晒菜升麻(さらしなしょうま) 9/6撮影 山梨県

皆様こんにちは

今回も茶花から、茶道や日本の文化
工芸を一緒に學んでいきたいと思います。

今回は
【晒菜升麻(さらしなしょうま)】です。

名前の由来は、若葉を茹で、
アク抜きのため水にさらし(晒し)てから
食べることからきた名前です



◼️「麻の葉」印の背守り
日本では、千人針や吊るし雛、
茶道の茶巾など、針目には魔物を寄せ付けない
力が宿ると考えられています。

特に背中は守りの要であり、
背中から魔が入ると考えられてきました。

大人の着物には背縫いが、目となり
身を守ると信じられていましたが、
身幅を一幅の生地で仕立てた産着には
背縫いがありません。

そこで、背後から魔が入り込まないよう
糸で縫い、魔除けの印としたのが
背守り」です。

神の代となる麻の清浄な力、
丈夫な成長にあやかって
赤ちゃんの産着や子どもの着物に

稽古をしますが、私たち大人の着物
家紋も決して伊達につけてる訳では
ありませんね。

また何故?茶道で用いる茶巾が麻布であり
縫い目が大切なのかも見えてきたかと
思います。