◼️日本書記に登場する「葡萄」
日本書記の一説に
此れ即ち蒲陶(エビ)と化成(な)る」
⚫日本書紀の解説
怒り狂ったイザナミはイザナギを
黄泉の国の魔女である黄泉津醜女(よもつしこめ)を使い追いかけさせます。
そこで、イザナギは髪につけていた
黒いかづらの輪を取って投げると
蒲陶(=山葡萄)が実り、追手がこれを
食べている間に、イザナギは逃げ延びたとされ
ここで出てくる蒲陶(=山葡萄)が
日本の文献における葡萄の初筆と云われています。
◼️ぶどう色ではなく「葡萄色えびいろ」です!
赤みを帯びた紫色「葡萄色えびいろ」は
日本書記の編纂された奈良時代から存在した色で、特に平安時代に好まれたとされています。
やはりその赤い色味からも葡萄色は邪気を祓い、
強い生命力の象徴とみなされていたようです。
なかなか美しい紅葉にならない
つくば市でも、さすがに12月を過ぎれば
寒暖差が生まれ、野葡萄は深紅に紅葉します。
葉っぱはとても大きく、
男性の手のひら以上、
とてもしっかりとしています。
いつか茶花として
上手く入れてみたいと思います。