26kgのウールを背負い、何年も生き延びたビクトリア | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

ウール製品を購入している方は、以下の動画をご覧ください。

 

***********Edgar's Mission***********

 

(翻訳)オーストラリアの茂みで、26kgの重たい羊毛の下に隠れ、

救助の手をかわしながら何年も生き延びてきたビクトリアを、私たちのチームはついに聖域に連れ戻したのです 🐑❤️ 

 

 

 

 

 

 


彼女の驚くべき変貌をご覧ください...⬇️。

 

 

 

 

 

 

 


"もし私たちが他人を傷つけることなく、幸せで健康な生活を送ることができるなら、なぜそうしないのでしょう?"

 

 

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羊は毛が生え変わらず、人の毛刈りが必要な動物と思っている人が多いですが、元々はそうではありません。

本来は、毛が抜けて生え変わる動物です。

 

人間が品種改良を行い、毛の生え変わらない、大量に毛が生える 羊を作り上げてしまったのです。

それがメリノ種という羊です。

 

メリノ種は、人間に刈り取らってもらわなければ、数十kgの毛を背負いながら生きていくことになります。

 

 

動画に登場した、オーストラリアのサンクチュアリ「Edgar's Mission」の人たちに救助され、

ビクトリアと名づけられた羊も、その1頭でした。

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(翻訳)

ビクトリアと名付けられた彼女の人生がどこで始まったのか、私たちには知る由もないが、生産農場であったことは間違いないだろう。

しかし、ここで重要なのは、彼女がどこにたどり着いたかということである。


4年前、キルモアの町の東にあるモニュメント・ヒル保護区の手前にある、カンガルーがたくさんいる草深い丘で初めて発見されたのがビクトリアだった。

ビクトリアはここで7頭の勇敢な仲間たちと楽しそうに草を食み、戯れていた。

しかし、その頃から年とともに、そしておそらくは射撃の腕前も劣っていたのだろう。

ヴィクトリアは一頭だけになってしまった。

 

人間によって作られたフリースは、品種改良によって絶えず成長し、ビクトリアは自分自身の最大の敵になるはずであった。

しかし、心優しい地域住民の双眼鏡の先には、ビクトリアがいた。

動物愛護団体に通報されたものの、この羊を手なずけるのは至難の業だったようだ。

 

真夏の炎天下で、何時間もかけてビクトリアを捕獲しようとしたが、

残念ながら、ビクトリアはホバークラフトのように遠くへ移動してしまい、それきり姿を現すことはなかった。

先週まで、一度も。


そこで、私たちの親切な十字軍の一団が再び集結したのです。

今回は、18人のチームメンバーと、看護師のルビー・ドッグ(実はルビーは車の中で暖をとっていました)、

そしてサンクチュアリで安全を守ってくれている砦係のメンバーで、今までで一番難しい救助活動に取りかかりました。


最初の難関は、北の方がどこにあるのか、誰も正確にはわからないということだった。

そのため、出発前から方向感覚を失い、木々が生い茂る厳しい地形で、目印をつけることが我々の任務となった。

トランシーバーはすべて1つのステーションに接続された状態で、山歩きに出発した。

途中、発見される可能性を高めるために偵察機を置いていく。


みぞれが降り始めると、風も冷たくなり、かじかんだ顔や手が凍傷になる可能性が高くなる。

険しい山々、岩場、鬱蒼とした植物、急な谷、流れる小川、そしてスープのような濃い霧の中、私たちはビクトリアを追った。

彼女の賢さと敏捷さは私たちのそれを凌駕しており、私たちは常に彼女を見失った。

しかし、我々は時々、彼女を見つけた。

しかし、一度も、一度も、チームの誰一人として、時間が経ち、体温が下がり、その機会があるにもかかわらず、あきらめる気配すら見せなかった。

何よりもこの羊の幸せのために座っていたからだ。

 

この羊がいる土地への立ち入りを拒否され、羊を救う窓がもうすぐ閉ざされることを誰もが知っていたのだ。
その努力はついに報われた。

 

ビクトリアの最後の目撃情報がもたらされたとき、私たちのチームの真の精神が発揮されたのである。

ここで、頭と心が一つになり、作戦が練られ、そして見事に実行された。
そして、ビクトリアはもう行方不明にはならない。

 

しかし、1頭のストイックな羊を従わせるために、18人の人間が心を砕いたことを、彼女はいつでも誇りに思うだろう。
その日の下山は、ストレッチャーに縛り付けられたビクトリアが頭を高く上げ、各コーナーにチームメンバーが1人ずつ、そして周囲に数人のポイントを置いたもので、私たちの最も誇り高く、最も決定的な瞬間の1つとして永遠に残ることだろう。


自分の真北を見つけることは、自分の内面を見つけることだと言われます。

そして今、ビクトリアはその道を順調に進んでいる。


棒や小枝、ブラックベリー、虫、そして絶望にまみれた26kgの濡れたフリースから解放され、彼女は今、最も自分らしい生き方をするために自由になっているのです。家畜というレッテルを貼られた束縛から解き放たれ、同族に囲まれ、友達としてしか認められない場所で生きるために。


ビクトリアを担架に乗せ、5時間かけて山を降りた私たち親切な十字軍の歓喜の姿は、決してこの羊を見捨てなかった地元のヴィッキー本人が涙ながらに出迎えてくれたもので、私たちにとって最高の瞬間となりました。


ビクトリアの生きる意志、困難に立ち向かって生き抜く粘り強さ、そして増え続ける人為的なフリースという負担の中でそれを貫くストイックさは、私たちの心の中に特別な感動を与えてはくれないまでも、きっとハリウッドでの扱いに値するものだろう。
 

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ビクトリアがどういう経緯で、野生の羊として過ごしていたのかは分かりませんが、

確かなことは、ウール農場で利用されていた羊であるということです。

 

4年前に発見され、その頃には7頭の仲間がいたようですが、

品種改良による負担が原因なのか、次々と死んでしまい、ビクトリアは1頭だけになってしまいます。

 

4年前はレスキューを試みるも失敗。

しかし、先日6月15日に、ついにビクトリアはレスキューされ、26kgのウールを刈り取ってもらうことができたのです。

 

今後、ビクトリアは幸せに生きていくのでしょう。

 

 

このような事例はいくつかあるようで、

こちらの羊Baarackは、ウール農場から逃げ出し、35kgのウールをつけて森に隠れていたところを、サンクチュアリに保護されました。

35kgのウールをつけたまま隠れていた

 

人間が欲するウールのために、メリノ種の羊たちは自分達だけでは生きられない体にされてしまっているのです。

 

 

刈り取ってさえあげれば、ウール産業の羊たちはそれほど負担ではない等と思っている人もいらっしゃるのでしょうが、だとすると相当甘い考えです。

 

おそらくそう考える人たちは、ウールは、動物園のパフォーマンスショーのように、ほのぼのとした雰囲気で優しく毛を刈ってると思いこんでいるのでしょう。

あれはただのショーなので、そうしているだけです。

 

大量生産をしなければならないウール産業では、以下のように行われます。

 

 

雑に乱暴に毛を刈られる羊たち。

 

 

 

思い通りにならないことに苛立ち、暴力を奮われる羊たち。

 

 

 

 

 

 

 

乱暴な扱いをされ、暴行され、死んでしまった羊たち。

 

 

 

ノルマをかけられたり、歩合制だったり、仕事が思うようにはかどらなかったりすると、羊たちはこのように暴力的に扱われます。

そして、エスカレートしていきます。

 

この羊は、毛を刈り取られた後、立ち上がれず、這って刈り取り場所を脱出しているところです。

 

間違って皮膚を刈り取った場合は、獣医師ではない人間がたちが麻酔なしで傷口を縫います。

 

恐ろしいことに、このようにチェーンソーを用いて刈り取る農家もいます。

少しでもミスれば、あっという間に肉が切り取られてしまうでしょう。

 

寒い時期に刈り取ることもあり、毛を刈り取られ、寒さをしのげなくなってしまった羊たちは、寒さのために毎年100万頭が死亡しています。

 

逆に 暑い時期は、炎天下の中、餌も水も与えられず、何時間も放置されます。

 

**************ERINA🌻🌱**************

 

毛刈り中、傷ができるのは毛と一緒に皮膚まで刈られてしまうから

 

毛刈り後、数を把握する必要があるため彼らは炎天下にも関わらず何時間も放置されていた

 

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暑さなどが原因で死んでしまう羊もいるようです。

 

 

羊は尻尾が短いと勘違いしている方がいるかもしれませんが、元々は長い尻尾を持っています。

 

 

短い羊が多いのは、ウール産業が、このように羊の尻尾を切り落としているからです。

ウール製品は動物の苦しみ

 

生後数週間の子羊たちに、このような残酷なことが麻酔なしで行われています。

 

人間都合で品種改良されてしまった羊は、糞尿が毛に付着しやすく、そこにウジ虫がわきます。

それによって、蠅蛆症(ようそしょう)という感染症にかかり、それが原因で死んでしまう事もあります。

 

ヒツジのお尻を清潔に保つことが出来れば、この病気にかかる事はありませんが、
金儲け、すなわち効率を重視する羊毛業界はそんなことはやる気がありません。

 

なので、手っ取り早く済ませるために、尻尾を切り落とすというわけです。

動画

 

このように、輪ゴムをつけて、血流を止め、壊死させ、腐った尻尾が地面に落ちる、という方法もあります。

 

去勢も同様の方法で行われています。

断尾(だんび)と去勢(きょせい)

 

このように、ゴムリングを陰嚢に巻き付け、血流を止め、

2週間~4週間ほどで、陰嚢が委縮し、壊死し、腐って睾丸が地面に落ちる、というやり方です。

 

農家は痛くないなどと言っていますが、痛くないわけがないでしょう。

だったら自分でやってみろ、という話です。

 

このようにして、切り取られた尻尾は、ゴミとして処分されます。

 

尻尾を切りとられた羊たちは、このように、尻尾や体が血まみれになります。

ハエが集り卵を産み付けられる

 

ウジ虫が湧くのを防ぐために尻尾を切っているわけですが、

尻尾を切ったことで、その傷口から菌が入ったり、ハエが集まって卵を産みつけられることもあります。

そして、それが原因で、歩けなくなったり、病気になってしまったり、死んでしまうこともあります。

 

ハエが卵を産み付けるのは、尻尾だけではなく、体の至るところで産み付けられます。

 

ハエに卵を産みつけられたところの毛は刈り薬品をかけます。

 

治らなければ苦しみ死にます。

良くなっても時期が来ればまた同じ羊がハエに襲われます。

 

そして、この薬品を、羊を全身浸してかける農家もいます。

 

 

 

 

 

羊は人間と違って、せーのっで息は止められませんし、

そもそも何が起こるか羊たちも分かっていないでしょうから、

有毒な薬品が、目や鼻や口に入ってしまうでしょう。

 

 

さらに、犠牲は羊だけにとどまらず、羊の誘導をスムーズに行うために、労働犬が使用されます。

 

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犬好きな人、犬を飼っている人に知って欲しい。

あなたが食べている肉、着ているウールには労働犬として生まれた犬の犠牲も含まれているかもしれないこと。

安全の保障がされてない過酷な仕事

 

この子犬はワーキングドッグになるために繁殖され、人間が食べる動物と服のために働き生きる。

都合良く利用、可愛いからペット、いらなければ捨て、殺す。

動物搾取は家畜だけではない、身近な犬でさえ、犬好きの人が食べる肉や服の生産の為に利用されている。

殺処分を減らすだけが動物愛護ではないはず

 

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人間の仕事をスムーズに行うために、犬が繁殖させられ、利用されています。

裏側には繁殖犬の犠牲があることや、用済みになれば捨てられたり殺されたりするのは言うまでもないでしょう。

 

すなわち、ウールを買う人や、ラム肉を買う人は、犬をも虐待しているのと同じです。

犬猫だけ愛護していても、こういう問題には絶対に気づけないのです。

 

 

 

羊たちは、これらのような数々の苦しみを経て、生産量の落ちた羊は使い物にならなくなり、屠殺場に送られます。

 

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人間は犬を使い、大声で煽り、電気が流れる棒を使い、400匹もの羊たちがこのトラックに乗せられる。

 

 

 

ウールと肉になるために 本当に本当の最後なのに彼らは誰からも優しくされず殺される

 

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そして屠殺場に着いた羊たちは、麻酔なしで頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

ウール製品を買う方、ラム肉を食べる方は、目を反らさず動画をしっかりとご覧ください。

 

 

この肉として売り飛ばす際に、少しでも金にしようと

メリノ種の羊に、肉用の品種であるサフォーク種を交配させ、肉付きのいい羊を作り出す農家もいます。

 

 

中東に輸出されることもあり、これが最も悲惨です。

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中東に送られる羊達はよりいっそう悲惨な運命をたどる。


「死の船」と呼ばれる船に何百万頭もの羊を乗せ3~6週間ほどの間、南半球から北半球への気温差やサイクロンなどの過酷な気象条件や座ることもできない過密さの中で水もなく、糞尿にまみれて輸送される。


さらに、過密で不衛生な環境は怪我をしたり病気が蔓延し、羊たちに多大なストレスを与え健康状態を保っていない。

 

到着するまでの間に18%の羊が死亡し、そのほとんどが餓死による死亡である。

 

なんとか生きて港にたどり着いたとしても到着後すぐに、身体をひきずる羊を屠殺場に追い立て、宗教儀式の理由により意識のある状態で喉を切り殺される。

 

もしくは、別の屠殺場までさらにトラックで搬送されたり、手足を縛った状態で車のトランクや屋根に縛り付け自宅まで運び屠殺する。

 

中東の真夏には50度くらい気温が上り、衰弱しきっている羊は立つことすらできない。


ウールなどの羊製品を購入する行為は、この死の船も支援することにつながっている。

 

◆ 航海中に病気やケガをした羊はミンチにし鮫に投げ与えられることもある。


◆ 輸出前の羊の死亡率:40%の子羊が生後8週間以内に寒さや飢えなどで死亡。

年間、800万頭の成羊が、病気や施設不足、管理怠惰などのために死亡。

また、雑な毛刈りにより毛刈りご後の30日以内に100万頭が死亡と異常に高い。


◆オーストラリアから輸出される羊は年間4億頭にもなる。(2010年調べ)


◆オーストラリアは2010年までにミュールシングを段階的に終了させると発表しているが、その後の経過報告はまだでていない。

羊の毛は、人間の髪と同じように自身の体を守るためにあるもので、それを無理やり奪われた羊は当然、病気にかかったり寒さのために死んでしまうこともある。

 

環境や肌にやさしいコットンやアクリルなど代用繊維はたくさんあり、またウールそのものにアレルギーがなくとも、ウールにつく虫やフンなどにアレルギーを起こす場合がある。


アクリルなどはウールに比べ非常に軽量であり、さらに最近ではリサイクル繊維や高機能素材もあり、ウールを選ばないことは環境のためにもよいと言えるだろう。

 

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以下は、航海中に、海に捨てられる羊の映像です。

 

 

ウールは、セーター、ニット、帽子、スーツ、制服、羊毛フェルトなどで使用されています。

 

 

日本では、ラム肉も、ウールも輸入に頼っており、特にウールはほぼ100%輸入です。

 

〇 めん羊・山羊をめぐる情勢 - 農林水産省

 

つまり、ウール製品やラム肉を買う人、売る人は、羊たちの虐待を支援しているということです。

犬猫の虐待を非難しておきながら、これら製品を買ったり売ったりするのは矛盾でしかありません。

 

ウール製品を買うのをやめてください。

ラム肉を食べるのをやめてください。

 

 

動物性素材は、すべて虐待の産物です。

例外は一切ありません。

 

毛皮

 

アルパカウール

 

ダウン

 

アンゴラ

 

カシミヤ

 

モヘア

 

シルク

 

 

この素材の生産なら大丈夫、とかないんですよ。

 

大量生産、大量消費、多売薄利が基本の現代において、

動物に配慮して生産しているところは、生産量が落ち、利益が落ち、生活が成り立たず、廃業していきます。

 

振るいにかけられた結果、残るのは、動物に配慮せずに生産しているところのみです。

必ずそうなります。

 

動物性の素材を使用した物を買うのであれば、動物虐待、動物の殺戮を行っているのはあなた自身です。

 

消費者がこの裏側に気づき、買うことをやめない限り、動物達の苦しみは一生続きます。

動物性のものは買わないようにしてください。

 

衣類や小物やアクセサリーは、今使っているものを限界まで使う。

どうしても必要な場合は、タグを見て、動物性の素材が含まれていないか確認する。

中古のものを買う。

などの工夫をお願いします。

 

バッグ、靴、家具、車の座席の素材、ペットのおもちゃ、首輪なども注意してください。

 

以下は、アニマルフリー(動物性素材を使わない)ブランドです。

 

Matt & Nat

 

Embassy of Bricks and Logs

 

SAVE THE DUCK

 

NOIZE.COM

 

 

基本は、動物性にしろ何にしろ、今あるものを限界まで使うことです。

 

最近は、エシカル(倫理的)消費が叫ばれていますが、

最大のエシカルは、「消費しないこと」です。

 

どうしても新しいものが必要な場合は、こういったアニマルフリーのブランドから購入するとか、

タグを見て、動物性素材が使われていないものを購入するとか

古着を購入するようにしましょう。

 

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ユーリン犬肉祭り 6月21日の様子

 

これが真実

 

現地活動家さんによるレスキュー