを幸せにする研究会なるものを設立したそうですよ。

 

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千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」は12日、

日本初となるゾウ研究に特化した団体「日本のぞうさんを幸せにする研究会」を設立した。

 

研究会の会長に就いた同園の坂本小百合園長は、この日の設立発表会で

「生態や感情表現、知能などを学んで広く伝えていき、ゾウの気持ちを大切にした飼育の実現を目指す」

と話した。

 

会には、ゾウの研究で知られる入江尚子さんら国内の研究者のほか、園内外の飼育員ら計10人以上が参加。

 

今後の研究の進展次第では、会員を増やして活動の輪を広げたい考えだ。

定期的に勉強会を開き、研究成果を年に1回発表、各地の飼育関係者と知見を共有する。

 

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「日本のぞうさんを幸せにする研究会」という名前を聞くと、

多くの日本人は、ゾウさんのために研究してくださる、などと思うのでしょうか。

 

私は、こういった名前を平然と名づけられるあたり、怒りと恐怖感を覚えます。

 

 

市原ぞうの国は、象を展示利用するだけでなく、

象を乗り物にしたり、サッカーやダンスなどのパフォーマンスをさせる動物園です。

 

 

 

 

ゾウがこういった不自然な行動をするのは、尖った金属爪のついた器具「ブルフック」で叩かれたり、

 

市原ぞうの国 & サユリワールド

 

鋭利な「ドリル」という器具で突き刺されたりして、虐待されているからです。

ゾウをドリルで刺す(沖縄こどもの国)

 

 

これらの器具で、急所を突き刺されると、ゾウたちはすごい痛みになります。 

 

 

以下は、市原ゾウの国のパフォーマンス中の映像。

 

調教師がブルフックを持って大きく振りかぶり、思いっきり象の頭を叩いています。

パーンという音が鳴り響き、ゾウが後ずさっています。

 

 

こちらは、昨年6月頃の市原ぞうの国、バックヤードでの出来事です。

 

 

命令を上手くできなかった事に対してイラついたのか、

調教師が子供の象「ら夢」の額を、ブルフックで思いっきり叩いています。

ゴツンと音がして、ら夢は後ずさりました。

 

 

ブルフックによる虐待は、市原ぞうの国では毎日のように行われているのです。

 

 

 

 

 

こういったお絵描きショーも、調教師が裏でブルフックを引っかけながら描かせているだけです。

『ぞうさんのお絵かき』は『タイ人のお絵かき』

 

 

ブルフックで殴られ続けた結果、額に穴が開いてしまった象もいます。

 

 

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市原ぞうの国は、このブルフックのことをなんと説明しているのか。

 

こちらが、ショーのアナウンスの内容です。

ブルフックを「コミュニケーションの道具」と偽り、観客を騙しているのです。

 

 

何も分からず、かわいいと言い、お金を渡し、虐待に加担する子供と大人。

 

金を払い、ゾウリフトを楽しむ大人たち。

 

あなた方がお金を渡すたびに、ゾウたちはブルフックで痛めつけられることでしょう。

 

 

昨年6月の調査では、

施設は環境エンリッチメントどころか 展示動物の飼養及び保管に関する基準も満たしてないレベルだったそうで、
 

狭かったり、十分な餌がもらえず飢えていたり、

 

 

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鎖でつながれ拘束されていたり、

 

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とにかく水が汚かったようです。

 

 

 

宣伝用の動画すら、水が汚い始末です。

 

 

昨年、5月16日に、アジアゾウの

プーリー(30才メス)とミニスター(35才メス)が亡くなりました。

 

他にも、ゆめ花(14歳)、りり香(7歳)、マミー(20代)、ミッキー(40代)も

「食欲低下」「水分補給できない」「排便できない」「腹部拡張」などの体調不良となりました。

 

プーリーは、ゆめ花とりり香の母親です。

 

 

プーリーとミニスターの死因は、細菌による腸炎でした。

 

LIAのヤブキさんによると、水が汚染されていた可能性がある、とのこと。

15:15くらい。

水に菌やウイルスがわいてて、そこからやられた可能性があるらしいです。

 

先ほどの水の汚さから見て、かなり信ぴょう性は高いでしょう。

 

市原ぞうの国では、これ以前にも不審死があったようですが、その際は「原因不明」で片付けたそうです。

その反省を生かすことなく、またゾウを殺したということです。

 

市原ぞうの国のずさんさが、プーリーとミニスターを殺したと言っても過言ではありません。

 
以下は、この事件の数日後、病み上がりのりり香とマミーに早速乗っかる職員たち。
 
これを見て、何も思わない日本人の応援コメントが沢山寄せられています。


 

不自然 かつ 狭い環境に閉じ込められた動物達は、ストレスや欲求不満から、精神に異常をきたし、異常行動を行います。

その1つが常同行動、つまり意味のない動きを何度も何度も繰り返す行動です。

 

動物園では日常的に見られ、もちろん、市原ぞうの国の動物達も常同行動を行っています。

 

象のテリ-が、鼻を揺らす異常行動を行っています。

 

この異常行動を、トランクスイングと言います。

 

テリ-はかなりひどい症状で、柵に頭を打ち付けたり、ショーでもないのに足の位置が台に乗る位置に固定されてしまっています。

 

 

こちらは、エミューが自分の足を噛む異常行動を行っている映像です。

 

エミューが異常行動をしているのはかなり珍しいとのことで、

それくらい市原ぞうの国他施設と比べてレベルが低い飼育環境と言えます。

 


市原ぞうの国にいる象のミッキーとランディは、タイ出身です。

 

タイでは、ゾウを見世物にするために、赤ちゃんの象に対して、パジャーンという残酷な調教が行われます。

 

4本の脚を縛り、丸太の中に閉じ込め、

 

ブルフックで急所を刺すなどして、暴力を奮います。

 

 

この暴力が、水や食料まで制限された状態で、寝る事さえもせずに、何日も続けられます。

 

心が壊れ、抵抗する気力を失い、生きることをあきらめるまで、続けられるのです。

 

そして、生きることを諦めたときに、すかさず水と食料を与え、飼い慣らし、命令をきくようにするのです。

 

市原ぞうの国は否定していますが、

タイからきた象であれば、このパジャーンを経験してきたと考えて間違いないでしょう。

 

 

ゆめ花は、市原ぞうの国で生まれたようですが、このように乗り物化させられています。

 

ゾウが本能的に人間を乗せたがるわけがありませんので、裏では調教による虐待があったことは容易に推測できます。

 

 

これは市原ぞうの国で撮られた画像です。

どれだけ鈍感な人であっても、この象が悲しげな表情をしていることが分かるのではないですか?

 

 

市原ぞうの国がどういう場所か分かりましたね?

 

では改めて、そんな動物園が「日本のぞうさんを幸せにする研究会」と名付けたことに対してどう感じますか?

 

この研究も新たな金儲けにつながるためのものであり、一般人を騙すためのネーミングである事が理解できたのではないでしょうか。

 

 

市原ぞうの国に限らず、動物園や水族館とは、

無実の動物たちを、野生から無理やり連れてきて、繁殖させ、見世物にする動物利用ビジネスです。

 

 

動物園、水族館に行く限り、動物達の地獄は終わることがありません。

動物を見ることは虐待であることに気づき、動物を見て楽しむ時代の終わりにしてください。

 

動物園、水族館に行くのをやめましょう。

 

 

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