霜柱(しもばしら) シソ科 10/5 東京都

皆様こんにちは

今回も茶花から、茶道や日本の文化
工芸を一緒に學んでいきたいと思います。

今回は【霜柱(しもばしら) 】です。
関東~九州の森林や渓流側に分布する
日本固有の植物です。

名前の由来は、
花の姿からではなく、枯れた茎の根元に
霜柱が出来るというのが由来です。


枯れた根元にできた霜柱 1/17


ちょうど11月12日頃は七十二候の
「地始凍(ちはじめてこおる)」です。
寒さで大地が凍り始める頃となりました。


谷深き 岩屋にたてる 霜柱 
誰が冬籠る 住家なるらん
藤原光俊


⚫意味
谷深い岩屋に霜柱が立っている
誰が冬ごもりをする住家なのだろう



◼️私の思い出の和菓子。銘菓「霜ばしら」
私が茶道を始めたばかりの頃に
先生に振る舞って頂いた
思い出の菓子があります。

それがこちら




霊峰 蔵王の嶺々が冬の粧いを整え、
麓にも霜柱が立ち始める頃に作られる
限定の和菓子。

菓子職人の手作業によって作られた菓子は
まるで本物の霜柱のようです。
また口に含むと、舌の上でとろける食感にも
当時、茶道初心者の私はとても驚きました。


このような
全国の素晴らしい菓子匠の技術
触れる事ができるのも
茶道の魅力の一つですね。


和菓子博士!京都の鈴木宗博先生の著書は
オススメです。
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